186 / 270
第22章 ショーバェ編
2203.メルーロと合流
しおりを挟む
シロッコスから思念伝達で、連絡が来た。オリハルコンの武器・装備も整い、メルーロの指導も一通り終わったようだ。これから、魔大陸の基地に向けて、出発するという。私は、後程、合流すると伝えた。
「いよいよ、決戦だ。スピアにも、応援を頼もう」
私は、思念伝達で、スピアと連絡を取った。
「スピア、ムーンだけど、お願いがあるんだ」
「ムーン、何?」
「実は、これから、魔大陸の魔王討伐に行くことになったんだ。それで、一緒に行ってもらいたいんだ。それと、スピアの仲間にも、助けて貰いたいんだ」
「いいよ。それじゃ、仲間に連絡を取るね。待ってて」
スピアは、思念伝達で、仲間に連絡を取った。すぐに、了承して貰えたようだ。
スピアの仲間も、転移用魔法陣で、直接、魔大陸の基地に移動するようだ。そこで、私も、スピアも、直接、魔大陸の基地に移動することにした。
私達は、魔大陸の中央を流れている川に隣接している基地で、合流した。
「スピア、ありがとう」
「仲間も来ているよ」
「それじゃ、行こうか」
魔王軍の拠点は、おそらく、四天王がそれぞれ、支配していると思われる。すなわち、5カ所が主な拠点で、その内の一つに魔王が潜んでいると考えられる。
シロッコの連絡より、メルーロは、大型船に乗って、ソーロン帝国の南東の橋に着岸する予定だ。そこから、南下すると聞いている。そこで、我々は、現在位置より、東の端に拠点を造る予定だ。そこから、メルーロの着岸予定のちょうど間にもう一つ拠点を造りたいと考えている。
魔王軍は、前回ソーロン帝国を攻めた場所に多くの魔物を配置していた。
私達は、一番近くにあるダンジョンから、攻撃を開始することにした。ここを攻撃して、魔王軍を引き付けるつもりだ。
スピアの背に乗って、ダンジョンの中を一気に制圧していった。しかし、このダンジョンを完全に制圧するつもりはないので、ある程度叩いた後は、直ぐにダンジョンを出て、東に向かった。
こちらの損害は、全くない状態で、東の海岸まで、やってきた。私は、ここに、地下20階の地下基地を作り上げて、転移魔法で、直ぐに移動できるように、魔法陣を設置した。
次に、方向を西北に向けて、海岸沿いを進んで行った。ちょうど、メルーロの着岸地点まで、後半分の所で、また、先ほどと同様の地下20階の地下基地を作り上げた。
新しい基地で、私達は、食事休憩を取ることにした。わたしは、メルーロに、思念伝達で、連絡を取った。
「メルーロ、ムーンだけど、今、どこに来ているの」
「後、4時間ほどで、着岸します。ただ、その場所に魔物がいると、上陸が難しいです」
「そうか。それじゃ、着岸地点に、我々が先に向かうことにするよ。それで、主な魔物は排除しておくよ」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「それじゃ、待って居るよ」
「できるだけ、急いでいきます」
私は、メルーロとの思念伝達を切った。
「スピア、皆の食事は、行き渡ったかな?」
「ムーン、大丈夫みたい。皆、食べれているよ」
「皆の怪我の様子はどう? 治療が必要なら、僕がやるよ」
「誰も、怪我をしていないよ。もし、そうでも、ポーションを皆もっているから、大丈夫だよ」
「それじゃ、食事が終わったら、また、行くよ」
「うん。分かった」
スピアも、その仲間も食事を終えたようだ。私達は、メルーロ達の船が着岸する場所を目掛けて、突っ走った。あっという間に、目的地に着いた。しかも、途中で、魔物を狩ったので、改めて、魔物を討伐する必要がなかった。
私は、海岸に岸壁を作って、船が止めやすくした。そして、その近くに地下基地を作った。それとここには、高台を作って、周りが見渡せるようにした。
暫くして、大型船が複数やって来た。10隻は越しているだろう。それぞれの船から、オリハルコンの特別な武器・装備で、武装したリザードマンが下りて来た。
「ムーン、ありがとう。楽に停めることが出来たよ」
「それじゃ、一旦、基地に入って貰って、今後の計画について、話そうか」
「わかった」
私とスピアとメルーロ達で、会議を始めた。魔王の居ないダンジョンから、制圧していくことにした。強い魔物は、スピアとその仲間の任せて、低位層魔物をリザードマン達が殲滅することにした。
方針が決まったので、一番近くのダンジョンから、攻撃を開始した。ダンジョンは、50階層もの大きなもので、その30階層以下に高レベルの魔物が群れを成していた。そこで、私とスピア達は、一気に30階層まで、潜り、そこを拠点に殲滅していくことにした。
取り敢えず、強い敵は、残して、簡単に倒せる魔物を狩り、頭数を減らすことにした。そして、強い敵は、私とスペアの担当になった。
38階層で、やっと、敵らしい敵にぶつかった。レベル55の魔物だ。オーガ、オークの進化種だ。だが、火魔法に弱いので、炎嵐と炎爆弾」を連続で放って、難なく倒した。
「やったね。ムーン。凄い」
