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第一章 カインド村

七話 作戦会議、皆の意思

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最終任務は「この村を守りきれ」

そして俺達は戦いに向けて作戦会議を行う為、皆を集めた、これより作戦会議を開始する

「皆にはそれぞれ居て欲しい位置がある!この村は3方向入れる場所がある」

入口は3方向あり、3方向から攻めてくる可能性が大だ。その方向は東西南北の東、南、北だ、そして村の家を守る人材も必要だ

「まずは東に槍使いの2人、弓使いの2人、そして引っ張って行くリーダーはクレアだ」

「リーダーは私か、上等よ」

「よっしゃ!任せろ!」

「槍のプロ舐めんな~!」

「お任せ下さい」

「1発も外しませんわ」

「東は任せて!レン!」

「ああ」

皆やる気のようだ、しかもちゃんと強い

「そして西!西は弓2人、剣2人、引っ張って行くリーダーはリンジェだ」

「わ、私ですか!?」

「ああ、お前ならやれるって信じてるぜ」

「は、はい!」

「「お願いします!リーダー!」」

「よろしく頼む!」

「よろしくね!リンジェさん!」

「が、頑張りましょう!」

「「「おぉーー!!」」」

「うん!頑張ろう!」

こちらもやる気満々のようだ、リンジェは本番に強いからな、必ず引っ張ってくれるって信じてるぞ。よし、次は

「村の家を守れる、盾持ちでモンスターを倒せるやつは居るか!」

「なら僕にお任せください」

「俺もだな」

青年2人が前へ出てきた、この人達も相当な実力の持ち主だ。頼り甲斐があるかもしれない

「よし、じゃあ、頼んだぞ」

「おう!」

「はい、お任せ下さい」

そして残りは

「遠距離回復師だな、遠距離でも回復出来るって人は居る?居なかったら大丈夫なんだが」

「適任が1人居るじゃないですか」

「あ~あの人ね、凄く助かったよ」

「ここに居るわよ、気付きなさい」

「うわぁ!?」

いつの間にか後ろに居た、マジでびっくりした、隠蔽でも使ったのだろうか。それともただ単に気付かなかっただけか?それはすまない

「じゃあ、遠距離回復役はカーファルさんで」

「ええ、任せて」

最後の北は

「北は俺一人で挑む」

「て事は確定で北にあの人が来るって事ですよね?危険です!レンさん一人で行かせられません!」

「ああ、分かってる……」

確かに危険だ、このままで戦ってもまた猛毒を受けて戦意喪失になるだけ、けどアイツだけは許さない、絶対倒すって決めた

「レン……分かった、任せたよ」

「レンさん、村長の仇を取ってくれ!頼む!」

「最後の希望なんだ!」

「ああ、任せろ」

「レンさん、危険があればすぐに引き返してください、約束です!」

「………分かった」

多分守れそうにないが、でも本当に危険であったら、一旦引いて体勢を立て直した方がいい。そっちの方が安全だと思ったから

「よし、行くよ!」

「「「「「おぉーーー!!」」」」」

東、南、北、村の家を守るナイト、遠距離回復師、それぞれ役割を果たし、村人&プレイヤーvsベルアとの決戦が始まろうとしている

クレアside

「来たわね、ボス達が……あんた達!緊張してる!?」

「してないぜ!」

「もう戦う気満々だ、絶対倒そう!」

「緊張は全くしていません、何故ならクレアさんが居ますから!」

「ええ、任せてクレアさん」

「全力で行くよ!」

「「おう!」」

「はい!」

「ええ」

東陣営vsゴブリンの親玉6体、ゴブリン20体

リンジェside

「け、結構居るっすね」

「み、見慣れない光景す」

「おいおい、緊張しすぎだぞ」

「そ、そそそうですよ!わ、私は大丈夫です!」

「皆さん聞いてください!」

「ん?」

私はレンさんに西側の防衛を託されたリーダー、そして村を守る、最後の希望……ここで負ける訳には行きません!今の私はリーダーですから!

「緊張、恐怖があるのは分かります……私もそうです、でも!ここを守らなければ村は壊滅です!レンさんから託された西側を必ず守り切りましょう!絶対に!」

「「はい!リーダー!」」

「おう!」

「はい!」

西陣営vsケルベロス、オルトロス、ゴブリン20体

レンside

「来たな、ベルア!」

「久しぶりだねぇ~、レンちゃん?」

「流石にキモイからちゃん付けはやめてくれ」

男からちゃん付けされるのはあまり好きじゃない、てかめちゃくちゃ嫌だ

「どうやら猛毒から完治したみたいだね、てっきりもう死んじゃったのかと思ったよ、あははは!」

「そんなんじゃ、死なないよ、だって戦い終わってないしな俺達は」

「ぷっ、あははは!君面白いね!面白いよ!」

こいつはなんなんだろうか、全ての発言に笑うタイプの特殊なやつなのか?びっくりするほど、怖いんだが……まぁ、そんな事より

「あの時の戦い、続けるぞ」

「くくっ、あ~あ、殺ろうか」

一気に雰囲気が変わった

「さあ、終わらせよう、この戦いで倒す!」

「やってみなよ、出来るものならね?」

レンvsベルア

東、西、北の戦いが今始まる!
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