【R18】見た目ショタな魔族に騙されてしまうおねーさん

第一部

12 最後の一線を

どうしよう…また…イっちゃった……


信じられない…こんなに何度も…こんな子どもに……
もうダメだ…誤魔化せない…
私は…この少年を男として認識してしまっている……

だって彼に触れられると、もう身体中が気持ちいい。
頭がふわふわする。
なんだか幸せな気持ちになってしまっている。

…こんな小さな子相手に……

そう思うと泣きたくなる。
こんなのはダメ…な筈なんだけど…気持ちよくて…とても気持ちよくて…彼に触れられるのが…気持ちよすぎて……
…………嬉しくて…………

…まだもっと彼と気持ちよくなりたいって……まだ触れ合っていたいって…
そう思ってしまっていた……


けれど、下着をずらされそこが空気に触れた。そして熱いものが直に押し当てられる。
その感触に、一気に我に返った。

それは絶対ダメっ…！

慌てて起き上がり、彼のお腹に手を当てて押し留めようとした。

「っ…待っ……」

けれど私を見る彼の目がとても辛そうで、動きが止まってしまう。
彼の口から荒い息がこぼれる。

「ねえ、おねーさん…僕の…まだ…おっきいよ…」

彼の言う通り、確かに彼のそれは最初に見た時と変わらず大きなままだった。
今すぐにでも入れてしまえる状態のまま。
身体が震えたのは、驚愕かあるいは…

「イくの気持ちいいのに、とっても気持ちいいのに、でも苦しくて…」

彼の瞳が潤んで揺れている。

「っ…ねえ…おねーさん…ここ…なんでしょ…？おねーさんのここに…僕のこれ…入れるんだよね？………入るん…だよね…？そうしたらきっと…もっと気持ちよくなって…もっといっぱいイけて…それで…それでっ……」

うわ言のように呟きながら、大きい…大きすぎるものを、そこだけ大人なものをドロドロに濡れた入り口に擦り付けられる。

熱に浮かされたような瞳で見つめられて、それを嬉しく思っている自分がいる。その瞳を向けられているのが自分で嬉しい、と……

「ねえ…おねーさん…お願い助けて…苦しいよ……僕…苦しい……」

切なげな声で縋られて、何でもしてあげたくなってしまう。
正直、あれだけ出しても衰えない彼のものが、中に入れたからといって治まるとは思えない。
けれど、それで彼が一時でも楽になれるなら……

「お願い…おねーさん……僕…とっても…苦しいよっ……」

彼があまりに必死で弱々しくて。
抵抗しなければという気持ちが消えてしまった…。

だって、その部分以外はまだ子どもなのだ。守ってあげなければならない小さな子どもなのだ。腕も脚もお腹も…それに心も………

助けてあげなければ…こんな小さな子なのだもの…

そんな義務感めいたものが、湧いてしまった。

きっと、何度もイった所為でおかしくなっていたのだろう。
この時の私は、入れさせてあげることが彼を助けることなのだと、それ以外私にしてあげられることはないのだと、そう思ってしまっていた……