237 / 270
第27章 ソーロン帝国の秘密編
2718.黒死病の恐怖
しおりを挟む
竜人達の魔大陸への侵攻を監視して貰っていたマリーから、思念伝達で、連絡が入った。
「ムーン様、マリーです」
「ご苦労」
「今、竜人軍がソーロン帝国の遺跡に到着しました」
「いよいよ始まったか」
「魔大陸への転移魔法陣に魔力を込めています」
「あの魔法陣を起動させるのには、多大な魔力量が必要だ。たとえ、竜人と言えども、直ぐには、起動できないだろう」
「ムーン様、たった、1人で、魔法陣の軌道に必要な魔力を込めてしまったようです」
「本当か? 凄い魔力量だな」
「はい。おそらく、何度でも、起動できそうです」
「そうか。それなら、大人数の竜人軍も素早く魔大陸に移動できそうだな」
「はい、そうのようです」
「今、第2陣が移動を始めました」
「マリー、旨く、紛れそうか?」
「竜人達に続いて、魔人達や魔物達も転移しています。それでは、私達も、紛れて転移します。ムーン様、一旦、思念伝達での連絡を切ります」
「無理をするなよ」
「はい」
いよいよ竜人軍の魔大陸への侵攻が始まった。魔大陸の魔力濃度が高くなっている。いつ魔火山が噴火してもおかしくない状態になっている。私は、少しでも、魔火山の噴火を遅らせるためにも、この世界の不安を取り除いていきたい。そこで、街の中の人々の隔離を急ぐことにした。
暫くして、アンジから思念伝達で、連絡が入った。
「ムーン、リンダから連絡を貰いました」
「そうか、よろしく頼む」
「今、防護服なども到着したので、装備を整えて、直ぐに、そちらに合流します」
「わかった。それから、隔離利用の土地は確保できたか?」
「はい。大丈夫です。すでに、確保済みです」
私は、アンジに教えて貰った場所に移動して、核利用の施設を土魔法で、作っていった。そして、それらの施設を光魔法で、防御して黒死病の菌が外に漏れて行かないようにした。
「ムーン、今、到着しました」
振り返ると、アンジたちが、防護服に覆われて、こちらに向かった来ている。
「思ったより、早かったね」
「できるだけ、急ぎました。何から、始めればいいですか?」
「まずは、患者を分類して、隔離して貰えるかな?」
「はい。分かりました」
アンジは、素早く、部下に指示をして、私の指示を伝えていった。
「ムーン、それから?」
「アンジ達は治療用に神具を使えるのかな?」
「はい、大丈夫です。リンダから、話を聞いているので、神具を使える者を連れてきています」
「それでは、治療を始めてくれ。それから、リンダに他の国のテラ・ワールドの支店の状況をまとめるように、連絡を入れておいてくれ」
「はい、分りました」
私は、アンジと別れて、再度、街の中を調査することにした。最初にもう一度、冒険者ギルドに行って、冒険者の様子を確認することにした。私は、転移魔法で、冒険者ギルドの裏手に移動してから、冒険者ギルドに入って行った。前に、冒険者をベッドに寝かしたのだが、もう、起き上がっているようだ。ベッドには、誰も寝ていなかった。
「こんにちは! 誰かいませんか?」
「誰だ! 何の用だ!」
2階から、誰かが怒鳴っている。どうも、2階には、大勢の冒険者が集まっているようだ。
「私は、ムーンと言います。今回の病気は、黒死病が原因です。私は、黒死病を治療師に来ました」
「ムーンと言ったか。直ぐに、2階へ上がってきてくれ」
「はい」
私は、言われたまま2階へと駆け上がって行った。底には、大勢の冒険者が集まって、会議をしているようだ。少なくとも、20人は、いるだろう。
「もう一度、何しに来たかを説明してくれ。私は、この街の冒険者ギルド長のシーシオという」
「私は、ムーンといいます。先日まで、ミヤーコ王国で黒死病の対応をしていました。このアータキ国からは、正式に依頼はなかったのですが、様子を見に来たら、既に、感染が広がっていることを知りました。そこで、治療を開始していたところです」
「すると、この国でもアータキ国と同様に、対処できるのか?」
「はい、大丈夫です。既に、テラ・ワールドの支店の協力を得て、治療を開始しています」
「そうか、有難い。我々も、協力させて貰う。何をしたらいいのか、教えてくれ」
私は、大急ぎで、黒死病の特徴と、その感染を防ぐために基礎的な知識を冒険者達に説明した。そして、患者の隔離が必要だということを理解して貰い、その手助けをして貰うことにした。
私は、リンダに思念伝達で、連絡を取って、必要な物資を至急送って貰うことにした。そして、それらを冒険者達にテラ・ワールドの支店まで、取りに行って貰うことにした。
「それでは、シーシオ、後は頼みました」
「分かった。ムーンも、無事でな」
「はい」
私は、冒険者ギルドを出て、下水道の処置に掛かることにした。下水道対策チームが派遣されるのは、もう少し掛かりそうだから、その手助けの為に、少しでも、処理しておこうと思った。
「ムーン、私よ。ガーベラよ」
ガーベラが思念伝達で、連絡を入れて来た。
「どうした? 何か、あったのか?」
「実は、ムーンに言われたように、他の国の様子を調べてたの。すると、イーデン王国、フークシ国、ミーヤ国も黒死病に感染しているみたいなの」
「やはり、そうだと思った。それで、ヤガータ国は大丈夫なのか?」
「それは、当然でしょ。とっくの昔に下水道の工事が完了しているもの」
「それは、良かった。それでは、それらの国々を直ぐに訪れるようにするよ」
「お願いね。また、その都度、連絡を頂戴ね」
「分かった」
私は、ガーベラとの思念伝達を切って、ヤガータ国に向かった。そこで、協力者を集めて、手伝って貰うことにした。
「ムーン様、マリーです」
「ご苦労」
「今、竜人軍がソーロン帝国の遺跡に到着しました」
「いよいよ始まったか」
「魔大陸への転移魔法陣に魔力を込めています」
「あの魔法陣を起動させるのには、多大な魔力量が必要だ。たとえ、竜人と言えども、直ぐには、起動できないだろう」
「ムーン様、たった、1人で、魔法陣の軌道に必要な魔力を込めてしまったようです」
「本当か? 凄い魔力量だな」
「はい。おそらく、何度でも、起動できそうです」
「そうか。それなら、大人数の竜人軍も素早く魔大陸に移動できそうだな」
「はい、そうのようです」
「今、第2陣が移動を始めました」
「マリー、旨く、紛れそうか?」
「竜人達に続いて、魔人達や魔物達も転移しています。それでは、私達も、紛れて転移します。ムーン様、一旦、思念伝達での連絡を切ります」
「無理をするなよ」
「はい」
いよいよ竜人軍の魔大陸への侵攻が始まった。魔大陸の魔力濃度が高くなっている。いつ魔火山が噴火してもおかしくない状態になっている。私は、少しでも、魔火山の噴火を遅らせるためにも、この世界の不安を取り除いていきたい。そこで、街の中の人々の隔離を急ぐことにした。
暫くして、アンジから思念伝達で、連絡が入った。
「ムーン、リンダから連絡を貰いました」
「そうか、よろしく頼む」
「今、防護服なども到着したので、装備を整えて、直ぐに、そちらに合流します」
「わかった。それから、隔離利用の土地は確保できたか?」
「はい。大丈夫です。すでに、確保済みです」
私は、アンジに教えて貰った場所に移動して、核利用の施設を土魔法で、作っていった。そして、それらの施設を光魔法で、防御して黒死病の菌が外に漏れて行かないようにした。
「ムーン、今、到着しました」
振り返ると、アンジたちが、防護服に覆われて、こちらに向かった来ている。
「思ったより、早かったね」
「できるだけ、急ぎました。何から、始めればいいですか?」
「まずは、患者を分類して、隔離して貰えるかな?」
「はい。分かりました」
アンジは、素早く、部下に指示をして、私の指示を伝えていった。
「ムーン、それから?」
「アンジ達は治療用に神具を使えるのかな?」
「はい、大丈夫です。リンダから、話を聞いているので、神具を使える者を連れてきています」
「それでは、治療を始めてくれ。それから、リンダに他の国のテラ・ワールドの支店の状況をまとめるように、連絡を入れておいてくれ」
「はい、分りました」
私は、アンジと別れて、再度、街の中を調査することにした。最初にもう一度、冒険者ギルドに行って、冒険者の様子を確認することにした。私は、転移魔法で、冒険者ギルドの裏手に移動してから、冒険者ギルドに入って行った。前に、冒険者をベッドに寝かしたのだが、もう、起き上がっているようだ。ベッドには、誰も寝ていなかった。
「こんにちは! 誰かいませんか?」
「誰だ! 何の用だ!」
2階から、誰かが怒鳴っている。どうも、2階には、大勢の冒険者が集まっているようだ。
「私は、ムーンと言います。今回の病気は、黒死病が原因です。私は、黒死病を治療師に来ました」
「ムーンと言ったか。直ぐに、2階へ上がってきてくれ」
「はい」
私は、言われたまま2階へと駆け上がって行った。底には、大勢の冒険者が集まって、会議をしているようだ。少なくとも、20人は、いるだろう。
「もう一度、何しに来たかを説明してくれ。私は、この街の冒険者ギルド長のシーシオという」
「私は、ムーンといいます。先日まで、ミヤーコ王国で黒死病の対応をしていました。このアータキ国からは、正式に依頼はなかったのですが、様子を見に来たら、既に、感染が広がっていることを知りました。そこで、治療を開始していたところです」
「すると、この国でもアータキ国と同様に、対処できるのか?」
「はい、大丈夫です。既に、テラ・ワールドの支店の協力を得て、治療を開始しています」
「そうか、有難い。我々も、協力させて貰う。何をしたらいいのか、教えてくれ」
私は、大急ぎで、黒死病の特徴と、その感染を防ぐために基礎的な知識を冒険者達に説明した。そして、患者の隔離が必要だということを理解して貰い、その手助けをして貰うことにした。
私は、リンダに思念伝達で、連絡を取って、必要な物資を至急送って貰うことにした。そして、それらを冒険者達にテラ・ワールドの支店まで、取りに行って貰うことにした。
「それでは、シーシオ、後は頼みました」
「分かった。ムーンも、無事でな」
「はい」
私は、冒険者ギルドを出て、下水道の処置に掛かることにした。下水道対策チームが派遣されるのは、もう少し掛かりそうだから、その手助けの為に、少しでも、処理しておこうと思った。
「ムーン、私よ。ガーベラよ」
ガーベラが思念伝達で、連絡を入れて来た。
「どうした? 何か、あったのか?」
「実は、ムーンに言われたように、他の国の様子を調べてたの。すると、イーデン王国、フークシ国、ミーヤ国も黒死病に感染しているみたいなの」
「やはり、そうだと思った。それで、ヤガータ国は大丈夫なのか?」
「それは、当然でしょ。とっくの昔に下水道の工事が完了しているもの」
「それは、良かった。それでは、それらの国々を直ぐに訪れるようにするよ」
「お願いね。また、その都度、連絡を頂戴ね」
「分かった」
私は、ガーベラとの思念伝達を切って、ヤガータ国に向かった。そこで、協力者を集めて、手伝って貰うことにした。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる