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未知の世界

百三十五話 新たな場所へ

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~前回の話~

カール・ア・シャルテvsレン、リノア、イザンの対決が行われていた途中に参戦してきた。レン達は狂人かと思っていたが、そいつは違った。現れた人物は騎士団No.2、ヴェーデル・クレインであった。クレインは狂人ギルド側に着いていた、狂人ギルド側に着いたのは自分の意思だと言い、敵となるクレイン。本気で決着を着けようとしてくる、レン達は仕方なく、武器を持ち戦う、だが戦おうと思ったその時、レン達の間に割り込んできた新たな敵が居た。いや顔見知りの敵、シャル・エクサルシスがここに来た。レンがここに来た目的を聞くとシャル・エクサルシスはただ2人を持ち帰ろうとしていただけであった

クレインが、騎士団であったクレインが何故狂人ギルド側に着いてるのか分からない。本当に自分の意思で狂人ギルドに入ったのだろうかと思うレン、そう考えている内にシャル・エクサルシス達は姿が消えていき、強制テレポートを使い、何処かに消えていった。そして衝撃の出来事が終わった後はルリシアに知らせるべく、ルリシアに電話をして全てを話した。ルリシアはもちろん驚いていた。その情報だけ伝えて電話を切ろうとした時、ルリシアからクレア達と話さないか?と言われたが、レンは断り、電話を切った。ダンジョンで疲れ切ったレンはそのまま眠った

そしてそのままミラエルside

あれから4日後、とにかく何も無かった4日間。狂人ギルドから本当に何も無かった。気を失ってから。気を失って青年はどうなったかを青年の家族から聞くと首を傾げていた。なんとそんな子は存在しないと言い始めた、気を失ってからどうやら記憶も失ったらしい。やはり狂人ギルドはとんでもない強敵、こういう事を平気でやる

暇でずっと部屋に居るミラエルと紫織

「なんかずっと居るわ、4日も経ってるわよ」

「ですね、英雄国に予定もありませんし、英雄国から出ますか?」

「ありね、次はそうね………あ、マップ見て私、行きたい所があるわ」

「行きたい所?」

マップを見る

エレナが行きたい所は英雄国よりかなり離れた場所のタイタニック決闘場、まさかエレナが興味あるとは

タイタニック決闘場とは

大きな決闘場で神、女神、天使、悪魔、天皇が戦う場所

冒険者や民の人達が必ず通る場所である、観客席に座って神、天使、悪魔、天皇が戦う姿を見れる、エレナとミラエルの次の目的地はここだ

「ここに居ても暇ですし、出発しましょう」

「ええ、行くわよ。移動方法は無いかしら、かなり遠いから時間がかかるのだけれど」

「時間が掛かっても大丈夫ですよ、私は気にしませんし、エレナとの過ごす時間が増えますから」

「ふふ、ありがとう、ミラエル」

ミラエルは歩きでも気にしなかった、仲間と居る時間の方が欲しいとミラエルは言った。ミラエルとエレナは朝から英雄国から出て、タイタニック決闘場へ向かって歩き始めた。タイタニック決闘場に向かいたい理由はただどんな戦いを繰り広げるのかを見たかったかららしい、エレナにその決闘内容を聞いてミラエルも同感した。どうやらミラエルも理由を聞いてから興味が湧いたとのこと、タイタニック決闘場には大きな決闘場もあるが、その前に小さな村があるらしい。それはタイタニック決闘が行われるまでの休憩所みたいな所である

そこにまず向かい出す

「歩き、疲れないかしら?」

「大丈夫ですよ、エレナと隣に居るだけでほんわりとします」

「それなら良いのだけれど、疲れたら言ってちょうだい、その時は座って休むわよ」

「はい、気遣いありがとうございます」

朝イチなので空はもちろん綺麗、疲れそうな時は空を眺め歩く、そうすると疲れが取れ、歩ける。また空を見ると眠気も飛んでいく、逆に元気になってしまうという。だが元気に歩くというのも良い事である、未知の世界の朝日は悩み事を吹き飛ばしてくれるという噂がある、だがミラエルとエレナには悩みすらないため、そんなのは無用。ミラエルとエレナは黙々と真っ直ぐに進み続ける、何も起こらないと暇であった、暇になりながらも前へ歩いているとすっかり夜になってしまった

