31 / 167
嫁が嬉しければ俺も嬉しい
しおりを挟む
ノア・ホワイト 25歳で侯爵家の長男。代々魔術関係に強い者を輩出することが多い家系で、 ヤマネコ族だが、家名の通り一族の殆どが色素が薄い。
しかも彼は一族の中でも珍しい耳に飾り毛が付いている優秀な人である。
俺の所属する研究棟の隣に魔術棟が建っていてそちらはこちらの2倍近くの大きさがあり、魔術訓練が出来る地下訓練場がある。
研究棟は薬や魔力回復等の研究を主にしていて裏方的な役割だが魔術棟は騎士団と共に魔物討伐の前線にあたったり、重鎮の護衛に入ったりと魔術関連職業の花形である。彼はその魔術棟内で1·2を争うくらいに魔力操作も扱う魔術も凄いという噂が後を絶たない。扱う属性も火水風土と4大元素を扱えるんじゃなかったか。
そんな彼が本当にクーグゥと付き合ってるとは。
現実は小説より奇なりとは正にこの事か。
「ノア様凄いですっ!複合魔術とか考えもしてなかった!他にはどんな事出来るんですか!?」
初対面には基本塩対応のガイも気が付いたら凄い懐いてるし。っていうかガイは魔術バカだからなぁ、懐くのも仕方ないか。
「ガイウス君、お喋りもいいけど焼けたものも食べようね。はい、どうぞ。」
「はむっ。んん!何これお肉じゃない!?柔らかいのにムキュムキュ弾力がある!?」
「ふふふ。これはね~、海に住んでるクラーケンっていう魔物のお肉だよ。」
「クラーケン!?」
ノア様もすぐガイの扱い方分かっちゃうし。はぁ。
俺もガイにあーんしたい。
「イル!イル!これクラーケンのお肉だって!ここ内陸の都市なのにヤバくない!?」
「ね、美味しいしびっくりだよね。ガイはクラーケン初めてだった?」
初めてのクラーケン俺があーんしたかったな。
「イルは食べた事あるの!?」
そしてガイはバッとミッキィの方を見る。
「私も食べた事あるんですよぅ。美味しいですよね。中々味わえない食感で。」
「なん、ですと。俺だけが初体験。」
「ガイウス君もっと食べる?」
「食べますっ」
ガイが気に入ったみたいだから家でも出してみようかな。ミンチのボールとかなら家でもできるか。
「ガイウス~。俺にも聞いてくれよぉ。義兄ちゃんは悲しいぞぉ~。」
「えー。だってクーグゥ様何回もこのお店来てるんでしょ?食べてない訳がないじゃないですかぁ!絡み酒うざいです~。」
あー、クーグゥがまたガイに引っ付いてる。
ムカつくことに何故かガイはクーグゥの匂いが付きやすいんだ。今日帰ったらしっかり匂いの上書きしてあげないと。
ノア様もすっかりガイの事気に入っちゃってるし。
はぁ~もうガイったら。明日レスト様に次の休みがいつか確認しよう。
「ふふふ、団長ノア様にすっかり気に入られちゃいましたね」
「ほんとに。はぁ。」
「イルヴェス様、今団長の次の休みいつだろうって考えました?」
「え、俺顔に出てた?」
「いいえ、全然。ただ何となく。」
ミッキィ恐るべし。
「私もどこかでヒト族に出会うことが出来たらペットにしたいですねぇ。」
「ガイはペットじゃないし。ガイみたいなヒト族いないでしょ。もうホントに自由奔放すぎて心配しかないし、本音は囲いまくって首輪でも付けて外にも出したくないくらいだよ。」
「うわぁ。なんとなく分かってましたけど執着ヤバいですね。粘着。ストーカー。」
「自分でも分かってるから言わないで。行動には出してないし。」
「でも団長お休みのあといっつも腰怠そうにしてるので程々にしてあげて下さいね?」
「ああ。分かっては、いるんだが。」
いつも止められないんだよね。止めなくちゃとは思うんだけど。だってもう強請るガイが可愛すぎてヤバいんだよ。俺の魔力気持ちいいとか言っちゃうあの顔がさぁ・・・。
あー、ガイの次のお休みを明日早急に確認しよう。
「ねぇ!イルイル!何これ!食べた事ある!?ってかどこをどう食べるの??」
ノア様とお話してるのに事ある毎にこっちに話しかけてくれるガイが愛おしい。
「ああ、二枚貝って奴だね。俺も食べた事無いけど焼くと上の硬いのがパカって開いて、中の柔らかい身を食べるんだよ。」
「イルも食べた事無いの!?じゃぁ2人して初体験だね!」
あー、もうその笑顔が尊い~。可愛い。最高。
そしてまたクーグゥに絡まれてる!その手を離せ!
「ふふっ。イルヴェス様が団長に骨抜きにされてますね。まさかここまでとは。」
「もう今すぐ連れて帰りたいっ。この笑顔独り占めしたい。」
「それだと団長は食べたいものが食べられなくて泣いちゃいますねぇ。」
「俺が泣かせたんなら別にいいし。今度2人きりで来るし。」
「うわぁ、重ぉぉ。」
ミッキィが言い出したんじゃないか。
「ガイウス君はイルヴェスの事が大好きなんだねぇ。」
「はいっ!ね、イルっ?」
ぁ、やば。可愛すぎて鼻血でそう。
「イルヴェス様ちょっと団長の顔を見るためにトイレ我慢しすぎちゃったみたいでお腹痛くなっちゃったみたいで。」
そう言ってミッキィが俺を廊下側にグイグイ押してくる。小声で「団長の前で鼻血を出すみっともない姿を見せるんですか?」と堰立てながら。
しょうがない、トイレで一旦落ち着いてこよう。
行き際にガイがノア様に「愛されてるね~。すてきっ。」って言われてるのを聞き逃さなかった。そして照れるガイ。
あああ、照れてるガイも可愛いいいいい。
終始そんな感じでお開きになり、酔ったクーグゥはノア様に回収され、美味しい物と高いお酒(ちゃっかり頼んでた)を堪能したミッキィはルンルンで帰路につき、俺は初めて海の幸を堪能してルンルンのガイと2人で家に帰って来た。
ガイは俺にノア様とどんな会話をしたか教えてくれる。
今度、魔物の討伐に一緒に来てくれるそうだーとか、細かい魔術操作を教えてくれるとかとか。後は二枚貝の感想が凄かった。最初食べられないと思ってたのに焼いてたらパカって開いてビックリしたのに中の身は柔らかくてすごく美味しかった!等々。
ちょっと気になったのがガイが言ってた「ノア様が俺に会いたくてクーグゥ様にお願いしたんだって」って言ってた事。ノア様が何かしらガイに興味を持ったってことだよね。まぁ、今日見ててそういう風じゃないって事は分かったけども。
もう、ガイの為にもクーグゥんとこと養子縁組してって言っちゃおうか。貴族社会に対して忌避感があるみたいだからあんまり無理強いもしたくないんだけど。
やっぱりか弱いと言われてるヒト族が1年も騎士団長務めあげちゃったら周りの見る目も変わるか。
何だか色々と動きそうな予感がするね。
しかも彼は一族の中でも珍しい耳に飾り毛が付いている優秀な人である。
俺の所属する研究棟の隣に魔術棟が建っていてそちらはこちらの2倍近くの大きさがあり、魔術訓練が出来る地下訓練場がある。
研究棟は薬や魔力回復等の研究を主にしていて裏方的な役割だが魔術棟は騎士団と共に魔物討伐の前線にあたったり、重鎮の護衛に入ったりと魔術関連職業の花形である。彼はその魔術棟内で1·2を争うくらいに魔力操作も扱う魔術も凄いという噂が後を絶たない。扱う属性も火水風土と4大元素を扱えるんじゃなかったか。
そんな彼が本当にクーグゥと付き合ってるとは。
現実は小説より奇なりとは正にこの事か。
「ノア様凄いですっ!複合魔術とか考えもしてなかった!他にはどんな事出来るんですか!?」
初対面には基本塩対応のガイも気が付いたら凄い懐いてるし。っていうかガイは魔術バカだからなぁ、懐くのも仕方ないか。
「ガイウス君、お喋りもいいけど焼けたものも食べようね。はい、どうぞ。」
「はむっ。んん!何これお肉じゃない!?柔らかいのにムキュムキュ弾力がある!?」
「ふふふ。これはね~、海に住んでるクラーケンっていう魔物のお肉だよ。」
「クラーケン!?」
ノア様もすぐガイの扱い方分かっちゃうし。はぁ。
俺もガイにあーんしたい。
「イル!イル!これクラーケンのお肉だって!ここ内陸の都市なのにヤバくない!?」
「ね、美味しいしびっくりだよね。ガイはクラーケン初めてだった?」
初めてのクラーケン俺があーんしたかったな。
「イルは食べた事あるの!?」
そしてガイはバッとミッキィの方を見る。
「私も食べた事あるんですよぅ。美味しいですよね。中々味わえない食感で。」
「なん、ですと。俺だけが初体験。」
「ガイウス君もっと食べる?」
「食べますっ」
ガイが気に入ったみたいだから家でも出してみようかな。ミンチのボールとかなら家でもできるか。
「ガイウス~。俺にも聞いてくれよぉ。義兄ちゃんは悲しいぞぉ~。」
「えー。だってクーグゥ様何回もこのお店来てるんでしょ?食べてない訳がないじゃないですかぁ!絡み酒うざいです~。」
あー、クーグゥがまたガイに引っ付いてる。
ムカつくことに何故かガイはクーグゥの匂いが付きやすいんだ。今日帰ったらしっかり匂いの上書きしてあげないと。
ノア様もすっかりガイの事気に入っちゃってるし。
はぁ~もうガイったら。明日レスト様に次の休みがいつか確認しよう。
「ふふふ、団長ノア様にすっかり気に入られちゃいましたね」
「ほんとに。はぁ。」
「イルヴェス様、今団長の次の休みいつだろうって考えました?」
「え、俺顔に出てた?」
「いいえ、全然。ただ何となく。」
ミッキィ恐るべし。
「私もどこかでヒト族に出会うことが出来たらペットにしたいですねぇ。」
「ガイはペットじゃないし。ガイみたいなヒト族いないでしょ。もうホントに自由奔放すぎて心配しかないし、本音は囲いまくって首輪でも付けて外にも出したくないくらいだよ。」
「うわぁ。なんとなく分かってましたけど執着ヤバいですね。粘着。ストーカー。」
「自分でも分かってるから言わないで。行動には出してないし。」
「でも団長お休みのあといっつも腰怠そうにしてるので程々にしてあげて下さいね?」
「ああ。分かっては、いるんだが。」
いつも止められないんだよね。止めなくちゃとは思うんだけど。だってもう強請るガイが可愛すぎてヤバいんだよ。俺の魔力気持ちいいとか言っちゃうあの顔がさぁ・・・。
あー、ガイの次のお休みを明日早急に確認しよう。
「ねぇ!イルイル!何これ!食べた事ある!?ってかどこをどう食べるの??」
ノア様とお話してるのに事ある毎にこっちに話しかけてくれるガイが愛おしい。
「ああ、二枚貝って奴だね。俺も食べた事無いけど焼くと上の硬いのがパカって開いて、中の柔らかい身を食べるんだよ。」
「イルも食べた事無いの!?じゃぁ2人して初体験だね!」
あー、もうその笑顔が尊い~。可愛い。最高。
そしてまたクーグゥに絡まれてる!その手を離せ!
「ふふっ。イルヴェス様が団長に骨抜きにされてますね。まさかここまでとは。」
「もう今すぐ連れて帰りたいっ。この笑顔独り占めしたい。」
「それだと団長は食べたいものが食べられなくて泣いちゃいますねぇ。」
「俺が泣かせたんなら別にいいし。今度2人きりで来るし。」
「うわぁ、重ぉぉ。」
ミッキィが言い出したんじゃないか。
「ガイウス君はイルヴェスの事が大好きなんだねぇ。」
「はいっ!ね、イルっ?」
ぁ、やば。可愛すぎて鼻血でそう。
「イルヴェス様ちょっと団長の顔を見るためにトイレ我慢しすぎちゃったみたいでお腹痛くなっちゃったみたいで。」
そう言ってミッキィが俺を廊下側にグイグイ押してくる。小声で「団長の前で鼻血を出すみっともない姿を見せるんですか?」と堰立てながら。
しょうがない、トイレで一旦落ち着いてこよう。
行き際にガイがノア様に「愛されてるね~。すてきっ。」って言われてるのを聞き逃さなかった。そして照れるガイ。
あああ、照れてるガイも可愛いいいいい。
終始そんな感じでお開きになり、酔ったクーグゥはノア様に回収され、美味しい物と高いお酒(ちゃっかり頼んでた)を堪能したミッキィはルンルンで帰路につき、俺は初めて海の幸を堪能してルンルンのガイと2人で家に帰って来た。
ガイは俺にノア様とどんな会話をしたか教えてくれる。
今度、魔物の討伐に一緒に来てくれるそうだーとか、細かい魔術操作を教えてくれるとかとか。後は二枚貝の感想が凄かった。最初食べられないと思ってたのに焼いてたらパカって開いてビックリしたのに中の身は柔らかくてすごく美味しかった!等々。
ちょっと気になったのがガイが言ってた「ノア様が俺に会いたくてクーグゥ様にお願いしたんだって」って言ってた事。ノア様が何かしらガイに興味を持ったってことだよね。まぁ、今日見ててそういう風じゃないって事は分かったけども。
もう、ガイの為にもクーグゥんとこと養子縁組してって言っちゃおうか。貴族社会に対して忌避感があるみたいだからあんまり無理強いもしたくないんだけど。
やっぱりか弱いと言われてるヒト族が1年も騎士団長務めあげちゃったら周りの見る目も変わるか。
何だか色々と動きそうな予感がするね。
22
お気に入りに追加
786
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
【完結】もふもふ獣人転生
*
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
ちっちゃなもふもふ獣人と、攻略対象の凛々しい少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。
本編完結しました!
おまけをちょこちょこ更新しています。
第12回BL大賞、奨励賞をいただきました、読んでくださった方、応援してくださった方、投票してくださった方のおかげです、ほんとうにありがとうございました!
モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中
risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。
この作品は小説家になろうさんでも公開します。
完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる