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一章 絵画修復士として
012 知らない性の目覚め
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白鳥ボートに乗りたかったわけではない。
親に甘える小さな子供が羨ましくて、嫌な感情がひしめいていた。
これは嫉妬だ。自分にはなく、小さな子供が持っている愛情にやっかみが生まれ、自己嫌悪に陥っていた。
かき消すように、誠一はうきうきとしながら白鳥ボートに乗ろうと誘ってくれ、手に触れた瞬間、忸怩たる思いでいっぱいになった。
少しのわがままなら許されるかとソフトクリームをおねだりしたところ、デレデレになりながらごちそうしてくれた。
ものにつられたと思われても、ますます彼が頭から離れなくなった。
彼との確かな繋がりを求めずにはいられない。
キッチンで作業を終えると、ちょうど誠一がやってきたところだった。
「お茶はいかがですか?」
「もう充分だ。それよりすまない。任せっきりになってしまったね」
「葉山先生へのお客様なのに、私がリビングにいたらおかしいでしょう」
今日は誠一の仕事関係者が来ていた。
二時間ほどで帰ったが、気を張っていたのか誠一の顔色があまりよくない。
「お茶を持ってきてくれた君を見て、一緒に話がしたいと一点張りだったよ。さすがに無理だと断ったが。仕事の話より、断るのに苦労した」
「愉快な方でしたね。光栄ですが、さすがにお仕事でいらっしゃったのに、私が混じるわけにはいきませんから」
誠一は咲の頭を撫で、頬、首と徐々に下がっていく。
最後は抱きすくめられ、咲もへ手を回す。
望まれていることは判っていた。勇気が出なくて、答えを出せずにいた。
「していいの?」
数秒間無言で、どう反応すべきか返答に困ってしまう。
「最後の砦と申しますか、経験がないのです」
「安心した」
「面倒だとは思いませんか?」
「どうして? 嬉しいよ」
もう一つ、越えなければならない山がある。
「その……私はとてもドジで、よく怪我をしてしまうのです。身体に痕が残っているかもしれません……」
苦し紛れだが、後々聞かれるよりずっとよかった。
予防線を張ることで、父から受けた寵愛の痕も乗り越えられる気がした。
「うん……知ってる」
咲は瞠目し、背中を回す腕に力を込める。
彼の前で転んだことは一度もない。すべてを把握した上で呑み込んでくれたのだ。
父にされていることも、彼はすべて把握していた──。
「大丈夫だから。俺に身を任せて」
「葉山先生……」
「全部愛するよ。心も身体も」
美しい、と誠一は心の声を漏らした。
窓を突き抜ける月明かりは咲を照らし、浴衣の紫陽花を照らす。
見せつけるように帯を取る。自慢したいのは天にいる神様だ。天女のような慎ましい心と身体を見せられて、さぞかしハンカチを噛んでいることだろう。
「控えめなのはここもだな」
「あっ……そこは…………」
乳暈の回りを音を立てて唇を落としていく。
花が咲いたように赤く彩り、中心が芯を持ち誘っている。
「んっ…………」
浴衣を押し上げたものは誠一に伝わり、上下に揺すりながら胸を可愛がり続けた。
「まだだ。今度は反対も」
乳暈にキスをしていけば、左側も固く凝っていく。
雄を誘うように甘い香りを垂れ流し、判っていても好ましくて仕方ない。
浴衣を割って天にそそり立つものに触れた。
「先生……そこは……」
「名前で呼んで」
「せ、いち……さん?」
「いい子だ」
濡れそぼった先端に触れてみると、官能の渦に巻き込まれないようにと咲は抗っている。
少年らしい甘酸っぱい羞恥が垣間見えて、居ても立ってもいられず口内へ誘った。
「ああっ……ぁ……、ゃ…………」
「ンッ……ふ……っ」
笠を重点的に舌で弄び、指で軽く先端を広げた。
赤く染まり透明な液が溢れ、こじ開けるように舌を入れる。
酸素を求めて胸を天井へ目掛けて張り、赤く熟れる突起があまりに魅力的で指で弾いた。
「ああっ……も、だめっ…………!」
めくれた肉襞からどぶっと精が溢れ、誠一は一滴残らず喉へ流し込む。
「俺の好きな味だ」
「美味しくないでしょうに……あっ」
後孔に指を押しつけ、皺を伸ばすように弄ると、ひくんと窄まりが縮こまった。