予備に買っておいた冒険者グッズを取り出した

テント、食料、枕、掛け布団を英雄国で買っておいたエレナ達

「もう夜になったわね」

「ですね、でも夜空も綺麗ですよ、星もありますし、今流れ星も流れていますよ」

「え!?それを早く言ってくれるかしら!願い……願いぃ……」

最近のエレナは可愛いと思ってしまうミラエル、最近のエレナは可愛い、ゲームセンターに目を輝かやかせながらプレイしたり、人形を取ったら満面の笑みで礼を言ったり、今は流れ星に願いをしたりと可愛いことをしてばかり、ミラエルはそれを見てつい抱き着いてしまった。抱き着いて一緒に流れ星が流れている空に願いを言った。

英雄ギルドが無事で居ますように

英雄ギルドと再会しますように

と流れ星に願いを言った

「ちゃんと願い事言いました?」

「言ったわ、英雄ギルドの事を」

「私も英雄ギルドの事を願い事にしました、再会しますように、無事で居ますようにって」

「あら、私も同じこと流れ星にお願いしたわ」

2人とも願い事は一緒のようだ、再会しますように、無事で居ますようにと。それだけ英雄ギルドが心配なのだろう、英雄ギルドが元気で再会出来るように今は無事に祈るしかないという、そして自身達も無事で帰れるように、生き残れるように強くならなくてはならない、青年を助けられず、見てることしか出来なかったエレナ達は前を向かなければならない。強くなって必ず狂人ギルドに勝たなくてはならない

そして翌朝

「ふぁ………ぁっ………良い朝日ね、目覚めが良いわ」

早くも目覚めたエレナ

目覚めた朝日はとても良い、風が気持ち良い朝である。エレナは朝の空気を味わい伸びる。エレナは朝日を味わった後、寝ているミラエルのために朝ごはんを作り始める。英雄国で揃えた食材で調理開始

食材

肉とピーマンと油

調味料



これで調理し始める

「久しぶりね、調理は。良くママに厳しく教わられたわ」

手の置き方、裁き方、味、見た目全てお母さんに怒られた記憶があるエレナ、だが厳しく教わったお陰で手は猫の手、華麗な捌きを見せる

調理を続けること、約10分。ご飯が出来上がった

料理名 肉詰め蛙

ピーマンで蛙を作り、蛙の中に肉を詰めた。肉詰め蛙

出来た後はミラエルを起こし、肉詰め蛙を一緒に食べた

「蛙の作り方上手いですね、なんか食べるの勿体なく感じますが、勿体ないので食べますね」

「ええ、私も食べようかしら。頂きます」

「頂きます」

手を合わせて頂きますをした

ナイフで肉詰め蛙を縦に切った、縦に切ったら肉汁が肉から出てきた。焼きたてだから煙も出てくる、肉から出てきた煙はとてもいい匂いが周りに充満している。モンスターが近づいて来るじゃないかってくらいに充満している、食べているとミラエルがモンスターの気配を察知する。ゆっくりと近付いてくるモンスター、だがエレナは肉詰め蛙を味わっている。このモンスターは子供ゴブリン、肉詰め蛙の匂いに引き付けられてきたのだろう

「エレナ、来てますよ」

「美味いわね、この肉詰め蛙。私って天才なのかしら」

ジャンプして子供ゴブリンは攻撃を仕掛けてくる、狙いはエレナとミラエルを倒して肉詰め蛙を奪うこと、それは何となく分かっている。ミラエルはエレナならやってくれると思い、肉詰め蛙を食べることに集中し始める。

「子供ゴブリンで試し斬りしようかしら」

鞘を持つ

「雷速ッ!」

この前使ったよりも物凄いスピードで子供ゴブリンを切り裂いた

子供ゴブリンを片付けた。ミラエルは驚かず、ただご飯を食べていた。エレナは再び肉詰め蛙を食べ始めた、気持ちよく切り裂いた後はエレナもご飯を食べた、食事後は再びタイタニック決闘場へ向かい始めた
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