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3話「転生した理由」
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深月がおまけ程度の価値で俺と共に異世界に転生させられると、そこからは創世神アステラにより詳しい説明が行われた。どうやらその話によると、やはり俺は電車に轢かれて細切れ肉のようになり、ここに転生されると同時に彼女の力で修復されたらしい。
そしてアステラから言われて気がついたのだが、あの時女児を助けたあと深月以外の人間は誰ひとりとして手を差し伸べてくれる者たちはいなかったが、それは彼女が俺を異世界へと呼ぶために敢えて魔法的な何かで干渉して邪魔していたらしい。
しかも線路内で突如として意識が呆然とするのも彼女による力の影響らしく、なにがなんでも死んでもらう必要があったとのこと。
だがそうするとなぜ深月だけ死なずにこの世界来られたのかという疑問が残るが、いざ尋ねてみると理由は凄く単純であり、深月が引きちぎれた俺の腕を掴んでいたから転生する際に巻き込まれただけということだ。つまりそれは純然たるおまけということだ。
まあそれらの話を聞いて気分が向上する訳でもなく、ただ海底のように沈んでいくと俺達には聞かなければならないことがあった。それは何故俺達をこの世界に呼んだのかという大元の理由だ。
現状としては俺の死に方と深月の巻き添えの話ぐらいで核心に迫る話しはまだ聞いてないのだ。
「あー、アステラ? 一つ質問いいか? 俺達が異世界に転生させられた事は理解したが、その理由は一体なんだ? まさか第二の人生を歩ませてくれるって訳でもないんだろ?」
右手を静かに上げながら疑問に思うことを率直に伝えていくと、この場に流れる雰囲気はそんなに軽々しいものではなく寧ろ重みがあるが故に一抹の不安が残る。
「ん、そうじゃのう。妾とて慈善活動を行っている訳ではないからのう。……よし、今からお主たちを呼んだ理由を話すとする。しっかりと聞いておくのじゃぞ」
質問されたことに対して一瞬だけ気怠い表情をアステラは見せるが、何を考えたのか一つの間を空けてから肝心の理由を話すとして途端に視線を合わせてきた。
「ゆ、雄飛……。どうやら神からの頼まれごとらしいから、本当によく聞いておかないと序盤から詰むことになる……」
そして漸く復活したのか隣では深月が両膝を生まれたての子鹿のように震えさせて立ち上がると、それは数々の異世界物を読破してきた彼だからこそ分かることなのだろう。
「お、おう。わかった」
相方がそういうのであればきっと間違いはないだろう。
俺はいつでも深月を信じている。こと異世界系に関しては言えば尚更だ。
「こほんっ、まず妾がこの世界を創りし者ということはさきの話しで理解したじゃろ?」
態とらしく咳払いが聞こえると共に確認の意味を込めているのかアステラが尋ねてくる。
「ああ、まあな。半信半疑だけど」
「右に同じく」
小さく頷いてから返事をする俺達。
するとアステラは呆れ顔のように目を細めて口を一の字にしていたが、
「……ま、まあよいわ。それでこの世界には次期に魔王と呼ばれる魔族の王が誕生して、この美しくも儚い世界を終わらせようと動き出すじゃ。故にお主たちを呼んだ理由とは単純明快。この世界で魔王を討伐するのを手伝って欲しいのじゃよ」
頭を軽く左右に振ると気を取り直した様子で俺達をこの異世界に呼んだ説明を行った。
これで大凡の事情は把握出来たのだが同時に違和感が残る点もある。
「ん? 手伝って欲しい? 倒して欲しいとかじゃなくて?」
そう、その違和感とは手伝うという部分にあるのだ。
古今東西、王道のRPGですら自らの手で魔王を殺りに行くというのにだ。
「ああ、そうじゃ。この世界では既に魔王を討伐する専門のパーティー、所謂勇者一行が居てな。お主たちには一行の仲間となり討伐の手助けをして欲しいのじゃ」
そうするとアステラは頷きながら疑問に答えるようにして口を開くが、そこから放たれた言葉を耳にしてもいまいち理解が出来ない。そもそも勇者達がこの世界に居るのならば、俺達は必要ないのではと。
「ああ、なるほど。手助けタイプの展開か」
そこで深月は手を顎に当てながら神妙な面持ちで呟く。
「つまりどういうことだってばよ?」
相方から全ての事情を察したような様子が伺えると答えを知るために尋ねていた。
恐らく深月が愛読しているラノベの中に似たような展開があるだろう。
だが俺はまだその手のラノベを借りてなくて未知数なのだ。故に何も分からない状態だ。
「なに、簡単な話だよ。そのまんまの意味さ。僕達が勇者一行の仲間となって上手いこと日陰者としてサポートしながら魔王を倒させてあげるということ。つまりお膳立てをするということだね。まあそういう場合だと殆どの確率で勇者一行の面々は戦力的に期待できない傾向にあるけど……まあ多分大丈夫だと思う」
深月は生気を取り戻したように得意げな表情を見せると瞳を輝かせて、手助けタイプの展開とはどういうものかを早口で説明していくと、なんとか半分以上は理解できた。
しかしたまに異様なほどの早口になるのは一体なんなんだろうか。あれもラノベを多く読む上でで必須事項なのだろうか。だとしたら俺はまだまだと言わざる得ないな。
流石は深月だ。何度でも言うがラノベで白飯を喰らうだけのことはある。
「ほぅ、こうも全ての事情を早期に理解する者がいるとはな。やはりお主も巻き込んどいて正解じゃった訳よのう。妾も一から十までを今から説明するのはちと面倒じゃったからのう。手間が省けて万々歳じゃ」
深月の理解力は異世界の神すらも関心させるほどであり、これはもしかして日本で売られている異世界系のラノベは実際に体験談として書かれたものなのではないかと、俺の中で新たな説が生まれた瞬間である。
「そ、そうですか。しかしどうやって僕達は勇者一行と接触すればいいんですか?」
だがそんな事を考えている間にも相方は真面目な声色で彼女に質問を投げ掛けていた。
「ああ、それなら何の問題もない。全ては伝承通りに事が運ぶじゃろうて」
「伝承通り? なんだそれ?」
アステラの言葉を聞いてオウム返しのように同じ言葉を呟くと顔を彼女へと向ける。
「ふぅむ、どうもそっちの男は無知のようじゃな。……いや、寧ろこっちの男が色々とおかしいのか? まあいい。時間も惜しいことじゃし手短に伝えるぞ」
すると等々見破られたと言うべきだろうかアステラは俺の知識の無さを指摘すると、隣に立つ深月へと流れるように視線を向けていたが寧ろ相方の方が異質な存在に見えるらしい。
そして彼女は勇者一行と出会う為の伝承というものを説明していくと、それはどうやら俺達が創世神の使いとして勇者一行の前に現れて、魔王討伐を手助けする心強い異界の戦士という風に古の時から言い伝えられているらしいのだ。
「――という訳じゃ。ちゃんと理解したな?」
「「はい」」
概ね話の内容が把握出来ると聞きたい事は一通り終えた感がある。
ちなみにアステラ曰く、このまま真っ直ぐ道なりに進めば最初の街に着けるらしく、そこで勇者一行と出会うことが可能らしい。
まったくもって用意周到と言えるだろう。
その街で出会うことも伝承の中に混ぜられているのだから。
「よろしい。では最後にお主らの体に妾の証を刻んでおくとしよう。そうすれば何処に行こうとしても、お主らは妾の使いの者として認識される筈じゃ」
それから彼女は紋章がどうのこうのと言い出して指を鳴らすと、それと同時に俺の右手の甲が青白く発光して微かな電流が流れるような感覚を受けると共に――――
そしてアステラから言われて気がついたのだが、あの時女児を助けたあと深月以外の人間は誰ひとりとして手を差し伸べてくれる者たちはいなかったが、それは彼女が俺を異世界へと呼ぶために敢えて魔法的な何かで干渉して邪魔していたらしい。
しかも線路内で突如として意識が呆然とするのも彼女による力の影響らしく、なにがなんでも死んでもらう必要があったとのこと。
だがそうするとなぜ深月だけ死なずにこの世界来られたのかという疑問が残るが、いざ尋ねてみると理由は凄く単純であり、深月が引きちぎれた俺の腕を掴んでいたから転生する際に巻き込まれただけということだ。つまりそれは純然たるおまけということだ。
まあそれらの話を聞いて気分が向上する訳でもなく、ただ海底のように沈んでいくと俺達には聞かなければならないことがあった。それは何故俺達をこの世界に呼んだのかという大元の理由だ。
現状としては俺の死に方と深月の巻き添えの話ぐらいで核心に迫る話しはまだ聞いてないのだ。
「あー、アステラ? 一つ質問いいか? 俺達が異世界に転生させられた事は理解したが、その理由は一体なんだ? まさか第二の人生を歩ませてくれるって訳でもないんだろ?」
右手を静かに上げながら疑問に思うことを率直に伝えていくと、この場に流れる雰囲気はそんなに軽々しいものではなく寧ろ重みがあるが故に一抹の不安が残る。
「ん、そうじゃのう。妾とて慈善活動を行っている訳ではないからのう。……よし、今からお主たちを呼んだ理由を話すとする。しっかりと聞いておくのじゃぞ」
質問されたことに対して一瞬だけ気怠い表情をアステラは見せるが、何を考えたのか一つの間を空けてから肝心の理由を話すとして途端に視線を合わせてきた。
「ゆ、雄飛……。どうやら神からの頼まれごとらしいから、本当によく聞いておかないと序盤から詰むことになる……」
そして漸く復活したのか隣では深月が両膝を生まれたての子鹿のように震えさせて立ち上がると、それは数々の異世界物を読破してきた彼だからこそ分かることなのだろう。
「お、おう。わかった」
相方がそういうのであればきっと間違いはないだろう。
俺はいつでも深月を信じている。こと異世界系に関しては言えば尚更だ。
「こほんっ、まず妾がこの世界を創りし者ということはさきの話しで理解したじゃろ?」
態とらしく咳払いが聞こえると共に確認の意味を込めているのかアステラが尋ねてくる。
「ああ、まあな。半信半疑だけど」
「右に同じく」
小さく頷いてから返事をする俺達。
するとアステラは呆れ顔のように目を細めて口を一の字にしていたが、
「……ま、まあよいわ。それでこの世界には次期に魔王と呼ばれる魔族の王が誕生して、この美しくも儚い世界を終わらせようと動き出すじゃ。故にお主たちを呼んだ理由とは単純明快。この世界で魔王を討伐するのを手伝って欲しいのじゃよ」
頭を軽く左右に振ると気を取り直した様子で俺達をこの異世界に呼んだ説明を行った。
これで大凡の事情は把握出来たのだが同時に違和感が残る点もある。
「ん? 手伝って欲しい? 倒して欲しいとかじゃなくて?」
そう、その違和感とは手伝うという部分にあるのだ。
古今東西、王道のRPGですら自らの手で魔王を殺りに行くというのにだ。
「ああ、そうじゃ。この世界では既に魔王を討伐する専門のパーティー、所謂勇者一行が居てな。お主たちには一行の仲間となり討伐の手助けをして欲しいのじゃ」
そうするとアステラは頷きながら疑問に答えるようにして口を開くが、そこから放たれた言葉を耳にしてもいまいち理解が出来ない。そもそも勇者達がこの世界に居るのならば、俺達は必要ないのではと。
「ああ、なるほど。手助けタイプの展開か」
そこで深月は手を顎に当てながら神妙な面持ちで呟く。
「つまりどういうことだってばよ?」
相方から全ての事情を察したような様子が伺えると答えを知るために尋ねていた。
恐らく深月が愛読しているラノベの中に似たような展開があるだろう。
だが俺はまだその手のラノベを借りてなくて未知数なのだ。故に何も分からない状態だ。
「なに、簡単な話だよ。そのまんまの意味さ。僕達が勇者一行の仲間となって上手いこと日陰者としてサポートしながら魔王を倒させてあげるということ。つまりお膳立てをするということだね。まあそういう場合だと殆どの確率で勇者一行の面々は戦力的に期待できない傾向にあるけど……まあ多分大丈夫だと思う」
深月は生気を取り戻したように得意げな表情を見せると瞳を輝かせて、手助けタイプの展開とはどういうものかを早口で説明していくと、なんとか半分以上は理解できた。
しかしたまに異様なほどの早口になるのは一体なんなんだろうか。あれもラノベを多く読む上でで必須事項なのだろうか。だとしたら俺はまだまだと言わざる得ないな。
流石は深月だ。何度でも言うがラノベで白飯を喰らうだけのことはある。
「ほぅ、こうも全ての事情を早期に理解する者がいるとはな。やはりお主も巻き込んどいて正解じゃった訳よのう。妾も一から十までを今から説明するのはちと面倒じゃったからのう。手間が省けて万々歳じゃ」
深月の理解力は異世界の神すらも関心させるほどであり、これはもしかして日本で売られている異世界系のラノベは実際に体験談として書かれたものなのではないかと、俺の中で新たな説が生まれた瞬間である。
「そ、そうですか。しかしどうやって僕達は勇者一行と接触すればいいんですか?」
だがそんな事を考えている間にも相方は真面目な声色で彼女に質問を投げ掛けていた。
「ああ、それなら何の問題もない。全ては伝承通りに事が運ぶじゃろうて」
「伝承通り? なんだそれ?」
アステラの言葉を聞いてオウム返しのように同じ言葉を呟くと顔を彼女へと向ける。
「ふぅむ、どうもそっちの男は無知のようじゃな。……いや、寧ろこっちの男が色々とおかしいのか? まあいい。時間も惜しいことじゃし手短に伝えるぞ」
すると等々見破られたと言うべきだろうかアステラは俺の知識の無さを指摘すると、隣に立つ深月へと流れるように視線を向けていたが寧ろ相方の方が異質な存在に見えるらしい。
そして彼女は勇者一行と出会う為の伝承というものを説明していくと、それはどうやら俺達が創世神の使いとして勇者一行の前に現れて、魔王討伐を手助けする心強い異界の戦士という風に古の時から言い伝えられているらしいのだ。
「――という訳じゃ。ちゃんと理解したな?」
「「はい」」
概ね話の内容が把握出来ると聞きたい事は一通り終えた感がある。
ちなみにアステラ曰く、このまま真っ直ぐ道なりに進めば最初の街に着けるらしく、そこで勇者一行と出会うことが可能らしい。
まったくもって用意周到と言えるだろう。
その街で出会うことも伝承の中に混ぜられているのだから。
「よろしい。では最後にお主らの体に妾の証を刻んでおくとしよう。そうすれば何処に行こうとしても、お主らは妾の使いの者として認識される筈じゃ」
それから彼女は紋章がどうのこうのと言い出して指を鳴らすと、それと同時に俺の右手の甲が青白く発光して微かな電流が流れるような感覚を受けると共に――――
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