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おまけ2

言ってみるもんだね2

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次に父上が来た時、母上は嫌がった。後ろの穴に触れられるのを。

この前、あんなに気持ちよさそうにしてた癖に。本当、母上は素直じゃなくて可愛い。

父上に言われて、母上の唇を塞いだ。
母上の口の中のどこが弱いか、僕はもうよく知っている。だからそこを舌で何度か刺激すると、すぐに母上の身体から力が抜けた。

でも父上は何も言ってこないし、僕はキスを続けたい気分だったから、両手で母上の顔を挟んでキスを続けた。とろんとした目でされるがままになる母上に、背筋がゾクゾクする。

「母上…」

時々呼びかけながら、またすぐに唇を塞いでキスを繰り返す。
父上は、今日もお尻の穴を指で弄っているようだった。気持ちいいのか、時々母上の舌の動きが変わる。

「お尻、気持ちいいんだね?母上…」

耳元で囁くと、母上の頬がカッと熱くなった。何か言う前に、もう一度唇を塞いだ。
母上が、たまに僕の舌に応える。

可愛い…

「サイラス。少し離れていなさい」

母上とのキスに夢中になっていたら、不意に父上に呼ばれた。視線を向けると、父上が母上のお尻に自身のモノをあてがっていた。

頷いて少し下がる。
多分、母上が初めてお尻でされる時は、自分だけが母上に触れていたい。自分の肌の感触だけを感じさせたい。そういうことなんだろう。
それを邪魔するほど僕は無粋じゃない。

おとなしく離れた僕に少し微笑んで、父上は母上の中に挿れ始めた。

「んっ…ぁああっ…」

母上の、喘ぎ声。
戸惑いの混じった。でもとても気持ちよさそうな。

離れて正解だったなと、満足しながら見守る。
こんなに気持ちよさそうに喘ぐ母上の口を塞いでしまうなんてもったいない。

「あ…ぁあっ…殿下っ…殿下っ…」

父上のモノが、どんどん中に埋まっていく。母上が痛がる様子はない。

「リーシャ…可愛いよ…僕のリーシャ…」

こういう時にしか言わない、父上の睦言。
母上はきっと、父上が本気で言ってるだなんて思いもしないだろう。
けど父上は本気だ。

「僕のリーシャ」
「可愛いリーシャ」

父上がそう呼ぶとき、父上は完全に本気だ。
本気で母上を、自分のものだと、そう主張している。
本気で母上を、とても可愛いと、そう思って言っている。

本当にそう思ってるって、伝えてあげればいいのに

無意識に呆れた視線を向けていた僕に、父上が気づいて苦笑した。

分かるだろう?

そう、言いたげな視線だった。
僕も苦笑を返した。

分かるから。
父上の気持ちが。
言えない理由が分かるから。

しょうがないよね

父上とよく似た苦笑を返した。

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