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シルクロード編
23 エピローグ
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豪華ホテルでの六泊はあっという間に過ぎてしまいました。
最初の二泊は食事以外ホテルの部屋から出ないという状態でした。
『太陽が黄色い』とか、『動物のように』とか、『盛った表現』だと思っていましたが、『現実』でした!!
悪いことをしているなら頑張ってストップするところ、ナースチャから誘われると……歯止めが一切ありませんでした。
万が一『できて』いたりした場合は『責任を取る』しかありません。
まあ、うちの家族は三人ともナースチャとの付き合いに賛成し、特に母は『早くナースチャちゃんを嫁にもらえ』とか、『早く孫が見たい』とか言っていたので、むしろ喜ぶかもしれません。
ナースチャに『将来はしがない日本史教師だけど構わないか?』と聞いたら、『私がいくらでも養ってあげるから大丈夫!心配しないで♪』と返されました。
ナースチャの現在の年収と貯蓄を聞いてびっくりです!!
今のナースチャの貯蓄だけでも僕が一生かかっても稼げそうにありません。
それを言ったらナースチャはくすくす笑っていました。
「仮にそうであっても気にしないし、おそらく『唯の教師になるのは無理』で、現在の錦織先生のように『教師とモンスターバスター掛け持ち』になるんじゃないか」と推測してました。
えええ??!!僕がモンスターバスターとか……うん、最後にアテナさんに能力を大きく引き出してもらったよね…。
最後には僕のレベルが111になっていたけれど、A級モンスターバスターがちょうど皇たち『二ツ橋勇者隊』くらいのレベル50~60くらいからじゃないかということから、僕は十分に適正があるようです。
もっとも実戦経験や能力の偏りなどから、もしモンスターバスターになるならナースチャを支援するB級モンスターバスターからスタートするのではないかということだ。
「でも、僕なんかが大して戦えるわけじゃないし、それはナースチャが僕を買いかぶりすぎじゃないの?」
「確かに私は巧人がこの世で一番大好きだけれど、それとこれは話は別だよ。
巧人の鑑定能力もだけど、具現化能力は支援技能としてはものすごく有効で、重宝されるよ。さらに、具現化したものが自立して動かすことができるから、訓練と精進次第では一人でもいろんな事件を解決できるようになると思う。
ただ、性格が温厚で戦闘向きでないから、A級モンスターバスターになってガンガン活躍する…ということにはならないかもね。
そうそう、巧人みたいな具現化能力はすごく貴重なはずだから、確実にお誘いが来ると思う。だから、二人で一緒に進路を考えてみよう♪」
「え?じゃあ、僕はもう普通の人生を歩むことは不可能なのかい?」
僕の言葉にナースチャはくすくす笑う。
「私をお嫁さんにしてくれると決めた時点で、普通の人生を歩むのは無理だよ。
ただ、いろいろあっても二人で幸せな人生はいくらでも作っていけそうだけどね♪」
……そうでした…。『ロシアの英雄』、『不死の騎士』の片割れをお嫁さんにして普通の人生なんか歩みようがないよね。
なお、三日目からは海で泳いだり、いちゃいちゃしたり、買い物したり、いちゃいちゃしたり……やっぱりいちゃいちゃ比率の方がずっと高かったです。
おかげで、ホテルを出る時は名残惜しくて仕方ありませんでした。
「今度は新婚旅行の時に来ればいいじゃない♪それとも、新婚旅行はヨーロッパとか歴史のあるところにする?巧人歴史が大好きだし。」
ナースチャはニコニコしながらホテルから出ようとしている。
前向きだ!僕も見習わなくては!!
そして、二人がホテルから出た瞬間、青い空は姿を消した。
気付いた時、僕は真っ暗な中、布団の中にいた。
思わず起き上がり、スマホに手を伸ばそうとすると…着信だ!
こんな夜中に電話が…ナースチャからだ!!
慌てて電話に出ると、少し焦ったようなナースチャの声が聞こえてくる。
「巧人!そっちは夢じゃないよね?!!私は戻った途端、エレーナに泣き付かれてしばらく、バタバタしていたんだ。今ようやくエレーナが落ち着いてくれたからあわてて巧人に電話したんだ!」
「そうか?!エレーナさん、途中で強制送還されていたよね。だから、ナースチャを心配されていたんだね?!」
「巧人、覚えててくれたんだ!!巧人にとっても夢じゃなかったんだね、よかった!!
巧人との初体験が万が一夢だったりしたらどうしようかと……。
エレーナ?!『初体験てどういうことか?!』だって?
え?それはお互いに想いあう男女が一緒の部屋に泊まったら……。
巧人、こっちは少し騒ぎになりそうなので、いったん切るね!」
こうして、僕たちは無事、天竺への旅から帰還したのでした。
~~☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~~
翌日、ナースチャが下宿している瀬利亜さんの家に行くと、エレーナが落ち込んでいました。もう僕たちがくっつくのを阻止するのが無理…とあきらめモードに入ってくれたようです。
そして、瀬利亜さんから『危険な誘惑』がありました。
「大きめの部屋を貸すから二人で住め!(同棲したら♪)」ということだそうで…。
『まだ、高校生だから』という理由で『残念ながら』断ると、さも残念そうに肩を竦められて言われました。
「巧人さんが一八になられたらさっさと入籍されたら?
まあ、『必要なら』ナースチャと相談の上で『空いた部屋を確保』しておくから、いつでも『二人でご自由に使って』もらって構わないわよ。
まあ、シート等の洗濯だけは自分達でしてね♪」
大家さん!そんなことでいいんですか??!!いえ、お気持ちはすごくありがたいです!!
正月明けに瀬利亜さん家に下宿されていたアルテアさんと瀬利亜さん家で執事をされていた久能巧さんが結婚されました。
いつの間にそんなサプライズがあったんですか??!!
また、冬休み中は何度もナースチャとデートをし、終わった後は瀬利亜さん家の空き部屋で……十代後半の健康な男子が『家族公認の恋人』がいて、我慢できるはずがありません。察してください…。
という風に僕とナースチャがどんどん関係を深めていきました。
そして、冬休みがあけ、新学期となります。
「やあ、巧人♪久しぶりに会えてうれしいよ♪♪」
ナースチャと二人で学校に着くと、カイザスさんが校門のところに立っていました。
「…あの、もしかして、『待っていてくれた』わけですか…?」
少し嫌そうに僕が口を開くと、カイザスさんは心の底からの笑顔で言ってくれました。
「はっはっは♪もちろんだとも!
愛する巧人なら何時間でも待てちゃうぞ♪」
いえ、待っていただかなくて結構です…。
現在『恋愛中』 対象:巧人 愛の深さ:LV14
……えーと相変わらず増え続けているようですね…。
『あら、巧人君♪ご自身とナースチャの愛の深さを鑑定してみたら?』
ええ?!向こうの旅以来にアテナさんが話しかけてきたよ!!
言われて久しぶりに僕たちの数字を確認したところ…。
僕 『恋愛中』 対象:アナスタシア 愛の深さ:LV22
ナースチャ 『恋愛中』 対象:巧人 愛の深さ:LV24
ええええええ!!!!!めちゃめちゃ増えてるんですが!!!
『心から愛しあう男女が、お互いを大切にしながら《行為に及んだ場合》はお互いに対する愛情が急激に増加するようだね♪これからもナースチャをずっと《大切に愛してあげて》ね♪』
…そ、そうだったんですね…ああああ!!ナースチャが顔を赤くしながらこっちを見てるんですが?!!アテナさんがナースチャにも伝えたのですね??!!
そんな僕たちの様子をカイザスさんが不思議そうに見ているので、ナースチャがカイザスさんの耳元に何やら囁いております…。
灰になったよ!!カイザスさんが燃え尽きて灰になってしまいました!!
ナースチャ!今の話をカイザスさんにしたのだね???!!!
「さあ巧人♪教室に行こうか♪」
僕たちは燃え尽きてしまっているカイザスさんを置いて、ナースチャに手を引かれながら教室に向かっていきました。
「みんな元気そうだな!寒いけど頑張ろうな♪」
担任の『熱血屋』山縣先生がニコニコしてホームルームを進めていく。
「そうそう、今日は転入生があるんだ。
遠方から下宿だそうだから、みんな、仲良くしてやってくれよな♪」
そして、入ってきた女子生徒を見て、僕とナースチャの顎が落ちた。
「徳川桜です。みなさま、よろしくお願いします♪」
「徳川さんはとあるお家のお嬢様だそうだから、あまり変なことを教えないように♪」
いえいえ、お嬢様ではなくて、『お姫様』ですから!!!
「おお、ちょうど目があった水守とアナスタシアの二人に徳川さんの面倒を見てもらおうかな♪」
ちょうど目があったのではなくて、無理やり合わせたんですよね??!
まあ、言われなくても桜姫の面倒は僕たちが見ますけどね!!
完
最初の二泊は食事以外ホテルの部屋から出ないという状態でした。
『太陽が黄色い』とか、『動物のように』とか、『盛った表現』だと思っていましたが、『現実』でした!!
悪いことをしているなら頑張ってストップするところ、ナースチャから誘われると……歯止めが一切ありませんでした。
万が一『できて』いたりした場合は『責任を取る』しかありません。
まあ、うちの家族は三人ともナースチャとの付き合いに賛成し、特に母は『早くナースチャちゃんを嫁にもらえ』とか、『早く孫が見たい』とか言っていたので、むしろ喜ぶかもしれません。
ナースチャに『将来はしがない日本史教師だけど構わないか?』と聞いたら、『私がいくらでも養ってあげるから大丈夫!心配しないで♪』と返されました。
ナースチャの現在の年収と貯蓄を聞いてびっくりです!!
今のナースチャの貯蓄だけでも僕が一生かかっても稼げそうにありません。
それを言ったらナースチャはくすくす笑っていました。
「仮にそうであっても気にしないし、おそらく『唯の教師になるのは無理』で、現在の錦織先生のように『教師とモンスターバスター掛け持ち』になるんじゃないか」と推測してました。
えええ??!!僕がモンスターバスターとか……うん、最後にアテナさんに能力を大きく引き出してもらったよね…。
最後には僕のレベルが111になっていたけれど、A級モンスターバスターがちょうど皇たち『二ツ橋勇者隊』くらいのレベル50~60くらいからじゃないかということから、僕は十分に適正があるようです。
もっとも実戦経験や能力の偏りなどから、もしモンスターバスターになるならナースチャを支援するB級モンスターバスターからスタートするのではないかということだ。
「でも、僕なんかが大して戦えるわけじゃないし、それはナースチャが僕を買いかぶりすぎじゃないの?」
「確かに私は巧人がこの世で一番大好きだけれど、それとこれは話は別だよ。
巧人の鑑定能力もだけど、具現化能力は支援技能としてはものすごく有効で、重宝されるよ。さらに、具現化したものが自立して動かすことができるから、訓練と精進次第では一人でもいろんな事件を解決できるようになると思う。
ただ、性格が温厚で戦闘向きでないから、A級モンスターバスターになってガンガン活躍する…ということにはならないかもね。
そうそう、巧人みたいな具現化能力はすごく貴重なはずだから、確実にお誘いが来ると思う。だから、二人で一緒に進路を考えてみよう♪」
「え?じゃあ、僕はもう普通の人生を歩むことは不可能なのかい?」
僕の言葉にナースチャはくすくす笑う。
「私をお嫁さんにしてくれると決めた時点で、普通の人生を歩むのは無理だよ。
ただ、いろいろあっても二人で幸せな人生はいくらでも作っていけそうだけどね♪」
……そうでした…。『ロシアの英雄』、『不死の騎士』の片割れをお嫁さんにして普通の人生なんか歩みようがないよね。
なお、三日目からは海で泳いだり、いちゃいちゃしたり、買い物したり、いちゃいちゃしたり……やっぱりいちゃいちゃ比率の方がずっと高かったです。
おかげで、ホテルを出る時は名残惜しくて仕方ありませんでした。
「今度は新婚旅行の時に来ればいいじゃない♪それとも、新婚旅行はヨーロッパとか歴史のあるところにする?巧人歴史が大好きだし。」
ナースチャはニコニコしながらホテルから出ようとしている。
前向きだ!僕も見習わなくては!!
そして、二人がホテルから出た瞬間、青い空は姿を消した。
気付いた時、僕は真っ暗な中、布団の中にいた。
思わず起き上がり、スマホに手を伸ばそうとすると…着信だ!
こんな夜中に電話が…ナースチャからだ!!
慌てて電話に出ると、少し焦ったようなナースチャの声が聞こえてくる。
「巧人!そっちは夢じゃないよね?!!私は戻った途端、エレーナに泣き付かれてしばらく、バタバタしていたんだ。今ようやくエレーナが落ち着いてくれたからあわてて巧人に電話したんだ!」
「そうか?!エレーナさん、途中で強制送還されていたよね。だから、ナースチャを心配されていたんだね?!」
「巧人、覚えててくれたんだ!!巧人にとっても夢じゃなかったんだね、よかった!!
巧人との初体験が万が一夢だったりしたらどうしようかと……。
エレーナ?!『初体験てどういうことか?!』だって?
え?それはお互いに想いあう男女が一緒の部屋に泊まったら……。
巧人、こっちは少し騒ぎになりそうなので、いったん切るね!」
こうして、僕たちは無事、天竺への旅から帰還したのでした。
~~☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~~
翌日、ナースチャが下宿している瀬利亜さんの家に行くと、エレーナが落ち込んでいました。もう僕たちがくっつくのを阻止するのが無理…とあきらめモードに入ってくれたようです。
そして、瀬利亜さんから『危険な誘惑』がありました。
「大きめの部屋を貸すから二人で住め!(同棲したら♪)」ということだそうで…。
『まだ、高校生だから』という理由で『残念ながら』断ると、さも残念そうに肩を竦められて言われました。
「巧人さんが一八になられたらさっさと入籍されたら?
まあ、『必要なら』ナースチャと相談の上で『空いた部屋を確保』しておくから、いつでも『二人でご自由に使って』もらって構わないわよ。
まあ、シート等の洗濯だけは自分達でしてね♪」
大家さん!そんなことでいいんですか??!!いえ、お気持ちはすごくありがたいです!!
正月明けに瀬利亜さん家に下宿されていたアルテアさんと瀬利亜さん家で執事をされていた久能巧さんが結婚されました。
いつの間にそんなサプライズがあったんですか??!!
また、冬休み中は何度もナースチャとデートをし、終わった後は瀬利亜さん家の空き部屋で……十代後半の健康な男子が『家族公認の恋人』がいて、我慢できるはずがありません。察してください…。
という風に僕とナースチャがどんどん関係を深めていきました。
そして、冬休みがあけ、新学期となります。
「やあ、巧人♪久しぶりに会えてうれしいよ♪♪」
ナースチャと二人で学校に着くと、カイザスさんが校門のところに立っていました。
「…あの、もしかして、『待っていてくれた』わけですか…?」
少し嫌そうに僕が口を開くと、カイザスさんは心の底からの笑顔で言ってくれました。
「はっはっは♪もちろんだとも!
愛する巧人なら何時間でも待てちゃうぞ♪」
いえ、待っていただかなくて結構です…。
現在『恋愛中』 対象:巧人 愛の深さ:LV14
……えーと相変わらず増え続けているようですね…。
『あら、巧人君♪ご自身とナースチャの愛の深さを鑑定してみたら?』
ええ?!向こうの旅以来にアテナさんが話しかけてきたよ!!
言われて久しぶりに僕たちの数字を確認したところ…。
僕 『恋愛中』 対象:アナスタシア 愛の深さ:LV22
ナースチャ 『恋愛中』 対象:巧人 愛の深さ:LV24
ええええええ!!!!!めちゃめちゃ増えてるんですが!!!
『心から愛しあう男女が、お互いを大切にしながら《行為に及んだ場合》はお互いに対する愛情が急激に増加するようだね♪これからもナースチャをずっと《大切に愛してあげて》ね♪』
…そ、そうだったんですね…ああああ!!ナースチャが顔を赤くしながらこっちを見てるんですが?!!アテナさんがナースチャにも伝えたのですね??!!
そんな僕たちの様子をカイザスさんが不思議そうに見ているので、ナースチャがカイザスさんの耳元に何やら囁いております…。
灰になったよ!!カイザスさんが燃え尽きて灰になってしまいました!!
ナースチャ!今の話をカイザスさんにしたのだね???!!!
「さあ巧人♪教室に行こうか♪」
僕たちは燃え尽きてしまっているカイザスさんを置いて、ナースチャに手を引かれながら教室に向かっていきました。
「みんな元気そうだな!寒いけど頑張ろうな♪」
担任の『熱血屋』山縣先生がニコニコしてホームルームを進めていく。
「そうそう、今日は転入生があるんだ。
遠方から下宿だそうだから、みんな、仲良くしてやってくれよな♪」
そして、入ってきた女子生徒を見て、僕とナースチャの顎が落ちた。
「徳川桜です。みなさま、よろしくお願いします♪」
「徳川さんはとあるお家のお嬢様だそうだから、あまり変なことを教えないように♪」
いえいえ、お嬢様ではなくて、『お姫様』ですから!!!
「おお、ちょうど目があった水守とアナスタシアの二人に徳川さんの面倒を見てもらおうかな♪」
ちょうど目があったのではなくて、無理やり合わせたんですよね??!
まあ、言われなくても桜姫の面倒は僕たちが見ますけどね!!
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