銀色の小袋を開けると蜂蜜の香りがした。
スキンを中指に被せ、粘着ある液体を塗りたくるようにしながら一本挿入してみると、簡単に誘った。
「あ、あ、……ん…………っ」
「ああ……とても良い顔だ。君の肌に赤が映える。ほら、ここも」
甘く熟れた突起に貪りつき、水音を立てて舌で舐めとった。
二度目の精を放った頃、二本の指を挿入る。
初めてのわりにはよく熟れている。頑なにシャワーを浴びたいと言って聞かなかったが、自分で慣らしてきたのだろう。うれしさで笑いそうになる。
「君の持つ世界はきらきらしている。目の奥も心も、咲を求めてやまないよ」
「先生……入れて……」
「誠一、だろう?」
「誠一……さん」
自分の屹立にスキンを被せ、尻の谷間を親指で広げる。
小さな蕾は期待を込めてひくついている。
膨らんだ先端を押し当て、ゆっくりと進めていくと、柔らかな肉襞に圧迫され、声が漏れてしまう。
半分ほど挿入ったところで咲の様子を伺うと、苦しいのか眉間に皺が寄っている。けれど確かな快楽も生まれていて、掠れた声が脳と屹立を刺激する。
「動くよ」
細い腰を掴んだまま後ろから抜き差しすると、小さな後孔が窄まった。誘っているのか押しやろうとしているのか、どちらにせよ気持ちよくてたまらなかった。
「あ、あっ……ぁ……ぃ…………」
半勃ちのままでいる欲望を扱けばたちまち芯を持ち、天井を向く。
「──ッ……んっ…………!」
「はあっ……も、いく…………!」
どろっとしたものが薄い膜を隔てて吐き出され、同時に天井を向いた屹立からも勢いよく飛び出した。
「せ……いち、さん……」
息も切れ切れに、咲の薄い胸が大きく動く。
汗に濡れる喉仏に食らいつきたくなった。
か細い声に顔を近づけ、耳を傾けた。
「だいすき……」
情けなくも、管に残った精が噴き出した。
起こされたのは月明かりか微かな物音か。どちらであっても幸せで目覚めのいい起床だった。
擦れる音に顔を向けると、半裸で真剣な眼差しをこちらに向ける誠一がいた。鉛筆をスケッチブックに走らせていて、起きようとすると制止される。
「そのままで。今の咲はすごく淑やかだ」
「あっ……なんですか、これ……」
肌が透けるほどの沙が身体に一枚かかっている。
一番隠したい部分にもかけられているが、栗色の薄い陰毛も透けて見えている。
全裸にかけられても何もかもが丸見えで、何もないよりいやらしさがあった。
「こんな格好で……」
「胸を隠さないで見せてくれ。……そう、腕は頭の上に」
ちょうど腰辺りを描いていて、誠一の目はある一点に集中した。
それがどこなのか判り、咲は目を閉じて大きく息を吐く。
太股を擦りつけたくても、紗一枚ではどうなっているかバレバレだろう。
「少し紗が濡れているよ。元気になっちゃった?」
「誠一さんが……見るから……」
つい数時間前まで喘ぎっぱなしだった声は枯れ、喉が少しヒリヒリした。
「咲、君に相談がある。とはいっても、もう止まらないが」
「一応聞きますが、なんでしょうか?」
おおよその見当はついていたが、当たってほしくないと一縷の望みをかけて問う。
「君の裸の絵を描きたい。前回みたいにではなく、今のように」
「全裸のままってことですか?」
「そうだ。できれば、個展で発表したいと思っている」
「それはいくらなんでも……前の絵とは違います。今回は……下も……」
「すべてをさらけ出して俺に身を任せて描かせてくれるという、心を開いた君を描きたいんだ。普通だったら許さないだろう? 俺を警察へ突き出せばいい」
「そんなこと……するはずがありません。起きてこのような状況になっていても、実は興奮している私がいます」
「そうだろうね。嬉しいよ。隠さず描かせてもらうよ」
誠一はもう一度濡れている半勃ちの欲に視線を落とし、鉛筆を握った。
考えるのは父のことだ。蘇芳のコレクションという自覚はあるが、あの男は孫を望んでいる。だがまさか同性と恋人になったと知ったら、誠一に何かするのではと怖かった。
「じっくり描きたいのに、君のそこに貪りつきたいよ」
「終わってからでもできるでしょう?」
誠一の息を呑む音が聞こえた。
「好きな人との行為は、こんなに素晴らしいものだとは思いもしませんでした。汚らわしいとさえ思っていたのに」
「欲をぶつけるだけじゃなく、愛を伝え合うまばゆいものだと知ったよ」
育てた愛を壊したくない。心からそう強く願った。
親に甘える小さな子供が羨ましくて、嫌な感情がひしめいていた。
これは嫉妬だ。自分にはなく、小さな子供が持っている愛情にやっかみが生まれ、自己嫌悪に陥っていた。
かき消すように、誠一はうきうきとしながら白鳥ボートに乗ろうと誘ってくれ、手に触れた瞬間、忸怩たる思いでいっぱいになった。
少しのわがままなら許されるかとソフトクリームをおねだりしたところ、デレデレになりながらごちそうしてくれた。
ものにつられたと思われても、ますます彼が頭から離れなくなった。
彼との確かな繋がりを求めずにはいられない。
キッチンで作業を終えると、ちょうど誠一がやってきたところだった。
「お茶はいかがですか?」
「もう充分だ。それよりすまない。任せっきりになってしまったね」
「葉山先生へのお客様なのに、私がリビングにいたらおかしいでしょう」
今日は誠一の仕事関係者が来ていた。
二時間ほどで帰ったが、気を張っていたのか誠一の顔色があまりよくない。
「お茶を持ってきてくれた君を見て、一緒に話がしたいと一点張りだったよ。さすがに無理だと断ったが。仕事の話より、断るのに苦労した」
「愉快な方でしたね。光栄ですが、さすがにお仕事でいらっしゃったのに、私が混じるわけにはいきませんから」
誠一は咲の頭を撫で、頬、首と徐々に下がっていく。
最後は抱きすくめられ、咲もへ手を回す。
望まれていることは判っていた。勇気が出なくて、答えを出せずにいた。
「していいの?」
数秒間無言で、どう反応すべきか返答に困ってしまう。
「最後の砦と申しますか、経験がないのです」
「安心した」
「面倒だとは思いませんか?」
「どうして? 嬉しいよ」
もう一つ、越えなければならない山がある。
「その……私はとてもドジで、よく怪我をしてしまうのです。身体に痕が残っているかもしれません……」
苦し紛れだが、後々聞かれるよりずっとよかった。
予防線を張ることで、父から受けた寵愛の痕も乗り越えられる気がした。
「うん……知ってる」
咲は瞠目し、背中を回す腕に力を込める。
彼の前で転んだことは一度もない。すべてを把握した上で呑み込んでくれたのだ。
父にされていることも、彼はすべて把握していた──。
「大丈夫だから。俺に身を任せて」
「葉山先生……」
「全部愛するよ。心も身体も」
美しい、と誠一は心の声を漏らした。
窓を突き抜ける月明かりは咲を照らし、浴衣の紫陽花を照らす。
見せつけるように帯を取る。自慢したいのは天にいる神様だ。天女のような慎ましい心と身体を見せられて、さぞかしハンカチを噛んでいることだろう。
「控えめなのはここもだな」
「あっ……そこは…………」
乳暈の回りを音を立てて唇を落としていく。
花が咲いたように赤く彩り、中心が芯を持ち誘っている。
「んっ…………」
浴衣を押し上げたものは誠一に伝わり、上下に揺すりながら胸を可愛がり続けた。
「まだだ。今度は反対も」
乳暈にキスをしていけば、左側も固く凝っていく。
雄を誘うように甘い香りを垂れ流し、判っていても好ましくて仕方ない。
浴衣を割って天にそそり立つものに触れた。
「先生……そこは……」
「名前で呼んで」
「せ、いち……さん?」
「いい子だ」
濡れそぼった先端に触れてみると、官能の渦に巻き込まれないようにと咲は抗っている。
少年らしい甘酸っぱい羞恥が垣間見えて、居ても立ってもいられず口内へ誘った。
「ああっ……ぁ……、ゃ…………」
「ンッ……ふ……っ」
笠を重点的に舌で弄び、指で軽く先端を広げた。
赤く染まり透明な液が溢れ、こじ開けるように舌を入れる。
酸素を求めて胸を天井へ目掛けて張り、赤く熟れる突起があまりに魅力的で指で弾いた。
「ああっ……も、だめっ…………!」
めくれた肉襞からどぶっと精が溢れ、誠一は一滴残らず喉へ流し込む。
「俺の好きな味だ」
「美味しくないでしょうに……あっ」
後孔に指を押しつけ、皺を伸ばすように弄ると、ひくんと窄まりが縮こまった。
銀色の小袋を開けると蜂蜜の香りがした。
スキンを中指に被せ、粘着ある液体を塗りたくるようにしながら一本挿入してみると、簡単に誘った。
「あ、あ、……ん…………っ」
「ああ……とても良い顔だ。君の肌に赤が映える。ほら、ここも」
甘く熟れた突起に貪りつき、水音を立てて舌で舐めとった。
二度目の精を放った頃、二本の指を挿入る。
初めてのわりにはよく熟れている。頑なにシャワーを浴びたいと言って聞かなかったが、自分で慣らしてきたのだろう。うれしさで笑いそうになる。
「君の持つ世界はきらきらしている。目の奥も心も、咲を求めてやまないよ」
「先生……入れて……」
「誠一、だろう?」
「誠一……さん」
自分の屹立にスキンを被せ、尻の谷間を親指で広げる。
小さな蕾は期待を込めてひくついている。
膨らんだ先端を押し当て、ゆっくりと進めていくと、柔らかな肉襞に圧迫され、声が漏れてしまう。
半分ほど挿入ったところで咲の様子を伺うと、苦しいのか眉間に皺が寄っている。けれど確かな快楽も生まれていて、掠れた声が脳と屹立を刺激する。
「動くよ」
細い腰を掴んだまま後ろから抜き差しすると、小さな後孔が窄まった。誘っているのか押しやろうとしているのか、どちらにせよ気持ちよくてたまらなかった。
「あ、あっ……ぁ……ぃ…………」
半勃ちのままでいる欲望を扱けばたちまち芯を持ち、天井を向く。
「──ッ……んっ…………!」
「はあっ……も、いく…………!」
どろっとしたものが薄い膜を隔てて吐き出され、同時に天井を向いた屹立からも勢いよく飛び出した。
「せ……いち、さん……」
息も切れ切れに、咲の薄い胸が大きく動く。
汗に濡れる喉仏に食らいつきたくなった。
か細い声に顔を近づけ、耳を傾けた。
「だいすき……」
情けなくも、管に残った精が噴き出した。
起こされたのは月明かりか微かな物音か。どちらであっても幸せで目覚めのいい起床だった。
擦れる音に顔を向けると、半裸で真剣な眼差しをこちらに向ける誠一がいた。鉛筆をスケッチブックに走らせていて、起きようとすると制止される。
「そのままで。今の咲はすごく淑やかだ」
「あっ……なんですか、これ……」
肌が透けるほどの沙が身体に一枚かかっている。
一番隠したい部分にもかけられているが、栗色の薄い陰毛も透けて見えている。
全裸にかけられても何もかもが丸見えで、何もないよりいやらしさがあった。
「こんな格好で……」
「胸を隠さないで見せてくれ。……そう、腕は頭の上に」
ちょうど腰辺りを描いていて、誠一の目はある一点に集中した。
それがどこなのか判り、咲は目を閉じて大きく息を吐く。
太股を擦りつけたくても、紗一枚ではどうなっているかバレバレだろう。
「少し紗が濡れているよ。元気になっちゃった?」
「誠一さんが……見るから……」
つい数時間前まで喘ぎっぱなしだった声は枯れ、喉が少しヒリヒリした。
「咲、君に相談がある。とはいっても、もう止まらないが」
「一応聞きますが、なんでしょうか?」
おおよその見当はついていたが、当たってほしくないと一縷の望みをかけて問う。
「君の裸の絵を描きたい。前回みたいにではなく、今のように」
「全裸のままってことですか?」
「そうだ。できれば、個展で発表したいと思っている」
「それはいくらなんでも……前の絵とは違います。今回は……下も……」
「すべてをさらけ出して俺に身を任せて描かせてくれるという、心を開いた君を描きたいんだ。普通だったら許さないだろう? 俺を警察へ突き出せばいい」
「そんなこと……するはずがありません。起きてこのような状況になっていても、実は興奮している私がいます」
「そうだろうね。嬉しいよ。隠さず描かせてもらうよ」
誠一はもう一度濡れている半勃ちの欲に視線を落とし、鉛筆を握った。
考えるのは父のことだ。蘇芳のコレクションという自覚はあるが、あの男は孫を望んでいる。だがまさか同性と恋人になったと知ったら、誠一に何かするのではと怖かった。
「じっくり描きたいのに、君のそこに貪りつきたいよ」
「終わってからでもできるでしょう?」
誠一の息を呑む音が聞こえた。
「好きな人との行為は、こんなに素晴らしいものだとは思いもしませんでした。汚らわしいとさえ思っていたのに」
「欲をぶつけるだけじゃなく、愛を伝え合うまばゆいものだと知ったよ」
育てた愛を壊したくない。心からそう強く願った。
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