立ち直る少年 雄太

斉藤 太郎

文字の大きさ
上 下
4 / 51

しおりを挟む
それから一日聞き込んだおかげでまるで自分が言ったかのような気分になり

夜中にはそろって「お幸せに!」が言えるようになった

やっとここまで来たか、鬼先公は泣いていた

(陰で鬼の霍乱だーといって喜んでいる)




次は自動的に出るようになるまで繰り返し巻き返しだ

そればっかり飽きるほど言わされた

1週間後 全員が自動的に言えるようになった





1は教えたので後の応用を不良たちABCに考えさせる

事前知識を教える

潜在意識の性質

その1 潜在意識はイメージと現実の区別が付かない 時間の概念がない

その2 潜在意識は損得計算が出来ない

その3 潜在意識は快か不快かで膨大なデータを形成している
そしてそれはフィードバックしている

これを是として自由討論をしなさい

不良A「資料もなんもないぞ、どうやって討論するんだ」

「どこに無いって言えるんだ、その下らないことにばかり費やしてきた頭が
すっかりさび付く前に使いこなして解決する質問を自ら問い続ける癖を身に付けろ」

それが身につくまで刑務所に入れたままにしてやるからな


「ひどすぎる鬼だ、ガヤガヤ・・・・・・・・・・・・・」

「良いから始めろ!時間がないんだお前たちの自主性に任せていたら
何時まで俺たちが起こられるかわからん、だからしてもらわなきゃならん」

仕方なく始める不良たち

本当は自主性に任せるのが良いんだが仕方ないんだ

俺たちも霞を食って生きてないんだ、それは自分たちの無能を示している
訳だがこれしかない才能だから我慢してもらうより方法はない

討論によりを落とし込んで何時でも言えるようになった

不良たち


(才能が足りず申し訳ないと思いつつ指導をしているがそんなそぶりは見せずに
やっていくしかない)


翌週 ようやっと完全に落とし込めた 万歳した教師たち

あと一つだけ落とし込めれば卒業だ

目的・願望は喜びと共に在れだ

もっとも彼らは簡単に落とし込んでどんな突発的な時でも
出来るようになった


あと宗教対策として、これを落とし込んでおいてもらいたい

統合側を向きっぱなしの状態ということを
落とし込ませるのに1か月間を要した もっとも全てではない
彼らの得意な一分野のみだがそれでも1か月はかかった

その感覚を自分のものにして初めて卒業となった


元不良たちは泣いて喜んで祝い会った

全員更生したといえるだろう

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

おむつオナニーやりかた

rtokpr
エッセイ・ノンフィクション
おむつオナニーのやりかたです

幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。

スタジオ.T
青春
 幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。  そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。    ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。

私たち、博麗学園おしがまクラブ(非公認)です! 〜特大膀胱JKたちのおしがま記録〜

赤髪命
青春
街のはずれ、最寄り駅からも少し離れたところにある私立高校、博麗学園。そのある新入生のクラスのお嬢様・高橋玲菜、清楚で真面目・内海栞、人懐っこいギャル・宮内愛海の3人には、膀胱が同年代の女子に比べて非常に大きいという特徴があった。 これは、そんな学校で普段はトイレにほとんど行かない彼女たちの爆尿おしがまの記録。 友情あり、恋愛あり、おしがまあり、そしておもらしもあり!? そんなおしがまクラブのドタバタ青春小説!

校長先生の話が長い、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。 学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。 とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。 寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ? なぜ女子だけが前列に集められるのか? そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。 新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。 あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...