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第16章五つの玉流星群が降り注ぐ星

流星群が降り注ぐ星#33

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走り出して3日目の朝、長老がぴたっと歩くのをやめ、こちらを振り向いてこう言ったんだ。

「御主らすまない、道を間違えたみたいじゃ難儀やが一度戻るぞ!これも修行じゃ我慢せい」って

長老は疲れを一切見せず、来た道をまた歩き出した。

「さて、戻って来たわけじゃが御主ら唯、走っとる訳じゃあるまいな?ただ走ってるだけじゃと、いつか体力の限界が来てしまうぞ、それを踏まえてわしに付いて来なさい!」

花子が何かに気づいたのか、その場に立ち止まり力を溜め始めた。

「皆んな見て、今まで手にしか力を入れてなかったけど、その力を足に移したらどうでしょう、まるで翼が生えたかの様に軽やかに走れるじゃない!凄いわ!大発見だわ」

花子は力のコントロールが上手く、難しいパワー移動を容易くこなしたそうな…続く
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