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シレーヌへの旅路②
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大河を越え、暫く行くと、この旅最大の難所の山、オートモンターニュに着く。
「さぁ、この山を越えればシレーヌよ!」
マリア達は気を引き締め、登山に臨もうとしていた。そんな時に、ソヒーが、
「なあ、ぎいでもいいが?」
「ん?なに?」
「やまば、ごえなぎゃいげないのが?」
「と言うと?」
「こうじで、穴をあげれば、ぢがぐねえが?」
ソヒーが腕をかざし、山肌に道を開く!
「は!え?凄い!」
「ごごまで、みぢをづぐっでぎで、いろいろどごづをづがんだがらな!」
なんだかソヒーは得意気だ。
「ねえ、ソヒーさん?そうしたら…、このまま向こう側までお願いいたします。」
「ん?なんだが、ぎもぢわるいじゃべりがだだが、いいだろう!」
「よ!流石!ソヒーさん!カッコいい!本当に凄い!」
「な、ぞ、ぞんなおだででもはやぐはでぎねえぞ。」
照れながらも、ソヒーはトンネルを造って進む。
途中、岩の間から水が出てきて、ヒヤリとした場面はあったが、1日もすると、山を突き抜けてしまった。
「す、凄いですね。シレーヌまでの難所がこうも簡単に、これで、イデアルとシレーヌは徒歩でも7日で往き来できます。」
ガブリエルは感心して言う。
「そうね。このトンネルは、本当に凄いわ。安全かつ、早く移動できる。ソヒーさんありがとうございます。」
マリアが頭を下げると、
「や、やめろ!ばずかじい!」
とまんざらでもなさそうなソヒーがそこにはいた。そんな時、
「なぁ、マリア姉ちゃん、あそこで出た水をシレーヌまで運べれば、水不足補えないかな?」
ライアンが、珍しく意見を言う。
「それ、良いわね、ライアン!あなたも成長してるわね。」
ライアンは得意気にはにかむ。
そんなこんなで、マリア達は、イデアルを出て5日で、いまは、廃墟となった砂漠が広がる町、シレーヌへと足を踏み入れたのである。
「さぁ、この山を越えればシレーヌよ!」
マリア達は気を引き締め、登山に臨もうとしていた。そんな時に、ソヒーが、
「なあ、ぎいでもいいが?」
「ん?なに?」
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「と言うと?」
「こうじで、穴をあげれば、ぢがぐねえが?」
ソヒーが腕をかざし、山肌に道を開く!
「は!え?凄い!」
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なんだかソヒーは得意気だ。
「ねえ、ソヒーさん?そうしたら…、このまま向こう側までお願いいたします。」
「ん?なんだが、ぎもぢわるいじゃべりがだだが、いいだろう!」
「よ!流石!ソヒーさん!カッコいい!本当に凄い!」
「な、ぞ、ぞんなおだででもはやぐはでぎねえぞ。」
照れながらも、ソヒーはトンネルを造って進む。
途中、岩の間から水が出てきて、ヒヤリとした場面はあったが、1日もすると、山を突き抜けてしまった。
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「や、やめろ!ばずかじい!」
とまんざらでもなさそうなソヒーがそこにはいた。そんな時、
「なぁ、マリア姉ちゃん、あそこで出た水をシレーヌまで運べれば、水不足補えないかな?」
ライアンが、珍しく意見を言う。
「それ、良いわね、ライアン!あなたも成長してるわね。」
ライアンは得意気にはにかむ。
そんなこんなで、マリア達は、イデアルを出て5日で、いまは、廃墟となった砂漠が広がる町、シレーヌへと足を踏み入れたのである。
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