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本編

3話

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ピンポーン
おっ凪が来たぞ、せなもう行くからカバン持ってこいよー
「うん!今行く!」
ガチャ
おはよう聖那、颯太!
おう、はよ!
「おっおはよう!凪にぃ!」
じゃあ行こうか
ああ
「うん!」
僕たちは学園に向かうために電車に乗った、
目的地まで揺られていると凪にぃと目が合って思わず見つめてしまったが微笑み返してくれた、この身体の記憶で知ってはいたが月島凪はものすごくイケメンだ、そして笑うと可愛いらしい、恋愛対象が女の子の僕も照れてしまうほどだ……
そんなことを考えているうちに降りる駅に着いた
せな……お前はぐれるなよ?方向音痴なんだからな
「もっもう!はぐれないよ!」
ふふっ
僕は昔からいじられキャラだったがこの世界でもいじられるのか……凪にぃは笑ってるし…
おっ着いたぞ聖那、道は覚えたか?明日から通うんだからな、
「うん!覚えた!」
ははっなんか心配だね、せなの覚えたは昔から覚えてないから笑
「なっなに!覚えたもん!」
そうか、でも明日も一緒に行こうな……
そう言って頭を撫でてくる颯にぃと微笑ましいと思っているのか暖かい目で見てくる凪にぃ……
「もう!僕は体育館行ってくるね!」
ああ、その道を真っ直ぐ行けば体育館あるからな、
「うん!ありがと!じゃあね👋」
2人に別れを告げ僕は体育館に向かった


ざわざわ
みんなが友達を見つけ騒いでいる頃僕は体育館の端にある椅子に座って早くも気分が下がりかけていた、それは友達がいないということだ!この学園は試験のレベルが高く毎年落ちる人が続出すると言われるほどのエリート校という設定があった、つまり僕の中学までの同級生は1人もいない、記憶に残ってる人が一人もいないんだ!ましてや転生者(仮)である僕は記憶に頼ることしかできない!誰か僕を助けてぇ!!心の中でそう叫んでいると整列という声が響き予め貰っていた紙の通りに並んだ……



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