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奥さまはモンバス姉さん編
47 地底からの挑戦 その1
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※前話を確認するのがめんどくさい人のための登場人物紹介
石川瀬利亜 三年雪組生徒でモンスターバスター。光一の奥様。一人ノリツッコミが特技のスーパーヒロインでもある。
伊集院聡 三年雪組生徒で伊集院グループの次期総帥。思い込みの激しすぎる優等生でイケメン。異世界召喚勇者。
三條院楓(カエデ・エターナル): 伊集院聡の婚約者で、旧華族。実は地底王国の姫でもある。ツンデレで聡をいじるのが大好き。
マグナ・エターナル: 地底王国『科学研究所』の所長で、王弟。地底科学や地底魔法を存分に操り、謎のロボット(笑)を(趣味で)開発している。
◎平和な地底王国に恐るべき『地底帝国』の先兵『地底巨人』達が襲い掛かってきた。
地底王国に召喚された瀬利亜は正義の巨大ロボット・シードラゴンZを駆使し、地底巨人たちを撃退。なんとか平和を守る戦いに勝利した。
だが、安心してはいけない、いつ第2、第3の地底帝国が襲ってこないとも限らないのだ!!
「さて、ちゃちゃっと掃除を終わらせて帰りますか。」
私と伊集院君、楓さんの三人は放課後、教室の掃除をしていた。
「まあ、瀬利亜さん、本当に手際がよろしいのですね♪」
雑巾がけをしながら、楓さんがこちらに声を掛けてくる。
この三人だと全員真面目で手際がいいので、素早く終わって楽ちんです。
「そう?褒めてもらってうれしいわ♪楓さんも掃除も手際がいいけれど、料理もほとんどプロも顔負けのレベルだわよね。今日の調理実習の時はビックリしたわ。」
「まあ、ありがとう。でも、瀬利亜さんの動きは『達人クラス』で、私、感動しました。確か、錦織先生も料理がプロ並みとかで、ご夫婦ですごいのですね♪
もしかして、ご夫婦で仲良く料理とかされるのですか?」
「ええ、週末とかはするように心がけてます♪」
私は楓さんににっこり笑って伝える。
正確には光ちゃんは機会があれば料理を『一緒にやりたがり』、私も異存はないので、一緒に台所に立つことは非常に多いのです。
ただ、いつの間にか『おしゃれなエプロン』を用意し、それも私が『エプロンだけ』になるようさりげなく誘導してくるので、油断ができないのです。
「まあ、それは本当に素敵ですね♪私も夫婦で一緒に調理をする未来が来てくれたら本当にうれしいと思います。
ああ、少なくとも旦那さんが料理に興味を持ってくれるようになればいいですよね。」
楓さんが伊集院君をちらちら見ながら言う。
「なぜ、こっちを見ながら言うんだ?!伊集院家の男子たるものが厨房に入ることなんぞありえん!」
「ええ?!でも、この前、私、優おじさまと由美ちゃんと一緒に料理実習をやったよ?」
「はあああ??!!冗談だろ?!!!!」
「ほら、証拠の写真♪♪」
楓さんが嬉しそうにスマホを見せる…。
「ば…馬鹿な??!!あのおやじが嬉しそうにエプロンを付けているし…
はああああ??!!なんで石川さんまで一緒にいるの!!!!」
伊集院君が仰天して私の方を見る。
「ええと…いろいろあって、由美ちゃんとはメル友になったのよ。ほら、由美ちゃん病弱で友達がいないというからたまに一緒に会っていたの♪」
1年くらい前に当時中3だった伊集院君の妹の由美ちゃんが犯罪結社の怪人たちに身代金目当てに誘拐されたことがあったのだ。
私が救出した後、由美ちゃんになつかれて、メル友になったのでした。
その際に親子関係がうまくいっていなかったので、私が優パパにいろいろお説教をかましたのです。
非常に権威主義なところはあったものの、根はやさしい人だった優パパは改心し、一生懸命に由美さんと誠実に話し合いを続け、親子中は急速に改善したのでした。
ただ…ここに転校してくるまで伊集院君は寮生活だったこと、また、私のことをあまり詳しく話さないよう口止めしていたため、『由美ちゃんはあるモンスターバスターに救出された』としか知らなかったのです。
結局細かいことを説明することになり、一人『蚊帳の外』になっていた伊集院君が思い切りへこんでしまいました。
「まあ、聡たら、『由美ちゃんの命の恩人』に『地位をひけらかして』言い寄っていたのね…。うわあ、伊集院系の跡継ぎとしてそれはどうなのかしら?」
「…楓さん?あの、伊集院さん、床にのの字を書きだしてますよ??」
「大丈夫、大丈夫。伊集院グループの跡取りがこの程度でヘコたれてたらどうしようもないし♪あれ?『由美ちゃんの恩人』に言うことはないのかしら?」
それを聞いて、伊集院君がすっくと立ち上がる。
「石川さん!!知らなかったとはいえ、今まで大変失礼な行動をいろいろしてしまい、申し訳ありません!!そして、由美の命を救っていただき、いくら感謝しても感謝しきれません!本当にありがとうございます!!石川さんに何かあった際は伊集院グループの総力を挙げて支援させていただきます!!」
「…聡さん、頭を上げてください。私は単に『スーパーヒロインとしての職務』を全うし、それがたまたま由美ちゃんだっただけの話だから。」
「…石川さん…。」
伊集院君が顔を上げたその時、私たちの足元に見たことのある魔方陣が浮かび上がる。
「「「この魔方陣は?!!」」」
この模様と感覚は『地底魔法』によるものですね…ということは当然……。
私たち三人はしばし、光に包まれた後、『地底科学研究所』の指令室に転送されていました。
「諸君、私の召喚によく応じてくれた!!」
「召喚に応じたのではなくて、『無理やり召喚』したんですよね??!!」
地底科学研究所長、地底王国王弟にして楓さんのおじさんでもあるマグナ・エターナル博士に私はツッコミを入れる。
「申し訳ない、緊急事態なのだ!
なんと恐るべし『本家・地底帝国』の侵略の先兵が地底王国に迫ってきているだ!」
「…仕方ないですね。どんな敵がどれくらいの速度でどの辺にきてるのですか?」
私はモンスターバスター御用達のタブレットを取り出し、現状把握に努める。
「まず、本家・地底帝国の位置は地底王国から1万キロ離れている。」
「それ、めっちゃ遠いですよね?!!なんで、わざわざそんな遠方からここに侵略にくるんですか??!!」
「やつらは『本家・地底帝国』を名乗っているように非常にプライドの高い連中なんだ。だから、うちの隣の国が『地底帝国』を名乗っているのが許せないらしい。」
「いえ、それは『地底帝国』と『本家・地底帝国』の問題ですよね?!!地底王国関係ないですよね?!」
「いや、隣だからついでに侵略に来るらしい。」
「なに、その我がまま!!……非常に碌でもない理由で侵略してくるわけですね…。
で、どんな相手が攻めてきているのでしょうか?」
半分めまいがしながら私はさらにマグナ博士に聞く。
「うん、今回は距離が遠いから、巨大戦闘メカ『本家・地底巨人』だけが来るらしい。」
…えーと、前回の敵メカが『地底巨人』だったからそれに『本家』を付けたんですか…そうですか…。
「恐ろしいこと』本家・地底帝国の戦闘メカは地底帝国のそれと違い、複数の戦闘機能を有しているのだ。
例えば今回は『本家・モグラ・羊・熊・コウモリ巨人』と『本家・オケラ・カワウソ・コオロギ・アホウドリ巨人』が絶賛地底を掘り進み中なのだ!」
なんで、いちいち名前に本家が付いているんですか?!!
それからいろんな動物を寄せ集めすぎているよね?!!
