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機械工場
九十三話 ヒーローはいつも遅い
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サモフト区
紫織side
3日後に来たブラックナイト、私達が戦う相手は………旅をしていたはずの私のお母さん
「ねぇ、お母さん、なんでブラックナイトに入ったの?脅されて入ったの?ねぇ!お母さん!」
「脅されて?私は自ら入ったんだよ、自ら入りたいって言ってブラックナイトに入った」
「芽奈さん、一体何があったのよ………美紀さんに聞いた時は確か旅してるって聞いたわ」
「旅?あぁ………楽しかったよ、人を殺す旅は」
人を………殺す……?
お母さんが何を言っているのかさっぱり分からなかった
旅をしていた理由は人を殺す為………人を殺めたからブラックナイトに入ったって事でいいんだよね………あの時の愛してるは嘘だったの
こんなの………こんなの………
「私が知ってる、お母さんじゃない!」
「くっ………あぁっ……!」
苦しんでいる
一体何が起きているのかが分からない、お母さんが苦しんでいる。まるで誰かが乗り移っているかのようにお母さんを苦しませる
「しお……りっ………」
「お母さん!」
「私………何も知らず芽奈さんに酷い事を言ってしまったわ………ごめんなさい……」
「良い………よ………っ………ぁ゛ぁっ………しお………り………」
「お母さん……!」
「くっ………紫織………」
最後の言葉を放つ
これを放ったら、きっと凶暴化する
でも振り絞って言葉を放つ
”愛してる”と
莉乃香side
芽奈さんの意識は消され、さっきのやつに戻った
「ふふ、この体は私のモノぉっ」
顔を赤らめながらそう言った
「もう助ける手段は無さそうね、辛いかもしれないけれど………後もう少しの辛抱よ。私が隣に居る、一緒に戦うわよ、紫織」
「うん、2回目の別れだからちょっと辛いけど………でも相手はあくまでブラックナイト。私のお母さんは返してもらうよ、最後のお別れの挨拶まだしてないから!」
武器を持つ
「その怒ってる表情………興奮するぅ、もぉっと見せてぇ」
「なんか分からないけれど、やるしかないわね!」
スキル エスピーナモーラト
トゲトゲの金槌
「お姉ちゃん!危ない!」
ギリギリ避ける
「くっ………!ギリギリ掠れたわね……!」
「ははぁ………血、出ちゃったねぇ」
現実にある金槌より数倍デカイ
その金槌についた血を舐めながら顔を赤らめている
「ん~、人間の血ぃ、良い味」
「こんくらいじゃ、効かないわよっ」
と、その時
かすり傷を負った腕から大量の血が出てきた
「あ゛ぁっ………!」
近付いてくる
「大量の血ぃ………良いぃ、苦しんでる顔もっと見せてぇ」
顎クイして顔を見てくる
ただただ
痛い 痛い 熱い 熱い
痛い 熱い 痛い 熱い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「良いよぉ、その顔ぉ」
彼女は相変わらずの興奮顔
「私のお姉ちゃんに触るなッ!!」
紫織は怒り声で相手を斬るが
避けられる
「良い怒鳴り声ぇ………ゾクゾクするぅ………」
私の前に立ち塞がる
紫織がこんな怒る所初めてみたわね………イタズラっ子しか印象が無かったから。ていうかずっと切られた所の腕が痛い………
「名前聞いてなかったね、聞いてから貴方の事倒してあげる」
「ん~ゾクゾクぅ~、良いよ、名乗ってあげる」
巨大金槌を地面に置き
「私はブラックナイト裏トップのNo.3………シャル・エクサルシスって言うのぉ、よろしくねぇ」
名前 シャル・エクサルシス
髪色 銀髪
相手は裏トップのNo.3と名乗った
まさか私達の所にNo.3が来るなんて思いもしない、しかもこんな狂った変な人がNo.3だなんて、裏トップが来てるって聞いた、けど裏トップはこちらに来るなんて予想も出来ない、こんな変な人でも実力はトップで強い。紫織と莉乃香はちょっとビビり始めた、戦わなければならないこの状況を打破したい
「どぉしたのぉ?ビビり始めちゃったぁ?うふふ、ビビられるとゾクゾクしちゃうからやめてぇ」
また変な発言をする
「お姉ちゃんは動ける?」
「ちょっと無理ね………掠っただけの傷の痛みが増してるのよ」
「それはそうだよぉ、だってぇ、この金槌は血が欲しいって言ったんだからぁ」
「どういう事?」
「私の望みはぁ、血が欲しいぃ、この子の望みもぉ血が欲しいぃ………だからぁ、そうなってるのぉ。私の金槌は傷が入っただけでぇ、望みを叶えてくれるのっ、すぅーーーはぁーーー、人間の血を見るとゾクゾクするぅっ」
今度は金槌に付いた、莉乃香の血を嗅ぎ始めた。完全にとち狂っている、でもそれと同時に怖い。
匂いを嗅がれた瞬間、傷が痛み始めた。今回の相手はだいぶとち狂った人、傷なんか入ったらタダじゃおかない………攻略難易度の高い金槌とブラックナイトの裏トップ3シャル・エクサルシス
ただこの狂ってる表情が怖い、背筋が凍るくらい
紫織は恐怖を全部捨てて、相手に剣を向ける
「そんなに欲しいなら、私の血をあげる」
「あらぁ………貰っちゃっていいのぉ!?」
興奮度が最大値に上がったのか声量も上がる
「交換条件にしよっか」
「交換条件?そんなぁ、簡単にくれないんだねぇ」
「当たり前だよ、私が負けたら………私の血全部あげる、私が勝ったら自害して」
「うふふ、ふふふっ!私が勝ったら全部ぅ、全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ぅぅぅっ!!」
「ひっ」
興奮度が上がりすぎて莉乃香はビビった
これが興奮度が最大値になり狂った人間の姿、そしてブラックナイト裏トップのNo.3の狂った表情。顔を赤らめて迫ってくるシャル・エクサルシス、血を求めて金槌を振ってくる
「あっぶない、そんな血が欲しいならあげるよ!」
「へっ?」
相手に血を飛ばした
と思わせた、まさかのケチャップだった
「ケチャッ………プ………?紫織、あんたそんな物どこから………」
「ケチャップだけ残ってたから拾った、どう?ブラックナイトさん、ケチャップ美味しいでしょ?」
「中々やるねぇ、ケチャップ美味しいよぉ」
戦う前に用意したケチャップは相手に効いた、効いたが喜んでいるようにも見える。血と思わせてケチャップ攻撃はやはり厳しい、するとシャル・エクサルシスは
興奮し始めた
「あぁ………実にいいぃ、このケチャップぅ。でもぉ……顔を汚されるのきらぁい、だから君の腕や足や顔や体の血で汚してぇぇぇぇ!血!血!血!血!!血ぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」
狂い方が化け物である、シャル・エクサルシスは再び金槌を握って紫織に斬り掛かる
紫織は剣で迎え撃つ
「狂ってるね、より倒しがいがあるよ!ブラックナイト!」
押し返す
「あっはぁ、良い、良いぃ!凄く良いぃぃ!もっと私を楽しませてぇ、英雄ギルドさぁん」
斬りかかってくる
興奮が最大値に達している彼女はどんどんスピードが上がっていく、血が欲しくてたまらない。
彼女の狂いすぎている表情や発言に少し怖がっている莉乃香に襲いかかる。襲いかかってくる彼女は怖い、血を欲しがっている。意識を失えば血を剥ぎ取られる
怖い 怖い 怖い怖い怖い怖い
怖いっ
同じ事を繰り返したくない
金槌を振り下ろ・・・・
「あららぁ、血を取り損ねちゃったねぇ」
「え?」
「莉乃香、しっかり」
莉乃香の前に居るのは第3王国騎士団No.0、リノア
暫く姿を見せなかった騎士が今姿を現した、莉乃香は恐怖を超えて泣いてしまい、リノアに抱き着いた。リノアは抱き返して撫でていた。暫く姿を見せないでどこに居たのか分からない、来てくれただけで嬉しく思った莉乃香
「何処行ってたの………リノア………」
「ごめんね、あの………寝てた、寝てたら建物が崩れて崩れた物が頭に落ちてきて気絶してた」
「リノアさん、それで居なかったんだ………」
「あはは………ごめんね………」
ポコポコ叩き出す莉乃香、これは心配と来なかった可愛い怒り。レンにも同じことをやっていたことだ。ポコポコ叩かれてるリノアは頬を掻きながらあはは………と言っている
「相手、相当厄介みたいだね」
「うん、厄介というよりかは狂ってて怖い。お姉ちゃんがずっとそれで怖がってる」
「そうなの?」
「ち、違うわよ!こ、怖くないもん………」
こういう時は大体嘘をついている証拠だ。みんな覚えておくといい、これがとてつもなく可愛いという事。
厄介で狂ってて変態で変な人のNo.3、シャル・エクサルシスはまた興奮し始めている。というよりかは最大値を超えて爆発しそうなくらい興奮している、ここまで来るとリノアも引いている
「紫織、まだ行ける?」
「全然行ける、途中でミスらないでね」
「うん、行くよ、紫織」
重傷者を抱えた2人の怒涛の反撃。重傷者莉乃香&紫織とリノアの血を狙うシャル・エクサルシス
決着がつく戦いが迫る!どちらが血を剥ぎ取られるか!
