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第七章 火の国
一節 上陸
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第七章
一節
船に乗り込み六日が過ぎた。乗る前に払った金額の中に食事代なんかも含まれていたらしく、頼めば美味しい料理が出てきた。ここにきて久々に魚料理を食べたような気がする。ちなみに運ばれてきた料理に使われていた魚は、多くの海域に広く分布するサバのような魚だった。調理法は塩焼きと至ってシンプルだが、この魚に乗っている脂身に程よく塩味が利いていて、とても美味しかった。
船の中は主に客室やら乗務員室などの部屋が多かったが、ファンタジー物のド定番。船内カジノがあった。客も船員も混ざり合ってギャンブルを楽しんでいる様だった。・・・というか船員の人たちは自分の仕事はないんだろうか・・・?船内で見かける客は、富裕層っぽい人とその護衛らしき人達が一割。冒険者っぽい服装をした人たちが三割。あとの六割は商人といったところだろうか。カジノの片隅や、船の甲板、さらには中の廊下で自分でバザーらしきものを開いては船員に注意されているのをちょくちょく見かけた。
火の国に着くまであと一日。
その日の夜。またあの夢を見た。
「こんばんは。夜分遅くにすいません。」
「・・・えっと~・・・あぁ、いつぞやの。・・・というか夜分遅くって・・・。」
「まぁ、気にしなくていいですよ。ところで、蒼竜通常種12体と大型種1体の討伐お疲れ様です。」
「え・・・ああ、七日前の。・・・ん、でもあれって11体じゃなかったですっけ・・・?」
「アクトゥルムに入る前に一体倒していたでしょう?」
「なるほど。・・・ということはあなたはあのギルドの人間ではない、と。」
「だから言ってるじゃないですか、神とでも考えておいてくださいって。」
「うーん・・・。信じるべきなのか信じないべきなのか・・・。」
「まぁまぁ、それはさておきですよ。これから火の国に行くみたいですね。」
「ええ、まぁちょっと。・・・というか、監視してるなら確認する意味はないんじゃ・・・?」
「いえいえ、そんなことは無いですよ。私たちが視ることができるのは、・・・いや、この場合聞くことができるのは、口に発した言葉だけですから。今、こうして話しているのは貴方の意識と身体の繋がりが弱まっているからこそできるんですよ。普段は意識なんて視えません。」
「・・・うーん・・・。いや、その話だと、前回は大きい怪我を負ったからとか説明が付きますけど・・・。今回のはそれじゃ説明付かないんじゃ・・・。」
「ほら、一回気絶したりするとクセが付いちゃうじゃないですか。それと同じような理屈です。」
「う、うーん・・・。」
「まぁまぁ、そこはそんなに気にしなくてもいいんですよ。それで、今回お伝えするのは火の村の位置です。・・・ほかの国の様子が気になる、と。そういうことでしたよね?ちゃんと地図は把握していますか?」
「・・・いえ・・・。」
「ですよね。とりあえず、火の国には大きな火山があります。そこの麓に火の村はあります。火山の場所は、船が着いたところからだと・・・北東あたりですね。」
「じゃあ見えるまで飛べ」
「ああ、ひとつ忠告しておきます。まだ船のついた辺りから北側へ進むくらいなら大丈夫ですが、途中から火山灰が降り始めます。特に火山に近づけば近づくほど、高く飛べば飛ぶほど火山灰は増します。水の国みたく縦横無尽に飛べるとは思はないほうが吉と思われます。」
「そう・・・ですか。」
「とにかく、この間の蒼竜を倒せたことに満足したりせず、死なないでく」
「ん・・・ふぁ~ぁ・・・。・・・火山灰・・・か。」
「もう、ユーリさん、いつまで寝てるつもりですか?」
「あれ、おはよう。もう起きてたのか。」
「もうじゃないですよ、全く・・・。もうお昼前ですよ?夕方には着くんですから、身支度を整えておいてくださいね。」
「あぁ・・・もうそんな時間なのか。わかった、ありがとう。」
鞄に金貨袋と証明板を、頭に忠告されたことを入れ、準備を整えた。その後昼食を終え、数時間の航海を楽しんでいると、船が火の国に到着した様だった。
船から降りると、アクトゥルムと似たような街並みが広がっていた。船員さんに街の名前を聞いてみると、[マーレイ]というらしい。火の国に着いたが、まだそんなに水の国と変わったところはないような気がする。ただ、景色は水の国とは違った。遠くに見える大きな火山や、その麓の大地など、全体的に山脈のようになっているようだった。
これまた船員さんに簡単にギルドの場所と、宿屋の場所を聞いた。この街では、ギルドに宿屋と酒場が併設されているんだとか。一つに固まってくれているなら、移動も楽だし、無駄に探す手間も省けて助かる。所持金を確認すると、110,200オームだった。宿に泊まるお金がいくらかかるかは分からないが、この間2,30人分の食費で20万だったから、二人分で、多くても2万もかからないだろう。まぁ、足りなければギルドから引き出せばいいだけだ。
数分間街中を歩いていると、ギルドが見えてきた。もちろん、一緒に建っている酒場と宿屋も。まず宿屋によって、部屋を借りる。一泊食事代込で一人あたり、1500オームだそうだ。・・・あの酒場ではぼったくられたんだか、一人一人が躊躇なく飲み食いしまくっていたんだか・・・。とりあえずそこで言われたお金を払って宿の部屋に行く。部屋には、ちょっとした模様の彫られた家具のある、なかなかいい部屋だった。水の国の骨董品屋で換金してもらったお金で考えると、10円もしない金額でこんな綺麗な家具のある部屋に泊まれるのは、とんでもなくお得だ。というか現世なら赤字だろ・・・。部屋に着いた頃にはもう辺りは暗くなり始めていたので、酒場の方に行って腹ごしらえを済ます。そして部屋に戻ると、結局また眠りについてしまった。
一節
船に乗り込み六日が過ぎた。乗る前に払った金額の中に食事代なんかも含まれていたらしく、頼めば美味しい料理が出てきた。ここにきて久々に魚料理を食べたような気がする。ちなみに運ばれてきた料理に使われていた魚は、多くの海域に広く分布するサバのような魚だった。調理法は塩焼きと至ってシンプルだが、この魚に乗っている脂身に程よく塩味が利いていて、とても美味しかった。
船の中は主に客室やら乗務員室などの部屋が多かったが、ファンタジー物のド定番。船内カジノがあった。客も船員も混ざり合ってギャンブルを楽しんでいる様だった。・・・というか船員の人たちは自分の仕事はないんだろうか・・・?船内で見かける客は、富裕層っぽい人とその護衛らしき人達が一割。冒険者っぽい服装をした人たちが三割。あとの六割は商人といったところだろうか。カジノの片隅や、船の甲板、さらには中の廊下で自分でバザーらしきものを開いては船員に注意されているのをちょくちょく見かけた。
火の国に着くまであと一日。
その日の夜。またあの夢を見た。
「こんばんは。夜分遅くにすいません。」
「・・・えっと~・・・あぁ、いつぞやの。・・・というか夜分遅くって・・・。」
「まぁ、気にしなくていいですよ。ところで、蒼竜通常種12体と大型種1体の討伐お疲れ様です。」
「え・・・ああ、七日前の。・・・ん、でもあれって11体じゃなかったですっけ・・・?」
「アクトゥルムに入る前に一体倒していたでしょう?」
「なるほど。・・・ということはあなたはあのギルドの人間ではない、と。」
「だから言ってるじゃないですか、神とでも考えておいてくださいって。」
「うーん・・・。信じるべきなのか信じないべきなのか・・・。」
「まぁまぁ、それはさておきですよ。これから火の国に行くみたいですね。」
「ええ、まぁちょっと。・・・というか、監視してるなら確認する意味はないんじゃ・・・?」
「いえいえ、そんなことは無いですよ。私たちが視ることができるのは、・・・いや、この場合聞くことができるのは、口に発した言葉だけですから。今、こうして話しているのは貴方の意識と身体の繋がりが弱まっているからこそできるんですよ。普段は意識なんて視えません。」
「・・・うーん・・・。いや、その話だと、前回は大きい怪我を負ったからとか説明が付きますけど・・・。今回のはそれじゃ説明付かないんじゃ・・・。」
「ほら、一回気絶したりするとクセが付いちゃうじゃないですか。それと同じような理屈です。」
「う、うーん・・・。」
「まぁまぁ、そこはそんなに気にしなくてもいいんですよ。それで、今回お伝えするのは火の村の位置です。・・・ほかの国の様子が気になる、と。そういうことでしたよね?ちゃんと地図は把握していますか?」
「・・・いえ・・・。」
「ですよね。とりあえず、火の国には大きな火山があります。そこの麓に火の村はあります。火山の場所は、船が着いたところからだと・・・北東あたりですね。」
「じゃあ見えるまで飛べ」
「ああ、ひとつ忠告しておきます。まだ船のついた辺りから北側へ進むくらいなら大丈夫ですが、途中から火山灰が降り始めます。特に火山に近づけば近づくほど、高く飛べば飛ぶほど火山灰は増します。水の国みたく縦横無尽に飛べるとは思はないほうが吉と思われます。」
「そう・・・ですか。」
「とにかく、この間の蒼竜を倒せたことに満足したりせず、死なないでく」
「ん・・・ふぁ~ぁ・・・。・・・火山灰・・・か。」
「もう、ユーリさん、いつまで寝てるつもりですか?」
「あれ、おはよう。もう起きてたのか。」
「もうじゃないですよ、全く・・・。もうお昼前ですよ?夕方には着くんですから、身支度を整えておいてくださいね。」
「あぁ・・・もうそんな時間なのか。わかった、ありがとう。」
鞄に金貨袋と証明板を、頭に忠告されたことを入れ、準備を整えた。その後昼食を終え、数時間の航海を楽しんでいると、船が火の国に到着した様だった。
船から降りると、アクトゥルムと似たような街並みが広がっていた。船員さんに街の名前を聞いてみると、[マーレイ]というらしい。火の国に着いたが、まだそんなに水の国と変わったところはないような気がする。ただ、景色は水の国とは違った。遠くに見える大きな火山や、その麓の大地など、全体的に山脈のようになっているようだった。
これまた船員さんに簡単にギルドの場所と、宿屋の場所を聞いた。この街では、ギルドに宿屋と酒場が併設されているんだとか。一つに固まってくれているなら、移動も楽だし、無駄に探す手間も省けて助かる。所持金を確認すると、110,200オームだった。宿に泊まるお金がいくらかかるかは分からないが、この間2,30人分の食費で20万だったから、二人分で、多くても2万もかからないだろう。まぁ、足りなければギルドから引き出せばいいだけだ。
数分間街中を歩いていると、ギルドが見えてきた。もちろん、一緒に建っている酒場と宿屋も。まず宿屋によって、部屋を借りる。一泊食事代込で一人あたり、1500オームだそうだ。・・・あの酒場ではぼったくられたんだか、一人一人が躊躇なく飲み食いしまくっていたんだか・・・。とりあえずそこで言われたお金を払って宿の部屋に行く。部屋には、ちょっとした模様の彫られた家具のある、なかなかいい部屋だった。水の国の骨董品屋で換金してもらったお金で考えると、10円もしない金額でこんな綺麗な家具のある部屋に泊まれるのは、とんでもなくお得だ。というか現世なら赤字だろ・・・。部屋に着いた頃にはもう辺りは暗くなり始めていたので、酒場の方に行って腹ごしらえを済ます。そして部屋に戻ると、結局また眠りについてしまった。
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