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桜花・第0帝王国

百七十六話 桜花桜流

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~前回の話~

筋肉強化させた桜花・クァライは凄まじいパワーで地面を殴り、地面を揺らし、地面にヒビが入った。そのヒビに雷魔法を入れ、桜花・クァライに食らわせた。馬鹿だと感じた桜花・クァライは狂い笑いをし始め、こちらに殴りかかってくる。それを避けるが掴まれてしまう、魔法を打ち、なんとか脱出するが殴りかかられる、それをまた避けるが、ミラエルがひよってしまい、フルパワーパンチを受けてしまい、吹き飛ばされてしまう

桜花・クァライの相手を出来るのはエレナしか居なくなった、エレナはミラエルが復活するまで時間稼ぎすることにした。絶望から諦めないという心を得たミラエルは覚醒し、桜花・クァライのフルパワーパンチを避けた

ミラエルは覚醒魔法を打ち、美味しい所はエレナが持っていき、エレナも覚醒魔法を打ち、見事、勝利を収めた

そして戦いはシャル、ミヤビへと移る

シャルside

シャル、ミヤビといういかにも、組まなそうなコンビが勝負を挑む、その相手とは・・・

「お兄様でございますか、私と戦うのでございますか?」

「戦うしかないさ、君はもう僕達、悪騎士、女王様の裏切り者なんだから」

「妹なのにぃ~裏切り者扱いぃ~?最近の兄はこんなものなんだぁ~不思議だねぇ~」

「君は誰なんだい?」

と言われると直ぐに一礼する、シャルの自己紹介の時間がようやく回ってきた。長々とお待たせした、シャル・エクサルシスの自己紹介のお時間。どう自己紹介するのか、英雄ギルドと名乗るか、狂人ギルドと名乗るのか

彼女の自己紹介をご覧あれ

「元ブラックナイトでありぃ~狂人ギルドのぉ~シャル・エクサルシスって言うのぉ~!よろしくねぇ~」

「な、なんなんだい?その喋り方………」

「狂人ギルドでございましたか、驚きでございます」

狂人ギルドというギルドは聞いたことがある、ミヤビ。シャルの喋り方にビビったお兄様こと、桜花・ライカ。初見はビビるであろう、シャルの自己紹介と喋り方。この喋り方と狂人さで相手をビビらせてきた、相手の血を奪ってきた。その狂人さは誰も彼女に勝てないだろう、相手にしたら、厄介の敵になり、血を奪うまで立ち上がり、戦い続ける。それが狂人ギルドのやること、相手が強かろうと関係なく、斬り掛かってくる

「さぁ~お兄さんの血ぃ~ちょうだぁ~い~」

(なるほど、ひよったら、よりマズイって訳だね)

剣を抜く

「敵になった以上、君達を仕留めさせてもらうよ」

「お兄様がそう仰るのでございましたら、私も容赦なく行きますでございます」

裏切り者には罰を、これは第0帝王国では当たり前なこと、裏切り者が出れば、その場で射殺か斬る、一日中、悪騎士がみんなを見張っているため、みんな、家から出られなくなっている。怪しいことをするのは一切出来ない、外部に居る、友達や家族に連絡をすることは許されざる行為とのこと

だからミヤビの兄は妹に罰を与えなければならない

「ちゃんと合わせるからぁ~ミヤビちゃぁん~はぁ~自由に戦っていいよぉ~」

「それは助かりますでございます、御意でございます」

スキル 一桜花・桜神速(おうしんそく)

桜の横渦巻きと同時にシャルとミヤビを切り裂く

見えなかった、早すぎて見えなかった。いつ通り過ぎたのかもシャルは分からなかった、ミヤビの兄ということは、ミヤビより早く、ミヤビより強いということ。戦闘経験は兄の方が上、だがシャルは効いていない、なぜなら変態だから、もう一度言おう

変態だからだ

「気持ちぃ~いいよぉ~その速さと攻撃ぃ~素敵な攻撃ぃ~」

一瞬で桜花・ライカに近付く

「んなっ………!」

「もっとちょうだいよぉ~ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ、ほらぁ~もっとぉ~」

(この狂人さ、明らかに人じゃないじゃないか……!)

よく、敵は味方になると弱くなると言うが、シャルはそうじゃない、任務のためなら、狂人さは無くさず、ずっと強いままで居る狂人だ。その狂いすぎてる狂人さを発揮して、桜花・ライカはそれにめちゃくちゃビビっている。見たことないのだろう、ここまで狂っている狂人を、攻撃を受けて喜んでいる狂人を。攻撃を受けて喜び、更に求めている姿は変わっていない

弱くなっていない

「どうかなぁ~私、相手になってるかなぁ~」

「十分に活躍してございます、では勝負でございます、お兄様」

斬り掛かる

「君の剣術は僕が一番知っているよ、目の前で見てきたからね、だからこうやって弾き返せる………!」

弾き返す

「そこに私が来るぅ~そ~れっ!」

「ッ!」

ギリギリ避けるが、かすり傷を負ってしまう。今は1対1で戦っている訳では無い、ミヤビが剣術で負ければ、後ろからはシャルが来る。後ろには頼もしい狂人が居る、桜花・ライカがかすり傷を負ったということはあれが来るであろう、狂人の興奮度、血を見る度、何処かにつく度、舐めたら、狂人の興奮度は上がる、シャルは桜花・ライカの血を見てしまった

シャルはそれを見て、顔を赤らめ興奮し出す

「あはぁ~血だぁ~ん~久しぶりの血ぃ~どぉ~もぉ~、君の血はぁ~とーっても綺麗ぃ~」

「き、君……!狂ってるんじゃないかい……!?僕の血を見て喜ぶなんて………!」

「私はぁ~狂人だよぉ~血で喜ぶのは当たり前だよぉ~」

狂人が血で喜ぶ姿は見るの初めてらしい、レン達は喜んでいる姿に慣れているのだが、普通の人が見ると怯えるらしい。血で喜んではいけないのだろうか、流石に桜花・ライカでも怯えることはある、狂人の姿を目の当たりにする気持ちは複雑だろう、怯える、気持ち悪がる、ヤバい奴だと思う、この3つの気持ちがごちゃごちゃになっているはず

(協力したからにはぁ~ちゃぁんとぉ~任務は果たさなきゃねぇ~)

スキル 三桜花・桜舞

桜が舞う

「ミヤビ、何をする気なんだい?」

「2人………戦っているのは2人でございます」

スキル 呪いの斬撃

その名前の通り、呪いの斬撃を桜花・ライカに食らわせる。斬れるのではなく、呪いの斬撃が当たった者は呪われる。桜花・ライカに当たり、呪われてしまう。動けなくなる、魔法も使えなくなる、全てを呪う魔法を使った

「くっ………なに……をやったたんだい……!」

「呪ってあげたのぉ~ごめんねぇ~ちょっと早かったからぁ~しつこかったぁ~だからぁ~捕まえちゃったぁ~」

「裏切り者扱いするお兄様はもう大丈夫でございます、今までありがとうございます、お兄様」

裏切り者扱いにされてしまったミヤビはお兄様である、桜花・ライカにありがとうとお別れを言い、見捨てた。ミヤビは正義のために英雄ギルドと協力した、裏切った。平和にさせるために協力をした、なのに女王様、お兄様は裏切り者と判断し、ミヤビを射殺の刑にした。家族だったのに、協力しただけなのに裏切り者にされるのは残念だった

後片付けはシャルにやってもらうことにした、ミヤビ自身ではお兄様を斬れないからだ

「お願いします、シャルさん」

「分かったよぉ~ミヤビちゃぁんはぁ~目を瞑っててねぇ~」

「はいでございます」

目を瞑る

「や、やめろ………ミヤビ!くっ………家族ではないか………!僕を解放するんだ………!ミヤビ!」

「もう聞く耳は持たないみたいだよぉ~じゃ、さようならだねぇ~君はぁ~」

桜花・ライカが放った言葉に耳を傾けず、目をずっと瞑っている。もう家族では無いということが確定してしまったのだろう、シャルはちゃんとミヤビのお願い事を聞いたように、桜花・ライカを殺ろうと思ったその時、、、

空から謎の針が降ってきて、桜花・ライカに突き刺さる。またあの時と同じである、何者かが針を突き刺してくる光景、全く一緒である。突き刺された桜花・ライカは筋肉が膨れ上がり、桜がライカにつき始め、身体は桜色になり、巨大化する

「巨大化したぁ~?なんでぇ~?」

「は、針みたいなものがお兄様に刺さったでございます………!」

「なるほどねぇ~あの時と全く一緒かぁ~」

巨大化した桜花・ライカはこちらに攻撃を仕掛けてくる、完全に暴走状態となり、こちらの事はもう分かっていない様子

「これは倒すしかないでございます、シャルさん」

「そうみたいだねぇ~最後のお別れしようかぁ~」

「覚悟は出来てるでございます」

「さぁてぇ~行くよぉ~」

最後の決着

謎の針により、暴走化した桜花・ライカvsシャル&ミヤビ

最後のお別れの戦いが始まる
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