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偽夫婦、またまたトラブルに対処します
3話
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バイト帰りの琴吹さんを管理人室に呼び出し、早速大学内のサークルのことについて尋ねることにした。
今日の夕食のトレイを持ってきて、それを食べつつ琴吹さんは「大学のサークルですかあ……」と唸り声を上げた。
「琴吹さんはバイトしていますから、サークルのほうには参加してないですか?」
「一応自分も落研に参加してるんですよね。落語研究会」
意外だ、と思ったことは頭の中で留めておく。
今日の夕食の五目汁をすすってから、琴吹さんは続ける。
「サークルに入るのは、結構大学生活では死活問題ですから。授業やゼミで講師や教授の情報を縦から入手できますし、就活の際に、学生時代になにをしていたのかっていうのは絶対に聞かれますし」
そうなの? と思って素子さんのほうに顔を向けると、彼女は神妙な顔で頷いていた。仕事になんも関係ないことを面接で聞くのか、と思いながら琴吹さんを見る。
豚の生姜焼きをモグモグと食べてから、琴吹さんは更に続ける。
「自分もですけど、寮生って結構お金ないですから、実家住みの子たちみたいに積極的にボランティアに参加したり、留学して外国で異文化交流するってこと、まずできないです。そうなったら就活のときに話せることって、どうしてもサークル活動かバイトの経験になるんですよね」
「なるほどなあ……でもそれだったら、寮生の子ってサークルを辞めたりってできないのかな?」
「ええ? うちの寮生で、サークルでトラブルになった子でもいるんですか?」
琴吹さんに尋ねられて、俺は素子さんにギュッと正座している足の指をつねられた。痛い。
「いいえ。ただ、早川さんみたいにサークルのことで寮の門限を超えるようなことがあったら困るわねってだけで」
「まあ、自分も飲み会とかでも二次会は断っているんで、そこまで飲みませんしねえ。他の子たちにも言っているんですよ。飲み過ぎて寮でトラブルを持ち込まないって」
そう言いながら、琴吹さんはトレイの夕食を全部食べ終え、パチンと箸を置いて「ごちそう様です」と手を合わせた。
「あー、でもOBやOGに呼び出しっていうのは、危ない場合も多いから気を付けろって、落研でも口酸っぱく言われています。特に会ったこともないOBやOGには、なにかしら理由を付けてひとりで会いに行くなって。さすがに学外のことだったら、よっぽどのトラブルが表立たないと、学校の介入もないから危ないと」
「OBやOGの……? でも就活の際に、会う機会ってないんですか?」
この間の管理人の面接以外でまともに就活をしたことがない俺は、素子さんの指摘にそうなの? と思いながら聞いていると、琴吹さんはその言葉に大きく頷いた。
「就活のときも、絶対に一対一で会いに行くなって言われているんですよ。数人対一の場合は、会社の代表ということで話をしてくれるし親切らしいんですけど。一対一で会いに行った場合は、プライベートのことまで土足で踏み込まれる可能性もありますし、副業を持ち込まれることもありますから」
「その副業って……」
まさか就活中の子に、株やFXを薦めてくるようなOBやOGはさすがにいないと思うけど。それに琴吹さんは溜息交じりに答える。
「就活にふさわしいネイルやメイクをしてくれるサロンに、友達を誘って欲しいとか。友達を誘ってくれたらサービスするとか、更にその友達が誘ってくれたら更にサービスとか」
あれ、そんな話どこかで聞いたことあるような。
俺は思わず黙り込んでしまったが、横で聞いていた素子さんは悲鳴を上げる。
「それ、キラキラした耳障りのいい言葉で誤魔化しているだけで、ねずみ講じゃないですか! まさかと思いますけど、副業でそんなことを……?」
「そうみたいなんです。会社によっては副業が全面的に認められているところもありますから、そんなことしてるみたいで。緊張している中、更に一対一だったら余計に張りつめてしまって、耳心地のいい言葉に騙されてしまうんで、OBやOG訪問は絶対に数人対一で行ったほうがいいと……もっとも、一対一でも本当にいい人はいい人なんで、失礼にならないようにしなければいけないんですけど」
怖いよ、渡る世間は鬼しかいないのかよ。
でもまあ。俺が思い出すのは、明らかに日名大ではない七原さんが籠城決め込んだ集団。相当ガラが悪かったけど、七原さんはまたあの連中と関わらないといいんだけど。
「あー、とりあえず事情はわかった。ありがとう、琴吹さん。最後にもう一個だけ質問いいかな?」
「はい? どうぞ」
「もしさあ、本当にもし。その手の人から逃げ出せない場合……それこそ、その手のOBやOGに万が一目を付けられた場合ってどうすればいいのかな?」
七原さんの場合、そもそもOBやOGに目を付けられてしまっているのが問題だ。一応今回は逃げ出すことができたけれど、俺たちもいつも逃がす手伝いができる訳でもないし。俺の質問に、琴吹さんは困ったように唇を尖らせたあと、どうにか回答を口にしてくれた。
「うーん……うちの先輩たちは、その手のものには絶対に関わるなって口酸っぱいくらい言っていますし、それこそ卒業したOBやOGからも聞いてますけど。それでも本当に捕まった場合は、学外のことだったら絶対に大学も対応が遅れるから、消費者センターに相談するしかなくないですか?」
やっぱり、それかあ……。本当にあのガラが悪い集団に、七原さんが関わらないように祈るしかないってことか。
「ああ、うん……ありがとう」
俺たちは琴吹さんにお礼を言ったものの、琴吹さんは俺たちのリアクションを聞いて、日頃から快活な彼女からは珍しいくらいに困惑した視線を向けられてしまった。
「あのう、本当になにもなかったですか? 早川さんのときみたいに、管理人さんたちが慌てないといけないようなこととか……」
「いやあ、もうちょっとしたら話すかもしれないけど、今は聞かなかったことにして。あと、すごく親切な先輩たちみたいだから、琴吹さんも今のサークルは大切にして欲しいな」
「はあ……わかりました」
彼女が頭を下げて食堂に食器を返却に行くのを見送りながら、俺と素子さんは顔を見合わせた。
「あのう、俺大学には行ったことがなかったからわからなかったんですけど……サークル活動ってそんなに怖いものだったんですか?」
「うーん、こればかりは本当に大学の校風やサークル内容にも寄るかとは思うんですけど。でも大学生って、学生生活中に成人するじゃないですか。クレジットカードだってつくれるようになりますし、お酒や車だって解禁されます」
「あー……」
クレジットカードや酒にはお世話になっているから、そのことはなんとなくわかるような気がする。俺が納得していると「でも」と素子さんが釘を刺す。
「できることが増える代わりに、責任や刑罰も増えます……その割には社会に出て直接法律と関わっている訳ではないですから、まだ責任や刑罰に対する認識が甘いことだってあります。ですからそこを、カモだと思っている人に利用されやすいんじゃないかなと思います」
「はあ……そんなもんですかね。俺、自分が社会人になったとき、そこまで人生考えていたがどうか、さっぱりわかりませんけど」
ハタチになり立てのときも、成人式のときも、浮かれて騒いでいる周りを無視して、原稿に明け暮れていたから、ハタチになったくらいでなにかが変わるとは、これっぽっちも思っていなかったし、思ってないまま今に至るからな。
良くも悪くも、成長がない。
俺のボケッとした返答に、素子さんは苦笑する。
「亮太くんの場合は既に仕事をしていたからその手の浮かれ騒ぐのを遠巻きに眺められましたけれど、中にはその浮かれ騒いでいるときに、甘い誘いをかけていろんなものを巻き上げてしまう人だっているんですよ。声をかけられるかけられないは完全に運ですけれど……巻き込まれてしまったら、逃げるしかないです。でも逃げるにしても、そういうことがあると知らないと逃げることもできませんしね」
「なるほど……たしかに」
俺はそれに納得しつつ、考え込む。
七原さんのあれ、本当に彼女が逃げただけで終わるのかな。どうにもファミレスで見た連中を思うと、あれで終わるんだよなあと疑問に思ってしまうのだった。
今日の夕食のトレイを持ってきて、それを食べつつ琴吹さんは「大学のサークルですかあ……」と唸り声を上げた。
「琴吹さんはバイトしていますから、サークルのほうには参加してないですか?」
「一応自分も落研に参加してるんですよね。落語研究会」
意外だ、と思ったことは頭の中で留めておく。
今日の夕食の五目汁をすすってから、琴吹さんは続ける。
「サークルに入るのは、結構大学生活では死活問題ですから。授業やゼミで講師や教授の情報を縦から入手できますし、就活の際に、学生時代になにをしていたのかっていうのは絶対に聞かれますし」
そうなの? と思って素子さんのほうに顔を向けると、彼女は神妙な顔で頷いていた。仕事になんも関係ないことを面接で聞くのか、と思いながら琴吹さんを見る。
豚の生姜焼きをモグモグと食べてから、琴吹さんは更に続ける。
「自分もですけど、寮生って結構お金ないですから、実家住みの子たちみたいに積極的にボランティアに参加したり、留学して外国で異文化交流するってこと、まずできないです。そうなったら就活のときに話せることって、どうしてもサークル活動かバイトの経験になるんですよね」
「なるほどなあ……でもそれだったら、寮生の子ってサークルを辞めたりってできないのかな?」
「ええ? うちの寮生で、サークルでトラブルになった子でもいるんですか?」
琴吹さんに尋ねられて、俺は素子さんにギュッと正座している足の指をつねられた。痛い。
「いいえ。ただ、早川さんみたいにサークルのことで寮の門限を超えるようなことがあったら困るわねってだけで」
「まあ、自分も飲み会とかでも二次会は断っているんで、そこまで飲みませんしねえ。他の子たちにも言っているんですよ。飲み過ぎて寮でトラブルを持ち込まないって」
そう言いながら、琴吹さんはトレイの夕食を全部食べ終え、パチンと箸を置いて「ごちそう様です」と手を合わせた。
「あー、でもOBやOGに呼び出しっていうのは、危ない場合も多いから気を付けろって、落研でも口酸っぱく言われています。特に会ったこともないOBやOGには、なにかしら理由を付けてひとりで会いに行くなって。さすがに学外のことだったら、よっぽどのトラブルが表立たないと、学校の介入もないから危ないと」
「OBやOGの……? でも就活の際に、会う機会ってないんですか?」
この間の管理人の面接以外でまともに就活をしたことがない俺は、素子さんの指摘にそうなの? と思いながら聞いていると、琴吹さんはその言葉に大きく頷いた。
「就活のときも、絶対に一対一で会いに行くなって言われているんですよ。数人対一の場合は、会社の代表ということで話をしてくれるし親切らしいんですけど。一対一で会いに行った場合は、プライベートのことまで土足で踏み込まれる可能性もありますし、副業を持ち込まれることもありますから」
「その副業って……」
まさか就活中の子に、株やFXを薦めてくるようなOBやOGはさすがにいないと思うけど。それに琴吹さんは溜息交じりに答える。
「就活にふさわしいネイルやメイクをしてくれるサロンに、友達を誘って欲しいとか。友達を誘ってくれたらサービスするとか、更にその友達が誘ってくれたら更にサービスとか」
あれ、そんな話どこかで聞いたことあるような。
俺は思わず黙り込んでしまったが、横で聞いていた素子さんは悲鳴を上げる。
「それ、キラキラした耳障りのいい言葉で誤魔化しているだけで、ねずみ講じゃないですか! まさかと思いますけど、副業でそんなことを……?」
「そうみたいなんです。会社によっては副業が全面的に認められているところもありますから、そんなことしてるみたいで。緊張している中、更に一対一だったら余計に張りつめてしまって、耳心地のいい言葉に騙されてしまうんで、OBやOG訪問は絶対に数人対一で行ったほうがいいと……もっとも、一対一でも本当にいい人はいい人なんで、失礼にならないようにしなければいけないんですけど」
怖いよ、渡る世間は鬼しかいないのかよ。
でもまあ。俺が思い出すのは、明らかに日名大ではない七原さんが籠城決め込んだ集団。相当ガラが悪かったけど、七原さんはまたあの連中と関わらないといいんだけど。
「あー、とりあえず事情はわかった。ありがとう、琴吹さん。最後にもう一個だけ質問いいかな?」
「はい? どうぞ」
「もしさあ、本当にもし。その手の人から逃げ出せない場合……それこそ、その手のOBやOGに万が一目を付けられた場合ってどうすればいいのかな?」
七原さんの場合、そもそもOBやOGに目を付けられてしまっているのが問題だ。一応今回は逃げ出すことができたけれど、俺たちもいつも逃がす手伝いができる訳でもないし。俺の質問に、琴吹さんは困ったように唇を尖らせたあと、どうにか回答を口にしてくれた。
「うーん……うちの先輩たちは、その手のものには絶対に関わるなって口酸っぱいくらい言っていますし、それこそ卒業したOBやOGからも聞いてますけど。それでも本当に捕まった場合は、学外のことだったら絶対に大学も対応が遅れるから、消費者センターに相談するしかなくないですか?」
やっぱり、それかあ……。本当にあのガラが悪い集団に、七原さんが関わらないように祈るしかないってことか。
「ああ、うん……ありがとう」
俺たちは琴吹さんにお礼を言ったものの、琴吹さんは俺たちのリアクションを聞いて、日頃から快活な彼女からは珍しいくらいに困惑した視線を向けられてしまった。
「あのう、本当になにもなかったですか? 早川さんのときみたいに、管理人さんたちが慌てないといけないようなこととか……」
「いやあ、もうちょっとしたら話すかもしれないけど、今は聞かなかったことにして。あと、すごく親切な先輩たちみたいだから、琴吹さんも今のサークルは大切にして欲しいな」
「はあ……わかりました」
彼女が頭を下げて食堂に食器を返却に行くのを見送りながら、俺と素子さんは顔を見合わせた。
「あのう、俺大学には行ったことがなかったからわからなかったんですけど……サークル活動ってそんなに怖いものだったんですか?」
「うーん、こればかりは本当に大学の校風やサークル内容にも寄るかとは思うんですけど。でも大学生って、学生生活中に成人するじゃないですか。クレジットカードだってつくれるようになりますし、お酒や車だって解禁されます」
「あー……」
クレジットカードや酒にはお世話になっているから、そのことはなんとなくわかるような気がする。俺が納得していると「でも」と素子さんが釘を刺す。
「できることが増える代わりに、責任や刑罰も増えます……その割には社会に出て直接法律と関わっている訳ではないですから、まだ責任や刑罰に対する認識が甘いことだってあります。ですからそこを、カモだと思っている人に利用されやすいんじゃないかなと思います」
「はあ……そんなもんですかね。俺、自分が社会人になったとき、そこまで人生考えていたがどうか、さっぱりわかりませんけど」
ハタチになり立てのときも、成人式のときも、浮かれて騒いでいる周りを無視して、原稿に明け暮れていたから、ハタチになったくらいでなにかが変わるとは、これっぽっちも思っていなかったし、思ってないまま今に至るからな。
良くも悪くも、成長がない。
俺のボケッとした返答に、素子さんは苦笑する。
「亮太くんの場合は既に仕事をしていたからその手の浮かれ騒ぐのを遠巻きに眺められましたけれど、中にはその浮かれ騒いでいるときに、甘い誘いをかけていろんなものを巻き上げてしまう人だっているんですよ。声をかけられるかけられないは完全に運ですけれど……巻き込まれてしまったら、逃げるしかないです。でも逃げるにしても、そういうことがあると知らないと逃げることもできませんしね」
「なるほど……たしかに」
俺はそれに納得しつつ、考え込む。
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