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第10章 種を超えた妖精は夢と舞踊る編
突入!? 海底古代遺跡!
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~ 王国王都 冒険屋地下バーの個室 ~
「その子達は…… 商業連合にいた勇者パーティーだな」
勇者パーティーと戦闘後……
冒険屋の地下バーの個室で、ジノさんとデンライ君に合流して勇者パーティーと戦った事を報告をしたら、勇者パーティーに付いて教えてくれました。
「商業連合ですか…… どうして王都に?」
「カレーでも、食いに来たんだろ?」
「いや…… 実は、商業連合で生産職の緑人が消えてるらしい」
「勇者パーティーは、その緑人を探しに来たと?」
「冒険屋で売る装備品とアイテムは、緑人達にも話題らしいから…… 緑人達が来ていないのかどうかを、確認に来たんだろうな」
「商業連合で、緑人達の失踪ですかぁ……」
商業連合は…… 地殻変動で海底に沈んだ古代遺跡がある場所だ。これから探査する地域の異変…… 関係あるのだろうか?
・
・
・
「今回は水中探査だから、水中装備のスパイダーとヴァルキリーゴーレム部隊に先行してもらうね」
「海底だと…… 俺とカナエちゃんなら大丈夫でも、デンライには戦闘は難しいからな」
「ああ、今回は後方支援に回るよ」
「では、始めましょう」
改修したホエール1で、古代遺跡に向かうと…… 地殻変動の影響で、遺跡の殆どは地図データの場所に無くて…… 調査は難航しました。
「ここは…… 建物が崩れたせいで、劣化してますね」
「兵器工場みたいだが…… 完成品は無いし、設備と施設は使えないな」
「念の為に解体して置きますね」
大体の遺跡は崩壊してましたが…… 中には、古代の危険物が見付かったりする時がありまして、その場合は……
「ゆっくりゆっくり…… はい! O.Kです! 蓋をして下さい」
厳重に箱詰めして、運営さんに引き渡します。
「引き渡すと…… どうなるの?」
「危険物を運営が処理して、俺達プロにはボーナスが出る」
バグ取りみたいなものかな?
「カナエちゃんみたいに一般のプレイヤーが発見した時は、特別10連くじ引き券とかが貰えるはずだな」
「特別ですか?」
「高性能な装備品と人気のアイテムに運営の遊び心と言う…… 悪意が詰まった特別くじだな。テストで酷い目に合ったなぁ……」
ジノさんとデンライ君が遠くを見つめて黄昏る…… テスト時に何が?
「つ、次に行きましょうか?」
「そうだなぁ……」
「ああ…… 行こう……」
・
・
・
「データから見て…… 彼処が目的地ですけど……」
地図データに記された古代遺跡は…… 残る1ヶ所なり、其処に行ったら……
「見事に、ダンジョン化してるな……」
「ああ…… 深そうだなぁ」
「しかも…… 古代兵器がモンスター化してますね」
地殻変動の地盤沈下で沈んだのだろうか? 土砂に埋もれた巨大な建物の最上階らしき場所から、モンスター化した古代兵器が出入りしてる。
「デカイなぁ」
「砲台を背負ったヤドカリか?」
「兵器の製造ラインがダンジョン化したのかな? モンスター化した古代兵器が沢山居そうですね」
「スパイダーとゴーレムの部隊だけでは、攻略は難しいか?」
「あのサイズのモンスターが出入りしているならば…… 機神で攻略しましょう」
ジノさんとデンライ君の専用機神に、それぞれの水中装備して出撃です!
「ジノさんのポセイドンユニットと、俺のシャークユニットは解るが……」
ジノさん専用機神【マスクG】の水中装備【ポセイドンユニット】と、デンライ君専用機神【キング】の水中装備【シャークユニット】を見た後に…… フェアリエの水中装備を見たデンライ君が呟く。
「何で…… スク水なんだ?」
フェアリエの水中装備は…… 旧型スクール水着に、ダイバーの様な水中ゴーグルとボンベ型のジェット噴射ユニットに足ヒレを装備していた。
「準備完了です」
水中銃型の魔銃を持って、フェアリエが胸を張る!
「じゃあ…… 行くか?」
「はぁい」
デンライ君のつっこみを流して、ダンジョン化した古代遺跡に出撃です!
入口付近にいるヤドカリ型のモンスターを狙撃しながら、ダンジョンの入口に進む。
「砲撃の威力が強いね…… 古代兵器の砲弾を使ってるのかな?」
入口に近付く程に弾幕が濃くなり、障壁やシールドで受けると…… 凄い衝撃が響く!
「攻撃力が高いな。被弾を避けろ! 無理せずに数を減らせ!」
「「了解!」」
距離を取りながら、1体1体を確実に沈める!
「外側には…… 追加は無いらしいな? 今の内に殲滅するぞ!」
被害を最小限にして、入口付近の殲滅を完了。水中装備のスパイダーとヴァルキリーゴーレムを連れて、ダンジョン化した古代遺跡に突入しました。
「これは…… 巨大な兵器工場か?」
最上階の通路を抜けると…… 吹き抜けになってる場所に出た。
吹き抜けから下の階を覗くと…… 入口付近にいたヤドカリ型モンスターを作り出す製造ラインが見えた。
「アレを壊せば……」
「待って! 製造ラインが他にもある可能性があるから、工場の施設を調べてから破壊しましょう」
「ダンジョン化している以上…… アレは見せ掛けかも知れないからな。調べてからにしよう」
「「了解!」」
私達は、慎重にダンジョン化した古代の兵器工場の調査を開始しました。
「しかし…… どうして、ダンジョン化したんだろう?」
ダンジョン化の理由は、何なのか?
