127 / 153
おまけ2
言ってみるもんだね2
しおりを挟む
-----
次に父上が来た時、母上は嫌がった。後ろの穴に触れられるのを。
この前、あんなに気持ちよさそうにしてた癖に。本当、母上は素直じゃなくて可愛い。
父上に言われて、母上の唇を塞いだ。
母上の口の中のどこが弱いか、僕はもうよく知っている。だからそこを舌で何度か刺激すると、すぐに母上の身体から力が抜けた。
でも父上は何も言ってこないし、僕はキスを続けたい気分だったから、両手で母上の顔を挟んでキスを続けた。とろんとした目でされるがままになる母上に、背筋がゾクゾクする。
「母上…」
時々呼びかけながら、またすぐに唇を塞いでキスを繰り返す。
父上は、今日もお尻の穴を指で弄っているようだった。気持ちいいのか、時々母上の舌の動きが変わる。
「お尻、気持ちいいんだね?母上…」
耳元で囁くと、母上の頬がカッと熱くなった。何か言う前に、もう一度唇を塞いだ。
母上が、たまに僕の舌に応える。
可愛い…
「サイラス。少し離れていなさい」
母上とのキスに夢中になっていたら、不意に父上に呼ばれた。視線を向けると、父上が母上のお尻に自身のモノをあてがっていた。
頷いて少し下がる。
多分、母上が初めてお尻でされる時は、自分だけが母上に触れていたい。自分の肌の感触だけを感じさせたい。そういうことなんだろう。
それを邪魔するほど僕は無粋じゃない。
おとなしく離れた僕に少し微笑んで、父上は母上の中に挿れ始めた。
「んっ…ぁああっ…」
母上の、喘ぎ声。
戸惑いの混じった。でもとても気持ちよさそうな。
離れて正解だったなと、満足しながら見守る。
こんなに気持ちよさそうに喘ぐ母上の口を塞いでしまうなんてもったいない。
「あ…ぁあっ…殿下っ…殿下っ…」
父上のモノが、どんどん中に埋まっていく。母上が痛がる様子はない。
「リーシャ…可愛いよ…僕のリーシャ…」
こういう時にしか言わない、父上の睦言。
母上はきっと、父上が本気で言ってるだなんて思いもしないだろう。
けど父上は本気だ。
「僕のリーシャ」
「可愛いリーシャ」
父上がそう呼ぶとき、父上は完全に本気だ。
本気で母上を、自分のものだと、そう主張している。
本気で母上を、とても可愛いと、そう思って言っている。
本当にそう思ってるって、伝えてあげればいいのに
無意識に呆れた視線を向けていた僕に、父上が気づいて苦笑した。
分かるだろう?
そう、言いたげな視線だった。
僕も苦笑を返した。
分かるから。
父上の気持ちが。
言えない理由が分かるから。
しょうがないよね
父上とよく似た苦笑を返した。
次に父上が来た時、母上は嫌がった。後ろの穴に触れられるのを。
この前、あんなに気持ちよさそうにしてた癖に。本当、母上は素直じゃなくて可愛い。
父上に言われて、母上の唇を塞いだ。
母上の口の中のどこが弱いか、僕はもうよく知っている。だからそこを舌で何度か刺激すると、すぐに母上の身体から力が抜けた。
でも父上は何も言ってこないし、僕はキスを続けたい気分だったから、両手で母上の顔を挟んでキスを続けた。とろんとした目でされるがままになる母上に、背筋がゾクゾクする。
「母上…」
時々呼びかけながら、またすぐに唇を塞いでキスを繰り返す。
父上は、今日もお尻の穴を指で弄っているようだった。気持ちいいのか、時々母上の舌の動きが変わる。
「お尻、気持ちいいんだね?母上…」
耳元で囁くと、母上の頬がカッと熱くなった。何か言う前に、もう一度唇を塞いだ。
母上が、たまに僕の舌に応える。
可愛い…
「サイラス。少し離れていなさい」
母上とのキスに夢中になっていたら、不意に父上に呼ばれた。視線を向けると、父上が母上のお尻に自身のモノをあてがっていた。
頷いて少し下がる。
多分、母上が初めてお尻でされる時は、自分だけが母上に触れていたい。自分の肌の感触だけを感じさせたい。そういうことなんだろう。
それを邪魔するほど僕は無粋じゃない。
おとなしく離れた僕に少し微笑んで、父上は母上の中に挿れ始めた。
「んっ…ぁああっ…」
母上の、喘ぎ声。
戸惑いの混じった。でもとても気持ちよさそうな。
離れて正解だったなと、満足しながら見守る。
こんなに気持ちよさそうに喘ぐ母上の口を塞いでしまうなんてもったいない。
「あ…ぁあっ…殿下っ…殿下っ…」
父上のモノが、どんどん中に埋まっていく。母上が痛がる様子はない。
「リーシャ…可愛いよ…僕のリーシャ…」
こういう時にしか言わない、父上の睦言。
母上はきっと、父上が本気で言ってるだなんて思いもしないだろう。
けど父上は本気だ。
「僕のリーシャ」
「可愛いリーシャ」
父上がそう呼ぶとき、父上は完全に本気だ。
本気で母上を、自分のものだと、そう主張している。
本気で母上を、とても可愛いと、そう思って言っている。
本当にそう思ってるって、伝えてあげればいいのに
無意識に呆れた視線を向けていた僕に、父上が気づいて苦笑した。
分かるだろう?
そう、言いたげな視線だった。
僕も苦笑を返した。
分かるから。
父上の気持ちが。
言えない理由が分かるから。
しょうがないよね
父上とよく似た苦笑を返した。
10
お気に入りに追加
3,568
あなたにおすすめの小説
【完結・R18】姫様の玩具にされたメイドと騎士
ハリエニシダ・レン
恋愛
メイドさんが片思いの相手と無理矢理エッチなことをさせられて精神的にガツガツ傷つけられていきます。
巻き込まれた騎士はプライドをズタズタにされます。
姫様はそれを楽しみます。
徐々にエロく切なくなっていく方式
◻︎◾︎◻︎◾︎◻︎
あらすじ
王宮で働くメイドのミリアは、一人の騎士に憧れを抱いていた。
もちろん身分が高く人気も高い彼と結婚できるなどとは思っていなかった。たまに見かけた時などに、その姿をそっと目に焼き付けては後で思い返してうっとりする。
その程度の淡い想いだった。
しかし、その想いに姫が気づいた。
姫はとても退屈していた。
とても。
だから、そのメイドでちょっと退屈を紛らわしたくなったのだ。
ちょっと純潔を失わせて、その心をボロボロにしてみたくなったのだ。
ほんの気まぐれ。
ちょっとした退屈しのぎ。
これは、そんな姫に狙われた二人の物語。
◻︎◾︎◻︎◾︎◻︎
お知らせ:
リチャードの奥様のスピンオフ「なにぶん、貴族の夫婦ですので」を公開しました。完結済み。
そちらはR15ですが、よろしければどうぞ。
姫様の乱れる姿が見たい!それを鑑賞するミリア達も!というリクエストに応えようとしてできた、ちょっとはっちゃけ過ぎの陵辱微百合エンド「下々を玩具にした姫の末路」も公開しました。
全4話、完結済みです。
【完結】堕ちた令嬢
マー子
恋愛
・R18・無理矢理?・監禁×孕ませ
・ハピエン
※レイプや陵辱などの表現があります!苦手な方は御遠慮下さい。
〜ストーリー〜
裕福ではないが、父と母と私の三人平凡で幸せな日々を過ごしていた。
素敵な婚約者もいて、学園を卒業したらすぐに結婚するはずだった。
それなのに、どうしてこんな事になってしまったんだろう⋯?
◇人物の表現が『彼』『彼女』『ヤツ』などで、殆ど名前が出てきません。なるべく表現する人は統一してますが、途中分からなくても多分コイツだろう?と温かい目で見守って下さい。
◇後半やっと彼の目的が分かります。
◇切ないけれど、ハッピーエンドを目指しました。
◇全8話+その後で完結
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
年上彼氏に気持ちよくなってほしいって 伝えたら実は絶倫で連続イキで泣いてもやめてもらえない話
ぴんく
恋愛
いつもえっちの時はイきすぎてバテちゃうのが密かな悩み。年上彼氏に思い切って、気持ちよくなって欲しいと伝えたら、実は絶倫で
泣いてもやめてくれなくて、連続イキ、潮吹き、クリ責め、が止まらなかったお話です。
愛菜まな
初めての相手は悠貴くん。付き合って一年の間にたくさん気持ちいい事を教わり、敏感な身体になってしまった。いつもイきすぎてバテちゃうのが悩み。
悠貴ゆうき
愛菜の事がだいすきで、どろどろに甘やかしたいと思う反面、愛菜の恥ずかしい事とか、イきすぎて泣いちゃう姿を見たいと思っている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる