23 / 50
第二章 なんでボクなの?!?!
ギルフォードside 「もう二度と」
しおりを挟む
半年
ルティが公爵家の屋敷から姿を消して
半年が過ぎた
ルティの消息は今のところ
全くわかっていない
俺はあの日
、、、人を殺めそうになった
人じゃない、化け物だな、
人の形をしたルティの義母と義姉と
言い張る醜い化け物
ルティの10歳の誕生日
俺は5年前に誓ったあの約束を
ようやく叶えようとしていた
ルティを救い出すために
誰よりも強く
誰よりも優しく
誰よりも人望厚く
正直ルティ以外の人間に優しく対応などしたくなかったが、
全てはこの日のために
ルティを無理矢理にでも婚約者として
王城に連れ去るために
誰にも文句を言わせないよう力をつけた
父上、、、現国王にはすでに話を通していて、
ルティの話をした時は
すぐさま公爵家から抜き出そうとした
、、、俺は父上のことをこの時だけ尊敬しそうになった
だがそれ以上に問題が起きてしまった
ルティと出会ってすぐに
モーリス公爵が、王城から姿を消した
もともと、ルティの現状は知らないようだった
俺が直接話したことがないだけで
公爵の側近などには
ルティの可愛さをいつも熱論していたらしい、、、
、、、誰が隠蔽しているんだ?
公爵がルティの屋敷での暮らしを知っていたら、すぐに駆けつけていただろう
俺は公爵の仕事部屋を調べさせてもらった
机の引き出しにたくさんの量の手紙と
一枚の写真
それと、本当に最近届いたのであろう
きらきらしている手紙が入っていた
たくさんの手紙には、
公爵が王宮で働いているため
公爵家の現状を報告している手紙だった
『ルティアーヌ坊ちゃんは、とても逞しく成長していらっしゃいます』
「チッ!!!!!」
おっといけない、、、王族が舌打ちなど
それにしても、すごい虚言だらけだな
ルティに渡したブローチで連絡をとっている限り
彼は周りからいないものと対応されているのに、、、何がお茶会で楽しそうに笑っていらっしゃいました、だよ
ルティに食事も与えないくせに
ストレスが溜まるだけだったので
手紙は一旦放置する
そして、、、
写真、かなり古いものだな
、、、家族写真だ
モーリス公爵の隣には
今まで見た女性の中で
1番美しいとためらいなく言えるほど
整った顔立ちの女性
、、、あ、もちろんルティには劣るがな
それに、その女性の腕には
天使、
あ、いや、赤子が眠っていた
これは、、、写真から読み取るに
ルティだろうな
天使だし
では、この女性が
ルティが話していた亡くなっている
母親か、、、
モーリス公爵は、この女性を本当に愛していたのだろう
幸せな顔をしている
、、、、、、最後はこの妙な手紙か
公爵家の報告の手紙と別に保存されていて、少し禍々しく思える
なんだ、、、?
なぜたかが手紙に、こんな恐怖を感じるのだろう
恐る恐る開くと
、、、ルティだ
俺が出会う前のまだ幼いルティ
一枚目は産みの母親の腕で
幸せそうに寝ている写真
二枚目は、、、
義母に虐げられている写真だ、、、
髪を引っ張られ殴られている
、、、公爵はこの写真を見てしまい
すぐに屋敷に戻ったのだろう
だが、屋敷には帰った痕跡はないと、調査報告が来ていた
、、、どういうことだ?
本当に公爵はどこへ姿を消したのだろう
写真の間から紙が落ちた
俺はそれを拾おうとした瞬間
どくんっ!!!!
これは先ほど感じた禍々しい恐怖?!?!
この紙切れから発されているのか?!
時間が経てば落ち着くようだ
紙を拾い、何が書かれているのか
確認してみる
、、、これは絵か?
サソリがぐにゃんと曲がって
かなり気持ちが悪い絵がそこに映っていた
とりあえず全てのものを
父上に提出し、調査に使ってもらうことにする
公爵はいまだに見つかっていない
ルティは公爵から見捨てられたと思い込んでいる
急に俺の口から全てを説明するわけにはいかないから、ルティを迎えに行くときに全て話そうと思っていた
俺が第一王子だということも
全て
俺が屋敷に迎えに行くと
迎えたのはルティではなく
化け物達だった
玄関にロープに縛り付けられている
義母、義姉、大柄の男達
俺はそれら全てを無視し、
物置部屋にすぐさま向かった
ルティ、ルティ、ルティ!!
物置部屋は、
俺がプレゼントした全てのものが
綺麗に飾られていたが
1番綺麗な存在はそこにはいなかった
「はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ」
息の、
息の仕方が、思い出せない、
ルティがいない
いない?!
いないのか?!?!
視界が薄れていく
ダメだ!何しているんだ!!!