紫織side
3日後に来たブラックナイト、私達が戦う相手は………旅をしていたはずの私のお母さん
「ねぇ、お母さん、なんでブラックナイトに入ったの?脅されて入ったの?ねぇ!お母さん!」
「脅されて?私は自ら入ったんだよ、自ら入りたいって言ってブラックナイトに入った」
「芽奈さん、一体何があったのよ………美紀さんに聞いた時は確か旅してるって聞いたわ」
「旅?あぁ………楽しかったよ、人を殺す旅は」
人を………殺す……?
お母さんが何を言っているのかさっぱり分からなかった
旅をしていた理由は人を殺す為………人を殺めたからブラックナイトに入ったって事でいいんだよね………あの時の愛してるは嘘だったの
こんなの………こんなの………
「私が知ってる、お母さんじゃない!」
「くっ………あぁっ……!」
苦しんでいる
一体何が起きているのかが分からない、お母さんが苦しんでいる。まるで誰かが乗り移っているかのようにお母さんを苦しませる
「しお……りっ………」
「お母さん!」
「私………何も知らず芽奈さんに酷い事を言ってしまったわ………ごめんなさい……」
「良い………よ………っ………ぁ゛ぁっ………しお………り………」
「お母さん……!」
「くっ………紫織………」
最後の言葉を放つ
これを放ったら、きっと凶暴化する
でも振り絞って言葉を放つ
”愛してる”と
莉乃香side
芽奈さんの意識は消され、さっきのやつに戻った
「ふふ、この体は私のモノぉっ」
顔を赤らめながらそう言った
「もう助ける手段は無さそうね、辛いかもしれないけれど………後もう少しの辛抱よ。私が隣に居る、一緒に戦うわよ、紫織」
「うん、2回目の別れだからちょっと辛いけど………でも相手はあくまでブラックナイト。私のお母さんは返してもらうよ、最後のお別れの挨拶まだしてないから!」
武器を持つ
「その怒ってる表情………興奮するぅ、もぉっと見せてぇ」
「なんか分からないけれど、やるしかないわね!」
スキル エスピーナモーラト
トゲトゲの金槌
「お姉ちゃん!危ない!」
ギリギリ避ける
「くっ………!ギリギリ掠れたわね……!」
「ははぁ………血、出ちゃったねぇ」
現実にある金槌より数倍デカイ
その金槌についた血を舐めながら顔を赤らめている
「ん~、人間の血ぃ、良い味」
「こんくらいじゃ、効かないわよっ」
と、その時
かすり傷を負った腕から大量の血が出てきた
「あ゛ぁっ………!」
近付いてくる
「大量の血ぃ………良いぃ、苦しんでる顔もっと見せてぇ」
顎クイして顔を見てくる
ただただ
痛い 痛い 熱い 熱い
痛い 熱い 痛い 熱い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
「良いよぉ、その顔ぉ」
彼女は相変わらずの興奮顔
「私のお姉ちゃんに触るなッ!!」
紫織は怒り声で相手を斬るが
避けられる
「良い怒鳴り声ぇ………ゾクゾクするぅ………」
私の前に立ち塞がる
紫織がこんな怒る所初めてみたわね………イタズラっ子しか印象が無かったから。ていうかずっと切られた所の腕が痛い………
「名前聞いてなかったね、聞いてから貴方の事倒してあげる」
「ん~ゾクゾクぅ~、良いよ、名乗ってあげる」
巨大金槌を地面に置き
「私はブラックナイト裏トップのNo.3………シャル・エクサルシスって言うのぉ、よろしくねぇ」
名前 シャル・エクサルシス
髪色 銀髪
相手は裏トップのNo.3と名乗った
まさか私達の所にNo.3が来るなんて思いもしない、しかもこんな狂った変な人がNo.3だなんて、裏トップが来てるって聞いた、けど裏トップはこちらに来るなんて予想も出来ない、こんな変な人でも実力はトップで強い。紫織と莉乃香はちょっとビビり始めた、戦わなければならないこの状況を打破したい
「どぉしたのぉ?ビビり始めちゃったぁ?うふふ、ビビられるとゾクゾクしちゃうからやめてぇ」
また変な発言をする
「お姉ちゃんは動ける?」
「ちょっと無理ね………掠っただけの傷の痛みが増してるのよ」
「それはそうだよぉ、だってぇ、この金槌は血が欲しいって言ったんだからぁ」
「どういう事?」
「私の望みはぁ、血が欲しいぃ、この子の望みもぉ血が欲しいぃ………だからぁ、そうなってるのぉ。私の金槌は傷が入っただけでぇ、望みを叶えてくれるのっ、すぅーーーはぁーーー、人間の血を見るとゾクゾクするぅっ」
今度は金槌に付いた、莉乃香の血を嗅ぎ始めた。完全にとち狂っている、でもそれと同時に怖い。
匂いを嗅がれた瞬間、傷が痛み始めた。今回の相手はだいぶとち狂った人、傷なんか入ったらタダじゃおかない………攻略難易度の高い金槌とブラックナイトの裏トップ3シャル・エクサルシス
ただこの狂ってる表情が怖い、背筋が凍るくらい
紫織は恐怖を全部捨てて、相手に剣を向ける
「そんなに欲しいなら、私の血をあげる」
「あらぁ………貰っちゃっていいのぉ!?」
興奮度が最大値に上がったのか声量も上がる
「交換条件にしよっか」
「交換条件?そんなぁ、簡単にくれないんだねぇ」
「当たり前だよ、私が負けたら………私の血全部あげる、私が勝ったら自害して」
「うふふ、ふふふっ!私が勝ったら全部ぅ、全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ぅぅぅっ!!」
「ひっ」
興奮度が上がりすぎて莉乃香はビビった
これが興奮度が最大値になり狂った人間の姿、そしてブラックナイト裏トップのNo.3の狂った表情。顔を赤らめて迫ってくるシャル・エクサルシス、血を求めて金槌を振ってくる
「あっぶない、そんな血が欲しいならあげるよ!」
「へっ?」
相手に血を飛ばした
と思わせた、まさかのケチャップだった
「ケチャッ………プ………?紫織、あんたそんな物どこから………」
「ケチャップだけ残ってたから拾った、どう?ブラックナイトさん、ケチャップ美味しいでしょ?」
「中々やるねぇ、ケチャップ美味しいよぉ」
戦う前に用意したケチャップは相手に効いた、効いたが喜んでいるようにも見える。血と思わせてケチャップ攻撃はやはり厳しい、するとシャル・エクサルシスは
興奮し始めた
「あぁ………実にいいぃ、このケチャップぅ。でもぉ……顔を汚されるのきらぁい、だから君の腕や足や顔や体の血で汚してぇぇぇぇ!血!血!血!血!!血ぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」
狂い方が化け物である、シャル・エクサルシスは再び金槌を握って紫織に斬り掛かる
紫織は剣で迎え撃つ
「狂ってるね、より倒しがいがあるよ!ブラックナイト!」
押し返す
「あっはぁ、良い、良いぃ!凄く良いぃぃ!もっと私を楽しませてぇ、英雄ギルドさぁん」
斬りかかってくる
興奮が最大値に達している彼女はどんどんスピードが上がっていく、血が欲しくてたまらない。
彼女の狂いすぎている表情や発言に少し怖がっている莉乃香に襲いかかる。襲いかかってくる彼女は怖い、血を欲しがっている。意識を失えば血を剥ぎ取られる
怖い 怖い 怖い怖い怖い怖い
怖いっ
同じ事を繰り返したくない
金槌を振り下ろ・・・・
「あららぁ、血を取り損ねちゃったねぇ」
「え?」
「莉乃香、しっかり」
莉乃香の前に居るのは第3王国騎士団No.0、リノア
暫く姿を見せなかった騎士が今姿を現した、莉乃香は恐怖を超えて泣いてしまい、リノアに抱き着いた。リノアは抱き返して撫でていた。暫く姿を見せないでどこに居たのか分からない、来てくれただけで嬉しく思った莉乃香
「何処行ってたの………リノア………」
「ごめんね、あの………寝てた、寝てたら建物が崩れて崩れた物が頭に落ちてきて気絶してた」
「リノアさん、それで居なかったんだ………」
「あはは………ごめんね………」
ポコポコ叩き出す莉乃香、これは心配と来なかった可愛い怒り。レンにも同じことをやっていたことだ。ポコポコ叩かれてるリノアは頬を掻きながらあはは………と言っている
「相手、相当厄介みたいだね」
「うん、厄介というよりかは狂ってて怖い。お姉ちゃんがずっとそれで怖がってる」
「そうなの?」
「ち、違うわよ!こ、怖くないもん………」
こういう時は大体嘘をついている証拠だ。みんな覚えておくといい、これがとてつもなく可愛いという事。
厄介で狂ってて変態で変な人のNo.3、シャル・エクサルシスはまた興奮し始めている。というよりかは最大値を超えて爆発しそうなくらい興奮している、ここまで来るとリノアも引いている
「紫織、まだ行ける?」
「全然行ける、途中でミスらないでね」
「うん、行くよ、紫織」
重傷者を抱えた2人の怒涛の反撃。重傷者莉乃香&紫織とリノアの血を狙うシャル・エクサルシス
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