「…それで、現在位置と侵攻速度はどれくらいなんでしょうか?」
「現在位置はここから約九千キロで、時速一〇キロで掘り進みつつあるんだ。」
「それ、一か月しないとここに着きませんよね?!全然緊急事態じゃないですよね?!!
「あああ?!!大変だ?!!連中がそれに気づいて、地上に出てきてしまったようだ?!!
なんと、両方とも飛行能力があるから、飛んできて地底王国の上空から攻めてくる気になってようだ!!」
なんで今気づくんですか??!!連中、いろんな意味で大丈夫でないですよね?!
「というわけで、今から君たち三人には『シードラゴンロボ』に搭乗してもらいたいのだ!」
「はい?叔父様、私たちも乗るんですか?」
「その通りだ、シードラゴンロボは三体のマシンが合体して三通りの巨大ロボットになれるという斬新なシステムなのだよ。
なんと、主題歌まであるのだ!
若い命が真っ赤に燃えて♪ シードラゴンスパーク空高く♪
見たか、合体シードラゴンロボだ♪♪」
それ、システムも主題歌も『ゲッ◎ーロボ』のパクリだよね?!
「三体のメカが合体するから、君たちの『友情パワー』をいかせるという素晴らしいメリットがあるのだ!!」
「……ええと、私は二人とも全然嫌いではないですが、ロボットを一緒に操縦できるほど息がぴったり合うほど日ごろから仲良くしているわけではないんですけど…。」
「大丈夫、基本操縦は瀬利亜ちゃんにやってもらうから♪」
「それ、わざわざ三人が乗る意味があるんですか?!!」
「そ、そうだ!!楓と一緒に乗って、うまく操縦できるわけがないんだ!」
「聡!なんですってーーー!!!」
……ええと、いきなり仲間割れ?が起こったのですが…。
「三人とも待ちたまえ!!こんなこともあろうかと、予備&にぎやかし要員を確保してあるんだ!入りたまえ!橋本君!!」
「……ちーす…。橋本です…。」
うん、無理やり連れてこられたらしい橋本君が入ってきました。
果たして、私たちはシードラゴンロボをうまく操縦して敵メカを撃退することができるのでしょうか?!!
続く
石川瀬利亜 三年雪組生徒でモンスターバスター。光一の奥様。一人ノリツッコミが特技のスーパーヒロインでもある。
伊集院聡 三年雪組生徒で伊集院グループの次期総帥。思い込みの激しすぎる優等生でイケメン。異世界召喚勇者。
三條院楓(カエデ・エターナル): 伊集院聡の婚約者で、旧華族。実は地底王国の姫でもある。ツンデレで聡をいじるのが大好き。
マグナ・エターナル: 地底王国『科学研究所』の所長で、王弟。地底科学や地底魔法を存分に操り、謎のロボット(笑)を(趣味で)開発している。
◎平和な地底王国に恐るべき『地底帝国』の先兵『地底巨人』達が襲い掛かってきた。
地底王国に召喚された瀬利亜は正義の巨大ロボット・シードラゴンZを駆使し、地底巨人たちを撃退。なんとか平和を守る戦いに勝利した。
だが、安心してはいけない、いつ第2、第3の地底帝国が襲ってこないとも限らないのだ!!
「さて、ちゃちゃっと掃除を終わらせて帰りますか。」
私と伊集院君、楓さんの三人は放課後、教室の掃除をしていた。
「まあ、瀬利亜さん、本当に手際がよろしいのですね♪」
雑巾がけをしながら、楓さんがこちらに声を掛けてくる。
この三人だと全員真面目で手際がいいので、素早く終わって楽ちんです。
「そう?褒めてもらってうれしいわ♪楓さんも掃除も手際がいいけれど、料理もほとんどプロも顔負けのレベルだわよね。今日の調理実習の時はビックリしたわ。」
「まあ、ありがとう。でも、瀬利亜さんの動きは『達人クラス』で、私、感動しました。確か、錦織先生も料理がプロ並みとかで、ご夫婦ですごいのですね♪
もしかして、ご夫婦で仲良く料理とかされるのですか?」
「ええ、週末とかはするように心がけてます♪」
私は楓さんににっこり笑って伝える。
正確には光ちゃんは機会があれば料理を『一緒にやりたがり』、私も異存はないので、一緒に台所に立つことは非常に多いのです。
ただ、いつの間にか『おしゃれなエプロン』を用意し、それも私が『エプロンだけ』になるようさりげなく誘導してくるので、油断ができないのです。
「まあ、それは本当に素敵ですね♪私も夫婦で一緒に調理をする未来が来てくれたら本当にうれしいと思います。
ああ、少なくとも旦那さんが料理に興味を持ってくれるようになればいいですよね。」
楓さんが伊集院君をちらちら見ながら言う。
「なぜ、こっちを見ながら言うんだ?!伊集院家の男子たるものが厨房に入ることなんぞありえん!」
「ええ?!でも、この前、私、優おじさまと由美ちゃんと一緒に料理実習をやったよ?」
「はあああ??!!冗談だろ?!!!!」
「ほら、証拠の写真♪♪」
楓さんが嬉しそうにスマホを見せる…。
「ば…馬鹿な??!!あのおやじが嬉しそうにエプロンを付けているし…
はああああ??!!なんで石川さんまで一緒にいるの!!!!」
伊集院君が仰天して私の方を見る。
「ええと…いろいろあって、由美ちゃんとはメル友になったのよ。ほら、由美ちゃん病弱で友達がいないというからたまに一緒に会っていたの♪」
1年くらい前に当時中3だった伊集院君の妹の由美ちゃんが犯罪結社の怪人たちに身代金目当てに誘拐されたことがあったのだ。
私が救出した後、由美ちゃんになつかれて、メル友になったのでした。
その際に親子関係がうまくいっていなかったので、私が優パパにいろいろお説教をかましたのです。
非常に権威主義なところはあったものの、根はやさしい人だった優パパは改心し、一生懸命に由美さんと誠実に話し合いを続け、親子中は急速に改善したのでした。
ただ…ここに転校してくるまで伊集院君は寮生活だったこと、また、私のことをあまり詳しく話さないよう口止めしていたため、『由美ちゃんはあるモンスターバスターに救出された』としか知らなかったのです。
結局細かいことを説明することになり、一人『蚊帳の外』になっていた伊集院君が思い切りへこんでしまいました。
「まあ、聡たら、『由美ちゃんの命の恩人』に『地位をひけらかして』言い寄っていたのね…。うわあ、伊集院系の跡継ぎとしてそれはどうなのかしら?」
「…楓さん?あの、伊集院さん、床にのの字を書きだしてますよ??」
「大丈夫、大丈夫。伊集院グループの跡取りがこの程度でヘコたれてたらどうしようもないし♪あれ?『由美ちゃんの恩人』に言うことはないのかしら?」
それを聞いて、伊集院君がすっくと立ち上がる。
「石川さん!!知らなかったとはいえ、今まで大変失礼な行動をいろいろしてしまい、申し訳ありません!!そして、由美の命を救っていただき、いくら感謝しても感謝しきれません!本当にありがとうございます!!石川さんに何かあった際は伊集院グループの総力を挙げて支援させていただきます!!」
「…聡さん、頭を上げてください。私は単に『スーパーヒロインとしての職務』を全うし、それがたまたま由美ちゃんだっただけの話だから。」
「…石川さん…。」
伊集院君が顔を上げたその時、私たちの足元に見たことのある魔方陣が浮かび上がる。
「「「この魔方陣は?!!」」」
この模様と感覚は『地底魔法』によるものですね…ということは当然……。
私たち三人はしばし、光に包まれた後、『地底科学研究所』の指令室に転送されていました。
「諸君、私の召喚によく応じてくれた!!」
「召喚に応じたのではなくて、『無理やり召喚』したんですよね??!!」
地底科学研究所長、地底王国王弟にして楓さんのおじさんでもあるマグナ・エターナル博士に私はツッコミを入れる。
「申し訳ない、緊急事態なのだ!
なんと恐るべし『本家・地底帝国』の侵略の先兵が地底王国に迫ってきているだ!」
「…仕方ないですね。どんな敵がどれくらいの速度でどの辺にきてるのですか?」
私はモンスターバスター御用達のタブレットを取り出し、現状把握に努める。
「まず、本家・地底帝国の位置は地底王国から1万キロ離れている。」
「それ、めっちゃ遠いですよね?!!なんで、わざわざそんな遠方からここに侵略にくるんですか??!!」
「やつらは『本家・地底帝国』を名乗っているように非常にプライドの高い連中なんだ。だから、うちの隣の国が『地底帝国』を名乗っているのが許せないらしい。」
「いえ、それは『地底帝国』と『本家・地底帝国』の問題ですよね?!!地底王国関係ないですよね?!」
「いや、隣だからついでに侵略に来るらしい。」
「なに、その我がまま!!……非常に碌でもない理由で侵略してくるわけですね…。
で、どんな相手が攻めてきているのでしょうか?」
半分めまいがしながら私はさらにマグナ博士に聞く。
「うん、今回は距離が遠いから、巨大戦闘メカ『本家・地底巨人』だけが来るらしい。」
…えーと、前回の敵メカが『地底巨人』だったからそれに『本家』を付けたんですか…そうですか…。
「恐ろしいこと』本家・地底帝国の戦闘メカは地底帝国のそれと違い、複数の戦闘機能を有しているのだ。
例えば今回は『本家・モグラ・羊・熊・コウモリ巨人』と『本家・オケラ・カワウソ・コオロギ・アホウドリ巨人』が絶賛地底を掘り進み中なのだ!」
なんで、いちいち名前に本家が付いているんですか?!!
それからいろんな動物を寄せ集めすぎているよね?!!
「…それで、現在位置と侵攻速度はどれくらいなんでしょうか?」
「現在位置はここから約九千キロで、時速一〇キロで掘り進みつつあるんだ。」
「それ、一か月しないとここに着きませんよね?!全然緊急事態じゃないですよね?!!
「あああ?!!大変だ?!!連中がそれに気づいて、地上に出てきてしまったようだ?!!
なんと、両方とも飛行能力があるから、飛んできて地底王国の上空から攻めてくる気になってようだ!!」
なんで今気づくんですか??!!連中、いろんな意味で大丈夫でないですよね?!
「というわけで、今から君たち三人には『シードラゴンロボ』に搭乗してもらいたいのだ!」
「はい?叔父様、私たちも乗るんですか?」
「その通りだ、シードラゴンロボは三体のマシンが合体して三通りの巨大ロボットになれるという斬新なシステムなのだよ。
なんと、主題歌まであるのだ!
若い命が真っ赤に燃えて♪ シードラゴンスパーク空高く♪
見たか、合体シードラゴンロボだ♪♪」
それ、システムも主題歌も『ゲッ◎ーロボ』のパクリだよね?!
「三体のメカが合体するから、君たちの『友情パワー』をいかせるという素晴らしいメリットがあるのだ!!」
「……ええと、私は二人とも全然嫌いではないですが、ロボットを一緒に操縦できるほど息がぴったり合うほど日ごろから仲良くしているわけではないんですけど…。」
「大丈夫、基本操縦は瀬利亜ちゃんにやってもらうから♪」
「それ、わざわざ三人が乗る意味があるんですか?!!」
「そ、そうだ!!楓と一緒に乗って、うまく操縦できるわけがないんだ!」
「聡!なんですってーーー!!!」
……ええと、いきなり仲間割れ?が起こったのですが…。
「三人とも待ちたまえ!!こんなこともあろうかと、予備&にぎやかし要員を確保してあるんだ!入りたまえ!橋本君!!」
「……ちーす…。橋本です…。」
うん、無理やり連れてこられたらしい橋本君が入ってきました。
果たして、私たちはシードラゴンロボをうまく操縦して敵メカを撃退することができるのでしょうか?!!
続く
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