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2章
雄太 鈍感で女を泣かせる
しおりを挟む鈍感というより準備に夢中だっただけなんだけどなあ
だから準備中があたしのして欲しい時期と合わなかったわけ!
怒らないでほしいんだけど、そんなに言うならもっと早く始めるべきだったのかな?
そうよ、もっと早くしなさいよ、女の時間は燕が飛ぶような速さで過ぎていくのよ
(無理だろう、高校卒業してすぐにとりかかったんだぞ、それでも23歳になったんだ
それよりどうやって早く準備しろっていうんだ!)
言えないけど
鈍感ていわれてひどい目にあった
女の口は機関銃だ、とてもついていけない
良くあんなに口が回るもんだ
一言いえば百倍になって帰ってくる
仕方なく男同士で酒を飲み合い、慰め合った
結婚してからはナンパもせず、浮気もせず、責任を果たしている
それでも傷つく自分はどうしてなのか瞑想を繰り返しているが
瞑想していると認めてもらえず、言うんじゃなかったと後悔している
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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