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スレイヴ街
十七話 クエスト失敗
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失敗の確率が多いクエストをクリアする為に俺達は今、城へ向かっている
「行けるか?」
「はい、お兄様が居ますから」
「ああ、俺の後ろに着いておけ」
「はい!」
再び城へ入る
するとすぐさま、手下が囲んでくる
「通しなさい」
「「「「はっ!」」」」
女王様の指示により、端によった
「それでなんのようかしら?レン、そして我が娘、アイシャ・エレナ」
(こんな冷静だったか?さっきまで荒れてたのに……何かがおかしい、誰かが来ることと説得することを予想して対応の仕方を指示したのか?)
「お母様、お話があります」
「私は話など無いわ、話したくないから出て行きなさい」
「ちょっとだけ、娘の話を聞いてもらいませんか」
「5分だけよ、それ以上経ったら追い出すわ」
「だってさ」
「単刀直入に言います、何故お母様は冷たくされるようになったんですの?あんなに甘えさせてくれましたのに」
「何故……ね……もう貴方の母親では無いからよ」
(それ以上の事は話さないで、話したら命貰うね?)
「うっ………はぁ……」
急に苦しみだした、一体何が起きてるんだ……?さっきまでは平然としてたのに……なんだこの違和感は、何か……なにか見逃してるのか?俺が気づいてないだけか?どうすればいい
「お母様、本当の事を話して欲しいの……お母様の本音を聞きたいの」
(さあ、断って、娘を追い払って遊ぼ?5分は長いよ~)
「も、もううんざりなのよ、貴方の教育は……いつも甘えてきてばかりでこっちの事を考えないからよ……少しは理解したらどう?それより早く出て行って邪魔よ……もう私を見捨てて……」
最後の方は良く聞こえなかった、だが苦しんでる……絶対本音じゃないあれ……でもまだ確証を掴めてない、だから何も言えない
でもエレナは
「それはお母様の本音じゃないって私分かってるわ」
「本音に決まってるじゃない!もうやめて……出て行って……早く出て行ってぇぇぇぇ!!」
「エレナ!」
風圧を抑える
「くっ!はぁぁっ!」
跳ね返した
「ひっ」
尻餅を着く、母親
「一旦話を聞くんだ、それあんたの本音じゃないだろ?」
「何度も言わせないでくれるかしら?本音と言っているのよ、なんで分からないのかしら」
(お願い……ここを去って……)
(あの人達が去らないと貴方の命、危ないかもね~?)
「貴方達!何してるの!この者達を外に出しなさい!」
「「「「はっ!」」」」
数名の手下に槍で突きつけられ、押されで城からだされた。今のでなんとなく分かった、エレナのお母さんには本当に何者かが居ると……だが今の俺にはそれを追い払うスキルを持っていない、だから対処法がない
「ごめん、エレナ、追い出されちまった」
「いえ、お兄様は十分に役目を果たしてくれましたわ」
「お~い、レン~」
外で待っていたクレア達がこちらに来てくれた
「どうだった?」
「追い出されちまった、でもこれで分かった……エレナのお母さんは何者かが操ってる」
「やっぱり、本当だったんだね」
「お兄様も気づいていたんですね」
「まぁな、だが対処法がない」
対処スキルがあるのだが……俺はそれを持っていない、最強だからってなんでも持ってる訳じゃないからな、だから対処法がない、だからクエストは失敗だ……
「話し合いはもう出来なさそうだね……」
「ああ、もう無理だろうな」
「ちょっと来てレン」
「ちょっ」
引っ張られる俺
あ……怒られる、覚悟しよう
「どうするのレン、このままクエスト失敗して街がモンスターまみれになるんだよ!もう時間も無い!」
「俺も分かってるよ!だから考えてんだろうが、追い払わない限り……まともに会話ができない……でもスキルが無いんだよ、それの」
「あんた最強でしょ!?それくらいのスキルないの!?」
「最強だからってある訳無いだろ、無理矢理作り出せってか?より無理だろうが」
「ちょちょ、2人ともなに喧嘩してるの!」
「2人ともやめろ!」
「お兄様とクレア落ち着いて」
「俺に出来ない事を言ってくんだよ、クレアが」
俺にも出来ない事はある、だけどやれって言ってくるクレア……俺にどうしろって言うんだよ、ったく……現実ではただの頼りないぼっちなのに……こんな信用されて、こんなに頼られて……最強だからってなんだよ……最強だからってなんでも出来んのかよ……期待すんなよ……俺に
回想
同級生からは
「頼りないな、お前って」
幼馴染からも
「頼りないよ、蓮」
亡くなる前の父親からも
「頼りないぞ、蓮」
母親からも
「もう頼りないよ、蓮ったら」
妹からも
「頼りないよ、お兄ちゃん」
回想終了
クエスト失敗
クエスト失敗により、ペナルティ発生
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
ずっと流れてくる、あ~頭おかしくなる、うるさいうるさいうるさい!こんなのぶっ殺してやる!
「モンスターが!」
「やばい!」
「レンさん!レンさん?」
「お兄様?」
「クッ、クハハハッ、アハハハッ、もううっざ……頼られるくらいなら自分からぶっ殺してやる」
モンスターに向かって走り出す
「お兄様!」
「レン!!」
もう誰も頼んなよ、期待出来ないやつだからさ……誰も頼んないでくれ……
剣を取り出す
「くっ!はぁぁぁぁぁ!!」
ペナルティモンスターvsレン
「行けるか?」
「はい、お兄様が居ますから」
「ああ、俺の後ろに着いておけ」
「はい!」
再び城へ入る
するとすぐさま、手下が囲んでくる
「通しなさい」
「「「「はっ!」」」」
女王様の指示により、端によった
「それでなんのようかしら?レン、そして我が娘、アイシャ・エレナ」
(こんな冷静だったか?さっきまで荒れてたのに……何かがおかしい、誰かが来ることと説得することを予想して対応の仕方を指示したのか?)
「お母様、お話があります」
「私は話など無いわ、話したくないから出て行きなさい」
「ちょっとだけ、娘の話を聞いてもらいませんか」
「5分だけよ、それ以上経ったら追い出すわ」
「だってさ」
「単刀直入に言います、何故お母様は冷たくされるようになったんですの?あんなに甘えさせてくれましたのに」
「何故……ね……もう貴方の母親では無いからよ」
(それ以上の事は話さないで、話したら命貰うね?)
「うっ………はぁ……」
急に苦しみだした、一体何が起きてるんだ……?さっきまでは平然としてたのに……なんだこの違和感は、何か……なにか見逃してるのか?俺が気づいてないだけか?どうすればいい
「お母様、本当の事を話して欲しいの……お母様の本音を聞きたいの」
(さあ、断って、娘を追い払って遊ぼ?5分は長いよ~)
「も、もううんざりなのよ、貴方の教育は……いつも甘えてきてばかりでこっちの事を考えないからよ……少しは理解したらどう?それより早く出て行って邪魔よ……もう私を見捨てて……」
最後の方は良く聞こえなかった、だが苦しんでる……絶対本音じゃないあれ……でもまだ確証を掴めてない、だから何も言えない
でもエレナは
「それはお母様の本音じゃないって私分かってるわ」
「本音に決まってるじゃない!もうやめて……出て行って……早く出て行ってぇぇぇぇ!!」
「エレナ!」
風圧を抑える
「くっ!はぁぁっ!」
跳ね返した
「ひっ」
尻餅を着く、母親
「一旦話を聞くんだ、それあんたの本音じゃないだろ?」
「何度も言わせないでくれるかしら?本音と言っているのよ、なんで分からないのかしら」
(お願い……ここを去って……)
(あの人達が去らないと貴方の命、危ないかもね~?)
「貴方達!何してるの!この者達を外に出しなさい!」
「「「「はっ!」」」」
数名の手下に槍で突きつけられ、押されで城からだされた。今のでなんとなく分かった、エレナのお母さんには本当に何者かが居ると……だが今の俺にはそれを追い払うスキルを持っていない、だから対処法がない
「ごめん、エレナ、追い出されちまった」
「いえ、お兄様は十分に役目を果たしてくれましたわ」
「お~い、レン~」
外で待っていたクレア達がこちらに来てくれた
「どうだった?」
「追い出されちまった、でもこれで分かった……エレナのお母さんは何者かが操ってる」
「やっぱり、本当だったんだね」
「お兄様も気づいていたんですね」
「まぁな、だが対処法がない」
対処スキルがあるのだが……俺はそれを持っていない、最強だからってなんでも持ってる訳じゃないからな、だから対処法がない、だからクエストは失敗だ……
「話し合いはもう出来なさそうだね……」
「ああ、もう無理だろうな」
「ちょっと来てレン」
「ちょっ」
引っ張られる俺
あ……怒られる、覚悟しよう
「どうするのレン、このままクエスト失敗して街がモンスターまみれになるんだよ!もう時間も無い!」
「俺も分かってるよ!だから考えてんだろうが、追い払わない限り……まともに会話ができない……でもスキルが無いんだよ、それの」
「あんた最強でしょ!?それくらいのスキルないの!?」
「最強だからってある訳無いだろ、無理矢理作り出せってか?より無理だろうが」
「ちょちょ、2人ともなに喧嘩してるの!」
「2人ともやめろ!」
「お兄様とクレア落ち着いて」
「俺に出来ない事を言ってくんだよ、クレアが」
俺にも出来ない事はある、だけどやれって言ってくるクレア……俺にどうしろって言うんだよ、ったく……現実ではただの頼りないぼっちなのに……こんな信用されて、こんなに頼られて……最強だからってなんだよ……最強だからってなんでも出来んのかよ……期待すんなよ……俺に
回想
同級生からは
「頼りないな、お前って」
幼馴染からも
「頼りないよ、蓮」
亡くなる前の父親からも
「頼りないぞ、蓮」
母親からも
「もう頼りないよ、蓮ったら」
妹からも
「頼りないよ、お兄ちゃん」
回想終了
クエスト失敗
クエスト失敗により、ペナルティ発生
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
街にモンスターが出現しました
ずっと流れてくる、あ~頭おかしくなる、うるさいうるさいうるさい!こんなのぶっ殺してやる!
「モンスターが!」
「やばい!」
「レンさん!レンさん?」
「お兄様?」
「クッ、クハハハッ、アハハハッ、もううっざ……頼られるくらいなら自分からぶっ殺してやる」
モンスターに向かって走り出す
「お兄様!」
「レン!!」
もう誰も頼んなよ、期待出来ないやつだからさ……誰も頼んないでくれ……
剣を取り出す
「くっ!はぁぁぁぁぁ!!」
ペナルティモンスターvsレン
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