29 / 80
第29話 アイテムは全部集めるタイプです。
しおりを挟む
手短に実験してみると、スライムが理解できるのは「攻撃」「防御」「逃走」「追従」「待機」の5命令であった。俺たちはこれを「コマンド」と呼んで、スライムの制御に応用した。
とりあえずは「追従」だね。俺たちに付いて来て頂戴。
先ずは第1層の巡回である。
今回のダンジョン・アタックは討伐が目的だ。だが、「いつまで」と期限を切られたわけではない。
いきなりスタンピードが発生するわけではなし。ゆっくり時間を掛けて、ダンジョンという物を学習しながら進もうという方針を、俺たちは立てたのだ。
食料と水はしこたま持ち込んである。飲み食いするのは俺とトビーだけなので、消費量は非常に少ない。
1カ月程度は楽に過ごせるだろう。
安全のためアルコールは自重した。俺はTPOのわかる子です。
ちょっと残念だけど。
分岐路のすべて、部屋という部屋を確認しながら俺たちは進んだ。
こういう時アリスさんの情報処理能力が役に立つ。いちいち測ったり、絵を描いたり、文字を書いたりする必要が一切ない。
というか、第1層の測量は既に終わっている。
俺たちには式神がいるからね。ハニー・ビー軍団(友情参加)有志諸君を四方に飛ばして、回廊を撮影&測量&記録済みだ。トラップの位置、モンスターの配置まで判明している。
モンスターたちは蜜蜂を敵として認識せず、肩に留まっても反応しなかった。
「わかるぞ。何者かに見られている……。そこだ!」
という勘のいいモンスターはいなかった。ただの蜂だからね。
さすがにハニー・ビーにはX線装置や音響ソナーは積んでいないので、調査内容は単純な測量と国勢調査に止まるが、それでも十分すぎる先読み情報だ。攻略本を片手にしているような気楽さで、俺たちは足を進めた。
それに加えて、俺たちには自然界最速動物のトビー君がいる。確定したマップに基づき隠し部屋を探すべく、最短ルートで先行してもらった。部屋に入るたび、しらみつぶしに超音波測量で空洞(隠し部屋)を探すのだ。
輜重部隊でもある泥ボーズはチーム1移動速度が遅いため、俺たち全体の移動スピードは泥ボーズに合わせたものになる。大人が普通に歩く速度程度だ。
俺としてはピクニックかお散歩に来ている気分で、ダンジョンの景色を楽しむ余裕があった。
ただの岩肌しか、見る物が無いけど。
第1層のマッピングが終了した時、俺たちは次層への階段まで残り4分の3距離を残しているところであった。
「こりゃあ無駄が無くて良いね。階段まで直行できるじゃない?」
「それはそうニャが、モンスターの調査が残っているニャ」
部屋と通路は確認済みで、宝箱も隠し部屋も第1層には存在しないことがわかっている。
棲息(?)モンスターを調査するかどうかで、滞在時間が変わってくるわけだ。
「一度のアタックで攻略しなきゃならないって話でもないからな。調査をしっかりやりながら進もうか」
「それが賢明ニャ。情報は力ニャり」
到達階がどこであっても、携行食料の4割を消費したところで引き返すということに決めた。
「食糧が切れた時はハニー・ビーたちによる栄養注射があるニャ」
「有効性は理解するけど、ビジュアル的に避けたいなぁー」
調査優先という方針については、俺としても異存はない。ゲームをやる時はアイテムとか全制覇したいタイプだからね。ダンジョン・モンスター、ゲッチュだぜ! っていう収集欲も満たせるし。
「ならばモンスターに向かって進路を取るべし! 一番近いのはコボルトだな」
ちなみに、モンスターの名前は俺たちが勝手に命名している。ビジュアル的に「このモンスターに一番近いなあ」という奴に同定するという、割と緩い認定方法だ。
区別ができれば良しとしましょ。
あ、トビー君お疲れ様。斥候役のトビー君が帰還し、泥ボーズの頭に留った。
俺の肩に載せると爪で服がボロボロになってしまうことが判明したので、泣く泣くとまりぎ役を泥ボーズに譲りました。
「前方の部屋にコボルト2匹が待機しているニャ。武器はなし。素手で攻撃してくるタイプの様子ニャ
「部屋侵入と同時に戦闘開始を予想。今回はトビーの超音波砲を試すニャ。2体の膝を破壊して機動力を奪い、1体は火炎放射での撃退、もう1体はナノマシンによるテイムをテストするニャ」
「ラジャー!」
返事ができるのって俺しかいないので、元気にお返事しました。
俺のゴー・サインでトビーを型に載せた泥ボー1体が部屋に侵入。コボルトは即座に反応して、迎撃態勢に入った。が、時既に遅し。
コボルトが向き直った時には、トビーの超音波砲が4つの膝を打ち抜いていた。
コボルトは踏ん張ることができずに、くるくる回ってぶっ倒れた。
泥ボーは倒れたコボルトのところまで進み、唸っている1体の足を掴んでずるずる引っ張っていく。
痛みに苦しみながらもコボルトは上半身を起こして泥ボーの下半身に爪を立てたが、もちろん泥ボーには効かない。
部屋の隅にコボルトを放り投げると、泥ボーは火炎放射を開始した。
肉を焼く嫌な臭いが途中から香ばしい臭いに代わった気がしたが、そこは深く考えないことにした。食わないし。
10秒でコボルトは炭になった。
さて、残りの1匹はと。ハニー・ビーが肩に留まってチクリと針で刺す。
ナノマシン注入完了だね。実に平和的だ。
「X線撮影の結果、身体構造は哺乳類の物とほとんど変わりないニャ。脳および脳神経についても地上生物との大きな差を認めずニャ。これよりテイミング・プロセスに入る……ニャ」
テイミングとなればアリスさん自らがナノマシンの制御を務める。未知の生物を支配しようって言うんだから、瞬時の判断と措置が必要になるだろう。
「あ、犬と一緒ニャ」
「ちょろいんかい!」
アリスさんは楽勝でテイミングに成功したらしい。この「ダンジョンというシステム」を誰が創造したか知らないが、地上世界との関係性はそれほど遠くないらしい。ただちにナノマシンが膝の治療を開始した。治療が終わるまではカート行きだね。
アリスさんによると、コボルトは2足歩行で外見は人間よりの部分があるが、脳解剖学的にはほぼ犬だとのこと。なので、知能も大型犬並らしい。
大型犬もお利巧だけどね。ゴールデンとか、おとなしいし。
ドッグフード用意しなきゃ。拾ったら、飼い主の責任ちゅうもんがあるからね。
あっ、名前は自重したよ。生き残って外に出られるかどうかわからないし。
スライム1、コボルト1て種族名+連番制にした。
「コボルトワン」は鳴き声と掛けたわけじゃないですよ。たまたま、たまたま。
さて、我らトーメー探検隊はお供にした犬、猿、雉じゃなかった、スライム1とコボルト1を引き連れて、次のモンスターとの遭遇を目指した。
次なるターゲットはゴブリンだ。いかにも第1層だね。お得感がないぞ。可愛くないし。
「ゴブリンは人型で道具を使うニャ。確認された武器は木製のこん棒。木は生えてニャイのに、いい加減ニャ。身長は150センチ前後ニャんで、非力と見られるニャ」
白兵戦での威力とは「質量」と同義な部分がある。デカい奴はそれだけで有利だ。
武器が絡むと事情が変わって来るが。
「今回のターゲットは3体。攻撃方法は、スライム1による肉弾戦とアリスにゃんの薬物攻撃をテストするニャ」
「今回はテイムなしね?」
「一度に増やし過ぎると、事後観察の手が回らなくなるニャ」
確かに。スライム1とコボルト1が今後安定して機能するかどうかわからない。何しろ前例が無いからね。
まずはこの2体でしばらく様子を見ようってわけだ。
「ゴブリンはブサイクニャし」
「見た目重視かいっ!」
とりあえずは「追従」だね。俺たちに付いて来て頂戴。
先ずは第1層の巡回である。
今回のダンジョン・アタックは討伐が目的だ。だが、「いつまで」と期限を切られたわけではない。
いきなりスタンピードが発生するわけではなし。ゆっくり時間を掛けて、ダンジョンという物を学習しながら進もうという方針を、俺たちは立てたのだ。
食料と水はしこたま持ち込んである。飲み食いするのは俺とトビーだけなので、消費量は非常に少ない。
1カ月程度は楽に過ごせるだろう。
安全のためアルコールは自重した。俺はTPOのわかる子です。
ちょっと残念だけど。
分岐路のすべて、部屋という部屋を確認しながら俺たちは進んだ。
こういう時アリスさんの情報処理能力が役に立つ。いちいち測ったり、絵を描いたり、文字を書いたりする必要が一切ない。
というか、第1層の測量は既に終わっている。
俺たちには式神がいるからね。ハニー・ビー軍団(友情参加)有志諸君を四方に飛ばして、回廊を撮影&測量&記録済みだ。トラップの位置、モンスターの配置まで判明している。
モンスターたちは蜜蜂を敵として認識せず、肩に留まっても反応しなかった。
「わかるぞ。何者かに見られている……。そこだ!」
という勘のいいモンスターはいなかった。ただの蜂だからね。
さすがにハニー・ビーにはX線装置や音響ソナーは積んでいないので、調査内容は単純な測量と国勢調査に止まるが、それでも十分すぎる先読み情報だ。攻略本を片手にしているような気楽さで、俺たちは足を進めた。
それに加えて、俺たちには自然界最速動物のトビー君がいる。確定したマップに基づき隠し部屋を探すべく、最短ルートで先行してもらった。部屋に入るたび、しらみつぶしに超音波測量で空洞(隠し部屋)を探すのだ。
輜重部隊でもある泥ボーズはチーム1移動速度が遅いため、俺たち全体の移動スピードは泥ボーズに合わせたものになる。大人が普通に歩く速度程度だ。
俺としてはピクニックかお散歩に来ている気分で、ダンジョンの景色を楽しむ余裕があった。
ただの岩肌しか、見る物が無いけど。
第1層のマッピングが終了した時、俺たちは次層への階段まで残り4分の3距離を残しているところであった。
「こりゃあ無駄が無くて良いね。階段まで直行できるじゃない?」
「それはそうニャが、モンスターの調査が残っているニャ」
部屋と通路は確認済みで、宝箱も隠し部屋も第1層には存在しないことがわかっている。
棲息(?)モンスターを調査するかどうかで、滞在時間が変わってくるわけだ。
「一度のアタックで攻略しなきゃならないって話でもないからな。調査をしっかりやりながら進もうか」
「それが賢明ニャ。情報は力ニャり」
到達階がどこであっても、携行食料の4割を消費したところで引き返すということに決めた。
「食糧が切れた時はハニー・ビーたちによる栄養注射があるニャ」
「有効性は理解するけど、ビジュアル的に避けたいなぁー」
調査優先という方針については、俺としても異存はない。ゲームをやる時はアイテムとか全制覇したいタイプだからね。ダンジョン・モンスター、ゲッチュだぜ! っていう収集欲も満たせるし。
「ならばモンスターに向かって進路を取るべし! 一番近いのはコボルトだな」
ちなみに、モンスターの名前は俺たちが勝手に命名している。ビジュアル的に「このモンスターに一番近いなあ」という奴に同定するという、割と緩い認定方法だ。
区別ができれば良しとしましょ。
あ、トビー君お疲れ様。斥候役のトビー君が帰還し、泥ボーズの頭に留った。
俺の肩に載せると爪で服がボロボロになってしまうことが判明したので、泣く泣くとまりぎ役を泥ボーズに譲りました。
「前方の部屋にコボルト2匹が待機しているニャ。武器はなし。素手で攻撃してくるタイプの様子ニャ
「部屋侵入と同時に戦闘開始を予想。今回はトビーの超音波砲を試すニャ。2体の膝を破壊して機動力を奪い、1体は火炎放射での撃退、もう1体はナノマシンによるテイムをテストするニャ」
「ラジャー!」
返事ができるのって俺しかいないので、元気にお返事しました。
俺のゴー・サインでトビーを型に載せた泥ボー1体が部屋に侵入。コボルトは即座に反応して、迎撃態勢に入った。が、時既に遅し。
コボルトが向き直った時には、トビーの超音波砲が4つの膝を打ち抜いていた。
コボルトは踏ん張ることができずに、くるくる回ってぶっ倒れた。
泥ボーは倒れたコボルトのところまで進み、唸っている1体の足を掴んでずるずる引っ張っていく。
痛みに苦しみながらもコボルトは上半身を起こして泥ボーの下半身に爪を立てたが、もちろん泥ボーには効かない。
部屋の隅にコボルトを放り投げると、泥ボーは火炎放射を開始した。
肉を焼く嫌な臭いが途中から香ばしい臭いに代わった気がしたが、そこは深く考えないことにした。食わないし。
10秒でコボルトは炭になった。
さて、残りの1匹はと。ハニー・ビーが肩に留まってチクリと針で刺す。
ナノマシン注入完了だね。実に平和的だ。
「X線撮影の結果、身体構造は哺乳類の物とほとんど変わりないニャ。脳および脳神経についても地上生物との大きな差を認めずニャ。これよりテイミング・プロセスに入る……ニャ」
テイミングとなればアリスさん自らがナノマシンの制御を務める。未知の生物を支配しようって言うんだから、瞬時の判断と措置が必要になるだろう。
「あ、犬と一緒ニャ」
「ちょろいんかい!」
アリスさんは楽勝でテイミングに成功したらしい。この「ダンジョンというシステム」を誰が創造したか知らないが、地上世界との関係性はそれほど遠くないらしい。ただちにナノマシンが膝の治療を開始した。治療が終わるまではカート行きだね。
アリスさんによると、コボルトは2足歩行で外見は人間よりの部分があるが、脳解剖学的にはほぼ犬だとのこと。なので、知能も大型犬並らしい。
大型犬もお利巧だけどね。ゴールデンとか、おとなしいし。
ドッグフード用意しなきゃ。拾ったら、飼い主の責任ちゅうもんがあるからね。
あっ、名前は自重したよ。生き残って外に出られるかどうかわからないし。
スライム1、コボルト1て種族名+連番制にした。
「コボルトワン」は鳴き声と掛けたわけじゃないですよ。たまたま、たまたま。
さて、我らトーメー探検隊はお供にした犬、猿、雉じゃなかった、スライム1とコボルト1を引き連れて、次のモンスターとの遭遇を目指した。
次なるターゲットはゴブリンだ。いかにも第1層だね。お得感がないぞ。可愛くないし。
「ゴブリンは人型で道具を使うニャ。確認された武器は木製のこん棒。木は生えてニャイのに、いい加減ニャ。身長は150センチ前後ニャんで、非力と見られるニャ」
白兵戦での威力とは「質量」と同義な部分がある。デカい奴はそれだけで有利だ。
武器が絡むと事情が変わって来るが。
「今回のターゲットは3体。攻撃方法は、スライム1による肉弾戦とアリスにゃんの薬物攻撃をテストするニャ」
「今回はテイムなしね?」
「一度に増やし過ぎると、事後観察の手が回らなくなるニャ」
確かに。スライム1とコボルト1が今後安定して機能するかどうかわからない。何しろ前例が無いからね。
まずはこの2体でしばらく様子を見ようってわけだ。
「ゴブリンはブサイクニャし」
「見た目重視かいっ!」
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(
社畜の俺の部屋にダンジョンの入り口が現れた!? ダンジョン配信で稼ぐのでブラック企業は辞めさせていただきます
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
へなちょこ勇者の珍道記〜異世界召喚されたけど極体魔法が使えるのに無能と誤判定で死地へ追放されたんですが!!
KeyBow
ファンタジー
突然の異世界召喚。
主人公太一は誤って無能者判定され死地へと追放され、その後知り合った2人のエルフの美少女と旅を始める。世間知らずの美少女は無防備。太一はインテリだが意気地なし。そんな3人で冒険をし、先々でトラブルが・・・
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる