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肉
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ん……、モモか? 揺さぶられて目を覚ます。
まだ外は薄暗く、太陽が出切っていない。いつも通りの時間だ。
モモは寝起きが非常によいようでいつも起こしてくれる。たまには寝坊したモモというのも見て愛でてみたいものだが。
新居の洗面所でモモと一緒に歯を磨き、顔を洗う。今日は畑への水やりに余っているスペースに、人参、レタス、唐辛子にトマト、ナス、ブロッコリー、きゅうり、ピーマンを種類を多めに浅く種を購入して植える予定だ。食卓に彩りをってね。
木も使い切ったし、次の家のアップグレードに石も使用するので、少し集めておきたい。ポイント、ポイントに余裕があるうちに買取箱は置いておいた方がいいかもな。
「モモ、俺は朝食を用意してくるからガンジュさん達の様子見て、起きてたら呼んできてくれるか」
「はい」
人数が増えると一変してm朝食の用意が大変になる。じゃがいもの皮剥きだけでも大変なので、芽だけを取って皮付きのまま一気に大量のじゃがいもを塩茹でにする。その間にトマト、レタス、きゅうりで簡単なサラダを作る。
料理をしていた後ろでかちゃかちゃと、皿の音がするので振り向いてみれば、モモが皿の用意をしてくれてた。ガンジュさん達も既に縁側に姿が見えた。
「モモありがとう。サラダから盛り付けて出しちゃってくれるか」
「はい」
テケテケとサラダが入ったボールと皿、ドレッシングをちゃぶ台に持っていき、先に食べるようにガンジュさん達へ配膳をしてくれる。
食器棚などはアップグレードされていないので、細い家具を増やしていかないとな。
「先に食べてよいのだろうか」
「片付かないので先にお食べください」
ガンジュさんとモモとの少し押し問答の後にサラダを食べ始めていたくれたようで少しして、このタレ美味ぇっすなどと、聞こえたのでドレッシングが好評のようでよかった。
全員に朝ご飯を出した後に、俺も手早く口に詰め込む。この後は洗い物が待ってるぜ。
「悠、我々でできることがあれば何か手伝わせてくれ。昨日と今日と貴重な食事をもらったのだ、何かさせてくれ」
ガンジュさんの圧は有無を言わせない感じがある。
「にゃーん」
「畑仕事に木の伐採、石材集めですか? 任せてくれ」
「姉さん、でもさ」
「にゃーん」
貰ってばかりは気を遣うものだか、確かにそうだけどさ。
「杏殿の言う通りだ。元はドナルドは木こりで、エリザベスとアダメは野良仕事の経験もある。石材などの力がいる仕事なら俺に任せておけ」
確かにこの人数で手伝ってくれるのは助かる。ここは手伝ってもらうか。
納屋に案内して、鍬や斧、じょうろなど必要な物を渡して、それぞれの場所に買取箱を設置してここに入れておいてもらうように話をする。これで午前中はかなり余裕ができたな。
「ご主人様、私は……」
そうかモモの仕事がなくなってしまった。
「俺は洗い物しているからたまにはゆっくりしてていいよ」
「ゆっくりですか」
「にゃーん」
「はい!」
姉さんがブラッシングをしてくれとモモを連れて行ってしまった。せっかく自由時間を与えようと思ったのにな。
手早く洗い物をしてクラフト画面と睨めっこをする。
木、石、肉の小屋と加工する小屋のそれぞれのシリーズについて検討をしなければならない。現在は自分で伐採をし、お金を払って加工してもらっているのが、これを作ることで無料となる? の建築物っぽい。詳しい説明が見れないのはあの神様のクオリティだからだろうか。
「まずは試しに作ってみたいよな」
木材が60ある状態で1万円で作ってくれるようだが、木が3本分と考えれば2日は集めるまで時間がかかる。安いけど時間や労力的には安くない代物なわけだ。
肉は大福が確保可能と言っていたけど、基本ベースが木材が必要になってくるから木関連の方を進めるべきか。悩ましい。
でもゆっくりショッピングサイトを見たり、クラフトの画面を眺めて考えられるとというのは貴重だ。最近はセカセカと常に動いていて、改めて検討したりする時間が取れなかったしね。人が増えて食材の減りが早くて不安だったけど、短期間なら安いかもしれない。
この減り方なら1家族で6人くらいが上限くらいか。色々と自動化できるようになったり肉も確保できればもう少しいけるかな。あ、そろそろ昼飯の用意もしないと。
「兄貴」
ドナルドさんがこっちをみているが、ガンジュさんならいないぞ?
「兄貴」
ん? 俺のことか?
「俺のことですか?」
「兄貴」
ドナルドさんはテンションが高めな、アダメさんに比べれば寡黙って感じの人だ。あまり喋らないという認識は少ない接点であるがなんとなくある。
「えっとどうしました?」
「兄貴」
こっちに来いとでも言うのだろうか、俺を呼んだ後に伐採しているエリアへと誘導される。
誘導された先では既に数本の木が切り倒された跡があり、買取箱を指差している。
買取箱に触れてみると、この短時間、午前中だけで5本切り倒されていた。俺と体格や種族が違うのもあるけど大したものだ。
「今からもう1本伐採すること可能ですか?」
了承したと、首を縦に振ってくれるのでドナルドさんの本職の伐採を見学する。
スィングスピードが違うのもそうだが、腰の入り方、フォームが全て理に適っていると言えばいいのだろうか。美しい。俺も木こりとしてこの高みに至ることはできるのだろうか。
「ドナルドさん、素晴らしい動きでした!」
「斧良い」
斧のおかげと言いたいのだろうか? さくらさんも褒めていたしな、業物なのだろう。その業物を使っても俺は頑張っても1日2本が限界だけどね。
切ってもらった木を木材に加工すると1日で80個の木材が手に入ってしまった。これで何か小屋を作れちゃうな。
何を作ろうかな。ドナルドさんと家に戻ると、ガンジュさん達も作業が終わったのか、既に集まっていたのと大福がわんわんと騒いでいた。
騒ぐ大福の足元には大福の2倍は大きさがある鹿のような動物が横たわっている。
「大福、獲物を取ってきても俺にはどうしようもできないぞ」
「ああ、すまない。大福様に解体できるかと朝に聞かれてできると答えていたもので、持ってきて下さったそうなのだ」
「ガンジュさん、解体いけるんですか!」
「ああ、我々は我々は全員できるぞ?」
これで大量の肉を確保できる! ガンジュさん達がどのくらい滞在するかわからないが解体の仕方を教わるのもいいかもしれない。
ついでに木材も確保できたから加工小屋を作ってみて、どんな機能なのか検証してみるのもありだな。自動で加工できなかったとしても、道具はあるかもしれないし、獲物も解体できる人もいるわけだから少なくとも無駄にはならないだろう。
「そうなんですか! 俺に解体方法を教えてもらってもいいですか?」
「そのくらいなら構わない」
よっし! えっと肉の加工小屋を作成、家の側の空き地でよいだろうか。完了は2時間後、お昼ご飯を食べて一息すれば丁度いいくらいの時間か。
設置する場所を選択しすると、土の中から妖精さん達が湧き出て、足場を組んでトンカンと作成を始めてくれる。
「加工する小屋を作ってもらってるので、2時間ほど時間をもらってもいいでしょうか?」
「あ、ああ。なんだこれは凄い光景だな……とりあえず獲物は血抜きをして川で冷やしてこよう」
まだ外は薄暗く、太陽が出切っていない。いつも通りの時間だ。
モモは寝起きが非常によいようでいつも起こしてくれる。たまには寝坊したモモというのも見て愛でてみたいものだが。
新居の洗面所でモモと一緒に歯を磨き、顔を洗う。今日は畑への水やりに余っているスペースに、人参、レタス、唐辛子にトマト、ナス、ブロッコリー、きゅうり、ピーマンを種類を多めに浅く種を購入して植える予定だ。食卓に彩りをってね。
木も使い切ったし、次の家のアップグレードに石も使用するので、少し集めておきたい。ポイント、ポイントに余裕があるうちに買取箱は置いておいた方がいいかもな。
「モモ、俺は朝食を用意してくるからガンジュさん達の様子見て、起きてたら呼んできてくれるか」
「はい」
人数が増えると一変してm朝食の用意が大変になる。じゃがいもの皮剥きだけでも大変なので、芽だけを取って皮付きのまま一気に大量のじゃがいもを塩茹でにする。その間にトマト、レタス、きゅうりで簡単なサラダを作る。
料理をしていた後ろでかちゃかちゃと、皿の音がするので振り向いてみれば、モモが皿の用意をしてくれてた。ガンジュさん達も既に縁側に姿が見えた。
「モモありがとう。サラダから盛り付けて出しちゃってくれるか」
「はい」
テケテケとサラダが入ったボールと皿、ドレッシングをちゃぶ台に持っていき、先に食べるようにガンジュさん達へ配膳をしてくれる。
食器棚などはアップグレードされていないので、細い家具を増やしていかないとな。
「先に食べてよいのだろうか」
「片付かないので先にお食べください」
ガンジュさんとモモとの少し押し問答の後にサラダを食べ始めていたくれたようで少しして、このタレ美味ぇっすなどと、聞こえたのでドレッシングが好評のようでよかった。
全員に朝ご飯を出した後に、俺も手早く口に詰め込む。この後は洗い物が待ってるぜ。
「悠、我々でできることがあれば何か手伝わせてくれ。昨日と今日と貴重な食事をもらったのだ、何かさせてくれ」
ガンジュさんの圧は有無を言わせない感じがある。
「にゃーん」
「畑仕事に木の伐採、石材集めですか? 任せてくれ」
「姉さん、でもさ」
「にゃーん」
貰ってばかりは気を遣うものだか、確かにそうだけどさ。
「杏殿の言う通りだ。元はドナルドは木こりで、エリザベスとアダメは野良仕事の経験もある。石材などの力がいる仕事なら俺に任せておけ」
確かにこの人数で手伝ってくれるのは助かる。ここは手伝ってもらうか。
納屋に案内して、鍬や斧、じょうろなど必要な物を渡して、それぞれの場所に買取箱を設置してここに入れておいてもらうように話をする。これで午前中はかなり余裕ができたな。
「ご主人様、私は……」
そうかモモの仕事がなくなってしまった。
「俺は洗い物しているからたまにはゆっくりしてていいよ」
「ゆっくりですか」
「にゃーん」
「はい!」
姉さんがブラッシングをしてくれとモモを連れて行ってしまった。せっかく自由時間を与えようと思ったのにな。
手早く洗い物をしてクラフト画面と睨めっこをする。
木、石、肉の小屋と加工する小屋のそれぞれのシリーズについて検討をしなければならない。現在は自分で伐採をし、お金を払って加工してもらっているのが、これを作ることで無料となる? の建築物っぽい。詳しい説明が見れないのはあの神様のクオリティだからだろうか。
「まずは試しに作ってみたいよな」
木材が60ある状態で1万円で作ってくれるようだが、木が3本分と考えれば2日は集めるまで時間がかかる。安いけど時間や労力的には安くない代物なわけだ。
肉は大福が確保可能と言っていたけど、基本ベースが木材が必要になってくるから木関連の方を進めるべきか。悩ましい。
でもゆっくりショッピングサイトを見たり、クラフトの画面を眺めて考えられるとというのは貴重だ。最近はセカセカと常に動いていて、改めて検討したりする時間が取れなかったしね。人が増えて食材の減りが早くて不安だったけど、短期間なら安いかもしれない。
この減り方なら1家族で6人くらいが上限くらいか。色々と自動化できるようになったり肉も確保できればもう少しいけるかな。あ、そろそろ昼飯の用意もしないと。
「兄貴」
ドナルドさんがこっちをみているが、ガンジュさんならいないぞ?
「兄貴」
ん? 俺のことか?
「俺のことですか?」
「兄貴」
ドナルドさんはテンションが高めな、アダメさんに比べれば寡黙って感じの人だ。あまり喋らないという認識は少ない接点であるがなんとなくある。
「えっとどうしました?」
「兄貴」
こっちに来いとでも言うのだろうか、俺を呼んだ後に伐採しているエリアへと誘導される。
誘導された先では既に数本の木が切り倒された跡があり、買取箱を指差している。
買取箱に触れてみると、この短時間、午前中だけで5本切り倒されていた。俺と体格や種族が違うのもあるけど大したものだ。
「今からもう1本伐採すること可能ですか?」
了承したと、首を縦に振ってくれるのでドナルドさんの本職の伐採を見学する。
スィングスピードが違うのもそうだが、腰の入り方、フォームが全て理に適っていると言えばいいのだろうか。美しい。俺も木こりとしてこの高みに至ることはできるのだろうか。
「ドナルドさん、素晴らしい動きでした!」
「斧良い」
斧のおかげと言いたいのだろうか? さくらさんも褒めていたしな、業物なのだろう。その業物を使っても俺は頑張っても1日2本が限界だけどね。
切ってもらった木を木材に加工すると1日で80個の木材が手に入ってしまった。これで何か小屋を作れちゃうな。
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騒ぐ大福の足元には大福の2倍は大きさがある鹿のような動物が横たわっている。
「大福、獲物を取ってきても俺にはどうしようもできないぞ」
「ああ、すまない。大福様に解体できるかと朝に聞かれてできると答えていたもので、持ってきて下さったそうなのだ」
「ガンジュさん、解体いけるんですか!」
「ああ、我々は我々は全員できるぞ?」
これで大量の肉を確保できる! ガンジュさん達がどのくらい滞在するかわからないが解体の仕方を教わるのもいいかもしれない。
ついでに木材も確保できたから加工小屋を作ってみて、どんな機能なのか検証してみるのもありだな。自動で加工できなかったとしても、道具はあるかもしれないし、獲物も解体できる人もいるわけだから少なくとも無駄にはならないだろう。
「そうなんですか! 俺に解体方法を教えてもらってもいいですか?」
「そのくらいなら構わない」
よっし! えっと肉の加工小屋を作成、家の側の空き地でよいだろうか。完了は2時間後、お昼ご飯を食べて一息すれば丁度いいくらいの時間か。
設置する場所を選択しすると、土の中から妖精さん達が湧き出て、足場を組んでトンカンと作成を始めてくれる。
「加工する小屋を作ってもらってるので、2時間ほど時間をもらってもいいでしょうか?」
「あ、ああ。なんだこれは凄い光景だな……とりあえず獲物は血抜きをして川で冷やしてこよう」
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