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if マーカスルート

ifのif 愛していると、言われました…

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「まだ犯されています」からこっちに飛ぶと、バッドエンド回避。
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王宮の空き部屋で、今日も私はマーカスに犯されている。

「ねぇ、リーシャ。そろそろ私と結婚する気になりましたか?」

飽きもせずにバカなことを言う男を睨みつけた。
どこの世界に強姦魔と結婚しようなどと思う女がいるのか。
私の視線を受けたマーカスは、苦笑すると不意に腰の動きを止めた。

「信じられないかもしれないですけどね。私はあなたが好きなんですよ」

睨みつける目に力を込めた。
勝手極まり無い物言いが悔しくて。
好きな相手をこんな風に力づくで何度も犯す男がいる訳がないのに。
そんな戯言をしゃあしゃあと吐く目の前の男が憎くて。

彼は困ったように笑って言葉を続けた。

「あなたに毎日私の帰りを待っていて欲しいんです」

男にしては細い指が、私の頬に触れた。

「あなたと一緒に食事をとって」

スッと親指で頬を撫でられる。
その光景を想像したのか、マーカスの目が優しく緩んだ。

「夜はこうしてあなたを可愛がって」

耳を指先で擽られて顎にキスされる。

「一緒に朝まで眠って」

唇に、触れるだけのキス。

「そういうことを、あなたとしたいんです」

マーカスが本気に見えて、思わずじっと見つめ返してしまった。
そんな私に優しく微笑んで、マーカスが繰り返した。

「あなたが好きなんです。リーシャ」

腰の動きが再開された。

「っ…あっ…んっ…」

声が出てしまう。
嫌なのに。
何度も犯され慣らされて、もう喘ぎ声を抑えることができない。
その声にマーカスが目を細める。

「可愛いですリーシャ。愛しています」

緩やかに気持ちのいいところを突かれる。

「あなたが好きです。リーシャ」

そっと唇が重ねられた。

「好きです…」

緩やかに中を突かれながら、繰り返される言葉。

「私はあなたが好きです」

信じられる訳がない。
信じてはいけない。
相手は貴族。
メイドを無理矢理犯して平然としているような貴族。
本気な訳がない。

暇つぶしで犯したメイドを、飽きたら捨てるつもりでいるメイドを。ちょっとした気まぐれで、心もめちゃくちゃにしてやろうって。
そういうつもりに決まってる。

でも、重ねられる唇が優しくて。
向けられる視線があまりにも真剣で。
繰り返される言葉に心が揺らぐ。

「一生、私の側にいてください。大切に、します。大切にしますから…」

耳に注がれる言葉があまりにも必死で。

「お願いだから頷いてください。リーシャ。あなたの心が欲しいんです。あなたの心を…私にください…」

請い願うように何度も繰り返されて。

「愛しています。あなたを愛しているんです。リーシャ…」

また、中で出された…。
けれど今日はそれを、嫌だとは思えなかった……



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