元裁縫専門高女の召喚物語 旧題 召喚されてしまったサンプルたち

2章

愛する花束２

彼はやっていることが楽しくなり

自分を愛したり、自由であり、相手の美点を探して褒めるのが大好きになっていた


そのころには天邪鬼はやめてしまっていた

但し、特定の男女は彼の顔を見ると逃げ出してしまう

今は忙しいんだ、そういって煙草をふかしにいく

病院に行かなくちゃと言ってサッサと彼のいる場所から逃げてしまいます

おっかしいな、どうして逃げていくんだろう

彼には本気でわかりませんでした

何かから逃げ出すという在り方は見えるのですがそれ以上は時間が足りず

観察できないのです

いずれは分かるようになるのでしょうか？


ところで元カノは突然婚約破棄を申し出てきました

理由が分かりませんが、心底嫌っている在り方が見えたので

仕方なく（一応美人なので心残りはありましたが）応じました


また一から彼女を作らないといけません、大変です








付き合い始めてからわかったのですが、貴族の遠縁ということで

自分の話に合う人が見つかりました

心底ほっとしました

これから仲を深めてうまくいくように在り方を変えていこうと思います

どれほど彼女の美点を探して褒めても嫌がらないので

大丈夫だと思います。