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23 義理☆

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「そんな、、、血を分けた兄弟なのに」
この世界の常識はユーリの記憶を通してでしか知らないが、日本人的感覚を持つ僕からすると、、、、兄の口でイクなんて、、、

「ダメッ」
兄は今のイキそうな状況を解ってか、よりいっそう刺激を強めてきた。

「ああぁっ、、、イ、、、イク、出る、、出ちゃうからやめ」
兄は僕がイク直前に舌で弱いカリと裏筋を掠め、一気に吸い上げた。

兄の喉奥に熱を放つ、、、、

「そんな、、、兄弟なのに、、」
気持ちよさよりも、とんでもないことをしてしまった。といった後悔のような謎の感覚に襲われる。
それをかき消すかのように兄は熱を飲み込み、ニヤリと笑う。

「なんだよ、血の繋がりが嫌なのか?なら教えてやるよ」
なんの話だ?

「俺とお前に血の繋がりはない」
は?

唖然とする中、兄は僕のモノからタラーと垂れる熱の残骸を手で取り口に持っていった。
全てが信じられない。

視界がブラックアウトした。















すごくショックなことを言われた気がする。普段は前世の記憶と人格が勝っているのに、久しぶりにユーリとしての感情が勝ったかもしれない。イった疲れからか、ショックなのかはわからないがそのまま卒倒してしまったようだ。

「お、おはよう」
布団から起きる。横には義兄がいる。
身体は兄が綺麗にしてくれたのだろうか?出した液体が乾いて~なんてことはなく綺麗である。

そして今はなぜか、本当になぜか、ショックなことを言われたはずなのに、安心感のような、胸の重みのようなものがスッとなくなったような気がしている。
なんなんだろう。
血が繋がってないなら、これからもラースと、、、なんて考えてしまっている。

「んぁ、起きたのか」
兄の目が覚める。

「のぅあ!はだ、裸」
パンツだけの兄の姿が布団から露わになる。

いつものことだ。いつものことなのだが、今日は少し違うように感じた。

慌てて両手で顔を隠す。

いつも思うが強烈な肉体美だ。

「なんだ?これをみたら欲情すんのか?」
兄が僕の手を顔から外そうとしてくる。

「しっ、しないから、、、しないから早く服着て」
今ラースを直視すると赤面する自信しかない。

ラースのもぞもぞする音が聞こえて指の隙間から様子を伺う。

上の服を着ている姿が見えた、と思ったら手を顔から剥がされた。

「何やってんだよ」
そう言われて、キスをされる。


また兄弟だからと言おうとしたが、今となっては野暮だ。
身を任せる。口の中をラースの舌が蹂躙していく。

今まで兄だったはずなのに。兄弟で、家族だったはずなのに、、、家族に向けるはずのない感情をラースにむけていることを自覚せざるを得なかった。

やっと兄からの蹂躙が終わり絶え絶えになった息を整える。

「はぁ、、、はぁ、なん、で、、」
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