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第三章 精霊達とボクの騒がしすぎる生活記録

艶髪絶対死守精霊&デレデレパピーVSえー別に切ってもいーじゃんか、、、なボク

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お久しぶりの更新です!
お待たせしました!

皆さんお元気ですか?!
私は元気です!w

と、まぁ生存報告でした

次回は学園編の始まりです!
これからもよろしくお願いします!!

それでは、本編をお楽しみください!

















「ルティ、、、精霊様達からお聞きしたよ、、、
ぼ、ぼうずにしようとした、と、、、?」
「うん」
「!!!!!!
ダメダメダメダメ!!!!そんなの絶対許しません!!!」

、、、oh


父様に再会した後、着実に親子間の愛を深めていこうと考えていたのも束の間で

父様は、正直引くぐらいの親バカでした


前世での経験もあって
親に愛されるってことは本当に嬉しい!


、、、いや、嬉しいんだけどね?
すこーし、いやかなり?
まぁ結構、、、重いなー、、って思ったり?




いや嬉しいんだけどね?!?!


お風呂とか就寝とか一緒にいたいと言ってくるし
挙げ句の果てには

「ルティ~どこにいくの~?」
「少しお手洗いに行ってまいります」
「えー!なんで!!!置いてかないでよー僕も行く!」

、、、いや、ボク15歳、お年頃だよ?


この調子で
敬語禁止、入学まで基本は共に過ごすこと、父様のことはパピーと呼ぶことを
強要されて、明日は入寮の日まで過ごしてきたのに、、、


あいつら、、、チクリやがったっ!!





———————————————————-


時は遡り3時間前

入寮に向けての荷物準備も大方終わり
近くにいたフローラと、明日の話をのほほーんとしていた

その流れで明日の格好について聞かれて
荷物を解いて部屋の整理とかも明日には終わらせておきたいので
ラフな格好をお願いして

髪の毛の話をふられたので
前から決めていた、髪を坊主にしたい旨を伝えたら
フローラが発狂して
保護者会議が始まった


「ルティ、考え直してください」

あれ?ルシーその雰囲気、ガチで怒ってない?

「いや、正直夏とかめちゃくちゃ暑いし、、、髪を括るのもめんどくさいし、
なんなら少し坊主に憧れてるから
学校入学前にイメチェンしよーかなと、」

「ルティに坊主は絶対似合わない」

、、、ヨミさん、今日もキレキレですね

「いや、別にいーんじゃね?
ルティがしたいならさせるべきだろ」

サンティス!ボク、ここまでサンティスに感謝したの今回が初めてだよ!!

「ルティ用にこの間買ってた
熊の着ぐるみ、坊主のまま着ることになるけどいいの?
僕ならお団子でルティの髪型くまちゃんヘアーにできるよ」

「やっぱり切らない方がいいぞ!ルティ!!!」

、、、熊の着ぐるみは燃やしとこう

「もう!なんでダメなの?!
暑いのもあるけど、みんながいつも髪型女の子みたいにしてくるからそれも嫌なんだよ!!!!!」

そう、彼らはいつも僕を着せ替え人形の如く、コスプレさせてくる

始まりは、精霊界で暮らし始めた頃

今より純粋無垢で愛されまくりのボクは
フローラが買ってきてくれていた
服やアクセサリーになんの疑問も持たず
身につけていた

服やアクセサリーをプレゼントしてもらうことは本当にありがたいし
そんなことをしてくれるみんなのことが大好きだ

大好きだけど、、、
人には好みがあるでしょ?

とはいえ文句を言いたいわけでもない
ボクは質素な格好が好きだけど
たまに豹柄とか、派手な服をもらっても
嬉しかったし、普通に着ていた


だけどさ!!!!!
コスプレは違うじゃん!!!!!

着ぐるみとか、チャイナドレスとか
メイド服とか!!!!
もうそれ、普段着なわけないじゃん!!

最初の頃はボクも楽しくて着てたよ?!
違うボクみたいになれて嬉しかったし

でも!!ボク!!15歳!!
お!と!し!ご!ろ!!!!!!!

羞恥心というものが15歳の男の子には
芽生えているのですよ!

ただでさえ、筋肉も身長もないから女の子みたいに見えて、気にしてるのに、、、
ことごとく女性用コスプレしか持ってこないからね
最上級精霊様方は!!

、、、学園長にお会いしたら
精霊たちは、思春期の男の子に
女装させるのが趣味ですって言おう
よし、そうしよう

「、、、わかった、コスプレはやめよう
だから髪は切らないで?」

沈黙を破ったのは以外にもドンだった

ドンは普段おとなしいし
自分の希望を主張しないことが多い

バーサーカーモードは他の人のためにあるみたいで
自分のことはことごとく無頓着だから
たまに心配になる

「え!!俺っちこないだ新作メイド服買っちゃったんだけど!!!!」

ゴンっ!!!!!!

うわ、ドンのゲンコツいたそ
まぁ、今のは話の流れを無視した
トンファが確実に悪いな
このおばかちゃんめ

「ほんとに?ぜったい?
もうしない?」

「う、、、わ、かったしない」

フローラはおしゃれ大好きだからな
ボクもわかってるけど
羞恥心の方が勝ってしまう

「、、、ハロウィンのときだけね」
「!!いいの?!?!」
「ハロウィンの時だけだよ!!!!」

結局
コスプレはハロウィンとかのイベントだけで我慢してもらう代わりに
ボクも髪の毛を伸ばし続けることにした

、、、これ以上伸びたら
床についてしまうけども

なのでルシーに腰ぐらいまでの長さに散髪してもらい
学園では基本ポニーテールにすることにした

髪の毛騒動はこんな感じで終わって
明日に備えてお風呂に入ろうとしたら

パピーがやってきたわけです
風呂場に

「でも、結局伸ばす約束したから大丈夫だよ?」
「絶対!絶対だよ!!!!!
切ってしまったら、ボクの髪型も
リーゼントにするからね!!!」

国の宰相がリーゼント、、、良いわけがない

ボクは国の安定と父の髪の毛を守るために、伸ばすことを決意した

いや、ボクの髪の毛への思い
大きすぎでしょ!揃いも揃って!!!
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