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中学生
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「あっちゃん。こないだの彼とはどーなったの~?」
「どうなったって、、、
たまにメッセージで話すぐらいだよ」
「そーなの~?お出かけとかもしてないの?」
「いや、そんな親しくなったわけじゃないし、、、
神宮くんもいそがしいでしょ」
母がやたらニヤニヤして聞いてくる、、、
この間の話を聞いていたのだろうか?
そういえば神宮くんは父と話もしてたみたいだし、何かしら番のこととかも聞いてたのかもしれない
トイレの彼、、、って揶揄したら失礼だけど
運命の番(仮定)と出会って早一ヶ月ほどたった
朝におはようメッセージ
夜におやすみメッセージ
休みの昼には今何してる?とのことが毎日来ていた
まぁそれ以外にも会話はしている
というか、神宮くんからいろいろ教えてくれていた
彼の名前は、神宮 レオン
日本随一の食製菓会社。神宮カンパニー社長の次男坊。
正真正銘の御曹司だ
俺と同じ中学2年生で、母親がイタリア人のハーフだと。
あんなものすんげぇ容姿をしているのもなるほどなと思える生い立ちを聞いた
なんだか、母は界隈で有名なヴァイオリニストらしい。
俺は恥ずかしながら全く知識がないもので正直に話したら、
『じゃあ、今度僕と一緒に見学に行こう!』
と、ナチュラルにデートを約束してきた
、、、いや。デートなのか?
神宮くんはそんな気がないかもしれない、、、
うわ。なんか勝手に考えてて恥ずかしくなってきた、、、!
これまで毎日連絡来てたのにここ2日何も来てないし、、、
そうだよなぁいくら運命を感じてたって、こんな俺のことなんてもうなんも考えてないのかも
諦めないとか言ってたくせに俺と今すぐ会おうとかは全然言ってこなかったし
あんなグイグイ来てたからなんか拍子抜けというか、、、
って!なんで俺がこんな考えなきゃいけないんだ!!!
うぅ~なんだかんだ俺の方が運命の番って言葉に翻弄されている気がする!
なのに俺にはアルファフェロモンなんて感じれないし、、、
連絡が来てないのもいい兆候なのかもしれない
神宮くんも俺なんかに運命の番だからって惑わされないほうがいいだろうし、、、
「、、、ーちゃん、、、、、、あーちゃん!!」
「えっ!なに、、、」
「もーどうしたのボーッとしちゃって!大丈夫?」
「あ、うん。ごめん美華。考え事してた」
「、、、相談聞こっか?」
「いや!大丈夫だよ。ありがと」
「、、、うん。何かあったらなんでも話してね!」
美華は本当に優しい子だ
この間の親戚とのことも一部始終全て父さんに相談していて、さらに過保護が増した気もするが、、、
俺のことを心配してくれた上での行動なのだからありがたく受け取っている
、、、まぁ、少し自分を情けなく思ってしまうのは内緒だ
「あーちゃん。明日どこか行きたいところなーい?」
明日は前に約束していた美華とのお出かけの日だ
今日は土曜日で明日は日曜
どこも人が多いだろうな
「この間できたばかりの海辺のパークがあっただろ?
あそこはいろんな店が集まってるし、ホールとか美術館もあるらしいし、、、
そこだったらいろいろ見れるんじゃないか?洋服とかも、、、」
この間は途中で終わってしまったからな
「うん!私もそこかなって思ってたんだ~
うふふっ!めっちゃたのしみぃー!髪の毛セットさせてね!!」
「うん。約束してたからな」
よし!俺も明日は番のことなんて気にせずに楽しもう!
「どうなったって、、、
たまにメッセージで話すぐらいだよ」
「そーなの~?お出かけとかもしてないの?」
「いや、そんな親しくなったわけじゃないし、、、
神宮くんもいそがしいでしょ」
母がやたらニヤニヤして聞いてくる、、、
この間の話を聞いていたのだろうか?
そういえば神宮くんは父と話もしてたみたいだし、何かしら番のこととかも聞いてたのかもしれない
トイレの彼、、、って揶揄したら失礼だけど
運命の番(仮定)と出会って早一ヶ月ほどたった
朝におはようメッセージ
夜におやすみメッセージ
休みの昼には今何してる?とのことが毎日来ていた
まぁそれ以外にも会話はしている
というか、神宮くんからいろいろ教えてくれていた
彼の名前は、神宮 レオン
日本随一の食製菓会社。神宮カンパニー社長の次男坊。
正真正銘の御曹司だ
俺と同じ中学2年生で、母親がイタリア人のハーフだと。
あんなものすんげぇ容姿をしているのもなるほどなと思える生い立ちを聞いた
なんだか、母は界隈で有名なヴァイオリニストらしい。
俺は恥ずかしながら全く知識がないもので正直に話したら、
『じゃあ、今度僕と一緒に見学に行こう!』
と、ナチュラルにデートを約束してきた
、、、いや。デートなのか?
神宮くんはそんな気がないかもしれない、、、
うわ。なんか勝手に考えてて恥ずかしくなってきた、、、!
これまで毎日連絡来てたのにここ2日何も来てないし、、、
そうだよなぁいくら運命を感じてたって、こんな俺のことなんてもうなんも考えてないのかも
諦めないとか言ってたくせに俺と今すぐ会おうとかは全然言ってこなかったし
あんなグイグイ来てたからなんか拍子抜けというか、、、
って!なんで俺がこんな考えなきゃいけないんだ!!!
うぅ~なんだかんだ俺の方が運命の番って言葉に翻弄されている気がする!
なのに俺にはアルファフェロモンなんて感じれないし、、、
連絡が来てないのもいい兆候なのかもしれない
神宮くんも俺なんかに運命の番だからって惑わされないほうがいいだろうし、、、
「、、、ーちゃん、、、、、、あーちゃん!!」
「えっ!なに、、、」
「もーどうしたのボーッとしちゃって!大丈夫?」
「あ、うん。ごめん美華。考え事してた」
「、、、相談聞こっか?」
「いや!大丈夫だよ。ありがと」
「、、、うん。何かあったらなんでも話してね!」
美華は本当に優しい子だ
この間の親戚とのことも一部始終全て父さんに相談していて、さらに過保護が増した気もするが、、、
俺のことを心配してくれた上での行動なのだからありがたく受け取っている
、、、まぁ、少し自分を情けなく思ってしまうのは内緒だ
「あーちゃん。明日どこか行きたいところなーい?」
明日は前に約束していた美華とのお出かけの日だ
今日は土曜日で明日は日曜
どこも人が多いだろうな
「この間できたばかりの海辺のパークがあっただろ?
あそこはいろんな店が集まってるし、ホールとか美術館もあるらしいし、、、
そこだったらいろいろ見れるんじゃないか?洋服とかも、、、」
この間は途中で終わってしまったからな
「うん!私もそこかなって思ってたんだ~
うふふっ!めっちゃたのしみぃー!髪の毛セットさせてね!!」
「うん。約束してたからな」
よし!俺も明日は番のことなんて気にせずに楽しもう!
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