気になりながらも……
私達は、ダンジョン化した兵器工場の最深部を目指すのだった。
「その子達は…… 商業連合にいた勇者パーティーだな」
勇者パーティーと戦闘後……
冒険屋の地下バーの個室で、ジノさんとデンライ君に合流して勇者パーティーと戦った事を報告をしたら、勇者パーティーに付いて教えてくれました。
「商業連合ですか…… どうして王都に?」
「カレーでも、食いに来たんだろ?」
「いや…… 実は、商業連合で生産職の緑人が消えてるらしい」
「勇者パーティーは、その緑人を探しに来たと?」
「冒険屋で売る装備品とアイテムは、緑人達にも話題らしいから…… 緑人達が来ていないのかどうかを、確認に来たんだろうな」
「商業連合で、緑人達の失踪ですかぁ……」
商業連合は…… 地殻変動で海底に沈んだ古代遺跡がある場所だ。これから探査する地域の異変…… 関係あるのだろうか?
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「今回は水中探査だから、水中装備のスパイダーとヴァルキリーゴーレム部隊に先行してもらうね」
「海底だと…… 俺とカナエちゃんなら大丈夫でも、デンライには戦闘は難しいからな」
「ああ、今回は後方支援に回るよ」
「では、始めましょう」
改修したホエール1で、古代遺跡に向かうと…… 地殻変動の影響で、遺跡の殆どは地図データの場所に無くて…… 調査は難航しました。
「ここは…… 建物が崩れたせいで、劣化してますね」
「兵器工場みたいだが…… 完成品は無いし、設備と施設は使えないな」
「念の為に解体して置きますね」
大体の遺跡は崩壊してましたが…… 中には、古代の危険物が見付かったりする時がありまして、その場合は……
「ゆっくりゆっくり…… はい! O.Kです! 蓋をして下さい」
厳重に箱詰めして、運営さんに引き渡します。
「引き渡すと…… どうなるの?」
「危険物を運営が処理して、俺達プロにはボーナスが出る」
バグ取りみたいなものかな?
「カナエちゃんみたいに一般のプレイヤーが発見した時は、特別10連くじ引き券とかが貰えるはずだな」
「特別ですか?」
「高性能な装備品と人気のアイテムに運営の遊び心と言う…… 悪意が詰まった特別くじだな。テストで酷い目に合ったなぁ……」
ジノさんとデンライ君が遠くを見つめて黄昏る…… テスト時に何が?
「つ、次に行きましょうか?」
「そうだなぁ……」
「ああ…… 行こう……」
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「データから見て…… 彼処が目的地ですけど……」
地図データに記された古代遺跡は…… 残る1ヶ所なり、其処に行ったら……
「見事に、ダンジョン化してるな……」
「ああ…… 深そうだなぁ」
「しかも…… 古代兵器がモンスター化してますね」
地殻変動の地盤沈下で沈んだのだろうか? 土砂に埋もれた巨大な建物の最上階らしき場所から、モンスター化した古代兵器が出入りしてる。
「デカイなぁ」
「砲台を背負ったヤドカリか?」
「兵器の製造ラインがダンジョン化したのかな? モンスター化した古代兵器が沢山居そうですね」
「スパイダーとゴーレムの部隊だけでは、攻略は難しいか?」
「あのサイズのモンスターが出入りしているならば…… 機神で攻略しましょう」
ジノさんとデンライ君の専用機神に、それぞれの水中装備して出撃です!
「ジノさんのポセイドンユニットと、俺のシャークユニットは解るが……」
ジノさん専用機神【マスクG】の水中装備【ポセイドンユニット】と、デンライ君専用機神【キング】の水中装備【シャークユニット】を見た後に…… フェアリエの水中装備を見たデンライ君が呟く。
「何で…… スク水なんだ?」
フェアリエの水中装備は…… 旧型スクール水着に、ダイバーの様な水中ゴーグルとボンベ型のジェット噴射ユニットに足ヒレを装備していた。
「準備完了です」
水中銃型の魔銃を持って、フェアリエが胸を張る!
「じゃあ…… 行くか?」
「はぁい」
デンライ君のつっこみを流して、ダンジョン化した古代遺跡に出撃です!
入口付近にいるヤドカリ型のモンスターを狙撃しながら、ダンジョンの入口に進む。
「砲撃の威力が強いね…… 古代兵器の砲弾を使ってるのかな?」
入口に近付く程に弾幕が濃くなり、障壁やシールドで受けると…… 凄い衝撃が響く!
「攻撃力が高いな。被弾を避けろ! 無理せずに数を減らせ!」
「「了解!」」
距離を取りながら、1体1体を確実に沈める!
「外側には…… 追加は無いらしいな? 今の内に殲滅するぞ!」
被害を最小限にして、入口付近の殲滅を完了。水中装備のスパイダーとヴァルキリーゴーレムを連れて、ダンジョン化した古代遺跡に突入しました。
「これは…… 巨大な兵器工場か?」
最上階の通路を抜けると…… 吹き抜けになってる場所に出た。
吹き抜けから下の階を覗くと…… 入口付近にいたヤドカリ型モンスターを作り出す製造ラインが見えた。
「アレを壊せば……」
「待って! 製造ラインが他にもある可能性があるから、工場の施設を調べてから破壊しましょう」
「ダンジョン化している以上…… アレは見せ掛けかも知れないからな。調べてからにしよう」
「「了解!」」
私達は、慎重にダンジョン化した古代の兵器工場の調査を開始しました。
「しかし…… どうして、ダンジョン化したんだろう?」
ダンジョン化の理由は、何なのか?
気になりながらも……
私達は、ダンジョン化した兵器工場の最深部を目指すのだった。
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