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制覇行進

147 イザベラ女王の初夜

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 結婚祝賀会場においては、ヒカリ王女は骨付きボーボアから揚げを両手に持ち、そのまま目線を泳がしてイザベラ女王が会場から出ていく後姿をちらりと見終えると、はしたなくも大きく口を開き鼻息荒く、肉の塊をむしり終えてほおばっていた。
「三ヶ日に一晩だけだと、不満になりそうォ~。」
と骨だけになった塊に歯を立てて、カリカリと音をも立てだした。

 カリカリとの音に気づいたサニーは余裕目線でヒカリ王女に微笑むと、ヒカリ王女はサニーの目線に気づき、
「あ、明日の晩、、、サニー様お一人でタロー様のお相手をなさいますなら、合間に、、、、私と、、、少しだけ憑依してみませんか?」
と、提案っぽくに声がけしたが、しかしながら目を大きく見開いていての表情は願望丸出しと思われても仕方がなかった。
「私が、満足するまで隣で待っていられるならば、構いませんよ。」
と、サニーは余裕の表情で承諾すると、ヒカリ王女はこぶしを握り締めて膨らました鼻穴から大きく息を吐き、目を輝かせて何度も大きく頷いた。

 イザベラ女王はぬるい浴槽にほてった身体を沈めながら、心をも鎮めようと静かに目をつぶっていると、
「そろそろお出になられた方がよろしいのでは?」
と、付添侍女たちから声だけされて目を開けると、
「少し、体をほぐしてほしい。」
と言って、脱衣室へ向かい長椅子に腹ばいだ。

 付添侍女長はイザベラ女王の体をほぐしだすと、かなり緊張の様子だと気づき、
「誰か、伽羅の香をたき、三人程、マッサージを手伝いなさい。」
と、付添侍女長はイザベラ女王の身体をもみながら、周りの侍女たちに声掛けした。

 四人の侍女マッサージ師達は汗を垂らしながらも、何とか固い筋肉の緊張を和らげようと努めるが、とはいえ筋肉質の肉は固く、イザベラ女王も気もそぞろ気に、「もうよい。」と言って立ち上がった。
イザベラ女王はすでに気持ちの整理は済んでいるとの思いでいるが、とはいえ、未知なる行為への期待と不安からか、決心した気持ちとは裏腹に鹿島の節操のない好色漢が思い浮かび、やはり集中出来ない状態のようである。

 イザベラ女王は七色刺しゅうで装飾されたランジェリーをまとい、透けたネグリジェの上からドレス風の部屋着をまとって鹿島の居る部屋へ向かった。

 イザベラ女王は部屋のドア前で立ち止まり、五歩ほど遅れて追てくる侍女たちに悟られないように大きく息を吸込み、「いざ戦場へ。」と口内でのつぶやき思いを頭に移しドアをノックした。

「どうぞ。」との、鹿島の静かな声が返ってくると、イザベラ女王は自分の心臓音が通路に響いてるのではとの思いと共に、震える手でドアノブを押した。

 広い寝室の中央には大きなベッドが置かれていて、そこには鹿島が上半身を起こしてタブレットパソコンに見入っていた様子が伺えた。
ドア横には長いソファーとテーブルが置かれていて、六人の精霊達が焼き菓子をつまみながら、優雅に紅茶を口に運んでいる。

 イザベラ女王は初夜の行動については、既婚者の付添侍女長から聞いていて、全てを殿方に任せておけばよいとのことを聞いていたが、愛の子種塊の何かが自分の中に入ってくるらしいとの事は薄々ながら知ってはいた。

 イザベラ女王は左手でドアを開き一歩前に右足を差し入れると、何故か右腕も前に振りだした。
イザベラ女王はドアを閉める際にドアノブを右手に持ち替えてドアを閉め、ベッド方向に向き直し歩き出すと、ちなみに右足を踏み出すと右腕までをも同時に同じ方向へ振りそうになり、慌てて握りしめていた拳を緩めながら片側の手でこぶしを包み込んだ。

