47 / 180
ドラゴン
しおりを挟む
「ど、ドラゴンだああああ! なんで、ここって結界あるんじゃないの? 大福様! 助けて!」
「わん」
「にゃーん」
「え、問題ない? 俺の知ってる人? ドラゴンの知り合いなんていないんでけど」
遠くに見えていたドラゴンがぐんぐん近寄ってきて目の前に降り立つ。2階建ての一軒家くらいの大きさはあり、凄い迫力だ、近くで見ると怖い顔はしているけど鱗が日に反射して綺麗だなぁ。
大福の後ろに隠れていると、ドラゴンから2人、人? が降りてくる。1人は俺がよく知っている人だ。
「ドナルドさん!」
「兄貴」
相変わらず口数の少ない彼とハグをして握手をする。元気そうでよかった。
モモもペコリと頭を下げると、ドナルドさんが元気そうでよかったと頭を撫でてくれる。あとはこのドラゴンとカピバラはドナルドさんの知り合いってことだよな。
「ドナルドさん、こちらの方々は?」
「ハハッ! 彼は少々口下手ですから、自分で挨拶をさせていただいてもよいですかね」
なんだ、ネズミでその笑い方って、この世界から消されたりされませんか? まぁ異世界ですからね。
「僕はクルークよろしくね」
「えっと、悠です。それと娘のモモに姉さんの杏と犬の大福です」
カピバラが1人1人と握手していく。普通に黙ってる分には可愛いけど、この世界にカビバラ種がいるのは驚きなんだけど。
「あたしも挨拶していい?」
「ど、ドラゴンが喋った!」
「ハハッ! 驚かせてすいません、この方は王坂国の竜王様の妹君でして」
ドラゴンが光ったと思えば、あっという間に尻尾が生えた、赤いショートカットの可愛らしい少女が現れた。
「あたしはヒガシ カイラだ!」
王様の妹って偉い立場の子なんだよね? 跪いた方が良かったりする。
「わん」
「聖獣様、お邪魔します」
妹さん含めて全員が大福の前に正座して、頭を垂れている。やっぱり大福って王様以上に偉かったりするのか?
「にゃーん」
この地の主なら堂々としてろって、俺は管理人みたいなもんですけど。
「わん!」
「えっと……ごめんなさい」
妹ちゃんは何を怒られているんだろうか。
「にゃーん」
空から来るのは今回限りで、ちゃんと歩いてきなさいとね。ここにはここの大福のルールがあるのかな。
それにしても、なんでまた王様の妹とか偉そうな人がこんなとこに来たんだろうか?
大福と話が終わったカイラちゃんがてけてけとこっちに近寄ってくる、お目当は俺ではなく後ろに隠れているモモのようだ。俺を挟んで、カイラちゃんが覗き込めば、その逆にモモが隠れてしまう。
「モモ、カイラちゃんは挨拶したんだから、モモも挨拶しなさい」
「えっと、モモです」
「お前がモモか! さくら様に聞いたぞ!」
さくらさんは王坂に寄って行ったのか。
「モモ、カイラちゃんを案内してあげたらどうだ?」
「はい……」
少し緊張しているのかな。同年代の子っぽいし、いいお友達になってくれるかもしれない。
モモは渋々といった様子で、カイラちゃんを連れて牛小屋の方へ向かっていく。
「ハハッ! 子供は無邪気でいいですねー。挨拶が遅れました『武神』殿」
「そんな大仰な存在ではありませんよ。自分は一介の坊主に過ぎません。王坂の四天王と言われるヒラカタ殿に会えるとは感激です」
和やかそうに握手してるけど、なんか意味深な雰囲気。武神とか四天王とかなんなの? ねぇドナルドさん教えてよ。
「兄貴」
いや、頷かれた後に兄貴の一言で理解なんてできないですけど!
「立ち話もなんですから、お茶出しますよ」
縁側に並ぶ、ソーズさんとクルークさんに麦茶を出しながら、俺と姉さん、大福は居間から話を聞くことになる。
今回は色々な人が集まったもんだ。
「それでクルークさんはどんな話をしにここまで来られたんですか?」
「ハハッ! 悠殿から、ガンジュがお預かりした大豆の種ですが無事豊作となりましたので、お礼などをのべるべく僕が来た次第」
「そうなんですか! よかったー、心配してたんですよ」
「クルーク殿、豊作とはどういうことですか?」
ソーズさんがとても驚いている。他の地域や国では作物とか大変なんだもんな。
「ハハッ、落ち着いてください。我々は悠殿から託された作物の種を育ていたんですが、栽培に成功しております。ソーズ殿にその気があるのであれば栽培を含めて国として連携して協力してほしいとは考えています」
「……総選挙ですか。少し考えてもよいでしょうか」
ソーズさんは立ち上がって、腕を組んだままトコトコと歩いて行ってしまった。
「ふふっ、やはり話が早い。武勇だけの方ではないね」
あれ? 必ずハハッっていう訳ではないのね。
「総選挙ってなんなんですか?」
クルークさんが概要を話してくれたが、なんでも3年に1回、ビクドのトップ5を決める神5とかいう行事があるらしく、ソーズさんにはその資格があるらしい。神5ってどっかで聞いたことあるな、神7的なイベントごとなんだろうか。
ガンジュさんの提案で作物については栽培方法など含めて横展開をする予定ではあるが、下手に教えてしまえば作物目当てで戦争になりかねないので、俺達に迷惑がかからないようにということを含めて、慎重に動いているということらしい。
「なんかかえって迷惑かけちゃいましたかね?」
「とんでもないですよ! 悠殿のおかげで光が見えてきましたので、僕もやりがいがありますよ」
「それはよかったです。でもソーズさんはなんであんなに迷ってるんですかね」
「目立つのがそこまで好きな方ではないらしいですから。ビクドと言えば汚い権力争いが多い国ですから嫌気が指してるのもあるでしょうし、あとは自己研鑽に励むのが好きなのではないでしょうか」
ソーズさんから聞く限りでは楽しそうな国だったけど、やっぱり裏の部分でもないけど色々あるんだな。
でもあの人が嘘を言っていたとも思えないし、ソーズさんの見え方としたらいい国なんだろうな。
「ソーズさん以外に話を持っていくのは無しなんですかね?」
「難しいとは思います。我々がパイプを持っていないのもありますが、あそこまで誠実で位の高い僧侶は彼以外にはおりません。総選挙に出ることさえしてくれれば神5には間違いなく入れるでしょうし、彼について来る僧侶も多いでしょう。ソーズ殿が話に乗ってくれないのであれば、竜王様に話を持ち帰って考え直す必要があるかもですね」
なんか政治的なことって大変なんだな。俺が渡した種がきっかけとなると慎重に扱わないといけないかな。
「わん」
「にゃーん」
「え、問題ない? 俺の知ってる人? ドラゴンの知り合いなんていないんでけど」
遠くに見えていたドラゴンがぐんぐん近寄ってきて目の前に降り立つ。2階建ての一軒家くらいの大きさはあり、凄い迫力だ、近くで見ると怖い顔はしているけど鱗が日に反射して綺麗だなぁ。
大福の後ろに隠れていると、ドラゴンから2人、人? が降りてくる。1人は俺がよく知っている人だ。
「ドナルドさん!」
「兄貴」
相変わらず口数の少ない彼とハグをして握手をする。元気そうでよかった。
モモもペコリと頭を下げると、ドナルドさんが元気そうでよかったと頭を撫でてくれる。あとはこのドラゴンとカピバラはドナルドさんの知り合いってことだよな。
「ドナルドさん、こちらの方々は?」
「ハハッ! 彼は少々口下手ですから、自分で挨拶をさせていただいてもよいですかね」
なんだ、ネズミでその笑い方って、この世界から消されたりされませんか? まぁ異世界ですからね。
「僕はクルークよろしくね」
「えっと、悠です。それと娘のモモに姉さんの杏と犬の大福です」
カピバラが1人1人と握手していく。普通に黙ってる分には可愛いけど、この世界にカビバラ種がいるのは驚きなんだけど。
「あたしも挨拶していい?」
「ど、ドラゴンが喋った!」
「ハハッ! 驚かせてすいません、この方は王坂国の竜王様の妹君でして」
ドラゴンが光ったと思えば、あっという間に尻尾が生えた、赤いショートカットの可愛らしい少女が現れた。
「あたしはヒガシ カイラだ!」
王様の妹って偉い立場の子なんだよね? 跪いた方が良かったりする。
「わん」
「聖獣様、お邪魔します」
妹さん含めて全員が大福の前に正座して、頭を垂れている。やっぱり大福って王様以上に偉かったりするのか?
「にゃーん」
この地の主なら堂々としてろって、俺は管理人みたいなもんですけど。
「わん!」
「えっと……ごめんなさい」
妹ちゃんは何を怒られているんだろうか。
「にゃーん」
空から来るのは今回限りで、ちゃんと歩いてきなさいとね。ここにはここの大福のルールがあるのかな。
それにしても、なんでまた王様の妹とか偉そうな人がこんなとこに来たんだろうか?
大福と話が終わったカイラちゃんがてけてけとこっちに近寄ってくる、お目当は俺ではなく後ろに隠れているモモのようだ。俺を挟んで、カイラちゃんが覗き込めば、その逆にモモが隠れてしまう。
「モモ、カイラちゃんは挨拶したんだから、モモも挨拶しなさい」
「えっと、モモです」
「お前がモモか! さくら様に聞いたぞ!」
さくらさんは王坂に寄って行ったのか。
「モモ、カイラちゃんを案内してあげたらどうだ?」
「はい……」
少し緊張しているのかな。同年代の子っぽいし、いいお友達になってくれるかもしれない。
モモは渋々といった様子で、カイラちゃんを連れて牛小屋の方へ向かっていく。
「ハハッ! 子供は無邪気でいいですねー。挨拶が遅れました『武神』殿」
「そんな大仰な存在ではありませんよ。自分は一介の坊主に過ぎません。王坂の四天王と言われるヒラカタ殿に会えるとは感激です」
和やかそうに握手してるけど、なんか意味深な雰囲気。武神とか四天王とかなんなの? ねぇドナルドさん教えてよ。
「兄貴」
いや、頷かれた後に兄貴の一言で理解なんてできないですけど!