早くルティを!ルティを探さなきゃ!
はゃ、くたすげなきゃ、、、、
薄れていく視界の中で
最後に覚えているのはふわふわした
毛玉のようなものだった
気がつけばそこは俺の部屋のベットの上だった
自己嫌悪している中、俺の側近のアズが
今の現状を説明した
結論から言うと
ルティは行方不明になっていた
ルティの誕生日の2日前の夜
化け物達に襲われオークションに売り出されかけていたルティは
光に包まれ消えてしまったと
ルティを抱えていた化け物が証言した
そんなことあるわけがない
本当の居場所を吐かせるため尋問を続けても、化け物は証言を変えない
本当にこれが真実ならば
ルティは誰がなぜどこに連れて行かれたのだろうか
そしてなんと化け物の奴らはその後に
見知らぬ誰かに襲われたらしい
だから玄関に縛り付けられていたのだ
玄関には、公爵の手紙に入っていた
サソリの絵が一枚落ちていたらしい
どういうことだ?
公爵の失踪とも関係している??
ひとつもわからない
あぁ、なんて愚かなんだろう
もっと俺が早くルティを無理やりにでも
連れ去っていれば
こんなことには
後悔は絶えない
半年、睡眠も食事もまともにとっていない
周りから心配されているが
そのようなことに時間を費やすより
ルティを捜索しなければ
明日は精霊適性検査があると言われたので、流石に早く寝かせられた
精霊なんてどうでもいい
そんな神のような存在がほんとうにいるならば
俺はなんでも差し出すから
ルティを助けてくれよ
————————————————————
精霊適性検査、、、
それはこの国の10の歳になる子供が
必ず受けなければいけないように義務付けられている検査
それは平民でも例外ではない
距離はかなり置かれているが
みんな教会で検査を受ける
これで精霊の加護を受けることができるのか、受けられたらその属性は何になるのか、創造神様が俺たちに、教えてくださるのだ
数10年に1人いるかいないかの確率で
精霊と契約できるものも現れるが
そんな人物は父上が産まれた頃以来1人もいないらしい
俺は心ここに在らずという状態だった
早く王城に戻って捜索を続けなければ
気づいたら俺の番になっていた
第一王子だという期待度もあり
最後に仕組まれていたらしい
神官から差し出された水晶に手を当て、魔力を少し流す
その瞬間に光に包まれ
ふと声が頭に響いた
「ルティは元気だよ、無事に生きてる」
?!?!?!?!?!
気づけば光は消えていた
「光の精霊様の契約を受けていらっしゃったぞ!!」
「本当ですか?!すばらしい!!契約者が現れるのは何十年ぶりだ?!?!」
「これでこの国はさらに繁栄することだろう!!」
「第一王子万歳!!」
「第一王子万歳!!」
ちょ、ちょっと周りうるさい!!
今、今確かに!ルティは無事だと精霊様が、、、!!
、、、いや、まだわからない、、
後で召喚させていただいたときに
もう一度聞かなければ!
嘘かもしれない話だが
なぜか俺はすごく安心した
ルティは無事
ルティは無事なんだ
部屋の中で全ての緊張や不安が弾けたのか涙が溢れてきた
俺が弱いからルティを失ってしまう
二度と、二度と同じことは起こさせない
俺はさらに強くならなければ
心に深く誓い、精霊召喚の場に
足を進めた
ルティが公爵家の屋敷から姿を消して
半年が過ぎた
ルティの消息は今のところ
全くわかっていない
俺はあの日
、、、人を殺めそうになった
人じゃない、化け物だな、
人の形をしたルティの義母と義姉と
言い張る醜い化け物
ルティの10歳の誕生日
俺は5年前に誓ったあの約束を
ようやく叶えようとしていた
ルティを救い出すために
誰よりも強く
誰よりも優しく
誰よりも人望厚く
正直ルティ以外の人間に優しく対応などしたくなかったが、
全てはこの日のために
ルティを無理矢理にでも婚約者として
王城に連れ去るために
誰にも文句を言わせないよう力をつけた
父上、、、現国王にはすでに話を通していて、
ルティの話をした時は
すぐさま公爵家から抜き出そうとした
、、、俺は父上のことをこの時だけ尊敬しそうになった
だがそれ以上に問題が起きてしまった
ルティと出会ってすぐに
モーリス公爵が、王城から姿を消した
もともと、ルティの現状は知らないようだった
俺が直接話したことがないだけで
公爵の側近などには
ルティの可愛さをいつも熱論していたらしい、、、
、、、誰が隠蔽しているんだ?
公爵がルティの屋敷での暮らしを知っていたら、すぐに駆けつけていただろう
俺は公爵の仕事部屋を調べさせてもらった
机の引き出しにたくさんの量の手紙と
一枚の写真
それと、本当に最近届いたのであろう
きらきらしている手紙が入っていた
たくさんの手紙には、
公爵が王宮で働いているため
公爵家の現状を報告している手紙だった
『ルティアーヌ坊ちゃんは、とても逞しく成長していらっしゃいます』
「チッ!!!!!」
おっといけない、、、王族が舌打ちなど
それにしても、すごい虚言だらけだな
ルティに渡したブローチで連絡をとっている限り
彼は周りからいないものと対応されているのに、、、何がお茶会で楽しそうに笑っていらっしゃいました、だよ
ルティに食事も与えないくせに
ストレスが溜まるだけだったので
手紙は一旦放置する
そして、、、
写真、かなり古いものだな
、、、家族写真だ
モーリス公爵の隣には
今まで見た女性の中で
1番美しいとためらいなく言えるほど
整った顔立ちの女性
、、、あ、もちろんルティには劣るがな
それに、その女性の腕には
天使、
あ、いや、赤子が眠っていた
これは、、、写真から読み取るに
ルティだろうな
天使だし
では、この女性が
ルティが話していた亡くなっている
母親か、、、
モーリス公爵は、この女性を本当に愛していたのだろう
幸せな顔をしている
、、、、、、最後はこの妙な手紙か
公爵家の報告の手紙と別に保存されていて、少し禍々しく思える
なんだ、、、?
なぜたかが手紙に、こんな恐怖を感じるのだろう
恐る恐る開くと
、、、ルティだ
俺が出会う前のまだ幼いルティ
一枚目は産みの母親の腕で
幸せそうに寝ている写真
二枚目は、、、
義母に虐げられている写真だ、、、
髪を引っ張られ殴られている
、、、公爵はこの写真を見てしまい
すぐに屋敷に戻ったのだろう
だが、屋敷には帰った痕跡はないと、調査報告が来ていた
、、、どういうことだ?
本当に公爵はどこへ姿を消したのだろう
写真の間から紙が落ちた
俺はそれを拾おうとした瞬間
どくんっ!!!!
これは先ほど感じた禍々しい恐怖?!?!
この紙切れから発されているのか?!
時間が経てば落ち着くようだ
紙を拾い、何が書かれているのか
確認してみる
、、、これは絵か?
サソリがぐにゃんと曲がって
かなり気持ちが悪い絵がそこに映っていた
とりあえず全てのものを
父上に提出し、調査に使ってもらうことにする
公爵はいまだに見つかっていない
ルティは公爵から見捨てられたと思い込んでいる
急に俺の口から全てを説明するわけにはいかないから、ルティを迎えに行くときに全て話そうと思っていた
俺が第一王子だということも
全て
俺が屋敷に迎えに行くと
迎えたのはルティではなく
化け物達だった
玄関にロープに縛り付けられている
義母、義姉、大柄の男達
俺はそれら全てを無視し、
物置部屋にすぐさま向かった
ルティ、ルティ、ルティ!!
物置部屋は、
俺がプレゼントした全てのものが
綺麗に飾られていたが
1番綺麗な存在はそこにはいなかった
「はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ」
息の、
息の仕方が、思い出せない、
ルティがいない
いない?!
いないのか?!?!
視界が薄れていく
ダメだ!何しているんだ!!!
早くルティを!ルティを探さなきゃ!
はゃ、くたすげなきゃ、、、、
薄れていく視界の中で
最後に覚えているのはふわふわした
毛玉のようなものだった
気がつけばそこは俺の部屋のベットの上だった
自己嫌悪している中、俺の側近のアズが
今の現状を説明した
結論から言うと
ルティは行方不明になっていた
ルティの誕生日の2日前の夜
化け物達に襲われオークションに売り出されかけていたルティは
光に包まれ消えてしまったと
ルティを抱えていた化け物が証言した
そんなことあるわけがない
本当の居場所を吐かせるため尋問を続けても、化け物は証言を変えない
本当にこれが真実ならば
ルティは誰がなぜどこに連れて行かれたのだろうか
そしてなんと化け物の奴らはその後に
見知らぬ誰かに襲われたらしい
だから玄関に縛り付けられていたのだ
玄関には、公爵の手紙に入っていた
サソリの絵が一枚落ちていたらしい
どういうことだ?
公爵の失踪とも関係している??