 鹿島はイザベラ女王がベッドの横に着くまで、同じ側の足と肩が繋がっているかのように肩を振りながら、同じ方向で同時に動くのを、何を表現したいのかと不思議そうに見ていたが、イザベラ女王の堅い表情から緊張しているのかとの思いが頭をよぎった。

 イザベラ女王は鹿島に一礼して、
「末永くよろしくお願いします。」
と、喉を絞る様の声ではあるが、こわばった表情で何とか言いきれたときに安ど顔となった。

「イザベラちゃん、紅茶のむ?」
と、最初の憑依者キクがカップを差し出した。
イザベラ女王は喉がカラカラであることに気づき、差し出された紅茶を一気に飲み込みこんだ。

 イザベラ女王は紅茶を飲み終えると憑依予定のキクに気づき、
「何分にも無知なので、大精霊様の先導お願いします。」
「一発で授かるババァー特性薬を、紅茶に仕込んだ置いたので、頑張りましょう。」
「え!何かを紅茶に入れたと?」
「子供が欲しいのでしょう。」
「はい。是非に欲しいです。」
「では、憑依しますね。」
と言ってキクはイザベラ女王の体に薄れるように透けて消えていったが、イザベラ女王の感じ方はサニーとのズシンとした強い快感を伴う憑依と違い、キクの存在は五感を薄甘く微かに撫でる様にしか感じなかった。

 イザベラ女王は鹿島の愛撫にくすぐったさを感じながらも、徐々にかすかな快感を受けていたが、鹿島が覆いかぶさると下半身を突き刺す痛さに歯をくいしばって耐えていた。

 鹿島の逸物は通り抜ける感じがなく、硬い壁を感じていた。
鹿島はイザベラ女王に気づかれない様に、逸物へ再度唾をタップリと塗り腰に力を入れて押し込んだ。が、全く壁は固く逸物が徐々に弱々しくなりだした。

 鹿島は再度イザベラ女王の下半身に顔をうずめ、小さな豆勃起周りを舌でやさしくを撫でまわしながら中指を肉の中に差し込んだ。

指は肉入り口の角質層を突き抜け奥の肉に差し入って行くが、かなりの狭さだけでなく硬い筋肉質の強さで締め付けていた。

 肉内側奥に差し込んだ指を周りの肉はかなりの強さで締め付けてくる。
締め付けの度合いは、イザベラの快感が昇りだすのと比例す様に強くなりだし、指先に強い圧迫を受けて血流を阻害されるまでに感じた。

 鹿島は慌てて指をやっとの思いで引き抜き上半身を起こすと、イザベラ女王の唇をやさしく吸い終え、
「お腹とお尻の力を抜き、微笑んでほしい。」
と満面の笑顔でささやいた。

 イザベラ女王も下半身全体の筋肉硬直圧迫感からくる痛みを、何とか正常に和らげようと全身の力を抜いた。
イザベラ女王は緊張感が和らぐと下半身に残っていたうごめく異物感もなくなり、同時にかなりの疲労感が体を覆った。

 イザベラ女王は下半身に再び異物が侵入してくると、無意識に再びお尻とお腹に力が入った。
「力を抜いて欲しい。」
と鹿島は肉に指を入れたまま、イザベラ女王の耳元で優しく囁いた。

 イザベラ女王は全身の力を抜くが、身体は下半身に侵入した異物を排除しようと無意識に下半身に力を入れていく。
鹿島は「力を抜いて。」と再度ささやき、緩くなった肉壁の内で自由になった指先を動かすと、またしても締め付けが強くなった。

 イザベラ女王は幾多の体のコントロールを行うことで疲労困憊となるたびに、憑依中の精霊キクが回復魔法を内側から発するとはいえ、これ以上の行為は鹿島もイザベラ女王ももはや精魂尽きていた。

 鹿島は精魂尽きて眠ったようであったが、精霊ボタンにより揺り起こされた。
もうろうとする中、四人の精霊たちは、「眠れ、深く眠れ。」
と、素っ裸のイザベラ女王が腕を広げ足を開いた状態で大の字に寝ていて、その周りで手をかざして合唱していた。
「イザベラも、キクも眠れ。」と精霊ボタンも加わり、かなり強力な魔力を五人の精霊たちは放っていた。

 精霊ボタンはイザベラ女王の頭に手を当て、
「キク。起きている?」と声掛けするが、キクからの返事はなかった。
「よし。今なら、大丈夫でしょう。タロー様、どうぞ交尾を再開してください。」
鹿島は一瞬戸惑いながらも、
「本人の了解なしでは、無理でしょう。」
「本人たちは了解はしています。ただ、薬師ババァ~の薬の副作用で、身体が敏感になり、肉締め付け訓練の効果が起きているのです。訓練したことを忘れるために、意識をなくして交尾をしやすくしました。種を授けてやってください。」

 鹿島は無意識となったイザベラ女王の顔を覗き込み一瞬ためらったが、
「ここでためらったら、イザベラちゃんが惨めです。種を授けなさい。」
と、精霊ユリが飛翔しながら鹿島の腕を引いた。
鹿島は大の字に寝ているイザベラ女王を見て、すべてを受け入れる準備はできていますとの無言の言葉を理解し、静かに覆いかぶさった。

 鹿島の逸物は入り口付近でわずかな抵抗を受けたが、狭い坑道に入っていった。
坑道の先に又もや壁があり、鹿島の逸物は半分ほどしか侵入できなかった。
無言のイザベラ女王の坑道に逸物は半身しか入らない事で、満足感を満たそうと何度も強く押し込むが、無反応の体に鹿島もだんだんと罪悪感が漂きだしていた。

 鹿島はしらけ気味に半身しか入っていない下半身の動きを止めたとき、イザベラ女王の奥に何かが鹿島の逸物に絡み、そのままちぎられるかとの感じで最奥へと強く吸い込まれた。

 鹿島はこれまで感じたことのない不規則な場所での波の締め付けを感じた。
波肉壁絡みは心音に合わせた規則正しい動きながらも、不規則場所での絡み方は絶妙の快感を与えた。
「ミミズ千匹天井?」
膣の内壁肉が幾多のミミズが小刻みにうごめく様にも感じ、締めつけの度合いはさらにその快感を高くしていた。

 不規則な波はこれまで経験したことのない最高級快感であった。
それ故に、すぐに花火が打ちあがりそうになったが、少しこらえる様に腰を引くと吸い付きはそれを許さなかった。
快感と共に特大打ち上げ花火は長らく続き、すべての精液を吸い込んでしまう感じであった。
肉壁はそれでもまだ吸い足りないのか、小刻みの波うごめきと締め付けを続けていた。
鹿島は逸物へのくすぐったさを感じ静かに引き抜くと、イザベラ女王の体が少し震えた。
五人の精霊たちは我先にと縮む逸物へ群がった。
が、「スカスカの干物になっているわ。」
「タロー!何で無駄な放出をしたの!」
「そうよ!一回放出だけで、事足りるでしょうに!」
と精霊達は鹿島の逸物を引っ張りながら玩びだした。
「今日は打ち止め。で、ないと、これ以上続けると赤い球が出る。」
「赤い球?」
「何それ?」
「何の玉?」
「オス特有の、種付け不能のお知らせだよ。」
「意味が解りません。」
「雄の完全燃焼を知らせる、最後の一滴と共に出てくる玉だ。」
「赤い球が出たら?」
「オスの生殖機能がなくなった知らせだ。」
「オスには、そんなことが、、、あり得るの?」
「性欲は、メスは灰になるまで、オスは赤い球が出るまでだ。」
「赤い球が出たら、タローの精液は枯れると?」
「だねぇ、だからこのままお休み。」
と言って鹿島は精魂尽きた体で放心状態のまま横になり、寝息を立てて眠り込んだ。


 精霊キクはイザベラ女王に憑依したまま目を覚ました。
窓明かりの外は少し明るい曙の中である。

 精霊キクは他の精霊からの眠り魔法を受けたを思い出しながら、妖精としての生を受けてこれまで夢など見たことがなく、身体中に遺っている摩訶不思議な快感で震いし悶えた。
「すべての事を忘れ得る、、、いや、すべてのしがらみさえも捨て去れる快感?あれは、、、夢?それとも、、、イザベラちゃんの妄想?」

