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伴侶の章 アレナドふたりの、はじめてがいっぱい

メルヴィン・アレナドは翻弄される 08 ※

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混乱に拍車をかけられて呆けていたら、シオンがガウンを肩から落とし美術品のような裸体を曝していた。
しかもオレの手を取っていきり熱り立ったイチモツを握らせてきやがった。

「あんたの初めてがジェイデンのためって、理解できるけど納得いかなかった。でも無かった事にしてやり直すのも嫌だ。だから初めての続き。」

……は?
続き?
オレとはさっきので終わったんじゃ…と動揺していたら流れるように突っ込む準備が終わっていて、気付けば後孔にシオンの熱を感じた。

下腹を撫でられながら聞いた言葉には心底驚いた。

「あんたが孕むまで、ここに注ぎたい。愛してる、俺のメルヴィン。」

無遠慮にナカを進まれてさっきよりも強い圧迫感に呻くが、そんなのは瑣末事だ。
シオンがオレを愛してるって!!
孕むまで注ぎたいって!!

「あがっ!っは、…っぐぅ…ん、あっ、しおん、はっ…ぁぃしてるって…。」

情けなく声が震えたが聞かずにはいられなかった。

「うん。ワイルドで格好良くて大好き。でもあんたの可愛さは愛さずに居られない。可愛い可愛い、俺の仔猫。もうジェイデンは聞いてない。だからもっと鳴いて?」

聞き間違いじゃなかった…。
本当に欲しい言葉を貰えてた。

しかしこんなデカくてゴツくてヒネたおっさんに仔猫とか!
シオンの正気を疑うが、初対面で仔猫キティと呼んでくれと言ったのはオレだ。
耐えるしかない。

そうこうしているうちに緩い抽挿が始まった。
ゆっくりでもアノ凶器だ、却って前立腺からの快感が身体に迸る。

「ぐぅっ、っあ…しおん、いまっあ!…どこまでっはいった?」

てか、絶対にさっきよりデカいぞ!
1度目でさえギリギリだったんだ。
今のデカさで全部入るのか?

「…半分くらい、かなっ。また、全部っ欲しい、のか?さっきより、ツライんだろ?ムリはっしなくて、良いんだ。」

半分!?
てことは倍入ってくるってことか!
本当に、本気で手加減されてたんだな…。
それならイケなくても納得だ。

だが愛してると聞いた後だ、それじゃあオレが満足できねえ。

「むり、じゃあ、ねえ!あぐっ!だから、っぜんぶ!っんあ…しおんの、おねがいぃっきく、から…。っは、おれのも、っきいて、くれ。」

今はシオンの全部、オレだけのモンだ!
だからオレにお前さんをくれ。

「ん、うれしい。メルヴィン、大好き。愛してる。」

言葉ひとつ…動きひとつ…。
シオンから与えられるモノ、全部がとんでもなく気持ちいい。
オレの全てがシオンを欲しがってるのがわかる。

「ふっ、く、…あああぁっ!しおっ…、しおん!」

何だコレ!
ハラの奥から知らない感覚が湧き上がってくる。

「どうした?可愛いメルヴィン。」

「なんか、っあ…くるっ!こわいぃっ!」

怖いって言ってんだからデカくすんな!
何だよ、この凶器!
絶対にオレのよりデカいだろ!!

「おぐっ!でかく、すんなあっ!あっ…あっ…、やだっやだっ!も、くるうぅっ!…ぐあっんっ!んんっーーーー!」

ウソだろ…前に触らずイッちまった。
こんな見た目でもコッチ側の才能は有ったんだな。
それでもイッた直後くらい、ちったあ手加減してくれよ。

「しおん、しおん!いってる!いってる!からあっ、とまってえぇ!」

「ムリだ。あんたのナカっ、はぁ…良過ぎて止められない。っく!また締まったな?あんたのココは俺の子種が欲しいって言ってるぞ。」

「っほしっ…けど、むりいぃぃ!」

欲しいさ!
うれしいさ!
それでも限度ってモンがあるだろうが!

「ムリじゃない、だろ?…ふっ、それに、まだ全部、入ってない。コッチも、欲しいんだよな?」

「ぐっ、あああぁぁ!っしおん、も、ばかに、なるぅっぐ、むりいぃ!」

「可愛い、メルヴィン。もっと声、聞かせて?」

やだよ!
気を抜くと濁点のついた声が出そうなんだ。
お前さんが萎えるかもしれない声は聞かせたくねえ。

「あっおく、だめ!またあっ、こわ、いのぉ、が、くるっ。」

「こわいの、じゃ、ない。気持ち、良いの、だろ?何度でもイって、最高にエロいトコ、見せて、俺を煽ってくれ。」

「あっ、だめ、もっ…くるっ!…おぐっ、うぁ、くる、くる!…ゃあああっーーー!……っは、あんっ!うぐあっ!」

イッて収縮してるナカにあり得ない質量をブチ込まれた。
だから、手加減!
絶対奥にめり込んでるだろっ!!

「ふふ、全部、入った。すごいね、メルヴィン。」

イイ笑顔だなこのヤロウ!
そんなお前さんも大好きだ!

「あっ、はっ、んんっ、ぜんぶ?」

「そう、全部。」

「うれしっ、しおん、すきっ、だ。っあいしてる。」

さっきまで言えないと悩んでたのがウソみたいだ。
心が溢れて言葉になった。

「俺もだ、メルヴィン。もう少し、頑張って!」

「しおん、しおっ…、しおんっ!またぁくるっ!しおん、おれで、よくなって!っは、おれの、なかぁ…にぃっ、ふぐっ!だして、くれっ!」

言わずにいられたのが信じられないくらい強請っちまう。
シオン。
好きだ。
お前さんが欲しい。

「もっ、イくっ!メルヴィン、愛してる!」

「んっ、くっ、あっんんっ、は、ああぁっ!」

愛してると囁かれ、胎に子種を受けながら極めた頂は本当に本当に幸せだった。
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