上 下
30 / 185
ローズ王国

三十話 ブラックドラゴン、再び

しおりを挟む
リンジェside

安全の為、街の人々は王国へ避難させた

させたのはいいけど、モンスターが出てこない……召喚して来ないとかかな……それともとんでもないモンスターが出てくるとか……

その予想は的中した、出てきたのはブラックドラゴン(ジェイル)がこの街と王国に現れた

「ジェイル……」

「あれがジェイルの姿……アレクの時と同じ……」

「アレクさんもモンスターに……」

「怯んでる暇ないよ~、今は戦わないと」

「そうみたいですね、みんな、戦闘準備!」

それぞれの武器を構える

スキル ブラックブレス

 (ジェイル、貴方はアレクと同じになったんだね……なら貴方も倒さないといけない)

スキル ウォータープリズン

「グォォォォッ!」

スキル ウォータースピア

スキル ウォーターニードル

合体スキル

10連発

放つ

「グォォォォッ!!!」

「す、凄い……」

「流石クレインね」

「騎士団としてこれくらいは当たり前ですよ」

クレインさんって合体技なんて持ってたんだ……流石騎士団……私達より格上だね、これより上のリノアさんて何者なんだろう……騎士団のみんなが凄すぎて頭が混乱してきた、多分何十年経っても適わなそう……

「話してる場合じゃないよ~次来る~!」

スキル ブラックメテオ

複数の隕石を降らしてくる

「やばい、これ壊しきれるの?」

「それなら私に任せて」

スキル ロックプリズン

岩の牢獄が私達を囲んだ

何発も隕石が当たるが一度も壊れない

「え?」

「この程度じゃ、私の技は破れませんわ」

解除

「やりますね、お嬢様」

「貴方に負けていられないもの」

「私も負けてられないね~」

スキル 紫電

紫色の電光

「はぁっ!」

ブラックドラゴンを3連撃で切り裂く

「グォォォォッ!!」

「あの子ってあんなに強かったっけ……」

「精霊はバフだけじゃないからね、技も使えるが、その技は騎士団より格上」

「騎士団より格上って……あんな技隠し持ってたのね、全く、なんで言わないのかしら」

「精霊は秘密を守らないといけない法則があるんだよ~だからそんなにいっぱい話せないね~」

やっぱりまだ、キャシーの謎が多いね……秘密も知りたいし、そもそもなんでカインド街に現れたんだろう……って聞きたいけど、多分話してくれないから今はきかないでおこう、気になるけどね……探ったら怖そうだからやめとく

「次の攻撃来ますよ」

「ええ」

スキル ブラックホール

街の家と人を吸い込む、かなり厄介な技

「あれはブラックホール!あの中に吸い込まれるから物に掴まって!」

「分かったわ!」

「了解~」

物に掴まった

だが吸引力が凄い

「なんなのよ!めっちゃ吸引力強いじゃないの!このままじゃ、吸い込まれるわよ!」

「耐えて!」

スキル ブラックスピア

大量の棘がこちらに襲いかかってくる

「避けたらマズイ、けど避けないと食らう!」

「掴まってるもの壊されるよ~」

降ってきたのは私達じゃなく、掴まってる建物を壊そうとしてきた……やばい、街が壊される!なんとか防がないと、守らなきゃ……守らなきゃ!

スキル フレイムスピア

片手と口で引っ張り、放つ

目に命中

視界を悪くした

「ごめんねジェイルさん、これは街と王国の為だから」

スキル フレイムニードル

更に火力アップ

次は真ん中

だが防御が硬い

(お願い!貫いて!)

すると回転が掛かり始める

「リンジェさんの威力が上がってる……」

「あれ、貫けるわ!」

「100%貫けるね~しかもあの武器は要望に応えてくれる、弓矢……だから貫けるね~」

ブラックドラゴンの真ん中を貫いた

「やった!」

「グォォォォッ!!」

「貫いてもまだ元気なのやばいですね」

「オマエ、排除すル」

「ッ!リンジェ!」

「え、きゃっ!」

退けた

スキル ブラックフレイムボム

スキル カウンター

「くっ!なんでこんなにも早く魔力が限界に……」

「エレナさん!」

「後は……後は任せたわよ、みんな」

パリンッと割れて食らう

「あぁぁぁぁっ!」

「僕はお嬢様を回復させます、貴方達は時間稼ぎを」

「ぁ……ぁ……」

またカインド村の事を思い出してしまった……あの時私のせいでみんなはやられた……でも……また……私のせいで同じことに……

「もうリンジェ~しっかりして~」

「ダメダメ……!ちゃんと挫けずにやりきらないと……!勝たないといけない、挫けちゃダメ私……同じことの繰り返し、今度こそは折れないでブラックドラゴンに勝つ、行くよ、キャシー」

