3 / 48
その2 ダイエットと、モッツァレラトマトつけ麺
第3話 空腹との戦い
しおりを挟む
スポーツ系魔法使いであるミュン・イニオンが、毎度のように校舎の三階から降ってきた。しかし、今日は飛距離が伸びていない。
「おっちゃん、今日はラーメンいいや。サラダちょうだい」
「あ、ああ。大変だな」
さっきの身体測定の話を聞いてしまったため、オレは勘ぐってしまう。イカンな。お客さんのプライバシーを盗み聞きしては。
「わかる? そうなんだよ。減量でさ」
お腹を擦りながら、ミュンが苦笑いをした。オレが作ったツナサラダを一瞬で平らげて、また三階に飛んで帰っていく。その背中も、寂しそうだ。
「ミュン先輩、いつになく飛距離が伸びていませんわね」
皿を洗いながら、デボラが空を見上げる。
「おまえにも、わかるか?」
ま、いっか。
「デボラ。忙しくなるから皿洗いよろしく」
「かしこまりましたわ。イクタ」
~*~
「どうしたミュン! まったく気合が入っていないぞ!」
ボクシング部のコーチから、檄が飛ぶ。
「集中しろ! 今は、試合のことだけ考えるんだ!」
コーチが、魔方陣で手にミットを作り出した。
「はいコーチ!」
気合を入れ直して、目の前のミットに食らいつく。
しかしミット打ちも、快音が鳴らない。
コーチに指摘された箇所を、直していく。
やはり、食べないと力が入らない。
体調管理には、人一倍気を遣っていたはずなのに。
ああ、段々とミットがホットケーキに見えてきた。それか、チャーシューか。
ブルンブルン揺れるコーチの胸は、その形と白シャツも相まって「肉まん」と形容される。だが、今は本物に見えてきた。
「なにをしている? ヨダレが出ているぞ!」
「はいコーチ! いただきます!」
コーチの肉まんに、ミュンが飛びつこうとする。
「違う! 今はクリンチのときじゃないぞ!」
顔を抑え込まれ、肉まんにはたどり着けない。
結局、ミュンは調子が直らなかった。
雑念を払うように、サンドバッグに感情を叩き込む。その形すら、ウインナーに見えてきた。もしくは、切る前のチャーシューか。
休憩時間となり、コーチが心配げにミュンへ水を差し出す。
「ミュン、なにがあった? いつものパンチなら、魔法製ミットを叩き潰す勢いじゃないか」
「な、なんでもありませんよ」
ペットボトルの水を、舐めるだけにとどめた。
「ちょっと走ってきます」と、ミュンは部室を飛び出す。
なんとかして、食への欲求を振り払わないと。
しかし、さっきから漂うこの甘い香りはなんだ? どこまでもミュンを誘惑する。
誰かが、ポーションの実験をしているのか。
香りの先を追いかけると、発生源はやはり学食からだった。
~*~
夕刻。
魔法学校でも、この時間になると放課後を迎える。
オレの前に、妙ちくりんなお菓子が並んでいた。
「おい、これはなんだ?」
「見てわかりますでしょ? アフタヌーンティーのセットですわ」
デボラが「渾身の作品ができたから見てくれ」というから、見てみれば。
歪なデザインのケーキに市販のお菓子をぶっ刺し、景観を台無しにしている。これでは、カツサンドも浮かばれない。
「それに、なんだこの匂いは?」
「ハチミツポーションですわ。おいしくて、身体にもいい。実質カロリーゼロですわ」
「先に行っておくぞ、デボラ。そんな魔法は、存在しない」
色々文献を漁ってみたが、やはりカロリーをオフにできる魔法は、誰も開発していなかった。できなかったのが、正しいんだろう。
「にしても、お前さん。なんでこんなところは、ムダに器用なんだよ?」
ただでさえ食べにくいマカロンを、縦に積み重ねるとは。
「魔法使いたるもの、どうしてこんなこともできないのかと」
ダメだ。こいつにとってはこの状態が普通すぎるのだろう。変なところで、常識がない。
「あのなデボラ。マカロンタワーってのは、専用の土台があるんだ。たとえば、こういうやつを」
透明な三角柱型のタワーを、床下収納から取り出す。
「随分と、準備がよろしいんですわね」
「どうってことはない。こいつは、ウェディングケーキ用のスタンドだ」
「まあ、イクタ! ようやくわたくしと結婚を考えてくださったのね!」
「しーまーせん!」
手を叩くデボラを放っておいて、と。
「なんで、そんなものが学食にありますの?」
「前に卒業生が、ここで結婚式を挙げたんだよっ」
平たく言うと、男性教師と生徒がゴールインしたのだ。オレから見ても不順極まりない交際だったが、相手が妊娠したので責任を取ったという。教師をクビにすることを条件に、生徒の退学は免れた。
「ロマンチックですわ」
「オレからしたら、職を失うほうがおっかねえ」
「夢がありませんわねぇ、イクタは」
いらねえよ。生徒とイチャつく夢なんて。
「で、これはマカロンタワーの土台にするんだよ。こうやって」
一部だけに、マカロンを壁に寝かせながら積み上げていく。
「なるほど。二人の共同作業ですわね」
「言ってろよ」
「ふんふんふーん」
デボラも一緒にマカロン積みをする。しかし……。
「ひっ!」
急に、デボラの声がひきつる。
「どうしたデボラ?」
「あれですわ!」
デボラが、窓壁を指差す。
一連の作業をじーっと見つめている少女がいた。
「おいデボラ、……あれ、ミュンじゃねえか!」
「ホントですわ! でも随分とやつれて」
二人で、ミュンの様子をうかがう。
ミュンは、学食の窓壁をズルズルと沈んでいった。とうとう、床に寝そべる。
「おい大丈夫か!?」
「ミュン先輩!」
オレとデボラで、医務室までミュンを運んだ。
「おっちゃん、今日はラーメンいいや。サラダちょうだい」
「あ、ああ。大変だな」
さっきの身体測定の話を聞いてしまったため、オレは勘ぐってしまう。イカンな。お客さんのプライバシーを盗み聞きしては。
「わかる? そうなんだよ。減量でさ」
お腹を擦りながら、ミュンが苦笑いをした。オレが作ったツナサラダを一瞬で平らげて、また三階に飛んで帰っていく。その背中も、寂しそうだ。
「ミュン先輩、いつになく飛距離が伸びていませんわね」
皿を洗いながら、デボラが空を見上げる。
「おまえにも、わかるか?」
ま、いっか。
「デボラ。忙しくなるから皿洗いよろしく」
「かしこまりましたわ。イクタ」
~*~
「どうしたミュン! まったく気合が入っていないぞ!」
ボクシング部のコーチから、檄が飛ぶ。
「集中しろ! 今は、試合のことだけ考えるんだ!」
コーチが、魔方陣で手にミットを作り出した。
「はいコーチ!」
気合を入れ直して、目の前のミットに食らいつく。
しかしミット打ちも、快音が鳴らない。
コーチに指摘された箇所を、直していく。
やはり、食べないと力が入らない。
体調管理には、人一倍気を遣っていたはずなのに。
ああ、段々とミットがホットケーキに見えてきた。それか、チャーシューか。
ブルンブルン揺れるコーチの胸は、その形と白シャツも相まって「肉まん」と形容される。だが、今は本物に見えてきた。
「なにをしている? ヨダレが出ているぞ!」
「はいコーチ! いただきます!」
コーチの肉まんに、ミュンが飛びつこうとする。
「違う! 今はクリンチのときじゃないぞ!」
顔を抑え込まれ、肉まんにはたどり着けない。
結局、ミュンは調子が直らなかった。
雑念を払うように、サンドバッグに感情を叩き込む。その形すら、ウインナーに見えてきた。もしくは、切る前のチャーシューか。
休憩時間となり、コーチが心配げにミュンへ水を差し出す。
「ミュン、なにがあった? いつものパンチなら、魔法製ミットを叩き潰す勢いじゃないか」
「な、なんでもありませんよ」
ペットボトルの水を、舐めるだけにとどめた。
「ちょっと走ってきます」と、ミュンは部室を飛び出す。
なんとかして、食への欲求を振り払わないと。
しかし、さっきから漂うこの甘い香りはなんだ? どこまでもミュンを誘惑する。
誰かが、ポーションの実験をしているのか。
香りの先を追いかけると、発生源はやはり学食からだった。
~*~
夕刻。
魔法学校でも、この時間になると放課後を迎える。
オレの前に、妙ちくりんなお菓子が並んでいた。
「おい、これはなんだ?」
「見てわかりますでしょ? アフタヌーンティーのセットですわ」
デボラが「渾身の作品ができたから見てくれ」というから、見てみれば。
歪なデザインのケーキに市販のお菓子をぶっ刺し、景観を台無しにしている。これでは、カツサンドも浮かばれない。
「それに、なんだこの匂いは?」
「ハチミツポーションですわ。おいしくて、身体にもいい。実質カロリーゼロですわ」
「先に行っておくぞ、デボラ。そんな魔法は、存在しない」
色々文献を漁ってみたが、やはりカロリーをオフにできる魔法は、誰も開発していなかった。できなかったのが、正しいんだろう。
「にしても、お前さん。なんでこんなところは、ムダに器用なんだよ?」
ただでさえ食べにくいマカロンを、縦に積み重ねるとは。
「魔法使いたるもの、どうしてこんなこともできないのかと」
ダメだ。こいつにとってはこの状態が普通すぎるのだろう。変なところで、常識がない。
「あのなデボラ。マカロンタワーってのは、専用の土台があるんだ。たとえば、こういうやつを」
透明な三角柱型のタワーを、床下収納から取り出す。
「随分と、準備がよろしいんですわね」
「どうってことはない。こいつは、ウェディングケーキ用のスタンドだ」
「まあ、イクタ! ようやくわたくしと結婚を考えてくださったのね!」
「しーまーせん!」
手を叩くデボラを放っておいて、と。
「なんで、そんなものが学食にありますの?」
「前に卒業生が、ここで結婚式を挙げたんだよっ」
平たく言うと、男性教師と生徒がゴールインしたのだ。オレから見ても不順極まりない交際だったが、相手が妊娠したので責任を取ったという。教師をクビにすることを条件に、生徒の退学は免れた。
「ロマンチックですわ」
「オレからしたら、職を失うほうがおっかねえ」
「夢がありませんわねぇ、イクタは」
いらねえよ。生徒とイチャつく夢なんて。
「で、これはマカロンタワーの土台にするんだよ。こうやって」
一部だけに、マカロンを壁に寝かせながら積み上げていく。
「なるほど。二人の共同作業ですわね」
「言ってろよ」
「ふんふんふーん」
デボラも一緒にマカロン積みをする。しかし……。
「ひっ!」
急に、デボラの声がひきつる。
「どうしたデボラ?」
「あれですわ!」
デボラが、窓壁を指差す。
一連の作業をじーっと見つめている少女がいた。
「おいデボラ、……あれ、ミュンじゃねえか!」
「ホントですわ! でも随分とやつれて」
二人で、ミュンの様子をうかがう。
ミュンは、学食の窓壁をズルズルと沈んでいった。とうとう、床に寝そべる。
「おい大丈夫か!?」
「ミュン先輩!」
オレとデボラで、医務室までミュンを運んだ。
1
お気に入りに追加
547
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
家族全員異世界へ転移したが、その世界で父(魔王)母(勇者)だった…らしい~妹は聖女クラスの魔力持ち!?俺はどうなんですかね?遠い目~
厘/りん
ファンタジー
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられない!
☆第4回次世代ファンタジーカップ
142位でした。ありがとう御座いました。
★Nolaノベルさん•なろうさんに編集して掲載中。
伝説の魔術師の弟子になれたけど、収納魔法だけで満足です
カタナヅキ
ファンタジー
※弟子「究極魔法とかいいので収納魔法だけ教えて」師匠「Σ(゚Д゚)エー」
数十年前に異世界から召喚された人間が存在した。その人間は世界中のあらゆる魔法を習得し、伝説の魔術師と謳われた。だが、彼は全ての魔法を覚えた途端に人々の前から姿を消す。
ある日に一人の少年が山奥に暮らす老人の元に尋ねた。この老人こそが伝説の魔術師その人であり、少年は彼に弟子入りを志願する。老人は寿命を終える前に自分が覚えた魔法を少年に託し、伝説の魔術師の称号を彼に受け継いでほしいと思った。
「よし、収納魔法はちゃんと覚えたな?では、次の魔法を……」
「あ、そういうのいいんで」
「えっ!?」
異空間に物体を取り込む「収納魔法」を覚えると、魔術師の弟子は師の元から離れて旅立つ――
――後にこの少年は「収納魔導士」なる渾名を付けられることになる。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
婚約破棄されて異世界トリップしたけど猫に囲まれてスローライフ満喫しています
葉柚
ファンタジー
婚約者の二股により婚約破棄をされた33才の真由は、突如異世界に飛ばされた。
そこはど田舎だった。
住む家と土地と可愛い3匹の猫をもらった真由は、猫たちに囲まれてストレスフリーなスローライフ生活を送る日常を送ることになった。
レコンティーニ王国は猫に優しい国です。
小説家になろう様にも掲載してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる