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第4章 サルビア編
412.サルビアの訓練
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今日もサルビアと一緒に、朝ご飯を作って食べた。でも、毎回食べたふりをするのも疲れる。何かいい方法はないかなぁ。
今日も、朝の開店準備をサルビアに任せた。これからは、一人で、出来そうだ。サルビアは、光魔法、火魔法、土魔法を使うことが出来る。
光魔法が使えるので、白魔導士として、能力を伸ばしておけば、将来の医師になるという夢の実現に役に立ちそうだ。
でも、サルビアも白魔導士として活躍するためには総魔力量をもっと、増やしていかないといけない。
先日からの魔法の訓練で、少しは増えているが、もっと増やしてやりたい。私の今迄の経験から、総魔力量は、魔力が枯渇するまで、魔力を使い切ると一気に増えている。
だから、サルビアにも、同じように訓練してやりたい。今迄、魔法を使ってこなかったサルビアには、厳しいかも知れないが、これは、必要な事だと私は、思った。
「サルビア、今日は、少し、厳しい魔法の練習をするけど、いいかな?」
「はい、大丈夫だよ。頑張ります」
「それでは、まず、これまでの復讐からやるね」
私は、サルビアに、ガラス瓶を100個作って貰った。まだ、魔力にゆとりがある。更に、100個作って貰った。やっと、半分にまで、魔力を消費することが出来た。
これでは、時間が掛かりすぎる。もっと、一気に魔力を使うことを考えないと、効率が悪い。
「サルビア、ここでは、練習し辛いから、場所を変えるね」
「はい、何処に行くの?」
「前に、行ったことがある、工房だよ」
「そうだ、サルビアが自由に行き来できるように、魔法陣を作っておこう。
腰のダガーを貸してくれる」
「はい、どうぞ」
私は、サルビアのダガーの柄の部分に、闇魔法の転移魔法の魔法陣を描いた。それが、消えないように、闇魔法でコーティングをしておいた。
「サルビア、この転移魔法は、事前に描かれている転移魔法用の魔法陣にしか、行くことができないの。そして、魔力量に応じて、移動できる距離が決まるの」
「はい、わかりました」
私は、足元に転移魔法用の魔法陣を描いた。
「それじゃ、練習よ。少し離れた場所から、この私の足元の魔法陣まで、移動してみて」
「やってみます」
サルビアは、ダガーに描かれている魔法陣にマナを流した。
「おっと、大丈夫?」
私は、目の前に現れたサルビアとぶつかりそうになり、思わず、サルビアを抱きしめた。
「はい、大丈夫です。うまく、行きました」
「それじゃ、この地下室にある魔法陣まで、私をつれて、飛んでみて」
「はい、しっかり、私を掴んでおいてください」
わたしは、更に強く、サルビアを抱きしめた。
「これで、いい?」
「はい、それでは、行きます」
サルビアは、ダガーの魔法陣にマナを流した。すると、私達は、地下室に移動できた。
「やったね。もう、大丈夫だね」
「はい、大丈夫です。移動できます」
「一つ、注意してね」
「はい、何でしょうか」
「魔力が足らないような移動は出来ないということ。だから、魔力の余裕をもって移動してね」
「はい、注意します」
「それじゃ、私に掴まって」
「はい」
私達は、スピアに内緒で、二人で、地下牢前の工房に転移魔法で、移動した。
「さて、ここの工房を拡張するよ」
「はい」
「それじゃ、サルビア、足元に穴を作ってくれる」
「どれぐらいですか」
「そうね、横2m、縦4mぐらいかな。部屋の隅に作ってね。階段にするから」
「はい、わかりました。頑張ります」
サルビアは、土魔法で、工房の地下を作るための階段を掘った。
「それじゃ、更に深く掘って、くれる。高さ10mぐらいかな」
「はい。掘ります」
「次に、それを階段に変えてくれる」
「はい」
サルビアは、順調に階段を作った。私は、サルビアが作った階段を土魔法で硬化して、強度を高めておいた。
「それじゃ、階段を下りて、横穴を掘ってくれる。今の工房のちょうど真下に同じ広さの空間を作ってね」
「はい、作ります」
サルビアは、頑張って、工房下に同じ広さの空間を作ろうとしたが、魔力が枯渇し始めた。
「サルビア、魔力が無くなり始めたよ。完全に枯渇する前に、青のポーションを飲んで、完全に元に戻しておいて」
「はい、1本飲みます」
「どう、元に戻った?」
「まだです。もう1本飲みます」
サルビアは、少し時間をおいてから、もう1本飲んだ。
完全に元に戻るまで、飲み続けた。
「テラ、戻りました」
「それでは、また、続きを掘って行って」
「はい、頑張ります」
サルビアに、繰り返し、作業をさせることで、何とか、総魔力量も倍増させることが出来た。
「次は、土魔法の硬化魔法を覚えてね」
「はい、覚えます」
私は、土魔法を色々と練習させた。その甲斐があって、土魔法のレベルを30まで、上げることができた。
今日は、これぐらいにしておこう。明日は、火魔法、その翌日は、光魔法を鍛えよう。
私達は、サルビアの転移魔法で店に移動した。
「スピア、お待たせ。黙って行って、ごめんね」
「うん、テラの居るとこ、分かっていた」
「そうか、スピアは、私の居る場所を感じることが出来るのね。
さすが、私の従魔だわ」
私は、次からは、一緒に行くことをスピアに約束した。
今日も、朝の開店準備をサルビアに任せた。これからは、一人で、出来そうだ。サルビアは、光魔法、火魔法、土魔法を使うことが出来る。
光魔法が使えるので、白魔導士として、能力を伸ばしておけば、将来の医師になるという夢の実現に役に立ちそうだ。
でも、サルビアも白魔導士として活躍するためには総魔力量をもっと、増やしていかないといけない。
先日からの魔法の訓練で、少しは増えているが、もっと増やしてやりたい。私の今迄の経験から、総魔力量は、魔力が枯渇するまで、魔力を使い切ると一気に増えている。
だから、サルビアにも、同じように訓練してやりたい。今迄、魔法を使ってこなかったサルビアには、厳しいかも知れないが、これは、必要な事だと私は、思った。
「サルビア、今日は、少し、厳しい魔法の練習をするけど、いいかな?」
「はい、大丈夫だよ。頑張ります」
「それでは、まず、これまでの復讐からやるね」
私は、サルビアに、ガラス瓶を100個作って貰った。まだ、魔力にゆとりがある。更に、100個作って貰った。やっと、半分にまで、魔力を消費することが出来た。
これでは、時間が掛かりすぎる。もっと、一気に魔力を使うことを考えないと、効率が悪い。
「サルビア、ここでは、練習し辛いから、場所を変えるね」
「はい、何処に行くの?」
「前に、行ったことがある、工房だよ」
「そうだ、サルビアが自由に行き来できるように、魔法陣を作っておこう。
腰のダガーを貸してくれる」
「はい、どうぞ」
私は、サルビアのダガーの柄の部分に、闇魔法の転移魔法の魔法陣を描いた。それが、消えないように、闇魔法でコーティングをしておいた。
「サルビア、この転移魔法は、事前に描かれている転移魔法用の魔法陣にしか、行くことができないの。そして、魔力量に応じて、移動できる距離が決まるの」
「はい、わかりました」
私は、足元に転移魔法用の魔法陣を描いた。
「それじゃ、練習よ。少し離れた場所から、この私の足元の魔法陣まで、移動してみて」
「やってみます」
サルビアは、ダガーに描かれている魔法陣にマナを流した。
「おっと、大丈夫?」
私は、目の前に現れたサルビアとぶつかりそうになり、思わず、サルビアを抱きしめた。
「はい、大丈夫です。うまく、行きました」
「それじゃ、この地下室にある魔法陣まで、私をつれて、飛んでみて」
「はい、しっかり、私を掴んでおいてください」
わたしは、更に強く、サルビアを抱きしめた。
「これで、いい?」
「はい、それでは、行きます」
サルビアは、ダガーの魔法陣にマナを流した。すると、私達は、地下室に移動できた。
「やったね。もう、大丈夫だね」
「はい、大丈夫です。移動できます」
「一つ、注意してね」
「はい、何でしょうか」
「魔力が足らないような移動は出来ないということ。だから、魔力の余裕をもって移動してね」
「はい、注意します」
「それじゃ、私に掴まって」
「はい」
私達は、スピアに内緒で、二人で、地下牢前の工房に転移魔法で、移動した。
「さて、ここの工房を拡張するよ」
「はい」
「それじゃ、サルビア、足元に穴を作ってくれる」
「どれぐらいですか」
「そうね、横2m、縦4mぐらいかな。部屋の隅に作ってね。階段にするから」
「はい、わかりました。頑張ります」
サルビアは、土魔法で、工房の地下を作るための階段を掘った。
「それじゃ、更に深く掘って、くれる。高さ10mぐらいかな」
「はい。掘ります」
「次に、それを階段に変えてくれる」
「はい」
サルビアは、順調に階段を作った。私は、サルビアが作った階段を土魔法で硬化して、強度を高めておいた。
「それじゃ、階段を下りて、横穴を掘ってくれる。今の工房のちょうど真下に同じ広さの空間を作ってね」
「はい、作ります」
サルビアは、頑張って、工房下に同じ広さの空間を作ろうとしたが、魔力が枯渇し始めた。
「サルビア、魔力が無くなり始めたよ。完全に枯渇する前に、青のポーションを飲んで、完全に元に戻しておいて」
「はい、1本飲みます」
「どう、元に戻った?」
「まだです。もう1本飲みます」
サルビアは、少し時間をおいてから、もう1本飲んだ。
完全に元に戻るまで、飲み続けた。
「テラ、戻りました」
「それでは、また、続きを掘って行って」
「はい、頑張ります」
サルビアに、繰り返し、作業をさせることで、何とか、総魔力量も倍増させることが出来た。
「次は、土魔法の硬化魔法を覚えてね」
「はい、覚えます」
私は、土魔法を色々と練習させた。その甲斐があって、土魔法のレベルを30まで、上げることができた。
今日は、これぐらいにしておこう。明日は、火魔法、その翌日は、光魔法を鍛えよう。
私達は、サルビアの転移魔法で店に移動した。
「スピア、お待たせ。黙って行って、ごめんね」
「うん、テラの居るとこ、分かっていた」
「そうか、スピアは、私の居る場所を感じることが出来るのね。
さすが、私の従魔だわ」
私は、次からは、一緒に行くことをスピアに約束した。
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