元裁縫専門高女の召喚物語　旧題　召喚されてしまったサンプルたち

斉藤　太郎

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2章

名前呼びから始まる心的成長

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山中　金太郎は仕事を始めるにあたって助手が必要になり

募集してもらい、王宮に丸投げして採用した

やってきた初日キンバースが第一声がご主人様やってまいりました

と言ったので、いやいやまだ実績が伴っていないのにご主人様はない

というのが顔に出たらしい

では山中様でいいですね、と聞かれたとき微妙な顔になったらしく

キンバースは溜息をついた、ご主人様それ程ご自分に自信が足りないのですか
わかりました

まずはアファーメーションから始めましょう

私の子供のころのアファーメーションです

これでさえ出来ないのなら辞めさせていただきます

まずはアファーメーションブレスレットを注文します

メッセージは「今日の一日は一秒でも多く素晴らしい時間を増やします」

というメッセージが刻印されています

一時間ごとの休憩ではおしゃべりは無しでこのメッセージを喜んで眺めてください

始めはお仕着せの仕事でしたが、その間もこれを眺めていました

その時必ず部下のキンバースは良いですか喜んでそれを眺めてくださいねと

優しく声掛けしてくれました

一年後　やっと様付けが負担でなくなりました、そして召喚を理不尽だとか

一方的な横暴だとか言うべきではないということが段々分かってきました

彼らには彼らの事情があり背景があることがやっと理解できるようになったのです

接客で使う言葉が苦しまなくても普通の表現として出てくるようになりました

そして、激しい憎しみや妬みなどが恥ずかしくなってきました

どうして学校でこのようなことをしないのだろうと考える様になりました

そしてアファーメーションブレスレットのメッセージが変わりました

「今日の一日が１０分でも多く素晴らしい一日になりますように」

と変わっていました

なぜスターはスター養成学校のようなところを卒業してなるのかようやくわかりました

アファーメーションが違うのです

子供用のアファーメーションを段階を踏みながら少しづつ心を建設的にしていくのでしょう

教科書は同じでも教科書以外で違うところがあったはずです

アファーメーションの副読本を使ってスターを育成しているのでしょう

それが分かった山中　金太郎はスターを目指して努力を始めました

更に翌年」山中　金太郎はご主人様呼びに戻すように言いつけました

キンバースはやっとわかってくれたと涙をたたえながらご主人様と

呼べる喜びに包まれました

そしてアファーメーションブレスレットのメッセージが変わりました

「今日の一日が１時間でも多く素晴らしい一日になりますように」

になりました

貴方もこの３段階を踏んでアファーメーションをして行くなら

素晴らしい一生になるでしょう

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