 イザベラ女王も妖精キクの思考を感じた様子で、静かに目を覚ました。
イザベラ女王は体に残る快感を不思議に感じ、下半身の秘部に指を添えた。
秘部はねっとりと濡れていて、何かの固い遺物が内肉に残っている感じを受けたが、
「お漏らし?かしら?」
と秘部の表面をなぞりながら、鹿島の下半身にある何かの固い遺物が入ってきた快感夢を思い出していた。

 鹿島も人の気配で目を覚ますと、イザベラ女王がのぞき込んでいることに気が付いた。
イザベラ女王の目は何かの不思議なものを見ている様で、鹿島は少し戸惑い、「おはよう。」と声掛けすると、
イザベラ女王はわれに返って様子で、慌てて鹿島から離れ掛布団をかぶってしまった。

 鹿島はイザベラ女王にすり寄り、下半身の秘部に指を添えた。
その秘部はすでに熟した果樹のごとくに潤った果汁に満ちていた。

 イザベラ女王は鹿島の覆いかぶさりに抵抗する事なく、両足を開いて鹿島を受け入れた。

 果汁に満ちている秘部は狭いながらも、鹿島の逸物をすんなりと引き入れた。
二度三度の出し入れの後に、イザベラ女王は快感を得ている様に鼻であえぎだした。
イザベラ女王の腕は出し入れ度に、鹿島の背中に力を込めてきた。

 行為を始めて、ものの一分足らずには口からの喘ぎ声を始めだしていた。

 鹿島はイザベラ女王が喘ぎを止め、目をつぶる一瞬前に白目になったことで、逸物を深く差し込んだまま静かに強くイザベラ女王を抱きしめると、イザベラ女王は自分の腰を鹿島に押し付ける様に密着し、逸物を締め付けながらも下半身全体が少し小刻みに震えだした。
ベッドの軋みも止み、喘ぎと荒い息遣いもなく寝室に静寂が訪れた。

 しかしながら静寂を破る無粋者たちが存在した。
「キク!約束は!」
「すぐに憑依を解きなさい!」
「すでに受胎は確認したでしょう。」
五人の精霊たちはベッド周りで飛翔しながら騒ぎ出した。

 精霊キクはボーとした表情で、ベッドへうつぶせ寝になって現れた。
「なにこれ?これが恍惚感?癖になりそう。」
と言って、静かに寝息を立てだした。

 イザベラ女王は快感が続く中、精霊サクラが憑依したことで再び気力が回復した様子で鹿島の背中に手をまわした。

 鹿島は「ミミズ千匹天井」に再び挑むと、イザベラ女王は恍惚感と浮遊感絶頂と共に狭い膣をさらに締め付ける事で、花火が打ちあがりそうになっていた。
「もぉう変になりそう~。」
とのイザベラ女王が一瞬の白目をしながら目をつぶると、鹿島も我慢できなくなり花火を打ち上げたが、
「もう無駄なの!」との精霊サクラの声で下半身を押し上げられると、憑依から飛び出し鹿島の逸物を咥えこんだ。

 鹿島はイザベラ女王の腕で首をつかまれた状態ながらも、下半身を思い切り持ち上げて精霊サクラに身を任せていた。
何度かの射精を終えても、精霊サクラはなおも吸い出そうとしているが、
「どきなさい!」と精霊シャクヤクの声とともに、「回復。」といってイザベラ女王に憑依していった。

 イザベラ女王は精霊たちが憑依交代するたびに、「もう死んじゃう。」「壊れてそう。」と言いながらも、憑依交代するたび背中に腕を回して、鹿島を求めるように背中を引き寄せてきた。

 鹿島はヒカリ王女以外の生娘との経験はないが、地球に居たときにお世話になったその手の娼婦からの寝話では、まれに最初からオルガズムを経験出来る人がいるとの事を聞いていたので、イザベラ女王は男に自信を持たせるマレの部類だろうと感動していた。
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