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1-完 闇の授業参観! 幼女魔王 対 豊満魔王
第87話 コロシアム
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ボクたちが降り立った場所は、コロシアムのような場所である。
巨大生物が暴れても十分広い空間で、セイさんと向かい合う。
中央の客席には、ロイリさんと人間大になった亜神が座っている。
観客席に、見慣れた顔ぶれがあった。
「むむ、奇っ怪な場所である。我々のマナを封じつつ、戦闘フィールド内のマナは解放しているとは」
「ゼーゼマン!」
なんと、ヒゲエルフのゼーゼマンがボクたち側の客席にいた。
「それにあの場を支配するおなごは、H、やIカップとな!」
連れてきて良かったんだろうか。
「弁当を用意するように依頼されたんだが、こういうことだったのか」
「がんばってー、二人ともーっ!」
エィハス、オンコも客席に座っている。
それだけではない。冒険者三人の他に、特別ゲストが。
「あれっ、起きたの、マミ?」
チサちゃんは、心配していた友人を、席に見つけた。
「ママがね、見に来てねって」
マミちゃんとケイスさんが、最前線でお菓子をバリバリ食べている。
他にギャラリーは、お城のメイドさんくらいか。
セイさんのいうとおり、無事だったみたい。
「大毅様、お気を付けて。ただならぬ気配を感じます」
「はい。応援ありがとうございます、ケイスさん」
見知った人々が側にいるだけで、ここまで力が湧いてくるのか。
「サービス良すぎではないですか、ロイリさん?」
「誰も応援してくれなくて、力が発揮できなかったでは、つまらないですから」
なにより、とロイリさんが続ける。
「これはセイたっての希望なのです。チサ様と全力で戦いたいという」
そう紹介されたセイさんは、ウォーミングアップすらせずにボクたちに視線を向けていた。
「よろしいでしょうか、チサ様」
「いつでもいい。セイ。本当は、戦いたくないけど」
「ですが、いつかは立ち向かわねばならない存在」
二人が盛り上がっている中、ボクは手をあげる。
「ちょっとすいません。負けたら、どうなるんです?」
敗北したら即消滅なら、なんとしてでも食い止めないと。
かといって、セイさんを消すわけにもいかず。
「ご安心ください。負けたら、一体のモンスターからやり直しですから」
そっか、セイさんがその代表的なケースなんだ。
「わたくしもL・Oの一人なのです。といっても、わたくしとあなた方の戦力は五分五分でしょう」
意外な返答が、セイさん自ら語られた。
「どうしてです? マミちゃんをあっさり撃破したじゃないですか」
歴戦の魔王を軽く蹴散らしておいて、謙遜は通用しない。
「あれは不意打ちに過ぎません。マミ様が完全リラックス状態だったからこそ、うまくいったのです。まともに戦えば、こちらが負けていたかと」
セイさんにそこまで言わせるか、マミちゃん。
巨大生物が暴れても十分広い空間で、セイさんと向かい合う。
中央の客席には、ロイリさんと人間大になった亜神が座っている。
観客席に、見慣れた顔ぶれがあった。
「むむ、奇っ怪な場所である。我々のマナを封じつつ、戦闘フィールド内のマナは解放しているとは」
「ゼーゼマン!」
なんと、ヒゲエルフのゼーゼマンがボクたち側の客席にいた。
「それにあの場を支配するおなごは、H、やIカップとな!」
連れてきて良かったんだろうか。
「弁当を用意するように依頼されたんだが、こういうことだったのか」
「がんばってー、二人ともーっ!」
エィハス、オンコも客席に座っている。
それだけではない。冒険者三人の他に、特別ゲストが。
「あれっ、起きたの、マミ?」
チサちゃんは、心配していた友人を、席に見つけた。
「ママがね、見に来てねって」
マミちゃんとケイスさんが、最前線でお菓子をバリバリ食べている。
他にギャラリーは、お城のメイドさんくらいか。
セイさんのいうとおり、無事だったみたい。
「大毅様、お気を付けて。ただならぬ気配を感じます」
「はい。応援ありがとうございます、ケイスさん」
見知った人々が側にいるだけで、ここまで力が湧いてくるのか。
「サービス良すぎではないですか、ロイリさん?」
「誰も応援してくれなくて、力が発揮できなかったでは、つまらないですから」
なにより、とロイリさんが続ける。
「これはセイたっての希望なのです。チサ様と全力で戦いたいという」
そう紹介されたセイさんは、ウォーミングアップすらせずにボクたちに視線を向けていた。
「よろしいでしょうか、チサ様」
「いつでもいい。セイ。本当は、戦いたくないけど」
「ですが、いつかは立ち向かわねばならない存在」
二人が盛り上がっている中、ボクは手をあげる。
「ちょっとすいません。負けたら、どうなるんです?」
敗北したら即消滅なら、なんとしてでも食い止めないと。
かといって、セイさんを消すわけにもいかず。
「ご安心ください。負けたら、一体のモンスターからやり直しですから」
そっか、セイさんがその代表的なケースなんだ。
「わたくしもL・Oの一人なのです。といっても、わたくしとあなた方の戦力は五分五分でしょう」
意外な返答が、セイさん自ら語られた。
「どうしてです? マミちゃんをあっさり撃破したじゃないですか」
歴戦の魔王を軽く蹴散らしておいて、謙遜は通用しない。
「あれは不意打ちに過ぎません。マミ様が完全リラックス状態だったからこそ、うまくいったのです。まともに戦えば、こちらが負けていたかと」
セイさんにそこまで言わせるか、マミちゃん。
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