「うん、それでこそリンジェだよ」

いつもはフワフワしてるのにたまに真面目な顔で言ってくるのずるいと思う、でもそこがキャシーの良い所なのかもしれないね、私とキャシーでなんとかしないと

「キャシー、バフお願い」

「任せて~」

スキル 武器強化 弓

「ブラックドラゴンの視界消してあげるから、ブラックドラゴン……覚悟してね……今の私は強いから!」

スキル フレイムマルチショット

複数の炎の矢を放つ

眼球と両足と腕に2本ずつ刺さる

「グォォォォッ!」

かなりダメージが行ったみたい

「これでも倒れないってどれだけ強いの~」

「ドラゴンには色がある、赤、青、黒、銀、金、ダイヤがあって、赤は中級、青は上級、黒は特級、銀は王級、金は帝級、ダイヤは神級って分かれてる」

「あれは特級並の強さってこと~?」

「うん、だから早く仕留めるべきってね!」

スキル フレイムスピア

スキル 紫炎

紫色の炎、私達が使ってる炎より格上

ブラックドラゴンに当てる

「グォォォォッ」

弱まってきた……倒せる!私達、徐々に進化してる!これなら勝てる!これで終わりにしよう、ジェイルさん、もう楽になろう……多分辛いだろうから、だからこれで

「終わりだよ!ブラックドラゴン……いや、ジェイル!」

「待って~様子がおかしい」

「え?な、なんで……?」

立ち上がった

嘘でしょ……まだ元気なの?さっきまで瀕死だったのに……遅すぎた……?いや早いはず……なのになんで、明らかにおかしい

「グォォォォッ!!!」

叫び始めた

「なにこれ……!耳が痛い!」

「ドラゴンの雄叫びだね……!」

すると……予想もしない展開になる

なんとブラックドラゴンから銀色に変化を始めた

これは……この銀色のドラゴンは……王級のモンスター

「嘘だよ……なんで……変われるモンスターなんて聞いたことがないよ……有り得ない……変わり始めるなんて絶対に有り得ないよ!」

「ちょっと予想外すぎるね~」

スキル シルバーメテオ

銀色の隕石、さっきのブラックメテオより倍の威力……これを受けたり、地面に直撃したりしたら、王国と街が吹き飛ぶ、強力なスキル

「これ……受けるとやばいよ……街が……いや王国ごと吹き飛んじゃう……こればかりは抑えられない……!」

「王国ごと……だいぶまずくなってきたね~」

「この隕石を抑えないといけない……いけないんだけど、それを抑える実力がない」

抑えられる人が居ない……抑えるには完全無効魔法が必要……でも使える人なんて見た事ない……もうダメだ……近くまで来てる……ここで終わり……ごめんね、王国と村を守りきれなかった

スキル パーフェクトインヴァリッド

どんな強力な技でも無効にする

「ぇ?」

「割と早かったみたいね、回復されるの」

「エレナ……さん?」

「騎士団を舐めてもらっては困りますよ、お嬢様」

「ええ、そうね」

「隕石が消えたね~」

もう……頼もしすぎるよ、レンさんの仲間……これじゃ、私も負けてられないね!銀色のドラゴンがなんだって?強い?格上?関係ないよ、今の私なら絶対勝てる、絶対勝つ、銀色のドラゴンに怯んでる暇はない!

「例え相手が強かろうと、私達は負けない!行くよ!」

「はい」

「ええ」

「うん」

再び4人で銀色のドラゴンに挑む
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

鑑定能力で恩を返す

KBT
ファンタジー
 どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。 彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。 そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。  この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。  帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。  そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。  そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。

30年待たされた異世界転移

明之 想
ファンタジー
 気づけば異世界にいた10歳のぼく。 「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」  こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。  右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。  でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。  あの日見た夢の続きを信じて。  ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!  くじけそうになっても努力を続け。  そうして、30年が経過。  ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。  しかも、20歳も若返った姿で。  異世界と日本の2つの世界で、  20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

劣等生のハイランカー

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す! 無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。 カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。 唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。 学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。 クラスメイトは全員ライバル! 卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである! そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。 それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。 難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。 かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。 「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」 学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。 「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」 時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。 制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。 そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。 (各20話編成) 1章:ダンジョン学園【完結】 2章:ダンジョンチルドレン【完結】 3章:大罪の権能【完結】 4章:暴食の力【完結】 5章:暗躍する嫉妬【完結】 6章:奇妙な共闘【完結】 7章:最弱種族の下剋上【完結】

【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!

SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、 帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。 性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、 お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。 (こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

処理中です...