65 / 180
2章
廃嫡
しおりを挟む
「なんでこんな勉強しなきゃいけないのよ」
「いいですか、計算ができなければ家臣の人が不正をしていも気がつきませんし、店で会計をするときだって困りますよ」
「だったら別の家臣に任せればいいわ」
「任せるに値する人が誰もいなかったらどうするんですか? それで店の人が悪意を持っていたら?」
「私を騙すような家臣や店主がいれば、死刑にすればいいのよ」
「そもそも騙されたことにも、計算ができければ気がつかないじゃないですか……」
エリゼちゃんが反論ができずぐぬぬとしている。
格闘や剣術については、俺は詳しくはないけど、姉さん曰く互角以上に渡り合っていて優秀という話だ。
学校に数人はいるよね。落ち着きがなくて、体育が5でそれ以外が1の元気な子。エリゼちゃんはそんなタイプの人間なのかそう育てられたのか。
2人がリビングで勉強しているのを横目に縁側で、木をカリカリと掘っている。
最近は素材の自動化も進んでおり、畑仕事や動物の世話くらいであれば午後が比較的に暇になってしまうので、釣りをしたり、大福と散歩をしたりしても時間を持て余すので、仏像? を作っている。
少しくらいはサイゼ様にも感謝してあげてもいいので、サイゼ様をモデルの像を作っているのだ。
最初から大きいのは無理なので、小さい物からコツコツと始めている。
「ぴー!」
「ぴーちゃん、どうした?」
横にいたぴーちゃんが、畑の方に飛んで行ってしまった。
火の鶏が帰ってきたのかな? サンダルを履いて、縁側から畑へとそのまま移動すると、畑でガサゴソとしている人物がいた。
「これは良い西瓜だなぁ」
「畑泥棒ですよ、さくらさん」
「ぬお! ちょっと西瓜を愛でていただけだ!」
「まったくもう。お久しぶりです」
「久しいな。少し老けたな」
「これでもまだ、22なんで大人っぽくなったと言ってください」
一緒に帰宅していた、火の鶏はぴーちゃんと自宅に戻るということだったので、さくらさんを伴って、自分の家へと戻る。
「家が広くなったな」
「金策頑張りましたからねー」
玄関で靴を脱いでいると、リビングからモモが顔出す。
「お久しぶりです。さくら様」
「久しいな。身長が随分と伸びたな」
さくらさんに頭を撫でられるとえへへ、と少しモモが照れている。久しぶりに会ったおばあちゃんと孫って感じだけど、絵面的にはお姉さんと妹だな。
その様子を恐る恐る、エリゼちゃんが覗き込んでいる。さくらさんのことはなんと説明したものかな。
「君が噂のソード辺境伯の娘か」
「お初にお目に掛かります」
エリゼちゃんが淑女にワンピースのスカートを軽く摘んで持ち上げ、優雅な挨拶をする。
さくらさんを知っているのか? さくらさんが来たの、察知してモモが説明してくれたのかな。教養がないエリゼちゃんでも知っているとは、さくら伝説恐るべし。
「思ったよりも良い子そうじゃないか」
「ありがとうございます。物語で聞き及んだ、さくら様と会えたのはとても嬉しいです」
本当にエリゼちゃんなんだろうか、さくらさんがエリゼちゃんのことも頭を軽くな出ると、図々しく居間に入りくつろぎ始める。ここはあんたの実家じゃないんだぞ。
「西瓜を頼む」
「少しすれば夕食なんですけど」
「大丈夫だ! 晩飯もちゃんと食べる。ハンバーグがいい!」
「はいはい。モモ、悪いけど勉強の続きは俺の部屋でやってもらってもいいか?」
「はい。お手伝いはしなくてもいい?」
「大丈夫だよ」
さくらさんと話したそうにする、エリゼちゃんを引きずってモモが、移動してくれる。
エリゼちゃんとモモの間にはまだ壁があるようで、モモの部屋だけには頑なに入れようとしない。自分のパーソナルスペースには簡単に入れたくないという思春期特有の問題だろうか。
さて、今日の寝る時の部屋割りはどうするか。さくらさんならテントでもいいだろうが、夜には話したいこともあるし、酒も飲みそうだがらリビングは使用するしなぁ。
手早く西瓜を切って、リビングに持っていくと、寝転ぶさくらさんの上に大福が寝転び、その上には姉さんが寝転んでいる。なんて羨ましい状態なんだろうか。
「西瓜持ってきましたよ」
「大福ー、杏殿ー、退いてくれー」
食べれそうな気配がないので、先に西瓜をいただく。うん、美味いな。
シャクシャクとした音に気がついたのか、姉さんがまずは離れて、姉さんが離れたことに気がついた大福が西瓜をおねだりしてくる。いっそのこと全部切ってしまうか。
「モモー、西瓜切ったから取りにおいでー」
「はーい!」
モモに西瓜を渡して、リビングに戻れば姉さんと大福が食べる西瓜を羨ましそうにさくらさんが近距離で眺めていた。
姉さんは意に返してないが、大福は少し食べずらそうだ。
「さくらさん、取り上げたりしないでくださいよ。ちゃんとそれぞれに用意しているんですから」
「わかってる! 早く西瓜をくれ!」
これこれと、さくらさんが西瓜にかぶり付く。美味しそうに食べるなぁ。
3人で3分の2は食べたはずだが、全員物足りなそうな顔をしている。
「夜ご飯の前だから、追加はダメですからね」
「にゃーん」
「早く夜ご飯食べても、深夜に夜食を食べたいとか言い出すでしょうに」
「今日は良いワインも持ってきたのだ。晩飯は早めにして、子供どもも寝かしつけて3人で楽しもうではないか」
大福は酒飲まないし、モモと一緒のタイミングで寝ちゃうからな。3人というのは姉さんも含まれているのだろう。
「にゃーん」
「わかりました。少し早めに用意しますけど、調査結果出てるんですか?」
「当然! あの娘な、死亡扱いで廃嫡になっていたぞ」
なんかとんでもないことを言い出したぞ。
「いいですか、計算ができなければ家臣の人が不正をしていも気がつきませんし、店で会計をするときだって困りますよ」
「だったら別の家臣に任せればいいわ」
「任せるに値する人が誰もいなかったらどうするんですか? それで店の人が悪意を持っていたら?」
「私を騙すような家臣や店主がいれば、死刑にすればいいのよ」
「そもそも騙されたことにも、計算ができければ気がつかないじゃないですか……」
エリゼちゃんが反論ができずぐぬぬとしている。
格闘や剣術については、俺は詳しくはないけど、姉さん曰く互角以上に渡り合っていて優秀という話だ。
学校に数人はいるよね。落ち着きがなくて、体育が5でそれ以外が1の元気な子。エリゼちゃんはそんなタイプの人間なのかそう育てられたのか。
2人がリビングで勉強しているのを横目に縁側で、木をカリカリと掘っている。
最近は素材の自動化も進んでおり、畑仕事や動物の世話くらいであれば午後が比較的に暇になってしまうので、釣りをしたり、大福と散歩をしたりしても時間を持て余すので、仏像? を作っている。
少しくらいはサイゼ様にも感謝してあげてもいいので、サイゼ様をモデルの像を作っているのだ。
最初から大きいのは無理なので、小さい物からコツコツと始めている。
「ぴー!」
「ぴーちゃん、どうした?」
横にいたぴーちゃんが、畑の方に飛んで行ってしまった。
火の鶏が帰ってきたのかな? サンダルを履いて、縁側から畑へとそのまま移動すると、畑でガサゴソとしている人物がいた。
「これは良い西瓜だなぁ」
「畑泥棒ですよ、さくらさん」
「ぬお! ちょっと西瓜を愛でていただけだ!」
「まったくもう。お久しぶりです」
「久しいな。少し老けたな」
「これでもまだ、22なんで大人っぽくなったと言ってください」
一緒に帰宅していた、火の鶏はぴーちゃんと自宅に戻るということだったので、さくらさんを伴って、自分の家へと戻る。
「家が広くなったな」
「金策頑張りましたからねー」
玄関で靴を脱いでいると、リビングからモモが顔出す。
「お久しぶりです。さくら様」
「久しいな。身長が随分と伸びたな」
さくらさんに頭を撫でられるとえへへ、と少しモモが照れている。久しぶりに会ったおばあちゃんと孫って感じだけど、絵面的にはお姉さんと妹だな。
その様子を恐る恐る、エリゼちゃんが覗き込んでいる。さくらさんのことはなんと説明したものかな。
「君が噂のソード辺境伯の娘か」
「お初にお目に掛かります」
エリゼちゃんが淑女にワンピースのスカートを軽く摘んで持ち上げ、優雅な挨拶をする。
さくらさんを知っているのか? さくらさんが来たの、察知してモモが説明してくれたのかな。教養がないエリゼちゃんでも知っているとは、さくら伝説恐るべし。
「思ったよりも良い子そうじゃないか」
「ありがとうございます。物語で聞き及んだ、さくら様と会えたのはとても嬉しいです」
本当にエリゼちゃんなんだろうか、さくらさんがエリゼちゃんのことも頭を軽くな出ると、図々しく居間に入りくつろぎ始める。ここはあんたの実家じゃないんだぞ。
「西瓜を頼む」
「少しすれば夕食なんですけど」
「大丈夫だ! 晩飯もちゃんと食べる。ハンバーグがいい!」
「はいはい。モモ、悪いけど勉強の続きは俺の部屋でやってもらってもいいか?」
「はい。お手伝いはしなくてもいい?」
「大丈夫だよ」
さくらさんと話したそうにする、エリゼちゃんを引きずってモモが、移動してくれる。
エリゼちゃんとモモの間にはまだ壁があるようで、モモの部屋だけには頑なに入れようとしない。自分のパーソナルスペースには簡単に入れたくないという思春期特有の問題だろうか。
さて、今日の寝る時の部屋割りはどうするか。さくらさんならテントでもいいだろうが、夜には話したいこともあるし、酒も飲みそうだがらリビングは使用するしなぁ。
手早く西瓜を切って、リビングに持っていくと、寝転ぶさくらさんの上に大福が寝転び、その上には姉さんが寝転んでいる。なんて羨ましい状態なんだろうか。
「西瓜持ってきましたよ」
「大福ー、杏殿ー、退いてくれー」
食べれそうな気配がないので、先に西瓜をいただく。うん、美味いな。
シャクシャクとした音に気がついたのか、姉さんがまずは離れて、姉さんが離れたことに気がついた大福が西瓜をおねだりしてくる。いっそのこと全部切ってしまうか。
「モモー、西瓜切ったから取りにおいでー」
「はーい!」
モモに西瓜を渡して、リビングに戻れば姉さんと大福が食べる西瓜を羨ましそうにさくらさんが近距離で眺めていた。
姉さんは意に返してないが、大福は少し食べずらそうだ。
「さくらさん、取り上げたりしないでくださいよ。ちゃんとそれぞれに用意しているんですから」
「わかってる! 早く西瓜をくれ!」
これこれと、さくらさんが西瓜にかぶり付く。美味しそうに食べるなぁ。
3人で3分の2は食べたはずだが、全員物足りなそうな顔をしている。
「夜ご飯の前だから、追加はダメですからね」
「にゃーん」
「早く夜ご飯食べても、深夜に夜食を食べたいとか言い出すでしょうに」
「今日は良いワインも持ってきたのだ。晩飯は早めにして、子供どもも寝かしつけて3人で楽しもうではないか」
大福は酒飲まないし、モモと一緒のタイミングで寝ちゃうからな。3人というのは姉さんも含まれているのだろう。
「にゃーん」
「わかりました。少し早めに用意しますけど、調査結果出てるんですか?」
「当然! あの娘な、死亡扱いで廃嫡になっていたぞ」
なんかとんでもないことを言い出したぞ。
27
お気に入りに追加
1,130
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
俺とシロ
マネキネコ
ファンタジー
【完結済】(全面改稿いたしました)
俺とシロの異世界物語
『大好きなご主人様、最後まで守ってあげたかった』
ゲンが飼っていた犬のシロ。生涯を終えてからはゲンの守護霊の一位(いちい)として彼をずっと傍で見守っていた。そんなある日、ゲンは交通事故に遭い亡くなってしまう。そうして、悔いを残したまま役目を終えてしまったシロ。その無垢(むく)で穢(けが)れのない魂を異世界の女神はそっと見つめていた。『聖獣フェンリル』として申し分のない魂。ぜひ、スカウトしようとシロの魂を自分の世界へ呼び寄せた。そして、女神からフェンリルへと転生するようにお願いされたシロであったが。それならば、転生に応じる条件として元の飼い主であったゲンも一緒に転生させて欲しいと女神に願い出たのだった。この世界でなら、また会える、また共に生きていける。そして、『今度こそは、ぜったい最後まで守り抜くんだ!』 シロは決意を固めるのであった。
シロは大好きなご主人様と一緒に、異世界でどんな活躍をしていくのか?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
俺と幼女とエクスカリバー
鏡紫郎
ファンタジー
憧れた世界で人をやめ、彼女と出会い、そして俺は初めてあたりまえの恋におちた。
見知らぬ少女を助け死んだ俺こと明石徹(アカシトオル)は、中二病をこじらせ意気揚々と異世界転生を果たしたものの、目覚めるとなんと一本の「剣」になっていた。
最初の持ち主に使いものにならないという理由であっさりと捨てられ、途方に暮れる俺の目の前に現れたのは……なんと幼女!?
しかもこの幼女俺を復讐のために使うとか言ってるし、でもでも意思疎通ができるのは彼女だけで……一体この先どうなっちゃうの!?
剣になった少年と無口な幼女の冒険譚、ここに開幕
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ブロック作成スキルで、もふもふスローライフを目指すことにした
うみ
ファンタジー
もふもふ犬と悪魔少女と共に異世界ジャングルでオートキャンプする!
俺こと日野良介は、異世界のジャングルに転移してしまった。道具も何も持たずに放り出された俺だったが、特殊能力ブロック作成でジャングルの中に安心して住める家を作る。
うっかり拾ってしまった現地人の悪魔っ娘、俺と同時に転移してきたと思われるポチ、喋るの大好き食いしん坊カラスと一緒に、少しずつ手探りで、異世界での生活を充実させていく。
サバイバル生活から楽々スローライフを目指す!
衣食住を充実させるのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる