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制覇行進
142 三人の女性達の立ち位置
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ヒカリ王女とイザベラ女王が領土境界に合意した夜、明後日の結婚式を控えた鹿島とサニーは二人だけの閨を過ごし、ヒカリ王女は七人の精霊たちと憑依練習をしていて、イザベラ女王は部屋へ月明かりが差し込む窓から、星々を見つめる姿は孤独をかみしめる様にも感じるが、その胸の内は負けん気の性格からか一文字に口を結んでいた。
「全てを制覇し、それを、、、タロー様の子供に引き継がせる。チンジュ女神様お力を与えください。」
と言って、片膝を着いて両手を合わせた。
イザベラ女王はこれまでの弱小自国家であったがために、周りの国々からの搾取に耐えていたが、今や武器も兵力においても、周りの国々をも上回っている最強国家であると自負していた。
イザベラ女王は鹿島の思考を薄っすら乍らも気づいた感じでは、彼にはすべての周りの国々を統一し、永久平和を望む考えがないことにいら立っていた。
「国々が感情そのまま闊歩している間は、決して平和はあり得ない。私なら成せる。」
従姉妹であるヒカリ王女にはオハラ王国以上の領地統治は不可能であり、ましてや領地拡大など微塵もないだろうと思い、シャジャーイ王国への侵略は鹿島の後押しを受けたタイガーに阻止されそうだが、いつか必ずチャンスはあるとの心に秘めて、今は混乱さながらのワンべ王国とツール王国にスリーヤ王国三ヵ国への侵略を思案していた。
「三カ国同時の侵攻か、個別侵攻か?」
との思いで空を見上げると、三つの大きな流れ星が夜空を横切って消えていった。
「天は自ら助くる者を助く。最終地点は、、、キルオシ帝国、、、。」
と三つの大きな流れ星が夜空を並ぶ様に横切ったことで、三ヵ国への同時侵攻を決意し、シャジャーイ王国先の、大河以南の三分の一を治めるキルオシ帝国の名を呟いた。
イザベラ女王が大河以南の覇者を決意した時、鹿島はサニーからの快楽攻めに合い、快楽の夢におぼれていた。
サニーもまた鹿島の快感思考からの念力感情を受け、持って生まれた情動ゆえ愛する者が喜ぶ事で、自らも鹿島の満たされた喜びを受け入れて満足感快楽に陥っていた。
贈り物をした後喜ばれると、その喜びは倍になって返ってくる達成感と満足感心情の様である。
サニーはパトラからの性技奥義伝授である性器代わりののどの締め付けを使い、鹿島を独占出来た事と、尚且つ単独での共有満足感極意をも得た事で、ヒカリ王女もイザベラ女王も踏み込めない男に尽くす娼婦情の快楽奥義伝授により、ヒカリ王女とイザベラ女王に対しては悋気をも消し去る鹿島との共有満足優越感を味わっていた。
サニーはふと鹿島を見つめ、
「タロー、タローは荷車引き者を馬車に乗せ、馬車でふんぞり返っている特権階級者に、荷車を引かせたいの?」
とサニーは鹿島を覗き込んで眉間にしわを寄せた。
「何突然!」
「農奴や奴隷解放の先には、特権階級者の権利をはく奪する感じからよ。」
「俺が、階級社会の破壊者だと?」
「すべての民が平等ならば、階級社会は破壊するわ。」
「法律上は全員平等だが、どのような社会にも階級社会は存在する。」
「じゃ~、イザベラちゃんが覇者となってもよいと?」
「イザベラ殿が絶対統治者になるなら、平等な社会を築き切れると思う。」
「タローは統治者になりたくないの?」
「俺の理想として鎮守聖国のおいては、君臨すれども統治せずかな?」
「意味不明だが、その心は?」
「俺には、恵まれた行政官たちがいるから。彼ら以上の政治など俺には無理だ。」
「で、イザベラちゃんの行動を、、、承認すると?」
「出来る限り、応援したい。」
「なら、じわりじわりの紛争事で長引くより、一気に進めさせたほうが良いと思う。」
「大会戦では一気に多くの犠牲者が出るが?」
「消耗戦でも数が多いと、もっと多数の犠牲者がでるわ。」
「じわりじわりの紛争事が十回続いたら、大会戦での決着がつく三割の犠牲者より、もっと多くの犠牲者が出ると?」
「そうです。そのための武器は持っているのでしょう。」
「あるが、大量殺人兵器だ。」
「敵の三割を消し去れば、それで終わるわ。」
鹿島は確かにサニーの言いたいことは理解したが、ほかの惑星よりかなり住民の少ない三分の二が砂漠であるこの惑星では、大量虐殺兵器への移行はできるだけ遅くしたいと思っていた。
鹿島は二十四時間稼働中であろうZ-999号を呼び出し、
「Z-999号、火薬の製造は可能か?」
「どのような火薬であろうと製造できます、が、この惑星には極端に化石燃料やエネルギー資源が少ないので、代替えとして魔石を使っても程度の爆発威力は可能です。」
「城壁破壊可能な兵器の製造は可能か?」
「レールガン式であるならば、大量の製造は可能です。」
「レールガン式だと、持ち運びは可能か?」
「同じ威力の大筒や大砲よりも、かなり軽量ですし、爆裂魔石を打ち出す際の反動は全くありません。」
「では明日、イザベラ殿に武器の提示をしてくれ。」
「その際は、使用方法も教えますか?」
「頼む。」
と言って、化石燃料やエネルギー資源が少ないこの惑星の原因、生い立ちに興味を持ったが、今は眠ることにした。
ヒカリ王女は七人の精霊たちとの憑依を繰り返していた。
ヒカリ王女に取ってすべての意識支配は自分中心であり、鹿島の子種半分を七人の精霊たちに分け与えることを互いに同意していた。
「全てを制覇し、それを、、、タロー様の子供に引き継がせる。チンジュ女神様お力を与えください。」
と言って、片膝を着いて両手を合わせた。
イザベラ女王はこれまでの弱小自国家であったがために、周りの国々からの搾取に耐えていたが、今や武器も兵力においても、周りの国々をも上回っている最強国家であると自負していた。
イザベラ女王は鹿島の思考を薄っすら乍らも気づいた感じでは、彼にはすべての周りの国々を統一し、永久平和を望む考えがないことにいら立っていた。
「国々が感情そのまま闊歩している間は、決して平和はあり得ない。私なら成せる。」
従姉妹であるヒカリ王女にはオハラ王国以上の領地統治は不可能であり、ましてや領地拡大など微塵もないだろうと思い、シャジャーイ王国への侵略は鹿島の後押しを受けたタイガーに阻止されそうだが、いつか必ずチャンスはあるとの心に秘めて、今は混乱さながらのワンべ王国とツール王国にスリーヤ王国三ヵ国への侵略を思案していた。
「三カ国同時の侵攻か、個別侵攻か?」
との思いで空を見上げると、三つの大きな流れ星が夜空を横切って消えていった。
「天は自ら助くる者を助く。最終地点は、、、キルオシ帝国、、、。」
と三つの大きな流れ星が夜空を並ぶ様に横切ったことで、三ヵ国への同時侵攻を決意し、シャジャーイ王国先の、大河以南の三分の一を治めるキルオシ帝国の名を呟いた。
イザベラ女王が大河以南の覇者を決意した時、鹿島はサニーからの快楽攻めに合い、快楽の夢におぼれていた。
サニーもまた鹿島の快感思考からの念力感情を受け、持って生まれた情動ゆえ愛する者が喜ぶ事で、自らも鹿島の満たされた喜びを受け入れて満足感快楽に陥っていた。
贈り物をした後喜ばれると、その喜びは倍になって返ってくる達成感と満足感心情の様である。
サニーはパトラからの性技奥義伝授である性器代わりののどの締め付けを使い、鹿島を独占出来た事と、尚且つ単独での共有満足感極意をも得た事で、ヒカリ王女もイザベラ女王も踏み込めない男に尽くす娼婦情の快楽奥義伝授により、ヒカリ王女とイザベラ女王に対しては悋気をも消し去る鹿島との共有満足優越感を味わっていた。
サニーはふと鹿島を見つめ、
「タロー、タローは荷車引き者を馬車に乗せ、馬車でふんぞり返っている特権階級者に、荷車を引かせたいの?」
とサニーは鹿島を覗き込んで眉間にしわを寄せた。
「何突然!」
「農奴や奴隷解放の先には、特権階級者の権利をはく奪する感じからよ。」
「俺が、階級社会の破壊者だと?」
「すべての民が平等ならば、階級社会は破壊するわ。」
「法律上は全員平等だが、どのような社会にも階級社会は存在する。」
「じゃ~、イザベラちゃんが覇者となってもよいと?」
「イザベラ殿が絶対統治者になるなら、平等な社会を築き切れると思う。」
「タローは統治者になりたくないの?」
「俺の理想として鎮守聖国のおいては、君臨すれども統治せずかな?」
「意味不明だが、その心は?」
「俺には、恵まれた行政官たちがいるから。彼ら以上の政治など俺には無理だ。」
「で、イザベラちゃんの行動を、、、承認すると?」
「出来る限り、応援したい。」
「なら、じわりじわりの紛争事で長引くより、一気に進めさせたほうが良いと思う。」
「大会戦では一気に多くの犠牲者が出るが?」
「消耗戦でも数が多いと、もっと多数の犠牲者がでるわ。」
「じわりじわりの紛争事が十回続いたら、大会戦での決着がつく三割の犠牲者より、もっと多くの犠牲者が出ると?」
「そうです。そのための武器は持っているのでしょう。」
「あるが、大量殺人兵器だ。」
「敵の三割を消し去れば、それで終わるわ。」
鹿島は確かにサニーの言いたいことは理解したが、ほかの惑星よりかなり住民の少ない三分の二が砂漠であるこの惑星では、大量虐殺兵器への移行はできるだけ遅くしたいと思っていた。
鹿島は二十四時間稼働中であろうZ-999号を呼び出し、
「Z-999号、火薬の製造は可能か?」
「どのような火薬であろうと製造できます、が、この惑星には極端に化石燃料やエネルギー資源が少ないので、代替えとして魔石を使っても程度の爆発威力は可能です。」
「城壁破壊可能な兵器の製造は可能か?」
「レールガン式であるならば、大量の製造は可能です。」
「レールガン式だと、持ち運びは可能か?」
「同じ威力の大筒や大砲よりも、かなり軽量ですし、爆裂魔石を打ち出す際の反動は全くありません。」
「では明日、イザベラ殿に武器の提示をしてくれ。」
「その際は、使用方法も教えますか?」
「頼む。」
と言って、化石燃料やエネルギー資源が少ないこの惑星の原因、生い立ちに興味を持ったが、今は眠ることにした。
ヒカリ王女は七人の精霊たちとの憑依を繰り返していた。
ヒカリ王女に取ってすべての意識支配は自分中心であり、鹿島の子種半分を七人の精霊たちに分け与えることを互いに同意していた。
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