「立ち話もなんですから、お茶出しますよ」
縁側に並ぶ、ソーズさんとクルークさんに麦茶を出しながら、俺と姉さん、大福は居間から話を聞くことになる。
今回は色々な人が集まったもんだ。
「それでクルークさんはどんな話をしにここまで来られたんですか?」
「ハハッ! 悠殿から、ガンジュがお預かりした大豆の種ですが無事豊作となりましたので、お礼などをのべるべく僕が来た次第」
「そうなんですか! よかったー、心配してたんですよ」
「クルーク殿、豊作とはどういうことですか?」
ソーズさんがとても驚いている。他の地域や国では作物とか大変なんだもんな。
「ハハッ、落ち着いてください。我々は悠殿から託された作物の種を育ていたんですが、栽培に成功しております。ソーズ殿にその気があるのであれば栽培を含めて国として連携して協力してほしいとは考えています」
「……総選挙ですか。少し考えてもよいでしょうか」
ソーズさんは立ち上がって、腕を組んだままトコトコと歩いて行ってしまった。
「ふふっ、やはり話が早い。武勇だけの方ではないね」
あれ? 必ずハハッっていう訳ではないのね。
「総選挙ってなんなんですか?」
クルークさんが概要を話してくれたが、なんでも3年に1回、ビクドのトップ5を決める神5とかいう行事があるらしく、ソーズさんにはその資格があるらしい。神5ってどっかで聞いたことあるな、神7的なイベントごとなんだろうか。
ガンジュさんの提案で作物については栽培方法など含めて横展開をする予定ではあるが、下手に教えてしまえば作物目当てで戦争になりかねないので、俺達に迷惑がかからないようにということを含めて、慎重に動いているということらしい。
「なんかかえって迷惑かけちゃいましたかね?」
「とんでもないですよ! 悠殿のおかげで光が見えてきましたので、僕もやりがいがありますよ」
「それはよかったです。でもソーズさんはなんであんなに迷ってるんですかね」
「目立つのがそこまで好きな方ではないらしいですから。ビクドと言えば汚い権力争いが多い国ですから嫌気が指してるのもあるでしょうし、あとは自己研鑽に励むのが好きなのではないでしょうか」
ソーズさんから聞く限りでは楽しそうな国だったけど、やっぱり裏の部分でもないけど色々あるんだな。
でもあの人が嘘を言っていたとも思えないし、ソーズさんの見え方としたらいい国なんだろうな。
「ソーズさん以外に話を持っていくのは無しなんですかね?」
「難しいとは思います。我々がパイプを持っていないのもありますが、あそこまで誠実で位の高い僧侶は彼以外にはおりません。総選挙に出ることさえしてくれれば神5には間違いなく入れるでしょうし、彼について来る僧侶も多いでしょう。ソーズ殿が話に乗ってくれないのであれば、竜王様に話を持ち帰って考え直す必要があるかもですね」
なんか政治的なことって大変なんだな。俺が渡した種がきっかけとなると慎重に扱わないといけないかな。
37
お気に入りに追加
1,130
あなたにおすすめの小説
俺とシロ
マネキネコ
ファンタジー
【完結済】(全面改稿いたしました)
俺とシロの異世界物語
『大好きなご主人様、最後まで守ってあげたかった』
ゲンが飼っていた犬のシロ。生涯を終えてからはゲンの守護霊の一位(いちい)として彼をずっと傍で見守っていた。そんなある日、ゲンは交通事故に遭い亡くなってしまう。そうして、悔いを残したまま役目を終えてしまったシロ。その無垢(むく)で穢(けが)れのない魂を異世界の女神はそっと見つめていた。『聖獣フェンリル』として申し分のない魂。ぜひ、スカウトしようとシロの魂を自分の世界へ呼び寄せた。そして、女神からフェンリルへと転生するようにお願いされたシロであったが。それならば、転生に応じる条件として元の飼い主であったゲンも一緒に転生させて欲しいと女神に願い出たのだった。この世界でなら、また会える、また共に生きていける。そして、『今度こそは、ぜったい最後まで守り抜くんだ!』 シロは決意を固めるのであった。
シロは大好きなご主人様と一緒に、異世界でどんな活躍をしていくのか?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)
排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日
冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて
スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる
強いスキルを望むケインであったが、
スキル適性値はG
オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物
友人からも家族からも馬鹿にされ、
尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン
そんなある日、
『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。
その効果とは、
同じスキルを2つ以上持つ事ができ、
同系統の効果のスキルは効果が重複するという
恐ろしい物であった。
このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。
HOTランキング 1位!(2023年2月21日)
ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる