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桜花・第0帝王国

百七十八話 完全勝利?

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~前回の話~

シャルとミヤビは暴走化したライカを倒すために連携する、シャルが合図を出した瞬間、ミヤビは桜舞でシャルを上にあげ、シャルは二刀流の鎌魔法でシールドに攻撃するが弾き返されてしまう、暴走ライカは攻撃モーションに入る、それを察知したシャルは顔面を蹴って後ろへ下がった。あのシールドに苦戦してしまうシャルは視線を逸らす必要があると言うが、ミヤビは逸らせないと言った。お兄さんの反応速度は超人型なため、誰にも視線は逸らせない

ミヤビは目眩しでライカを止める、だが時間は一分だ。一分でライカを倒さなくてはならない、シャルは二刀流鎌で魔法を使い、シールドに攻撃を仕掛けるが割れない。シールドを割るために鎌鼬を一段階上げ、炎鎌鼬でシールドを割る、だが目眩しはいきなり解除され、フルパワー攻撃でシャルは吹き飛ばされてしまう

ミヤビは代わりに仕留めようとしたが、苦しんでいる声が聞こえ、躊躇ってしまった
   そして攻撃を仕掛けるてくるライカから助けるシャル、シャルとミヤビの連携プレイで暴走ライカを倒した

次はクレアとリンジェ・・・

の今の状況は

クエスト9-2「悪騎士を撃破せよ」がクリアされました

クレアside

「なんか、簡単だったね」

「それは相手に失礼だよ、クレアさん」

「そうだね………私達、強くなりすぎちゃったね」

「だね………」

もう勝っていた、みんなが戦っている間に終わっていた。クレアとリンジェは強くなりすぎた、成長スピードが早すぎたため、これくらいの敵は楽勝であった。ブラックナイトと戦うにはこれくらいの実力は必要であろう、ブラックナイトがどれだけ強いか、未だに分かってない無い、不明のままである。

早く勝ってしまったクレアとリンジェは王国へ戻った、王国には戦って勝ったみんなが居た、だがまだレンと莉乃香が居ない

「まだ来てないんだね、レンと莉乃香は」

「お兄ちゃんとお姉ちゃんはまだだよ」

「なんかちょっと嫌な予感がするねぇ~」

「フラグ立てないでください、現実になりそうで怖いです」

そのフラグは立ち、現実となった。まだ戦いが終わってないレン、莉乃香………では無く、ボコボコにやられた莉乃香と、傷一つもないレンと女王様がこちらにやってきた。何があったのか理解出来ない、状況が分からない、なんで莉乃香だけボコボコにやられているのだろうか。レンは守らなかったのか、一番みんなが気になるのは何故、女王様が傷一つついていないのか、莉乃香がなんでボコボコにされているのか

莉乃香はこちらに投げ飛ばされる、レンが投げ飛ばした

「ちょ、え?レン!何やってるの!?」

「お姉ちゃん!しっかりして!お姉ちゃんってば!」

重症を負っている

いくら声を掛けても反応なし

「お兄様!一体何をやっていますの!?お兄様!」

「待ってぇ、なんかレン君の様子がおかしいよぉ?」

「レンさん………?」

レンがいつものレンには思えないと感じたシャルはエレナを止めた、明らかにおかしい。何があったのか分からないが、物凄く悪を感じる雰囲気、こちらに冷たい視線を感じる、何かによって変わってしまった、言った通り、本当に魔王になったのだろうか、誰かに吹き込まれたのか

レンは冷たい視線で

「帰れ、第二王国に行け、俺とはもう関わるな」

「レン………?ど、どうしたんだ………?」

「お兄……ちゃん………?どう「どっか行ってくれ、俺を捨てろ」っ!」

謎の風に吹き飛ばされ、謎のゲートに入り、何処に飛ばされてしまった、完全に第0帝王国の外

なんでレンが敵側に回ったの?なんで………どうして………急にじゃん、急に私達を冷たい視線で見てきて、私達に出てけって………本当に何があったの………莉乃香に聞かなきゃ、何があったのか

回復魔法を使用し、莉乃香が起きるまで少し待っていると目を覚まし、莉乃香が起きてきた

莉乃香side

起きた、今起きた、起きた頃はもうレンは居なく、何処かも分からない場所に飛ばされていた、周りにはみんなが居た

「莉乃香、説明してくれる?」

「ええ、まだ戦ってる時………」

回想

戦っている途中

「ねぇ、あんた」

「な、なんだよ、いきなり、戦いの途中だぞ、話しかけるな」

「何のつもりよ、女王様さん」

戦いの途中にいきなり話しかけてくる女王様、戦いを一旦止め、剣を鞘にしまうレン。戦いを途中でやめるのはいい事では無いが、重要な話なら聞いた方が良さそうだ。女王様から何か情報を隠しているのではないかと戦いの中でそう感じた、それを見て察した莉乃香も武器をしまい、話を聞くことにした

女王様が話した情報とは

「ブラックナイトに居るメンバーについて話すわ、あ、改めて自己紹介してなかったわね。私はブラックナイト、No.5、ルラーネ・フィレンよ、よろしく」

「は?」

「え………ブラックナイト……!?」

速攻で武器を構える2人

当たり前だ、相手はあのブラックナイト、しかもNo.5の人物。ブラックナイトがここまで来ていた、だが予想はしていなかったレンは驚き、剣を鞘から抜く。ここで倒さなくてはならない、ここで倒さなくては何をするか分からない、ブラックナイトの奴らに何を伝えるか分からないレンはブラックナイトに怯え始める。唯一ブラックナイトの情報だけ知らなく、強さも分からない

するとルラーネ・フィレンは

「まぁ、落ち着きなさい。貴方達に情報だけ伝えに来たのよ?感謝しなさい?」

急に話し方がめちゃくちゃになる

「情報……?ブラックナイトのか?」

「ええ、そうよ、でもまずはこれを見てからの方がいいかしら?」

いきなり姿を消すルラーネ・フィレン、何処に行ったのか、全く察知出来ない、何処に居るのか、何処から声が聞こえるのかが分からない、すると

『ふふっ、貴方には無理でしょうね。貴方より全然上ですもの』

「嘘よ………蓮より上……?」 

「いや俺が察知出来ない時点で格の違いが分かる」

『ええ、私より上はもっといますわ。それを今から話すわね?ブラックナイトには誰が居るかを』

ブラックナイト

トップ  デヴォント・アーク

No.0  王井貴史  王井美紀

No.1  ベルア

No.2  オズワルド・エデン

No.3  ハーメルン

No.4  ウィン・カラッタ  ダーヴェ・ン・ランヴァ

No.5  ルラーネ・フィレン

No.6  闇植物

スパイ役  ???

今まで戦ってきた敵が、ブラックナイトに入っていた。レン達が倒したはずなのに生き返っている

「馬鹿な………父さんと母さんが……敵側に……?」

『もし、貴方が私達側につけば、お父さん達は喜ぶわよ~?』

「ちょ、蓮に変なこと吹き込まないでくれる!?」

『変なことじゃないですわ~、大事なだいーじなお父さんとお母さんと会えるのよ~?』

「お父さんとお母さんに………」

どんどんどんどん、ルラーネ・フィレンの話に釣られて行くレン。ブラックナイトに入れば、お父さんとお母さんに会える、話が出来る、ずっと一緒に居られる。まだ親離れ出来ていない、いや親離れは出来ない、何歳になっても、言葉からは簡単に親離れ出来るが、脳からは親離れ出来ない、ずっと残ったまんまだ。何歳になってもいつまでも親離れは不可能だ

そしてルラーネ・フィレンから交換条件を渡される

「交換条件………?」

『ええ、今の英雄ギルドを離れれば、お父さんとお母さんに会うことが出来る。簡単でしょ?ねぇ?レ・ン・君?』

この声だけで操られてしまうくらいヤバい状況、だが女には効かない、男だけにこの魅了が効く、これを簡単に効いてしまったレンは釣られてルラーネ・フィレンの元へ向かってしまう。完全に操られてしまっている、あの最強だったレンがこうも簡単に釣られてしまうのは最悪である。

そして操られたレンは

『そのまま、あの子をやっちゃいなさい?それで条件交換完了よ』

「分かった」

「ま、待って、蓮!目を覚まして!」

これが莉乃香がボコボコにされた原因

レンが敵側に移った原因である

回想終了

これを全て聞いたクレア達は

「助けに行こう、今度は私達が助ける番」

「お兄様は私達の仲間ですわ!必ず助けますわよ!」

頷く

「今回は私も参戦でございます、一緒に手伝いますでございます」

「うん、頼りにしてる、ミヤビ」

「存分に頼って欲しい所でございます」

レンを助け出すため

英雄ギルドは動き出す

もう一度、桜花・第0帝王国へ
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