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3章
短い時間
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服が思ってたより汚れたから全裸にして寝かしていたところに、タイミング悪く、モモ達に突撃をされたらしい。ごめんね、サイラ君とやら。
イールもモモが一緒で終始ご機嫌だ。リリアちゃんにはシャーと警戒もぜず思った以上に馴染んでいるようでよかった。
「畑って思った以上に普通なんですね。それに妖精。ピクシー族にはそんな効果があったんですね」
「普通っていうか、この土地自体が神様の管理だしな、特別なとこなんだよ。妖精は見つけてくれたら教えて欲しいけど、下手な人間には喋るなよ」
サイラ君とやらは、翌日から俺にべったりとくっついて畑仕事に勤しんでいる。
女子組には動物のお世話をお願いして、モモ達と合流後に桃の収穫をする。
「これが桃、私の名前の由来」
「綺麗な果実だろ? 味も気に入るといいな」
「これが果物なんですか? 香りが凄く甘いですね」
サイラ君とやらはいちいち、色々なものに興味を持つな。研究熱心というべきな。
「サイラ君、ここにいる間くらい、少しは研究のことは忘れたら? お父さんが言うように参考にならないと思うよ」
「そうですか……」
非常に残念そうではある。モモとの距離が近かったので間に無理くり割って入ってやると、姉さんに頭を叩かれてしまった。
それを見て遊んでると勘違いしたのか、イールも間に割って入って、モモとサイラ君に手を繋いでもらっている。
「モモちゃんとサイラ君、なんだか夫婦みたいです」
リリアちゃんがそんなことを呟いた後に俺と目が合うと逃げて行ってしまった。
「にゃーん」
「わかってはいるんですけどね。モモはしっかりしてるし、そのモモが友人と言うのであれば悪い人間ではないんでしょうけど」
家に戻ってから熟した杏と採れたての桃を出す。
切っている途中から、桃の水々しさに驚いたが、口に入れた瞬間にジュースでも飲んでるかのような果汁が溢れてくる。
「美味しい!」
モモも興奮気味に桃も杏もペロリと平らげてしまった。
サイラ君やリリアちゃんも気に入ってくれたようで、収穫した桃のほとんどがなくなってしまった。また10日後には収穫できるからいいけどさ。
おやつを食べた後にはまったりとした時間が流れて、扇風機を回しながら縁側やリビングでゴロゴロしている。いい若いもんがこんなんでいいのかね。
「なんだが時間の流れゆっくりで贅沢な感じです」
「リリアちゃんはわかってるね。しかも畳っていいでしょ? パーティーとか行きたくなーい」
「たまらないですー。でもパーティーには行かないとですよ!」
「ルークにも会えるしねー」
「そ、それだけが理由ではないです!」
「それだけはね。理由の一つには違いないんだよねぇ」
モモとリリアちゃんが戯れている間、縁側ではサイラ君の膝の上でイールが寝息を立てている。モモだけではなくイールまで誑かすつもりなのか、この野郎は。
「ほれ、麦茶だ」
「ありがとうございます。いいとこですね、どこの村もこんな雰囲気だったらいいのに」
「外の世界は知らんが、殺伐としてるんだろう」
「そんな感じです。モモさんのお父さんで森の賢者様ってどんな方かなって思ってたんですけど、思った以上に普通の方というか」
「嫌味か?」
「ち、違います! 良い意味でですよ!」
モモが凄い子だし、そんなモモを見ていれば俺のような普通の人間では拍子抜けだろうな。
あっちは女子で楽しんでいるので、サイラ君とは学校でのモモの様子や、研究している畑や薬草の話なんか聞いたりした。
モモのことも熱心に話してくれる感じ、やっぱり惚れてはいるんだろうか。ただモモの話以上に畑や薬草の話を熱心にしてくるので、なんだろうか憎めない奴って感じはする。
なんだかんだで現地の野菜を今度きた時には持ってきてくれるような約束もしてしまい、また来るような流れになってしまった。天然なのか、強かなのか、外堀を埋めようとしているのか、見かけによらずアグレッシブなことだ。
モモ達がいるおかげで果樹園の収穫を含めてだいぶ楽をできたが、10日経過して2度目の果樹園の収穫が終わる頃には、ソード家で開催されるパーティーに参加するために移動を開始することになる。
イールがぐずるかと思ったが状況としては逆になった。
「イールちゃん、離れたくない」
「私も行きたくなんてないよー」
モモとリリアちゃんが、イールに抱きついて離れない。何故かイールが2人の頭を撫でる形になっている。
「もーねもりーねもまたね」
可愛らしいイールに乾杯。リリアちゃんはまたあの森を歩かなければならないのかとゲンナリしている。
そんな2人を見送る。ん? 2人?
「おい、サイラはなんで俺側にいるんだよ。はよ行け」
「まだ野菜とか全部の種類見てないじゃないですか! 料理だって研究したいし、守りの木を使った薬草の研究も途中なんですよぉ!」
よぉじゃないんだよ。すっかりモモのことを忘れて、畑仕事になじみやがってからに。
「サイラ君は何してるの。いくよ」
「ああ、モモさん、あと4年だけぇー!」
あった当初こそ銀髪のそこそこ顔がいい、女たらしかと思ったら、存外ダメ人間ではあったな。
今年は短い期間ではあったけど、来年はもう少しゆっくりできるといいね。
考えてみればモモも再来年には卒業なんだ。卒業後の進路とかどうするのだろうか? モモくらい有能なのであればどんな仕事だってできるだろう。
子供時代が終われはモモはこれから一生というような長い寿命を生きていくことになるなんだってできるか。
大福が付き添い、3人の姿が森に消えていく。
手持ち無沙汰になったので、イールの頭を撫でて、抱き上げる。
「今日のお昼は何食べたい?」
「らーめん!」
「野菜いっぱいの味噌ラーメンにしようか」
イールは肉じゃないのかと渋い顔をしていた。
イールもモモが一緒で終始ご機嫌だ。リリアちゃんにはシャーと警戒もぜず思った以上に馴染んでいるようでよかった。
「畑って思った以上に普通なんですね。それに妖精。ピクシー族にはそんな効果があったんですね」
「普通っていうか、この土地自体が神様の管理だしな、特別なとこなんだよ。妖精は見つけてくれたら教えて欲しいけど、下手な人間には喋るなよ」
サイラ君とやらは、翌日から俺にべったりとくっついて畑仕事に勤しんでいる。
女子組には動物のお世話をお願いして、モモ達と合流後に桃の収穫をする。
「これが桃、私の名前の由来」
「綺麗な果実だろ? 味も気に入るといいな」
「これが果物なんですか? 香りが凄く甘いですね」
サイラ君とやらはいちいち、色々なものに興味を持つな。研究熱心というべきな。
「サイラ君、ここにいる間くらい、少しは研究のことは忘れたら? お父さんが言うように参考にならないと思うよ」
「そうですか……」
非常に残念そうではある。モモとの距離が近かったので間に無理くり割って入ってやると、姉さんに頭を叩かれてしまった。
それを見て遊んでると勘違いしたのか、イールも間に割って入って、モモとサイラ君に手を繋いでもらっている。
「モモちゃんとサイラ君、なんだか夫婦みたいです」
リリアちゃんがそんなことを呟いた後に俺と目が合うと逃げて行ってしまった。
「にゃーん」
「わかってはいるんですけどね。モモはしっかりしてるし、そのモモが友人と言うのであれば悪い人間ではないんでしょうけど」
家に戻ってから熟した杏と採れたての桃を出す。
切っている途中から、桃の水々しさに驚いたが、口に入れた瞬間にジュースでも飲んでるかのような果汁が溢れてくる。
「美味しい!」
モモも興奮気味に桃も杏もペロリと平らげてしまった。
サイラ君やリリアちゃんも気に入ってくれたようで、収穫した桃のほとんどがなくなってしまった。また10日後には収穫できるからいいけどさ。
おやつを食べた後にはまったりとした時間が流れて、扇風機を回しながら縁側やリビングでゴロゴロしている。いい若いもんがこんなんでいいのかね。
「なんだが時間の流れゆっくりで贅沢な感じです」
「リリアちゃんはわかってるね。しかも畳っていいでしょ? パーティーとか行きたくなーい」
「たまらないですー。でもパーティーには行かないとですよ!」
「ルークにも会えるしねー」
「そ、それだけが理由ではないです!」
「それだけはね。理由の一つには違いないんだよねぇ」
モモとリリアちゃんが戯れている間、縁側ではサイラ君の膝の上でイールが寝息を立てている。モモだけではなくイールまで誑かすつもりなのか、この野郎は。
「ほれ、麦茶だ」
「ありがとうございます。いいとこですね、どこの村もこんな雰囲気だったらいいのに」
「外の世界は知らんが、殺伐としてるんだろう」
「そんな感じです。モモさんのお父さんで森の賢者様ってどんな方かなって思ってたんですけど、思った以上に普通の方というか」
「嫌味か?」
「ち、違います! 良い意味でですよ!」
モモが凄い子だし、そんなモモを見ていれば俺のような普通の人間では拍子抜けだろうな。
あっちは女子で楽しんでいるので、サイラ君とは学校でのモモの様子や、研究している畑や薬草の話なんか聞いたりした。
モモのことも熱心に話してくれる感じ、やっぱり惚れてはいるんだろうか。ただモモの話以上に畑や薬草の話を熱心にしてくるので、なんだろうか憎めない奴って感じはする。
なんだかんだで現地の野菜を今度きた時には持ってきてくれるような約束もしてしまい、また来るような流れになってしまった。天然なのか、強かなのか、外堀を埋めようとしているのか、見かけによらずアグレッシブなことだ。
モモ達がいるおかげで果樹園の収穫を含めてだいぶ楽をできたが、10日経過して2度目の果樹園の収穫が終わる頃には、ソード家で開催されるパーティーに参加するために移動を開始することになる。
イールがぐずるかと思ったが状況としては逆になった。
「イールちゃん、離れたくない」
「私も行きたくなんてないよー」
モモとリリアちゃんが、イールに抱きついて離れない。何故かイールが2人の頭を撫でる形になっている。
「もーねもりーねもまたね」
可愛らしいイールに乾杯。リリアちゃんはまたあの森を歩かなければならないのかとゲンナリしている。
そんな2人を見送る。ん? 2人?
「おい、サイラはなんで俺側にいるんだよ。はよ行け」
「まだ野菜とか全部の種類見てないじゃないですか! 料理だって研究したいし、守りの木を使った薬草の研究も途中なんですよぉ!」
よぉじゃないんだよ。すっかりモモのことを忘れて、畑仕事になじみやがってからに。
「サイラ君は何してるの。いくよ」
「ああ、モモさん、あと4年だけぇー!」
あった当初こそ銀髪のそこそこ顔がいい、女たらしかと思ったら、存外ダメ人間ではあったな。
今年は短い期間ではあったけど、来年はもう少しゆっくりできるといいね。
考えてみればモモも再来年には卒業なんだ。卒業後の進路とかどうするのだろうか? モモくらい有能なのであればどんな仕事だってできるだろう。
子供時代が終われはモモはこれから一生というような長い寿命を生きていくことになるなんだってできるか。
大福が付き添い、3人の姿が森に消えていく。
手持ち無沙汰になったので、イールの頭を撫でて、抱き上げる。
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◇
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