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第二章 アイドル地下国

百七話 蘇る罪、壊れるレン

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レンside

晩から朝まで見張りをしていたら、外が騒がしく、暫く待っていると手下達が大勢こちらにやって来た。こちら、宿屋に。陛下からの命令かなんかでやってきたのだろう、レン達は宿屋から出て外に隠れる、だがバレるのは時間の問題。クエストにも手下達を撃破すると書いてある、ここで立ち止まっちゃいけないと決意した

再び鞘を構える

「先手は英雄に任せてくれ」

「うん、任せた」

「バチッとやっちゃて~!」

英雄の道を開けろ、英雄への道に走り出せ、英雄が再び目覚める

この一振

「居たぞ!」

「アイツだ!」

「捕まえろーーーー!!!」

スキル 雷切

変装を脱いで、戦闘衣装にする。100%、フルパワーの力で敵陣、手下達を切り裂く

「全部倒しちゃって、レンらしい」

「そうだね、レン君らしい」

レーヌ城には人質を取っているカノンの姿を目の当たりにした、これはどういう事だろうか。レンの不法侵入だけでこんなことになってしまうのだろうか、たったの不法侵入だけで人質を取るくらいの奴らなのだろうか。それがアイドル地下国、レーヌ城のやり方なのだろうか

仲間なんて殺らせない

俺の不法侵入ってだけで仲間は殺らせない

これは宣戦布告と受け取ってやるよ

「制限時間は夜明け、英雄ギルド全員に宣戦布告!私達を止められるなら止めてみなさい!そして夜明けまでに救ってみなさい、まぁ、やれるもならね」

「あっそ、んじゃ、今からそっちに行って良いんだな」

「行けるの?」

「こちらに味方が付いてるからな、あのレーヌ城には鬱陶しくしている奴らが何万人居る」

レーヌ城には反対が全員だってくらいレーヌ城を嫌っている者が沢山居る。他の場所でも嫌われているくらい、このレーヌ城はヤバい奴ら揃いである。そしてレーヌ城は飛ばしてくれる、協力者を呼んだ、というよりかはあちらから協力してくれようとしてくれる。こういう時こそ、頼れる仲間は必要である

彼は巨人であり、筋肉ムッキムキの地下国民がレンを担ぐ

「行けるであるか?」

「ああ、その前に勇敢なお前の名前を知りたい」

「俺はガーゼ・ドゥルチ」

名前 ガーゼ・ドゥルチ

巨人

ヘルメットを被っている

「覚えた、んじゃ、頼む!ガーゼ!」

「任せろ!」

筋肉ムッキムキになって思いっきり振り絞ってレンを投げ飛ばす、空中でこんな加速するのは初めてであり、ちょっとビビり出すレン、だがビビってちゃダメと暗示をかけ、この状況を楽しみ始める。もうすぐレーヌ城、早すぎてもう着くのである。着いた瞬間にやることはもう決めているレン

直下の所には門番、女王の下、中佐が門番していた。

「マズイ、これじゃ勝てない」

「ほう、来たな、英雄さん」

「私が居るぞ!レンの邪魔はさせてたまるか!」

鎌でぶつかり合う

レンを庇ったのは武翠である、ペセル区から来てくれた。武翠は代わりにこの中佐を相手にしてレンを先に行かせた。武翠はその中佐と戦い始める、レンは中に入った、中からは手下達の悲鳴が聞こえてくる。何事かと思い、扉を開けて入ったら英雄ギルドのみんなが居た、レンより先に着いていた

「遅いですわよ、お兄様」

「私達が足止めしますから、先に進んでください」

「おう!任せた!」

レンは手下達の相手をエレナ達に任せて先に進んだ、その先は女王と陛下が居る所、でもその陛下から牢獄の鍵を奪わなきゃならない。奪って更に地下があり、その地下に行って牢獄の鍵を開けてカノンを救出する。仲間の意思を継いでレンは勝ってカノンを助け出さなければならない

レンはその先の扉へと進んだ

「来たよぉ、英雄さん」

「さて、奪えるかしら?」

「くっ………」

2対1じゃ、流石に分が合わないレン。それと今もまだ戦うことに怯えている、これを戦ってまた仲間を失うんじゃないか、大事な人を失うんじゃないかって思い込んでいるレン。さっきはああ言ったレンだがまだ戦えない、まだ乗り越えられていない、乗り越えたとしてもまだ、第一歩である

とその時

「ふっ!」

「ハッ!」

「「ッ!」」

2人の攻撃が女王に当たる。その2人はレンの心を支え、レンの妹であり、レンの仲間、家族の英雄ギルド、レンを一番大切に思ってくれている存在。その背中は頼もしくてまさに英雄らしくて、英雄の妹で英雄の支え、その名は

紫織&リノア

「私達が居るよ、お兄ちゃん」

「この2人は私達が相手するから、行って、行って陛下を倒して、カノンを救って」

「行かせない……ッ!」

「この先は………」

「「行かせない!」」

レンは2人を置いて、女王2人をリノアと紫織に任せて、レンは陛下の所まで行った。この先にはまた扉があり、陛下が居る場所は扉の先だ。まだ覚悟は出来てない、とても怖い、だが怖がっている場合じゃないとレンは自分に暗示を掛け始める。こういう時は深呼吸と言い、深呼吸をし始めた

俺なら大丈夫、同じ経験は何度もした

俺ならやれる、何度強敵と戦ってきたのか

俺は英雄ギルドの隊長だが、背負いすぎ、仲間に頼れ

そして今を乗り越えろ

レンは扉を蹴り倒す

「あら、強引な入り方ね、その様子じゃ、鍵を奪いに来たのね。けれど貴方に奪えるかしら?」

「はぁ……はぁ………くっ………」

急に息が上がり始める

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい

苦しみ始めて膝を着き始める

「あらら、私の圧でもう苦しくなり始めたのかしら?もっと懲らしめてあげようと思ったのだけれど」

入った瞬間にはもう陛下の圧にやられていた、心臓はずっとずっと苦しいままのレン。心臓が握り潰されてるのかってくらい痛いのである、圧にやられて動けず、ずっと膝を着いて苦しんでいる、これをダサいと思っているレン、この苦しさは銃の弾が心臓に貫通した時くらい痛い

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しいくるしいくるしい、はぁ、はぁ、なんだこれ、なんなんだこれ、誰か助けてくれ、誰か誰か誰か誰か誰か誰か、死ぬ?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ、誰か誰か誰か誰か誰か誰か助けて助けて助けて助けて助けて助けてくれ

あぁっ………苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい

「かハッ」

「え?ちょ、そんなにかしら?ちょっと圧掛けただけじゃない、貴方ちょっとおかしいわ」

くるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしい
あかはまさはあなたさやまはりまかはやああああああああ

ぶっ壊れ始めるレン

全てのやらかした事が蘇る

「ぜんぶ………おれが………全部………おれが………」

耳鳴りが凄い

頭痛も心臓も痛い

くるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしいくるしい




いき  がくるしい


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