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性癖

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「ちょっと・・・何するの・・・っ・・」

「しっ、静かに。誰かに聞かれちゃいますよ?」

「あなた・・・本当に、何考えて・・・っ」


唇を塞がれる。

(この男・・・っ・・・・なんてキスが巧いの・・・)


舌を絡められ、口内をメチャクチャに舐め回される快感に、ミノアのビッチな本性が疼き始めた。


気持ちイイことにめっぽう弱い。快楽に従順。自分の欲望に抗えない。
それがミノアのビッチたる所以なのだ。


「あなたの怯えている顔・・・たまらなくそそりますよ。」

「・・・っ・・・変態・・っ」

「変態はどっちですか?こんな状況で、興奮しているあなたは?」


スカートを捲られる。彼の手のひらが太ももを優しく撫でて、下着の中に指が入り込んでくる。


クチュリ・・・クチュ・・・っ


「や・・っ・・・やめて・・・っ」

「こんなに溢れさせて・・・もしかしてもう誰かとセックスしてきたんですか?」

「ちが・・違うわよ・・・っ・・・」

「じゃあ男子用の化粧室で僕にキスされて、感じちゃったんだ・・?」



悪魔のような微笑みを浮かべる彼は、憎らしいけれどとても美しい。
彼に雄の魅力を感じてしまう自分の性癖。


彼にひどく痛めつけられ奥深くまで貫かれたいという欲求は、どうにも抗いようのないものだった。




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