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洗濯機抜きでいちゃいちゃ

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今日は休みだ。

休みの朝、カーテン越しに日の射し込むベッドの上で、彼に抱きしめられているのが好き。
大抵は後ろから。

…休みの前日は大体の確率でするし、大体の確率で後ろからだから…なんだけれど…

…とにかく。
彼の腕が緩く回されて、首すじに彼の吐息がかかって。
髪の毛に肌をくすぐられて。
それで目が覚めても休みの緩さからか寝ぼけたまんまの彼に頬ずりされたりしながらイチャイチャするのが好き。

身体の前に回された手を握って、握り返されたり。
いたずらにうなじにキスされたり。
そういうイチャイチャ。

でも、脚を絡めあったりしていると、そのうち彼のものが元気になってきて。それを裸のお尻に押し当てられている私も、ゾクゾクしてしまって。
彼の手のひらが、いやらしい動きで私の身体を這い回り始める。

彼の荒くなっていく息が嬉しくて。
彼に興奮されてるんだって思うと嬉しくて。
身体をくねらせて喜びを伝える。

彼がそれを嬉しそうに笑うから、更に嬉しくなって。お尻を彼のものに擦り付けるようにすると、彼がイく。

そんな体勢でイけば、当然出したものは私の身体にかかる訳で。私もそれを感じてイってしまう。
…じゃなくて。

えっと、身体が汚れたので、彼と一緒にお風呂に入る。
平日はシャワーが多いのだけれど、休日はゆっくりお風呂に浸かる。

彼の手のひらで石鹸を泡だてて洗われて、後ろから抱きしめられるようにしてお湯に浸かる。
ちょっとだけ温めのお湯に。
…どうせ湯船の中でもしちゃうから、熱いとのぼせちゃうから。

大きな声を出せないように、彼の指を口の中に入れられながら湯船の中でされるのは、なんだかいけないことをしているみたいで興奮する。

イった後は、抱きしめられたまま、彼の胸に背中を預けるようにしてぼーっとする。
こんなまったりした時間も大好き。

時折彼が肩口にキスをして。そういうイチャイチャもなんだか嬉しい。

お風呂からあがると、彼が私の髪を乾かしてくれる。彼の器用な指に乾かされるのは、自分で乾かすよりずっと気持ちいい。
彼の指は、私の身体に触れる時も、とても器用に……じゃなくて。

すっかりリラックスした気持ちでキッチンのテーブルに着いて、彼が朝食というかブランチを作ってくれるのを眺める。
平日は私が作ってるけど、彼も料理を作れる。
というか上手だ。

大好きな人が自分の為に料理を作ってくれる幸せを噛みしめつつ、彼を眺める。
できあがったら一緒に食べて、その後は大抵映画鑑賞…という名のイチャイチャタイムだ。

ソファに後ろから抱きしめられて座って、ぴとっとくっついて大きな画面を眺める。
ジャンルはそこそこ節操ない。

つまらなければ、彼の体温に意識を集中していればいいだけだから苦にならない。
…私が好きな映画に夢中になって、嫉妬した彼に悪戯を仕掛けられるのはちょっと困るけど。

でもそういう場合は、平日にこっそり見直すから別にいいのだ。
彼と一緒にいられる時は彼が優先。
そう決めているから。

だからちょっと渋々を装いつつも、抗議する振りをして後ろを振り返って、当然のように彼にキスされる。舌が深く絡められて、もう映画どころではなくなる。
こういう自堕落なのも気持ちいい。

もちろん家でいちゃついているばかりじゃなくて、ちゃんと買い物にも行く。
今日の夕飯と明日の食事を、彼と相談しながらカートを押して。根菜とか小麦粉とかパスタとか肉とか、重い物も遠慮なくカートの中に放り込む。
彼に運んでもらえるから。


帰ってきたら買ってきた物をひと通りしまって、一緒に夕食を作る。
外食することもあるけど、私は彼と一緒にキッチンに立つのが好き。

彼がネットで新しいレシピを調べてきて、それを試したりもする。未知の料理だと、味見をしてもその味でいいのかわからないけれど、それも楽しい。
「流石にこれは無いよね」ってなって、最終的に味噌と醤油で味つけることもたまにある。中東料理なのに。
それもまた楽しい。

昼間にいっぱいした日は流石に疲れて、彼の腕の中で大人しく眠る。
意外と薀蓄好きな彼の話を聴きながら。
睡眠学習ってやつだ。
昼間に、たまに知らない筈の知識が思い浮かぶことがあるから、効果は結構あると思う。

…たまに「私は旦那様が大好き」って囁かれている気もしなくはない。
けれど、大抵そういう時は眠すぎて確認できない。

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