「これぐらい、大したことないよ」
私達は、更に下の階層に潜っていった。これからが、本番だ。
「いよいよ、決戦だ。スピアにも、応援を頼もう」
私は、思念伝達で、スピアと連絡を取った。
「スピア、ムーンだけど、お願いがあるんだ」
「ムーン、何?」
「実は、これから、魔大陸の魔王討伐に行くことになったんだ。それで、一緒に行ってもらいたいんだ。それと、スピアの仲間にも、助けて貰いたいんだ」
「いいよ。それじゃ、仲間に連絡を取るね。待ってて」
スピアは、思念伝達で、仲間に連絡を取った。すぐに、了承して貰えたようだ。
スピアの仲間も、転移用魔法陣で、直接、魔大陸の基地に移動するようだ。そこで、私も、スピアも、直接、魔大陸の基地に移動することにした。
私達は、魔大陸の中央を流れている川に隣接している基地で、合流した。
「スピア、ありがとう」
「仲間も来ているよ」
「それじゃ、行こうか」
魔王軍の拠点は、おそらく、四天王がそれぞれ、支配していると思われる。すなわち、5カ所が主な拠点で、その内の一つに魔王が潜んでいると考えられる。
シロッコの連絡より、メルーロは、大型船に乗って、ソーロン帝国の南東の橋に着岸する予定だ。そこから、南下すると聞いている。そこで、我々は、現在位置より、東の端に拠点を造る予定だ。そこから、メルーロの着岸予定のちょうど間にもう一つ拠点を造りたいと考えている。
魔王軍は、前回ソーロン帝国を攻めた場所に多くの魔物を配置していた。
私達は、一番近くにあるダンジョンから、攻撃を開始することにした。ここを攻撃して、魔王軍を引き付けるつもりだ。
スピアの背に乗って、ダンジョンの中を一気に制圧していった。しかし、このダンジョンを完全に制圧するつもりはないので、ある程度叩いた後は、直ぐにダンジョンを出て、東に向かった。
こちらの損害は、全くない状態で、東の海岸まで、やってきた。私は、ここに、地下20階の地下基地を作り上げて、転移魔法で、直ぐに移動できるように、魔法陣を設置した。
次に、方向を西北に向けて、海岸沿いを進んで行った。ちょうど、メルーロの着岸地点まで、後半分の所で、また、先ほどと同様の地下20階の地下基地を作り上げた。
新しい基地で、私達は、食事休憩を取ることにした。わたしは、メルーロに、思念伝達で、連絡を取った。
「メルーロ、ムーンだけど、今、どこに来ているの」
「後、4時間ほどで、着岸します。ただ、その場所に魔物がいると、上陸が難しいです」
「そうか。それじゃ、着岸地点に、我々が先に向かうことにするよ。それで、主な魔物は排除しておくよ」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「それじゃ、待って居るよ」
「できるだけ、急いでいきます」
私は、メルーロとの思念伝達を切った。
「スピア、皆の食事は、行き渡ったかな?」
「ムーン、大丈夫みたい。皆、食べれているよ」
「皆の怪我の様子はどう? 治療が必要なら、僕がやるよ」
「誰も、怪我をしていないよ。もし、そうでも、ポーションを皆もっているから、大丈夫だよ」
「それじゃ、食事が終わったら、また、行くよ」
「うん。分かった」
スピアも、その仲間も食事を終えたようだ。私達は、メルーロ達の船が着岸する場所を目掛けて、突っ走った。あっという間に、目的地に着いた。しかも、途中で、魔物を狩ったので、改めて、魔物を討伐する必要がなかった。
私は、海岸に岸壁を作って、船が止めやすくした。そして、その近くに地下基地を作った。それとここには、高台を作って、周りが見渡せるようにした。
暫くして、大型船が複数やって来た。10隻は越しているだろう。それぞれの船から、オリハルコンの特別な武器・装備で、武装したリザードマンが下りて来た。
「ムーン、ありがとう。楽に停めることが出来たよ」
「それじゃ、一旦、基地に入って貰って、今後の計画について、話そうか」
「わかった」
私とスピアとメルーロ達で、会議を始めた。魔王の居ないダンジョンから、制圧していくことにした。強い魔物は、スピアとその仲間の任せて、低位層魔物をリザードマン達が殲滅することにした。
方針が決まったので、一番近くのダンジョンから、攻撃を開始した。ダンジョンは、50階層もの大きなもので、その30階層以下に高レベルの魔物が群れを成していた。そこで、私とスピア達は、一気に30階層まで、潜り、そこを拠点に殲滅していくことにした。
取り敢えず、強い敵は、残して、簡単に倒せる魔物を狩り、頭数を減らすことにした。そして、強い敵は、私とスペアの担当になった。
38階層で、やっと、敵らしい敵にぶつかった。レベル55の魔物だ。オーガ、オークの進化種だ。だが、火魔法に弱いので、炎嵐と炎爆弾」を連続で放って、難なく倒した。
「やったね。ムーン。凄い」
「これぐらい、大したことないよ」
私達は、更に下の階層に潜っていった。これからが、本番だ。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる