上 下
34 / 35

ご褒美

しおりを挟む


朝まで散々リヒトに愛された身体が、悲鳴をあげている。
少し動いただけで、あちこちに痛みが走った。

射精を我慢させられ、お仕置きされまくった結果、普段使わない筋肉を酷使して痛めてしまったらしい。


「ライト、おはよう。」

キッチンで朝食を用意してくれている、兄のエプロン姿。

(うわぁ・・・神様仏様リヒト様・・・!!朝からイケメンお兄様のエプロン姿が拝めるとは・・・感謝します・・・♡)

イケメンに生まれ変わり、男の悦びを堪能している花奈はなは、すっかり興奮しやすい身体になってしまった。

(リヒト様のエプロン姿眩しい・・・裸エプロンとかやってくれないかなぁ・・・♡)

妄想だけでペニスがすぐに反応し、上を向いてしまう。



席につき向かい合ってトーストを食べている間中、ライトの頭の中は、いやらしい妄想でいっぱいだった。
ずっと勃ちっぱなしのペニスが、下着と擦れてジリジリ痛い。


「なぁに?ライトは、朝ごはん食べる時間も我慢できないほど、淫乱な身体になっちゃったの?」

「うっ・・・あ・・・・兄さん・・・っ」

行儀の良い清純派のリヒトが、ライトのギンギンに勃ち上がったペニスを、足で擦って刺激する。

(兄さんの足が・・・!!あ・・・そこ気持ちイイ~~・・・足の動きエロ・・・っ!足先の動き巧みすぎん・・・?!もっと・・・もっと踏みつけて・・・・♡)

花奈は男の身体の快楽にどっぷりハマり込み、すでに朝食どころじゃない。


「お兄ちゃん・・・・もう・・・出ちゃいそぉ・・・」

リヒトの足先が、裏筋の気持ちイイ部分をピンポイントで攻め立てる。
あまりの巧みさに、ライトはこのまま射精してしまいそうだった。

(射精したい・・射精したい・・っ・・・・射精したい・・・・・っ!!!)


思い切り、射精する感覚。
それは、元女性の花奈にとって、病みつきになってしまうほどの快感だった。
女性のオーガズムの方が、男性の射精より快感が強いという説は、嘘だと感じる。

ペニスの内側を勢いよく通り抜けて、精子が外に吐き出される快感。
アナルに男根を突き立てられて、前立腺が押し潰されるような刺激は、脳に直接響いてクセになる。


自分の股間を刺激する、リヒトのいやらしい足の動き。
テーブルの下で、そんな淫らな動きをしながらも、彼の表情はいつもと変わらず清純派の優等生そのものだった。

(あ~気持ちイイ・・っ・・・清純派の兄さん・・ヤラシすぎ・・・興奮するぅ・・・)

清純派優等生の、淫らなギャップ。
リヒトの涼しげな顔を見るだけで、興奮が煽られていく。

「あ・・・お兄ちゃん・・・・イクゥ・・・・!!!うぅっ・・・あ~~!!!!」

ライトは身体をビクビクと震わせ、下着の中に思い切り精液を放ってしまった。


「あ~あ・・・ライトは本当にイケナイ子だなぁ・・・。下着、汚しちゃったの?」

「お兄ちゃん・・・・意地悪しちゃ・・・やだ・・・っ」

ハァハァ、と息が上がり、視界にはぼんやりとモヤがかかる。
あまりの快感に、射精する以外のことは、もはやどうでも良かった。


「いくら兄弟でも、ちゃんと言葉にしなきゃ、伝わらないよ?」

ニヤリ、と意地悪な笑みを浮かべるリヒトの顔。
爽やかな優等生の笑顔が、いやらしく歪んでいく。

「お兄ちゃんのおっきいペニス・・・・奥に・・・一番奥に・・・・欲しいぃ・・・」

「朝ごはん残さずに全部食べたら、ご褒美あげるよ。」

リヒトは、にっこりと微笑みながら、何事もなかったようにコーヒーを飲んでいる。
ライトの下着の中は、自分が放った精液で溢れ、ベッタリと気持ちが悪い。

(このまま完食しろって・・・?兄さんの鬼畜な態度・・・たまらない・・・・♡)

変態として着実に成長している花奈にとって、彼の仕打ちは興奮を煽る材料でしかなかった。
未だ萎えることなくその存在を主張している下半身を押さえ込む術を知らず、ただ黙々と用意された朝食を口に運ぶ。

ライトの頭の中は、兄から与えられるであろうご褒美への期待で、いっぱいだった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

虐げられた落ちこぼれ令嬢は、若き天才王子様に溺愛される~才能ある姉と比べられ無能扱いされていた私ですが、前世の記憶を思い出して覚醒しました~

日之影ソラ
恋愛
異能の強さで人間としての価値が決まる世界。国内でも有数の貴族に生まれた双子は、姉は才能あふれる天才で、妹は無能力者の役立たずだった。幼いころから比べられ、虐げられてきた妹リアリスは、いつしか何にも期待しないようになった。 十五歳の誕生日に突然強大な力に目覚めたリアリスだったが、前世の記憶とこれまでの経験を経て、力を隠して平穏に生きることにする。 さらに時がたち、十七歳になったリアリスは、変わらず両親や姉からは罵倒され惨めな扱いを受けていた。それでも平穏に暮らせるならと、気にしないでいた彼女だったが、とあるパーティーで運命の出会いを果たす。 異能の大天才、第六王子に力がばれてしまったリアリス。彼女の人生はどうなってしまうのか。

冷徹女王の中身はモノグサ少女でした ~魔女に呪われ国を奪われた私ですが、復讐とか面倒なのでのんびりセカンドライフを目指します~

日之影ソラ
ファンタジー
タイトル統一しました! 小説家になろうにて先行公開中 https://ncode.syosetu.com/n5925iz/ 残虐非道の鬼女王。若くして女王になったアリエルは、自国を導き反映させるため、あらゆる手段を尽くした。時に非道とも言える手段を使ったことから、一部の人間からは情の通じない王として恐れられている。しかし彼女のおかげで王国は繁栄し、王国の人々に支持されていた。 だが、そんな彼女の内心は、女王になんてなりたくなかったと嘆いている。前世では一般人だった彼女は、ぐーたらと自由に生きることが夢だった。そんな夢は叶わず、人々に求められるまま女王として振る舞う。 そんなある日、目が覚めると彼女は少女になっていた。 実の姉が魔女と結託し、アリエルを陥れようとしたのだ。女王の地位を奪われたアリエルは復讐を決意……なーんてするわけもなく! ちょうどいい機会だし、このままセカンドライフを送ろう! 彼女はむしろ喜んだ。

別れた婚約者が「俺のこと、まだ好きなんだろう?」と復縁せまってきて気持ち悪いんですが

リオール
恋愛
婚約破棄して別れたはずなのに、なぜか元婚約者に復縁迫られてるんですけど!? ※ご都合主義展開 ※全7話  

優秀な姉の添え物でしかない私を必要としてくれたのは、優しい勇者様でした ~病弱だった少女は異世界で恩返しの旅に出る~

日之影ソラ
ファンタジー
前世では病弱で、生涯のほとんどを病室で過ごした少女がいた。彼女は死を迎える直前、神様に願った。 もしも来世があるのなら、今度は私が誰かを支えられるような人間になりたい。見知らぬ誰かの優しさが、病に苦しむ自分を支えてくれたように。 そして彼女は貴族の令嬢ミモザとして生まれ変わった。非凡な姉と比べられ、常に見下されながらも、自分にやれることを精一杯取り組み、他人を支えることに人生をかけた。 誰かのために生きたい。その想いに嘘はない。けれど……本当にこれでいいのか? そんな疑問に答えをくれたのは、平和な時代に生まれた勇者様だった。

愛されない花嫁は初夜を一人で過ごす

リオール
恋愛
「俺はお前を妻と思わないし愛する事もない」  夫となったバジルはそう言って部屋を出て行った。妻となったアルビナは、初夜を一人で過ごすこととなる。  後に夫から聞かされた衝撃の事実。  アルビナは夫への復讐に、静かに心を燃やすのだった。 ※シリアスです。 ※ざまあが行き過ぎ・過剰だといったご意見を頂戴しております。年齢制限は設定しておりませんが、お読みになる場合は自己責任でお願い致します。

「僕は病弱なので面倒な政務は全部やってね」と言う婚約者にビンタくらわした私が聖女です

リオール
恋愛
これは聖女が阿呆な婚約者(王太子)との婚約を解消して、惚れた大魔法使い(見た目若いイケメン…年齢は桁が違う)と結ばれるために奮闘する話。 でも周囲は認めてくれないし、婚約者はどこまでも阿呆だし、好きな人は塩対応だし、婚約者はやっぱり阿呆だし(二度言う) はたして聖女は自身の望みを叶えられるのだろうか? それとも聖女として辛い道を選ぶのか? ※筆者注※ 基本、コメディな雰囲気なので、苦手な方はご注意ください。 (たまにシリアスが入ります) 勢いで書き始めて、駆け足で終わってます(汗

【完結】復讐の館〜私はあなたを待っています〜

リオール
ホラー
愛しています愛しています 私はあなたを愛しています 恨みます呪います憎みます 私は あなたを 許さない

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

処理中です...