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34 考えすぎると良くない、そして侍女が怖い
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ごきげんよう、王都街屋敷から出られない、アーリエアンナちゃんです!
お母様からの命令「マリアンナとそのゼリンスの実を使った新作を数点考える」は、なんとかクリアしました。
「ゼリンスワインゼリー」「ゼリンスシャーベット」「ゼリンスパフェ」「ゼリンス桃ジュース」「ゼリンスティ」「ゼリンスと桃のタルト」。【カフェ ボルドガボルド】のゼリンスの実を使った新メニューは、収穫時期に旬のデザートとして、ゼリンスずくめのお祭りメニューを提供することになりそうです。ジャムとミルクゼリーも美味しいので、こちらは店頭販売する予定です。
あ~~~、しばらくゼリンスは食べたくないです!
お母様達への普段の連絡手段は、ぽっぽ便という、白くてかわいいぽっぽという伝書トリを使った手紙便を利用することにしました。飛ぶスピードはそれほど早くはないのですが、見た目の割に強くて賢いらしく、ほぼ事故もなく手紙を届けてくれるんです。この国では森とか山越えとかが大変なので、空を飛べる分、人や馬よりずっと早く手紙を運んでくれます。夜目もききますしね。
問題は緊急時のことなんですけど、これが問題です。馬車道を単騎で走るのが一番早いんですけど、私人が勝手に爆走する訳には………怒られちゃいますよね。国の大事とかではありませんし。緊急対策が危機回避なら、どこかの安心できる場所に飛び込みとかできるんですけどねぇ。ゲームの世界の魔法があれば~~~!ないですけど。
合図を決めて花火みたいなのも、できないことはないでしょうけど、なんせ私は、個人ですし~。ないわ、思いつかないわ~。
お母様、無理ですぅ。
どうせ、緊急連絡が伝わった時には、その緊急事態は終わってますしね。も~、諦めましょう。緊急事後連絡ということにして、これまたぽっぽちゃんに頼みます。
自分のお店のことは、店舗の運営は既に両店とも人任せにしているので心配なし。
あとは今後の展開についてですね。
【オーダーメイド武器の店 ロングソード】は、ボツサンプルもカタログに加えて、新たに街に紛れ込める冒険者服を推していこうかと。マニア向けの方を現責任者に任せればよし。そして、新しい街着バージョンを、以前、騎士服のお店の責任者をされていた従姉妹のハーディナお姉様に担当をお願いできればと思うのです。
ハーディナお姉様は、騎士服大好き、軍服系マニアですので、冒険者服を、少しだけ洗練させるとか、さわやかにしたデザインを提案していただける気がします。多分。
平民服のプロに頼むとロングソードらしさがなくなるので、ハーディナお姉様の感性にかけたいと思います。
【冒険者ギルド食堂】の方は、ギルドマスターのイメージに合う、店員さんを募集する以外には、特にすることはありません。店長さんと料理人、お給仕のお姉さんと、あそこのチームは完璧ですので。
そう考えると。見た目だけのモデル扱いで募集するギルドマスターさん………邪魔かもしれません。
もう、理想のギルドマスターの絵画を描いてもらって、壁に飾るだけで良くない?良いよね?
あら?
【オーダーメイド武器の店 ロングソード】の責任者とハーディナお姉様にお話すれば、逃避行、じゃなかった、冒険の旅に出かけられそうですね。
レーリスと一緒に、変装を考えなくは!
ロングソードの打ち合わせしながら、変装に使えそうな服を物色しましょ~、そうしましょう。
「面倒くさいと思っていましたが、別に大変なことなどありませんでしたわ。」
人間、考えすぎると良くないですね!お気楽に、肩の力を抜いていきましょう。
寝泊まりしている部屋で、必要な書類を作り終えると、ルンルンと母には見せられない華麗なスキップでドアまで移動し、侍女を呼ぼうとしたアーリエアンナ。
!!!!
たまには、呼ばせてください!(涙)
ドアの外ではなく、中にいた、侍女にジトリと視線を向ければ、畏まりましたと言って、消えました。本当に消えました。
ねぇ。私、ロングソードの打ち合わせメンバーの招集をお願いって、口に出しましたっけ?
出していないですよね?
いつもながら、この屋敷の侍女が怖いんですけど!
人外は、ピンクアータ様だけではなかったようです。この屋敷の侍女をボディガードにしたら、もう全部解決したり………するような気がするのは私だけでしょうか?
お母様からの命令「マリアンナとそのゼリンスの実を使った新作を数点考える」は、なんとかクリアしました。
「ゼリンスワインゼリー」「ゼリンスシャーベット」「ゼリンスパフェ」「ゼリンス桃ジュース」「ゼリンスティ」「ゼリンスと桃のタルト」。【カフェ ボルドガボルド】のゼリンスの実を使った新メニューは、収穫時期に旬のデザートとして、ゼリンスずくめのお祭りメニューを提供することになりそうです。ジャムとミルクゼリーも美味しいので、こちらは店頭販売する予定です。
あ~~~、しばらくゼリンスは食べたくないです!
お母様達への普段の連絡手段は、ぽっぽ便という、白くてかわいいぽっぽという伝書トリを使った手紙便を利用することにしました。飛ぶスピードはそれほど早くはないのですが、見た目の割に強くて賢いらしく、ほぼ事故もなく手紙を届けてくれるんです。この国では森とか山越えとかが大変なので、空を飛べる分、人や馬よりずっと早く手紙を運んでくれます。夜目もききますしね。
問題は緊急時のことなんですけど、これが問題です。馬車道を単騎で走るのが一番早いんですけど、私人が勝手に爆走する訳には………怒られちゃいますよね。国の大事とかではありませんし。緊急対策が危機回避なら、どこかの安心できる場所に飛び込みとかできるんですけどねぇ。ゲームの世界の魔法があれば~~~!ないですけど。
合図を決めて花火みたいなのも、できないことはないでしょうけど、なんせ私は、個人ですし~。ないわ、思いつかないわ~。
お母様、無理ですぅ。
どうせ、緊急連絡が伝わった時には、その緊急事態は終わってますしね。も~、諦めましょう。緊急事後連絡ということにして、これまたぽっぽちゃんに頼みます。
自分のお店のことは、店舗の運営は既に両店とも人任せにしているので心配なし。
あとは今後の展開についてですね。
【オーダーメイド武器の店 ロングソード】は、ボツサンプルもカタログに加えて、新たに街に紛れ込める冒険者服を推していこうかと。マニア向けの方を現責任者に任せればよし。そして、新しい街着バージョンを、以前、騎士服のお店の責任者をされていた従姉妹のハーディナお姉様に担当をお願いできればと思うのです。
ハーディナお姉様は、騎士服大好き、軍服系マニアですので、冒険者服を、少しだけ洗練させるとか、さわやかにしたデザインを提案していただける気がします。多分。
平民服のプロに頼むとロングソードらしさがなくなるので、ハーディナお姉様の感性にかけたいと思います。
【冒険者ギルド食堂】の方は、ギルドマスターのイメージに合う、店員さんを募集する以外には、特にすることはありません。店長さんと料理人、お給仕のお姉さんと、あそこのチームは完璧ですので。
そう考えると。見た目だけのモデル扱いで募集するギルドマスターさん………邪魔かもしれません。
もう、理想のギルドマスターの絵画を描いてもらって、壁に飾るだけで良くない?良いよね?
あら?
【オーダーメイド武器の店 ロングソード】の責任者とハーディナお姉様にお話すれば、逃避行、じゃなかった、冒険の旅に出かけられそうですね。
レーリスと一緒に、変装を考えなくは!
ロングソードの打ち合わせしながら、変装に使えそうな服を物色しましょ~、そうしましょう。
「面倒くさいと思っていましたが、別に大変なことなどありませんでしたわ。」
人間、考えすぎると良くないですね!お気楽に、肩の力を抜いていきましょう。
寝泊まりしている部屋で、必要な書類を作り終えると、ルンルンと母には見せられない華麗なスキップでドアまで移動し、侍女を呼ぼうとしたアーリエアンナ。
!!!!
たまには、呼ばせてください!(涙)
ドアの外ではなく、中にいた、侍女にジトリと視線を向ければ、畏まりましたと言って、消えました。本当に消えました。
ねぇ。私、ロングソードの打ち合わせメンバーの招集をお願いって、口に出しましたっけ?
出していないですよね?
いつもながら、この屋敷の侍女が怖いんですけど!
人外は、ピンクアータ様だけではなかったようです。この屋敷の侍女をボディガードにしたら、もう全部解決したり………するような気がするのは私だけでしょうか?
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