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最終章 妖精少女の夢は月光に…… 新世界を優しく煌めき照らす編
古代からの執念に応えるは…… 姉弟機神と混沌神の軍勢!?
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フェアリエのロケット頭突きを受けて、天使型の絶対神機が後方に下がる……
『ぐあぅ…… き、貴様……!?』
天使型が反撃に転じ様とするが…… 赤いレーザー光線に囲まれた事に気付いて動きを止める。
『何時の間に……』
『あら、気付かれちゃった? それが貴方のデッドライン♪』
『ふざけるな! こんな小細工!?』
天使型が動いて翼がレーザー光線触れた瞬間に…… 翼が切り飛ばされた!
『な!?』
『混沌神な妖精の手で生まれ変わったとは言え…… 多くの魔神を葬りし神殺しの機神の力…… 魅せて上げる!』
展開したジャンヌ・ワイズマンの装甲から、無数の小型兵器が飛び出すと…… 赤いレーザー光線の軌道を反射し始めた!
『天使の姿を真似し邪神よ。赤き光刃の檻の中でもがくが良い!【プリズンカッター】』
『ぐおう!?』
小型のリフレクター兵器により、反射した無数の赤いレーザー光線が天使型を襲う!
『ぬがぁ!?』
翼を盾にし、天使型がレーザー光線の檻から脱出するが…… 翼は、無惨にもレーザー光線に切り刻まれていた。
『おのれ…… だが、この程度のダメージなど直ぐにでも……? 再生しないだと!?』
『どうかしら? 神殺しの機神の力』
『これが神殺し…… あの光刃は…… 我等に対する〝呪〟か!?』
『そう…… この機神には、貴方達に対しての怨念が込められているの…… 貴方達が弄んだ命達が型を成した機神…… それこそがウィザード改めジャンヌ・ワイズマンの力! さあ、今こそ…… 古からの復讐の時よ!』
『舐めるな! 我こそが高次元の神に選ばれた絶対者なのだ! 何が呪いか、怨念か、その苔の生えた命達ごと消え失せろ!』
ジャンヌ・ワイズマンに向かい、天使型が高エネルギーの光線を射とうとするが……
『俺達を忘れてるぞ!』
エネルギーを集束していた胸部に、カオス・ブレイブの狙撃が直撃して…… 天使型が暴発した。
『ぐがあ!? 貴様等ぁ!』
『複数の敵に対して、チャージが必要な攻撃だと…… 舐めてんのは、お前だ!』
暴発の爆風の中から出て来た天使型に対して、カオス・ブレイブが構える!
『どいつもこいつも…… どうせ滅びるのに早死にしたい様だな! ならば、見るが良い! この終焉を告げる者の真の姿を!!』
天使型の額の宝玉が怪しく光と、天使型の傷付いた箇所に穢れが集まり出した…… やがて、穢れが骨や血肉に変わり始めた!
『これは…… 穢れで肉体を作り出している!?』
『左様…… この我と終焉を告げる者が一つとなりて…… 貴様等に終焉が訪れるのだ!』
『させない!?』
『無駄無駄…… 真の姿になるまで、我は無限の再生を繰り返す…… 如何なる攻撃も無限の再生は止められぬ!』
『パワーアップするまでは無敵って事かよ……』
『我が真の姿になるまで…… 絶望に震えるが良い……!?』
穢れが人の様な肉体を型どり始めたが…… 穢れが作り出して肉体が不自然に膨らみ出して…… 弾け飛んだ!
『ぐがあ…… な…… がぁ……』
『何かおかしいぞ! 苦しみ出してる?』
『何が……』
『再生が…… 暴走しているの!? でも…… 何故?』
肉体の型を成そうとしては…… 弾ける穢れと天使型に困惑するカナエ達だが……
『ザザ…… ザア…… き…… えるか……』
『えっ!? データが送信されてる…… 邪神の邪神機から!?』
『データ受信…… 映像出ます!』
『見えているか? 私、私は【スミス・エンダソン】』
受信した映像データに現れたのは、フェアリエ達の生みの親の機神技師スミス・エンダソンだった。
『この映像データが流れていると言う事は…… 私の計画は成功したのだろう。どうだ? 邪神…… 苦しいか?』
『な…… 誰…… だ!?』
『私は、この争いの後に魔神達が邪神の復活を目論むと考えた…… そして、機神が邪神機になった事からある仮説を考えた…… それは、魔神達が機神を邪神の器にするのでは? と言う仮説だ。忌むべき事だが…… 機神技師にも邪神に寝返る者達が出てしまったからだ…… そこで、私は一つの賭けに出る事にした!』
『賭…… けに…… だと?』
『最新機と偽り…… 邪神に反応して自己崩壊する機神を魔神達に奪取させる策だ。このデータが流れていると言う事は…… 私は賭けに勝ち、きっと邪神がこの機神を器にして復活したのだろう…… この機神には、邪神がコアになった時に自己崩壊する様に仕掛けを施した…… そして、私の機神達にこの映像データが送信させる機能も…… これは、私の復讐だ…… 多くの愛する者達を奪われた私の…… そして、願いでもある。この映像データを見ている者よ…… 頼む! どうか…… 私の機神達で…… この哀れな機神の役目を終わらせてくれ…… 私の執念を終わらせて……』
悔しく悲しげな女性が泣く姿で映像データが終わった……
『ふざ…… けるな!? あの女め! ちきしょうがぁ! 愚息の器だった機神に細工してやがったのか…… だが、まだだ! この身体が崩壊する前に世界を終わらせてくれる!』
『行かせない!』
天使型と融合したせいで、エンダソンの仕掛けた自己崩壊システムが作動し、肉体の崩壊が始まった邪神が地上を目指そうとするが…… その身体を閃光が焼く!
『ぐがあ!? また貴様等か!』
『エンダさんの願い…… 私達で叶えて見せる!』
崩壊する邪神が睨み先には……
フェアリエが【はうりんぐ】を構えていた。
『ぐあぅ…… き、貴様……!?』
天使型が反撃に転じ様とするが…… 赤いレーザー光線に囲まれた事に気付いて動きを止める。
『何時の間に……』
『あら、気付かれちゃった? それが貴方のデッドライン♪』
『ふざけるな! こんな小細工!?』
天使型が動いて翼がレーザー光線触れた瞬間に…… 翼が切り飛ばされた!
『な!?』
『混沌神な妖精の手で生まれ変わったとは言え…… 多くの魔神を葬りし神殺しの機神の力…… 魅せて上げる!』
展開したジャンヌ・ワイズマンの装甲から、無数の小型兵器が飛び出すと…… 赤いレーザー光線の軌道を反射し始めた!
『天使の姿を真似し邪神よ。赤き光刃の檻の中でもがくが良い!【プリズンカッター】』
『ぐおう!?』
小型のリフレクター兵器により、反射した無数の赤いレーザー光線が天使型を襲う!
『ぬがぁ!?』
翼を盾にし、天使型がレーザー光線の檻から脱出するが…… 翼は、無惨にもレーザー光線に切り刻まれていた。
『おのれ…… だが、この程度のダメージなど直ぐにでも……? 再生しないだと!?』
『どうかしら? 神殺しの機神の力』
『これが神殺し…… あの光刃は…… 我等に対する〝呪〟か!?』
『そう…… この機神には、貴方達に対しての怨念が込められているの…… 貴方達が弄んだ命達が型を成した機神…… それこそがウィザード改めジャンヌ・ワイズマンの力! さあ、今こそ…… 古からの復讐の時よ!』
『舐めるな! 我こそが高次元の神に選ばれた絶対者なのだ! 何が呪いか、怨念か、その苔の生えた命達ごと消え失せろ!』
ジャンヌ・ワイズマンに向かい、天使型が高エネルギーの光線を射とうとするが……
『俺達を忘れてるぞ!』
エネルギーを集束していた胸部に、カオス・ブレイブの狙撃が直撃して…… 天使型が暴発した。
『ぐがあ!? 貴様等ぁ!』
『複数の敵に対して、チャージが必要な攻撃だと…… 舐めてんのは、お前だ!』
暴発の爆風の中から出て来た天使型に対して、カオス・ブレイブが構える!
『どいつもこいつも…… どうせ滅びるのに早死にしたい様だな! ならば、見るが良い! この終焉を告げる者の真の姿を!!』
天使型の額の宝玉が怪しく光と、天使型の傷付いた箇所に穢れが集まり出した…… やがて、穢れが骨や血肉に変わり始めた!
『これは…… 穢れで肉体を作り出している!?』
『左様…… この我と終焉を告げる者が一つとなりて…… 貴様等に終焉が訪れるのだ!』
『させない!?』
『無駄無駄…… 真の姿になるまで、我は無限の再生を繰り返す…… 如何なる攻撃も無限の再生は止められぬ!』
『パワーアップするまでは無敵って事かよ……』
『我が真の姿になるまで…… 絶望に震えるが良い……!?』
穢れが人の様な肉体を型どり始めたが…… 穢れが作り出して肉体が不自然に膨らみ出して…… 弾け飛んだ!
『ぐがあ…… な…… がぁ……』
『何かおかしいぞ! 苦しみ出してる?』
『何が……』
『再生が…… 暴走しているの!? でも…… 何故?』
肉体の型を成そうとしては…… 弾ける穢れと天使型に困惑するカナエ達だが……
『ザザ…… ザア…… き…… えるか……』
『えっ!? データが送信されてる…… 邪神の邪神機から!?』
『データ受信…… 映像出ます!』
『見えているか? 私、私は【スミス・エンダソン】』
受信した映像データに現れたのは、フェアリエ達の生みの親の機神技師スミス・エンダソンだった。
『この映像データが流れていると言う事は…… 私の計画は成功したのだろう。どうだ? 邪神…… 苦しいか?』
『な…… 誰…… だ!?』
『私は、この争いの後に魔神達が邪神の復活を目論むと考えた…… そして、機神が邪神機になった事からある仮説を考えた…… それは、魔神達が機神を邪神の器にするのでは? と言う仮説だ。忌むべき事だが…… 機神技師にも邪神に寝返る者達が出てしまったからだ…… そこで、私は一つの賭けに出る事にした!』
『賭…… けに…… だと?』
『最新機と偽り…… 邪神に反応して自己崩壊する機神を魔神達に奪取させる策だ。このデータが流れていると言う事は…… 私は賭けに勝ち、きっと邪神がこの機神を器にして復活したのだろう…… この機神には、邪神がコアになった時に自己崩壊する様に仕掛けを施した…… そして、私の機神達にこの映像データが送信させる機能も…… これは、私の復讐だ…… 多くの愛する者達を奪われた私の…… そして、願いでもある。この映像データを見ている者よ…… 頼む! どうか…… 私の機神達で…… この哀れな機神の役目を終わらせてくれ…… 私の執念を終わらせて……』
悔しく悲しげな女性が泣く姿で映像データが終わった……
『ふざ…… けるな!? あの女め! ちきしょうがぁ! 愚息の器だった機神に細工してやがったのか…… だが、まだだ! この身体が崩壊する前に世界を終わらせてくれる!』
『行かせない!』
天使型と融合したせいで、エンダソンの仕掛けた自己崩壊システムが作動し、肉体の崩壊が始まった邪神が地上を目指そうとするが…… その身体を閃光が焼く!
『ぐがあ!? また貴様等か!』
『エンダさんの願い…… 私達で叶えて見せる!』
崩壊する邪神が睨み先には……
フェアリエが【はうりんぐ】を構えていた。
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