ひとつもわからない
あぁ、なんて愚かなんだろう
もっと俺が早くルティを無理やりにでも
連れ去っていれば
こんなことには
後悔は絶えない
半年、睡眠も食事もまともにとっていない
周りから心配されているが
そのようなことに時間を費やすより
ルティを捜索しなければ
明日は精霊適性検査があると言われたので、流石に早く寝かせられた
精霊なんてどうでもいい
そんな神のような存在がほんとうにいるならば
俺はなんでも差し出すから
ルティを助けてくれよ
————————————————————
精霊適性検査、、、
それはこの国の10の歳になる子供が
必ず受けなければいけないように義務付けられている検査
それは平民でも例外ではない
距離はかなり置かれているが
みんな教会で検査を受ける
これで精霊の加護を受けることができるのか、受けられたらその属性は何になるのか、創造神様が俺たちに、教えてくださるのだ
数10年に1人いるかいないかの確率で
精霊と契約できるものも現れるが
そんな人物は父上が産まれた頃以来1人もいないらしい
俺は心ここに在らずという状態だった
早く王城に戻って捜索を続けなければ
気づいたら俺の番になっていた
第一王子だという期待度もあり
最後に仕組まれていたらしい
神官から差し出された水晶に手を当て、魔力を少し流す
その瞬間に光に包まれ
ふと声が頭に響いた
「ルティは元気だよ、無事に生きてる」
?!?!?!?!?!
気づけば光は消えていた
「光の精霊様の契約を受けていらっしゃったぞ!!」
「本当ですか?!すばらしい!!契約者が現れるのは何十年ぶりだ?!?!」
「これでこの国はさらに繁栄することだろう!!」
「第一王子万歳!!」
「第一王子万歳!!」
ちょ、ちょっと周りうるさい!!
今、今確かに!ルティは無事だと精霊様が、、、!!
、、、いや、まだわからない、、
後で召喚させていただいたときに
もう一度聞かなければ!
嘘かもしれない話だが
なぜか俺はすごく安心した
ルティは無事
ルティは無事なんだ
部屋の中で全ての緊張や不安が弾けたのか涙が溢れてきた
俺が弱いからルティを失ってしまう
二度と、二度と同じことは起こさせない
俺はさらに強くならなければ
心に深く誓い、精霊召喚の場に
足を進めた
76
お気に入りに追加
2,614
あなたにおすすめの小説
例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…
東間
BL
ゲームの世界に転生した留木原 夜は悪役の役目を全うした…愛した者の手によって殺害される事で……
だが、次目が覚めて鏡を見るとそこには悪役の幼い姿が…?!
ゲームの世界で再び悪役を演じる夜は最後に何を手に?
攻略者したいNO1の悪魔系王子と無自覚天使系悪役公爵のすれ違い小説!
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの高校一年生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の主人公への好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
王道にはしたくないので
八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉
幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。
これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。
幼い精霊を預けられたので、俺と主様が育ての父母になった件
雪玉 円記
BL
ハイマー辺境領主のグルシエス家に仕える、ディラン・サヘンドラ。
主である辺境伯グルシエス家三男、クリストファーと共に王立学園を卒業し、ハイマー領へと戻る。
その数日後、魔獣討伐のために騎士団と共に出撃したところ、幼い見た目の言葉を話せない子供を拾う。
リアンと名付けたその子供は、クリストファーの思惑でディランと彼を父母と認識してしまった。
個性豊かなグルシエス家、仕える面々、不思議な生き物たちに囲まれ、リアンはのびのびと暮らす。
ある日、世界的宗教であるマナ・ユリエ教の教団騎士であるエイギルがリアンを訪ねてきた。
リアンは次代の世界樹の精霊である。そのため、次のシンボルとして教団に居を移してほしい、と告げるエイギル。
だがリアンはそれを拒否する。リアンが嫌なら、と二人も支持する。
その判断が教皇アーシスの怒髪天をついてしまった。
数週間後、教団騎士団がハイマー辺境領邸を襲撃した。
ディランはリアンとクリストファーを守るため、リアンを迎えにきたエイギルと対峙する。
だが実力の差は大きく、ディランは斬り伏せられ、死の淵を彷徨う。
次に目が覚めた時、ディランはユグドラシルの元にいた。
ユグドラシルが用意したアフタヌーンティーを前に、意識が途絶えたあとのこと、自分とクリストファーの状態、リアンの決断、そして、何故自分とクリストファーがリアンの養親に選ばれたのかを聞かされる。
ユグドラシルに送り出され、意識が戻ったのは襲撃から数日後だった。
後日、リアンが拾ってきた不思議な生き物たちが実は四大元素の精霊たちであると知らされる。
彼らとグルシエス家中の協力を得て、ディランとクリストファーは鍛錬に励む。
一ヶ月後、ディランとクリスは四大精霊を伴い、教団本部がある隣国にいた。
ユグドラシルとリアンの意思を叶えるために。
そして、自分達を圧倒的戦闘力でねじ伏せたエイギルへのリベンジを果たすために──……。
※一部に流血を含む戦闘シーン、R-15程度のイチャイチャが含まれます。
※現在、改稿したものを順次投稿中です。
詳しくは最新の近況ボードをご覧ください。
傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
第12回BL小説大賞に参加中!
よろしくお願いします🙇♀️
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる