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3章

ある悪党の1週間

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ある悪党の1週間

月曜
請け負っていた殺人をした
相手は馴染みになった娼婦を身請けした商売敵でも有るらしい

いろんなことを言っていたが本音は憎いから殺せだ、あいつが改心しないのだとか
話し合いに応じないとか、誠意を見せてやってもちっとも話に応じないとか

そんな話は如何でもいい、殺しをやって金さえもらえれば問題ない


夕方には行って一瞬で殺してほぼ同時刻に帰って来て報告して、金を受け取った




火曜日

依頼されたブツを盗んでくるだけの仕事だ

流石に一人では心配でもう一人連れに周囲を見てもらって盗んできた

立派な家だけあり、内装全て立派なものだ、しかし見とれている暇は無い

ケントに監視を頼んでおいて悠々とは行かないまでも順調に目的の

ブツを金庫から盗み出すことに成功した

後は何時も通り



水曜日

詐欺師になって頼まれた相手を破産させると言う役回りだ

乗ってくるかどうかは分からないと言ったのに煩いので

仕方なく引き受けたのだ


とりあえず役目はきっちり果たしたが、先方の言うほど

上手くいくかは俺以降の奴らの働きが大きいが、はっきり言って

上手く行かない気がしてるが、やるだけはやったので

金はもらえた


木曜日

今日はお酒を思い切り飲む

日頃の憂さを酒で晴らす、色々と拙い話もしたらしいが覚えていない

と言うか、覚えていないことにした



金曜日

夜中に贅沢に飲み食いをした

鯛やひらめ、お造りや馬刺しなんかを食べた

食い放題の店で酒以外を頼んで思い切り食べた


土曜日

着替えショーをやって、映画三昧とショーの連続鑑賞をやった

思いがけず着替えショーが疲れた


年じゃないよな


日曜日

一週間の仕事を請ける日だ

さすがに毎週こんなことはやってない
仕事が無い日は酒を飲んで寝てるだけだ

我ながら馬鹿だなとは思うが学校も碌に行ってない
自分が出来ることは知れてる、難しい仕事は取られてしまい

簡単な仕事しかもらえない


これを読んだお前等良く聞けよ

学が無いってのはこんなもんだ、しっかり学校に言って
勉強しろよ、でも礼儀だけは先輩に習ってしっかりして置けよ

後はまじめな金の儲け方を知ってなきゃいけない

礼儀がなってないお陰でひどい目にあった、あんな思いは俺だけで十分だ

不良なんてやってると特にそうだ、色眼鏡で見られるから礼儀だけはしっかり
しておかないと、門前払いだ、不良に限らず色眼鏡で見られる人間は必ずきっちり
礼儀が出来なきゃ行けねえ、分かったか


まじめな金の儲け方

1 儲かる商品を見つけ出す

2 宣伝して売る

文字にするとこれだけですが、まず儲かる・売れる商品をどうやって見つけ出すのか
それが問題です

それは如何に決断するかです

決断無くして行動できません

調べてばかりでは始まりません、今はネット販売があるので
テスト販売で色んなものを売って売れるものを見つけ出して
売ると言う方法で成功した人もいます 今もその方法が通用すればですが

こだわりや、プライドは捨てろとはいいません

あまり人は言いませんが、誇りは大事です、でもそれとお金儲けは違うんだと

理解しましょう



誇りと仕事の時間は違うので、お金儲けに頑張りましょう


人に聞く、人からアドバイスを受ける、人に手伝ってもらうなど、
上手くいっている人のアドバイスを謙虚に聞き入れ素直に試してみることで状況は変わります。


必要最小限の情報を選択して脳にインプットして
とにかく決断あるのみです

決断さえしっかり出来れば貴方は成功できます


レベル1

1.最初の決断をして必要と思った情報だけで始める

まずこの段階では普通は失敗します

2.そこで試行錯誤を色々とやって必要な情報とは何かを
自分の経験で見つけ出し謙虚な姿勢で素直に人の話に耳を傾け、また決断します

3.愚直に出来ることを猛烈にあきれるほど徹底的にやり抜く

4.小さな改善を次々にやっていく

5.少し成功します

実際はこの繰り返しです

この1.~5. の繰り返しをやり切れるか呆れてしまって出来なくなるか
の違いだけです

商売は人が欲しいものを売ることで成り立ちます。しかしビジネスを志す人の中には、
自分が売りたいものを売ろうとして上手く行かない人がいます。

普通は自分が売りたいものと他人が欲しいものとは違うと言うことです

幸運な偶然があればですが、普通の人はそんな事はありません

割合にすればそんな幸運は10%以下でしょう

繰り返しになりますが自分が売りたいものと他人が欲しいものとは

違うものだと思っていたほうが間違いないでしょう


需要を無視して自分が売りたいものを売ろうとすることに、ビジネスが失敗する原因があります。

需要を創造することは口で言うほど簡単では有りません、心してください

10年で出来れば早いほうです、それまでお金が続かないとか、時間が無いとかならやめた方がいいです

しかも初めは僅かしか需要がありませんから、先行者だけに利益が(と言っても微々たる物ですが)

行ってしまいます、それを良く考えた上でしてください
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