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2.現代でのあつかい

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 ところ変われば名も変わる。時代が変われば扱いも変わる。
 そういうわけで、現代における顔面射精(以後、「顔射」)とはどう見られているのか。そこに言及していこう。
 まず、「顔射」とはいわゆる「ぶっかけ」の一部と言える。「ぶっかけ」自体は、単独または複数により対象へ(体外部であれば)部位を選ばず射精するプレイである。
 少し話は逸れるが、「髪コキ」という頭髪で男性器を刺激し射精に至る行為がある。これもまた、必ずしも顔や頭部に限らないまでも「顔射」の延長線上にあると言える。
 続いて「フェラ」、「フェラチオ」、「口淫」と言っておけばわかるであろう行為でも、口内から溢れたり距離をおいて注ぐ形から「顔射」へと派生することもありうる。
 カウパー腺液を顔に塗りたくるというのも含まれる可能性は0ではない。
 広義とすれば割とパターンがあるため、媒体を問わず様々なシチュエーションで使われる。
 反面、ズバリ言うが――メインで成立するプレイではないということである。行為やフェティッシュ、シチュエーションの幅がなかった時代であれば違っただろうが、現代においてはあまりインパクトがあるとは言い難い。
 要は“時代の敗北者”である。
 顔射好きの諸兄が取り消せよ今の言葉と申されるかもしれないが、議論などいくらでもしていただいて構わない。新たなる性の道が開けるやもしれないから。
 とりあえず、一旦は落ち着いて続きを読んで欲しい。
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